昔のゲームの想い出 [0035] 「Mr.Do!」 [ユニバーサル] [1982] [アーケード]
《ほとばしるダイヤの緊張感!》
Mr.Do!は自機であるピエロを操作して、画面上の地形を掘り進みながら、画面上にあるサクランボを全て取得する等してステージクリアを行う面クリア型のアクションゲームとなります。
このゲームの基本システムはディグダグに類似されているので(穴を掘る、岩(リンゴ)で敵を潰すというディグダグの2大フィーチャーを踏襲していたお陰で)、当時は周りでも「ディグダクの真似したゲーム」と言わていました。
私的には、どちらも20ステージは進めている位やりこんでいたので、このゲームが「ただのディグダグの真似」だけではないことがよく分るのですが、少しプレーしただけの人から見ると、ただのパクリとしか思えなくて当然かな…とも思います。
Mr.Do!は自機であるピエロを操作して、画面上の地形を掘り進みながら、画面上にあるサクランボを全て取得する等してステージクリアを行う面クリア型のアクションゲームとなります。
このゲームの基本システムはディグダグに類似されているので(穴を掘る、岩(リンゴ)で敵を潰すというディグダグの2大フィーチャーを踏襲していたお陰で)、当時は周りでも「ディグダクの真似したゲーム」と言わていました。
私的には、どちらも20ステージは進めている位やりこんでいたので、このゲームが「ただのディグダグの真似」だけではないことがよく分るのですが、少しプレーしただけの人から見ると、ただのパクリとしか思えなくて当然かな…とも思います。
このゲームのフィーチャーはステージクリア条件1つ取っても、もの凄く多彩で、「現代のゲームプログラミングから見てもかなりの出来なのではないかな?」と、素人見では思えます。
(このゲームをサラっと作って見ようと思っても、プログラミングとしては「どーやって実現するかなぁ~」とか穴掘りや敵の追跡の実現方式を考えるだけでそう思えます)
このゲームのフィーチャーはあまりにも多いので、これらはネット検索で参照してもらうとして、私の中でこのゲームには「3大想い出」というものがあり(少し大袈裟ですが(^^ゞ)、レトロゲームの懐古話で、「これは外せないだろう~」というものばかりとなっています。
それはこのようなものです。ランキング形式で紹介しましょうw
【第3位.電子ライター】
ゲームセンターあらしの必殺技であるエレクトリックサンダーではありませんw
これはこのゲームのフィーチャー自体には全く関係ない話なのですが、この時期のゲームセンターのTVゲームは、「電子ライターをコイン投入口辺りでカチカチすると、クレジットが入ってしまう」という恐ろしい裏技(ではなくて不正行為)がありました。
駄菓子屋ゲームセンターに大量リリースされまくっていたMr.Do!はモロにこの不正行為のターゲットになっており、クレジットが何十個も入っているままの状態で放置してあるとかいう状況がザラでした。(行為をした人がクレジットを入れまくってプレーして、飽きたら電源消して入れ直すということをせずにそのまま去ってしてしまうため)
このため、私には「Mr.Do!=電子ライター」という記憶が刷り込まれてしまっています。(^^ゞ
電子ライター以外にも電子コンロの着火部分だけをバラして持ってきていた強者もいて、ゲームセンターの隅でカチン!カチン!という音がたまに聴こえると「あー、やってるんだなぁ…」とか思ったものです。(この音からか電子ライターを「カチコン」とか「カチンコ」とか呼んでいた人もいました)
この不正行為が広まって以降、これを取締る措置として、ゲーム台がこれを検出するとティルト(ってピンボール用語ですかね(^^ゞ)がかかる台(この時大音響のブザーが鳴るものもありました)が産まれ、ゲームソフト自体はクレジットが9までしか入らないようになった等の流れとなりました。
【第2位.無限増殖】
これはできる台とできない台(基板による模様です)があったのですが、これはMr.Do!のバグで、ステージ1のリンゴを用いたある行動でクリアを行うと、自機が無限に増える(実際には255になっているそうです)というもので、私は普通にプレーして遭遇することができました。
(このゲームはランダムでステージのリンゴの配置が変化するため、タイミングによってはこの現象が比較的発生しやすいと思います)
初めてこの現象に出会った時はかなり驚いて、一緒にプレーしていた友人と「どーしようかーコレ。いくら死んでも減らないよー。電源落とそうか…」みたいな感じでかなり焦りました。
【第1位.ダイヤモンド】
このゲームの中では最強のフィーチャーと思っています。
ダイヤモンドはゲーム中にリンゴを割った(敵を潰しても可)際にランダムで出現し、これを取ると1ゲーム(1クレジット)が増えるといったもので、当時のゲームセンターのゲームで1機増えるならまだしも、1ゲーム増えるというのは驚愕なフィーチャーでした。
当時はゲームソフトウェアに関してド素人だった私としては「えぇっ?ゲームから、こんなクレジット情報増やせられるのっ!?」と、それはもう夢のような大盤振る舞いで(たかだか、20円~100円のクレジット如きでw)、これの出現と共にその場の空気が止った感を覚えています。
また、このダイヤの出現音がものすごくキレイに「キラキラキラ…」みたいな音で鳴り響き、洒落にならない程の緊張感がほとばしり、しかもこのリンゴが割れた場所というのが、離れた位置で、且つ敵に追い掛けられている最中というシチュエーションが大抵で、なんとかして「早く側に行きたい、早く側に行きたい!」と必至になり、この出現の瞬間から息ができない…というような緊張っぷりでした。
(これは大袈裟でなくて、本当にそれくらい空気が止りました。今思うに、BGM, SE音がこの瞬間から消えるからだと思います)
この手のフィーチャーを持ったゲームは他にもあり、Mr.Do!以前は、ムーンクレスタの3万点(デフォルト設定)で丸々3機が、後続ではボンジャックのスペシャルコインがコレと同等だったと思うのですが、Mr.Do!のダイヤの緊張感とは比べものになりません。
(特にムーンクレスタの場合はその得点に到達すればもれなく獲得でき、1クレジットではなく3機エクステンドという流れなので、1クレジットの重みとはまた違う感じでした…)
◇ ◇ ◇
このようにパクリゲーっぽく見える中、様々なフィーチャーを盛り込み、若かれし頃の私をワクワク・ドキドキさせてくれた、このゲームは本当に凄いと思いました。
ちなみにこの時期のすぐ後(1984位?)にぴゅう太でもこのゲームが移植されたので、プレーしましたが、移植としてはぴゅう太最高の出来でした。
(キチンとコーヒーブレイクも移植されていましたし)
そして、その10年以上後(1994)のX68000の移植に至っては「これはもうエミュレータ?」と思う程の出来で、この時期の電波新聞社の移植するゲームの出来は神レベルだったので、ある意味当然…みたいな流れとなってしまっており、感動が少なかったと記憶しています…(アレレー?(^^;)
【超頑張ったぴゅう太版のMr.Do!】
コーヒーブレイクの曲もアレです。ちょっと違うんですけどね。(^^;
【ついでにこんなインストラクションカードもw】

タイトー版もあったりします。ライセンス契約してたりしてました。
タイトー直営店に置いてあったりしましたね。
【アーケード版】
ホント名作です。(^^)
(このゲームをサラっと作って見ようと思っても、プログラミングとしては「どーやって実現するかなぁ~」とか穴掘りや敵の追跡の実現方式を考えるだけでそう思えます)
このゲームのフィーチャーはあまりにも多いので、これらはネット検索で参照してもらうとして、私の中でこのゲームには「3大想い出」というものがあり(少し大袈裟ですが(^^ゞ)、レトロゲームの懐古話で、「これは外せないだろう~」というものばかりとなっています。
それはこのようなものです。ランキング形式で紹介しましょうw
【第3位.電子ライター】
ゲームセンターあらしの必殺技であるエレクトリックサンダーではありませんw
これはこのゲームのフィーチャー自体には全く関係ない話なのですが、この時期のゲームセンターのTVゲームは、「電子ライターをコイン投入口辺りでカチカチすると、クレジットが入ってしまう」という恐ろしい裏技(ではなくて不正行為)がありました。
駄菓子屋ゲームセンターに大量リリースされまくっていたMr.Do!はモロにこの不正行為のターゲットになっており、クレジットが何十個も入っているままの状態で放置してあるとかいう状況がザラでした。(行為をした人がクレジットを入れまくってプレーして、飽きたら電源消して入れ直すということをせずにそのまま去ってしてしまうため)
このため、私には「Mr.Do!=電子ライター」という記憶が刷り込まれてしまっています。(^^ゞ
電子ライター以外にも電子コンロの着火部分だけをバラして持ってきていた強者もいて、ゲームセンターの隅でカチン!カチン!という音がたまに聴こえると「あー、やってるんだなぁ…」とか思ったものです。(この音からか電子ライターを「カチコン」とか「カチンコ」とか呼んでいた人もいました)
この不正行為が広まって以降、これを取締る措置として、ゲーム台がこれを検出するとティルト(ってピンボール用語ですかね(^^ゞ)がかかる台(この時大音響のブザーが鳴るものもありました)が産まれ、ゲームソフト自体はクレジットが9までしか入らないようになった等の流れとなりました。
【第2位.無限増殖】
これはできる台とできない台(基板による模様です)があったのですが、これはMr.Do!のバグで、ステージ1のリンゴを用いたある行動でクリアを行うと、自機が無限に増える(実際には255になっているそうです)というもので、私は普通にプレーして遭遇することができました。
(このゲームはランダムでステージのリンゴの配置が変化するため、タイミングによってはこの現象が比較的発生しやすいと思います)
初めてこの現象に出会った時はかなり驚いて、一緒にプレーしていた友人と「どーしようかーコレ。いくら死んでも減らないよー。電源落とそうか…」みたいな感じでかなり焦りました。
【第1位.ダイヤモンド】
このゲームの中では最強のフィーチャーと思っています。
ダイヤモンドはゲーム中にリンゴを割った(敵を潰しても可)際にランダムで出現し、これを取ると1ゲーム(1クレジット)が増えるといったもので、当時のゲームセンターのゲームで1機増えるならまだしも、1ゲーム増えるというのは驚愕なフィーチャーでした。
当時はゲームソフトウェアに関してド素人だった私としては「えぇっ?ゲームから、こんなクレジット情報増やせられるのっ!?」と、それはもう夢のような大盤振る舞いで(たかだか、20円~100円のクレジット如きでw)、これの出現と共にその場の空気が止った感を覚えています。
また、このダイヤの出現音がものすごくキレイに「キラキラキラ…」みたいな音で鳴り響き、洒落にならない程の緊張感がほとばしり、しかもこのリンゴが割れた場所というのが、離れた位置で、且つ敵に追い掛けられている最中というシチュエーションが大抵で、なんとかして「早く側に行きたい、早く側に行きたい!」と必至になり、この出現の瞬間から息ができない…というような緊張っぷりでした。
(これは大袈裟でなくて、本当にそれくらい空気が止りました。今思うに、BGM, SE音がこの瞬間から消えるからだと思います)
この手のフィーチャーを持ったゲームは他にもあり、Mr.Do!以前は、ムーンクレスタの3万点(デフォルト設定)で丸々3機が、後続ではボンジャックのスペシャルコインがコレと同等だったと思うのですが、Mr.Do!のダイヤの緊張感とは比べものになりません。
(特にムーンクレスタの場合はその得点に到達すればもれなく獲得でき、1クレジットではなく3機エクステンドという流れなので、1クレジットの重みとはまた違う感じでした…)
◇ ◇ ◇
このようにパクリゲーっぽく見える中、様々なフィーチャーを盛り込み、若かれし頃の私をワクワク・ドキドキさせてくれた、このゲームは本当に凄いと思いました。
ちなみにこの時期のすぐ後(1984位?)にぴゅう太でもこのゲームが移植されたので、プレーしましたが、移植としてはぴゅう太最高の出来でした。
(キチンとコーヒーブレイクも移植されていましたし)
そして、その10年以上後(1994)のX68000の移植に至っては「これはもうエミュレータ?」と思う程の出来で、この時期の電波新聞社の移植するゲームの出来は神レベルだったので、ある意味当然…みたいな流れとなってしまっており、感動が少なかったと記憶しています…(アレレー?(^^;)
【超頑張ったぴゅう太版のMr.Do!】
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【ついでにこんなインストラクションカードもw】

タイトー版もあったりします。ライセンス契約してたりしてました。
タイトー直営店に置いてあったりしましたね。
【アーケード版】
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コメント
対策前は256増やししてました(笑)
永パを知ったら一度は嗜みたいですね
>対策前は256増やししてました(笑)
当時のゲームっ子は通る道ですねw
>バラの花
www ありましたねぇ~。
久々に実家に行って、それをやりたくなりましたw
>ガズラー
ガズラーでも256増やしできるんですか!?
それは知りませんでした。
>ダイヤモンド
私の中では、今でも究極のフィーチャーなんです。コレ…
ワイルドライドにもあるんですよねぇ~。
>デッドコピーの「Du!」とか「Lo!」とかばっかりで… (笑)。
私のプレーしていた所だけなのか未だに不明なのですが、「Lo!」でリンゴを押すと押した途端に処理落ちしてたんですよ。
名前の通り「Mr.ロー(Low)だ!」なんて言ってましたw
「Du!」もよく見ましたねぇ~。駄菓子屋では殆どソレでした。
見掛けた感じでは、Du! >>> Do! > Lo! って感じでw
当時のゲームっ子は通る道ですねw
>バラの花
www ありましたねぇ~。
久々に実家に行って、それをやりたくなりましたw
>ガズラー
ガズラーでも256増やしできるんですか!?
それは知りませんでした。
>ダイヤモンド
私の中では、今でも究極のフィーチャーなんです。コレ…
ワイルドライドにもあるんですよねぇ~。
>デッドコピーの「Du!」とか「Lo!」とかばっかりで… (笑)。
私のプレーしていた所だけなのか未だに不明なのですが、「Lo!」でリンゴを押すと押した途端に処理落ちしてたんですよ。
名前の通り「Mr.ロー(Low)だ!」なんて言ってましたw
「Du!」もよく見ましたねぇ~。駄菓子屋では殆どソレでした。
見掛けた感じでは、Du! >>> Do! > Lo! って感じでw
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>無限増殖
当時、知ってる人は256増やしをしていた人が多かったですね(…って私もそうだったんですが…笑)。
256増やしと言えば、以前ガズラーをプレイした時に、偶然、256増やしの状態になったのですが、あろうことかスコア部分までバグってしまい、結局ただのヒマつぶしとなってしまいました(途中でヤメ…笑)。
>ダイヤモンド
敵を全て倒した後に割れたリンゴから、ダイヤモンドが出現したりすると実に泣けましたね…まぁよくそんな事がありました。
>インストラクションカード
私がプレイしていたのは、このタイトー版がほとんどでしたね。これが個人経営の店だとデッドコピーの「Du!」とか「Lo!」とかばっかりで…(笑)。