昔のゲームの想い出 [0189] 「イシターの復活」 [ナムコ] [1986] [アーケード]
《君は二人でやるか?一人でやるかっ!?》
前回が「そこで一日だけしか見れなくて、その日のうちに数回だけプレーしたゲーム」でしたが、今回は逆転の想い出となる、「そこらじゅうで何度も何日も見れたのに、2回しかプレーした事のないゲーム」、
「イシターの復活」の想い出を書いてみます。
ついにこのゲームの想い出を書く事ができます。大分前に「いつか書ければ~」と書く書く詐欺でしたが、この流れで書く事ができて良かったですw (検索してみると、2年前にここでも文末で"書ければ"とか書いたな…)
ちなみに私は「イシターの復活」というタイトルとは思いません。
「THE RETURN OF ISHTAR」です。
呼び方は更に違います。(後述)
前回が「そこで一日だけしか見れなくて、その日のうちに数回だけプレーしたゲーム」でしたが、今回は逆転の想い出となる、「そこらじゅうで何度も何日も見れたのに、2回しかプレーした事のないゲーム」、
「イシターの復活」の想い出を書いてみます。
ついにこのゲームの想い出を書く事ができます。大分前に「いつか書ければ~」と書く書く詐欺でしたが、この流れで書く事ができて良かったですw (検索してみると、2年前にここでも文末で"書ければ"とか書いたな…)
ちなみに私は「イシターの復活」というタイトルとは思いません。
「THE RETURN OF ISHTAR」です。
呼び方は更に違います。(後述)
【ファーストインプレッションとゲームのタイトル】
恐らくオンタイムでプレーした方と同じになりそうですが、私がこのゲームを知ったのはベーシックマガジンの記事でした。(次がコンプティークだったような…)
私のリスペクトする「ドルアーガの塔」の続編が出るという記事に、「ドルアーガの続編っ!? うっひゃー!!(`∀´)」と、それはもう、胸がワクワクしたものです。
しかし、それと同時に不安も凄くありました。この「ビットマップキャラクター」です。
「なんだ、この頭でっかちのキャラに、1ドットの目と口は… それもイラストとはまるで別物…」
当たり前ですがゲームというものは、まずイメージから入ります。それも運が悪い事に、初代は硬派な自機に最強のドットディティールを持つ騎士であるギル… それが、こんな容姿になってしまっては、(´・ω・`)とならざるをえないです。
「キャラも大きくなったので、なんで32x32で描かないんだろう… こんなヒョロなが、ギルじゃないよ…」かなりの落胆振りでした。
しかし、リリースされるまでは情報収集して、色々な事を知らないと何も言えないな…と思い、友人と後続で出てくる色々な雑誌などで情報を得る事に。その中にコンプティークのテレフォンサービスがあり、裏技を教えてくれるという"ついで"に「イシターの復活」の事を教えてくれるという記事が載っていました。「かけてみようぜ!」という事で、クラスメートとかけたところ、お姉さんのアナウンスにて、ファミリーコンピュータの裏技紹介が流れました。そして、ついに念願のゲームの紹介がっ!
「人気ゲーム、ドルアーガの塔の続編が出るよ。その名もぉ~
リターン・オブぅ~… イシュター!
イシュター!
イシュター!(残響音含む)」
「イシュター」は、このお姉さんが舌っ足らずで喋っていたので、そんな感じに聴こえたのですが、それがあまりにインパクトあったので、友人とこのアナウンスの真似をしばらくしていました。
これ以来、私の中では、「イシターの復活? あぁ~、リターン・オブ・イシュターね。」というようになりました。
現時点では「イシター」とか「リターン・オブ・イシター」と呼んでいます。(以降:イシターで)

角川系列のこの手のテレフォンサービスなんですけどねw
【2 play/1 day】
ついに近所のデパートのゲームセンター(某ジャスコ)にイシターが入りました。この日はY田くんと、私、もう一人の友人であるオオホリくん(一緒にテレフォンサービスをかけた友人)の3人で一緒にゲームセンターに行き、ついに稼働しているイシターを見る事ができました。
夕方前のゲームセンターで、このゲームをプレーしている人は誰もいませんでした。
OKI:「あれっ?このゲーム、100円になってる。」
Y田:「ほんとだ。100円だ。」
オオホリ:「倍額だね。」
この時代は50円が我々のデフォルトなので、このゲームだけ100円なのが納得行きません。しかし、ゲームスタイルは二人同時に遊ぶというのは知っていたので、よくよく読むと、「100円で、2人同時プレーが可能。」と、「マリオブラザーズ方式」に気がつきました。
「なんだ~。だったら、まだいいかな。俺、今日は200円しか持ってないから、2回だけだけど、Y田は?」と聴くと、「僕は今日はお金持ってない…」との事。オオホリくんは、ゲームセンターのゲームを全くやらないので(頑にやらないで見ているに徹していた)、「仕方ないなぁ~。なら、俺が出すよ…」と、Y田と二人で遊ぶ事に…
OKI:「俺はもちろんギルな。Y田は女キャラ好きだからカイでいいだろ?」
Y田:「うん、それでいい。」
という担当で始めました。
そして、始まって5分もしないうちに、Y田くんが敵に殺されました。
OKI:「!! あれっ? 俺、死んでないけど?
なんでゲームオーバーなの?」
オオホリ:「このゲームって、どっちかが死んだら、ゲームオーバーなんじゃないの?」
OKI:「えぇ~!!そうなの? 俺、そんなの知らないよ。」
当たり前ですが、雑誌の記事として最初の頃に載る時は、どのようなゲームかおおまかには紹介されていますが、ゲームオーバー条件(仕様)が書いてある事は、それ程ありません。大抵は自機が無くなったらゲームオーバーなのは当たり前な事ですし。
OKI:「ってゆーか、俺全然ギルで遊べてないんだけど!!」
Y田:「………」
Y田は無言状態です。まぁ、彼を責めてもしょうがないですし、彼は数年前からルイージとしての相棒です。相棒は大事にするべきです。
OKI:「う~ん、仕方がない。もう一回やるか…
でも、これで金が無くなるから、やる前に作戦を立てよう。
とりあえず、Y田は敵から逃げまくってくれ。俺が敵を倒しに行くから。」
Y田:「うん、分った。」
そして、気を引き締めてプレー再開です。
OKI:「Y田、敵に当るなよ。」
そんなY田くんは敵が画面に映ると、一目散に逃げてくれました。
OKI:「オイオイY田。俺、画面から消えちゃうよ。側に来てよ。」
Y田:「うん、分った。」
多少は慣れてきたものの、ゲームに慣れずにウィル・オー・ウィスプが出てきました。
OKI:「ヤバイ、Y田。うまく逃げてくれ!」
Y田:「あっ! あぁ~!!」
(ピコッ! フニュフニュフニュ… ゲームはっ・ナムコ~♪)
OKI:「!! ヲイヲイ、そんなのに当るなよぉ~!」
俺、全然遊べてないんだけど!」
Y田:「ゴメン…」
流石になけなしの200円を私が払って、新作のゲーム、それのドルアーガの塔の続編にありつけたのに、なんにもプレーできずに瞬殺です。
「幾ら協力プレー型のゲームとはいえ、相手の実力に足を引っ張られてしまうルールは最悪だな。これはプレーする相手を選ぶゲームだ… 少なくとも、この相棒では俺としては絶望的だ…」という感じでした。
後日Y本くんに、イシターの事を話しても、私以上にドルアーガ信者だった彼からは「ドルアーガに比べて、全然面白くない。」という発言をしていて、「アレを面白いと思う人間の気がしれない」位のコキ下しをしていました。しかし、正直私も同感でした。前作と比較して、アクションゲームとして成り立っていないんですよね。ゲームデザインは好きな方は好きだと思うのですが、生粋のアクションゲームとして本作を求めていた私としては非常に残念な気持ちになりました。前年の「ドラゴンバスター」にドルアーガの塔をミックスした物を望んでいたところもあったので(横スクロールアクションをしながら、宝箱を探し出す…みたいなゲームデザイン)、「このゲームは、二度とやらない。」と、その日の夜に誓いました。
…そして、それが現時点でも続いています。つまり私はこのゲームを、初日に2回だけプレーして現在に至ります。
ゲームデザインが悪い訳ではないのです。初代が凄すぎて、それのゲームデザインを活かしたままの続編を希望しているという感じです。
そして、そのような物はまず出ないと思っています。そして「無ければ似た物(でも版権無視のパクりとかはNG)を自作すればいい」のです。
それがコレという、私なりの解だったりします。
◇ ◇ ◇
ここまでの負の気持ちを駆り立ててくれた本ゲーム。今だったら…もっとゲームデザインやバランスと、キャラクターデザインを研ぎ澄まして作っていただけると思いたいのですが、やっぱりオンタイムで好きだった方は、このままが良いのでしょうね。そのうち独りでプレーしたりする事があり、考え方も変わるかもしません。

遊ぶための物は持ってはいるんです。でもやるかやらないかというと…
…やらないんです… 一度も…(´・ω・`)
しかし、このゲームの用語や一部のキャラは好きで、人のプレーを見る事は比較的好きでした。当時最強のパスワードも知ってたりしますw
(今ならネットで幾らでも手に入りそうですが。(^^ゞ)
たまにCDで曲を聴いていると、「プロテクションラージ」とか「アキンドナイト」とか、その手の単語を思い出したりします。
(このゲームのサウンドトラックはいまだに聴いています)

当時はなんでも掲載されたものですねw
今ならネットでもっと掲載されまくりですが…
恐らくオンタイムでプレーした方と同じになりそうですが、私がこのゲームを知ったのはベーシックマガジンの記事でした。(次がコンプティークだったような…)
私のリスペクトする「ドルアーガの塔」の続編が出るという記事に、「ドルアーガの続編っ!? うっひゃー!!(`∀´)」と、それはもう、胸がワクワクしたものです。
しかし、それと同時に不安も凄くありました。この「ビットマップキャラクター」です。
「なんだ、この頭でっかちのキャラに、1ドットの目と口は… それもイラストとはまるで別物…」
当たり前ですがゲームというものは、まずイメージから入ります。それも運が悪い事に、初代は硬派な自機に最強のドットディティールを持つ騎士であるギル… それが、こんな容姿になってしまっては、(´・ω・`)とならざるをえないです。
「キャラも大きくなったので、なんで32x32で描かないんだろう… こんなヒョロなが、ギルじゃないよ…」かなりの落胆振りでした。
しかし、リリースされるまでは情報収集して、色々な事を知らないと何も言えないな…と思い、友人と後続で出てくる色々な雑誌などで情報を得る事に。その中にコンプティークのテレフォンサービスがあり、裏技を教えてくれるという"ついで"に「イシターの復活」の事を教えてくれるという記事が載っていました。「かけてみようぜ!」という事で、クラスメートとかけたところ、お姉さんのアナウンスにて、ファミリーコンピュータの裏技紹介が流れました。そして、ついに念願のゲームの紹介がっ!
「人気ゲーム、ドルアーガの塔の続編が出るよ。その名もぉ~
リターン・オブぅ~… イシュター!
イシュター!
イシュター!(残響音含む)」
「イシュター」は、このお姉さんが舌っ足らずで喋っていたので、そんな感じに聴こえたのですが、それがあまりにインパクトあったので、友人とこのアナウンスの真似をしばらくしていました。
これ以来、私の中では、「イシターの復活? あぁ~、リターン・オブ・イシュターね。」というようになりました。
現時点では「イシター」とか「リターン・オブ・イシター」と呼んでいます。(以降:イシターで)

角川系列のこの手のテレフォンサービスなんですけどねw
【2 play/1 day】
ついに近所のデパートのゲームセンター(某ジャスコ)にイシターが入りました。この日はY田くんと、私、もう一人の友人であるオオホリくん(一緒にテレフォンサービスをかけた友人)の3人で一緒にゲームセンターに行き、ついに稼働しているイシターを見る事ができました。
夕方前のゲームセンターで、このゲームをプレーしている人は誰もいませんでした。
OKI:「あれっ?このゲーム、100円になってる。」
Y田:「ほんとだ。100円だ。」
オオホリ:「倍額だね。」
この時代は50円が我々のデフォルトなので、このゲームだけ100円なのが納得行きません。しかし、ゲームスタイルは二人同時に遊ぶというのは知っていたので、よくよく読むと、「100円で、2人同時プレーが可能。」と、「マリオブラザーズ方式」に気がつきました。
「なんだ~。だったら、まだいいかな。俺、今日は200円しか持ってないから、2回だけだけど、Y田は?」と聴くと、「僕は今日はお金持ってない…」との事。オオホリくんは、ゲームセンターのゲームを全くやらないので(頑にやらないで見ているに徹していた)、「仕方ないなぁ~。なら、俺が出すよ…」と、Y田と二人で遊ぶ事に…
OKI:「俺はもちろんギルな。Y田は女キャラ好きだからカイでいいだろ?」
Y田:「うん、それでいい。」
という担当で始めました。
そして、始まって5分もしないうちに、Y田くんが敵に殺されました。
OKI:「!! あれっ? 俺、死んでないけど?
なんでゲームオーバーなの?」
オオホリ:「このゲームって、どっちかが死んだら、ゲームオーバーなんじゃないの?」
OKI:「えぇ~!!そうなの? 俺、そんなの知らないよ。」
当たり前ですが、雑誌の記事として最初の頃に載る時は、どのようなゲームかおおまかには紹介されていますが、ゲームオーバー条件(仕様)が書いてある事は、それ程ありません。大抵は自機が無くなったらゲームオーバーなのは当たり前な事ですし。
OKI:「ってゆーか、俺全然ギルで遊べてないんだけど!!」
Y田:「………」
Y田は無言状態です。まぁ、彼を責めてもしょうがないですし、彼は数年前からルイージとしての相棒です。相棒は大事にするべきです。
OKI:「う~ん、仕方がない。もう一回やるか…
でも、これで金が無くなるから、やる前に作戦を立てよう。
とりあえず、Y田は敵から逃げまくってくれ。俺が敵を倒しに行くから。」
Y田:「うん、分った。」
そして、気を引き締めてプレー再開です。
OKI:「Y田、敵に当るなよ。」
そんなY田くんは敵が画面に映ると、一目散に逃げてくれました。
OKI:「オイオイY田。俺、画面から消えちゃうよ。側に来てよ。」
Y田:「うん、分った。」
多少は慣れてきたものの、ゲームに慣れずにウィル・オー・ウィスプが出てきました。
OKI:「ヤバイ、Y田。うまく逃げてくれ!」
Y田:「あっ! あぁ~!!」
(ピコッ! フニュフニュフニュ… ゲームはっ・ナムコ~♪)
OKI:「!! ヲイヲイ、そんなのに当るなよぉ~!」
俺、全然遊べてないんだけど!」
Y田:「ゴメン…」
流石になけなしの200円を私が払って、新作のゲーム、それのドルアーガの塔の続編にありつけたのに、なんにもプレーできずに瞬殺です。
「幾ら協力プレー型のゲームとはいえ、相手の実力に足を引っ張られてしまうルールは最悪だな。これはプレーする相手を選ぶゲームだ… 少なくとも、この相棒では俺としては絶望的だ…」という感じでした。
後日Y本くんに、イシターの事を話しても、私以上にドルアーガ信者だった彼からは「ドルアーガに比べて、全然面白くない。」という発言をしていて、「アレを面白いと思う人間の気がしれない」位のコキ下しをしていました。しかし、正直私も同感でした。前作と比較して、アクションゲームとして成り立っていないんですよね。ゲームデザインは好きな方は好きだと思うのですが、生粋のアクションゲームとして本作を求めていた私としては非常に残念な気持ちになりました。前年の「ドラゴンバスター」にドルアーガの塔をミックスした物を望んでいたところもあったので(横スクロールアクションをしながら、宝箱を探し出す…みたいなゲームデザイン)、「このゲームは、二度とやらない。」と、その日の夜に誓いました。
…そして、それが現時点でも続いています。つまり私はこのゲームを、初日に2回だけプレーして現在に至ります。
ゲームデザインが悪い訳ではないのです。初代が凄すぎて、それのゲームデザインを活かしたままの続編を希望しているという感じです。
そして、そのような物はまず出ないと思っています。そして「無ければ似た物(でも版権無視のパクりとかはNG)を自作すればいい」のです。
それがコレという、私なりの解だったりします。
ここまでの負の気持ちを駆り立ててくれた本ゲーム。今だったら…もっとゲームデザインやバランスと、キャラクターデザインを研ぎ澄まして作っていただけると思いたいのですが、やっぱりオンタイムで好きだった方は、このままが良いのでしょうね。そのうち独りでプレーしたりする事があり、考え方も変わるかもしません。

遊ぶための物は持ってはいるんです。でもやるかやらないかというと…
…やらないんです… 一度も…(´・ω・`)
しかし、このゲームの用語や一部のキャラは好きで、人のプレーを見る事は比較的好きでした。当時最強のパスワードも知ってたりしますw
(今ならネットで幾らでも手に入りそうですが。(^^ゞ)
たまにCDで曲を聴いていると、「プロテクションラージ」とか「アキンドナイト」とか、その手の単語を思い出したりします。
(このゲームのサウンドトラックはいまだに聴いています)

当時はなんでも掲載されたものですねw
今ならネットでもっと掲載されまくりですが…
コメント
二人でも一人でも…やりませんでした(笑)
内容が複雑すぎましたよね
よく練られているとは思うのですが、複雑すぎですよね。
個人的には少しリアルタイムシミュレーションっぽい感じもしました。
「この部屋が始まったら、最初にプロテクションをかけて、ギルをこっちに配置して…」みたいな。
その操作を誤ったら「死」あるのみ…みたいな順番がある感じが詰将棋っぽくも感じました。
個人的には少しリアルタイムシミュレーションっぽい感じもしました。
「この部屋が始まったら、最初にプロテクションをかけて、ギルをこっちに配置して…」みたいな。
その操作を誤ったら「死」あるのみ…みたいな順番がある感じが詰将棋っぽくも感じました。
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ちなみにそのゲーセンでは、一人プレイで遊んでいた人が圧倒的に多かった記憶があります。