おきブログ　環境変数の文字列を置換

環境変数の文字列を置換

[プログラミング(ゲーム以外) [C/C++]]　2011.08.13.Sat 02:37:26　　

　相棒と仕事でLinux上でゴソゴソしてたら、「環境変数の文字列に改行が入っているものをカンマに置換したい。」という事になって、「あれっ？なんかコマンドで簡単にできそうな…」と思ったのですが、すぐには思いつかなかったので、「思いつかないなら、勉強がてら得意のRubyで作っちゃえば？」と提案し、「よし、なら俺は頭の体操がてらCで作るぞ。競争だｗ」みたいな流れになったので、私の方は「10分以内」という足かせをつけて書いてみました。

【要件】
[list]

　abc
　def
　ghi

みたいなファイルがあり、これを

　$ export hoge=`cat list`
　$ echo "$hoge"
　abc
　def
　ghi

みたいな感じで環境変数に入れて、改行付き環境変数があったとして、これを

　「abc,def,ghi」

みたいに改行を置換して一行にしたい。

…で、作りました。

[alter_env.cc]

 1 #include <stdio.h>
 2 #include <stdlib.h>
 3 #include <string>
 4
 5 using namespace std;
 6
 7 int main(int argc, char** argv) {
 8   if (argc != 4) {
 9     printf("環境変数と置換前文字列と置換後文字列を入力してください\n");
10     return 1;
11   }
12
13   char* env = getenv(argv[1]);
14   if (env == NULL) {
15     printf("そんな変数ないです\n");
16     return 2;
17   }
18
19   // 置換文字
20   const char* src_text = argv[2];
21   // 改行の文字列だけ特別に
22   if (strcmp(src_text, "\\n") == 0) {
23     src_text = "\n";
24   }
25
26   // 置換文字列の大きさ
27   size_t key_src_size = strlen(src_text);
28
29   // 環境変数分回して置換します
30   size_t src_size = strlen(env);
31   string result;
32   for (size_t i = 0; i < src_size; ) {
33     // 発見されました
34     if (strncmp(env + i, src_text, key_src_size) == 0) {
35       result += argv[3];
36       i += key_src_size;
37       continue;
38     }
39
40     result += *(env + i);
41     i++;
42   }
43
44   printf("%s", result.c_str());
45
46   return 0;
47 }

【実行】

　$ ./alter_env hoge "\n" ","
　abc,def,ghi

　$ ./alter_env hoge ghi ABC
　abc
　def
　ABC

　みたいな～。ズギャギャ！
「後は、出力を再度環境変数にでも突っ込めば？」みたいな事を言って、残りの作業は相棒に任せました。

　ちなみに相棒にこのソースを見せてRubyで作らせたら、このコードの1/4以下位で書きやがりました。恐るべし。
超高級言語マンセー！　というか、「やっぱり私がコードなんか書く時代なんかじゃないな。ゲームばっかりやっているオバカさんだし！」と。ｗ