昔のゲームの想い出 [0179] 「ソニックブラストマン」 [タイトー] [1990] [アーケード]
《3発殴れっ!》
前回と同じサブタイトルなので、まるで繋がっているようなネタですが、これは"たまたま"で(笑)、今年の2月に「ZUNTATA NIGHT2」をUstream見ていたら「ソニックブラストマン」のBGMがかかっており、このゲームの事を思い出していたので、これを書こうと思っていた感じです。
…ということで、当時の「事件」の想い出をちょっと書いみてましょう。
前回と同じサブタイトルなので、まるで繋がっているようなネタですが、これは"たまたま"で(笑)、今年の2月に「ZUNTATA NIGHT2」をUstream見ていたら「ソニックブラストマン」のBGMがかかっており、このゲームの事を思い出していたので、これを書こうと思っていた感じです。
…ということで、当時の「事件」の想い出をちょっと書いみてましょう。
【ファーストインプレッション】
このゲームは近所のタイトー系ゲームセンターの出入口に置いてあり、「否が応にもプレーしてくれ」という感じの存在感となっていました。「画面が表示されている筐体」というのも当時は珍しく、「へぇ~。」なんて感じで、ついつい"コインいっこいれる"でした。
【ストレス解消!】
この頃は仕事を覚えたてだったので、仕事を楽しみながらも無我夢中で勉強をしており、心の余裕が結構なくなってきていました。
そんな中、このゲームをプレーしてみて、結構「スカッ!( ゜▽ ゜)」としたので、ちょくちょくプレーしていました。
このゲームは、これまでの「一発だけ殴って、重量が表示されるパンチングマシン」とは違い、「3回も殴れる」という事と、当時は少しばかり腕っ節に自信があったので、この手のマシンの数値が周りに比べて良かったという事もあり、調子に乗って気持よく殴っていたという感じでした。特に仕事で疲れた時の帰宅時に、このゲームを殴って人々を救助をするとなんとも言えない爽快感がありました。
【驚愕の事件】
このゲームが置かれてしばらくすると、とある事件が発生しました。
まず背景と人物紹介から説明となるのですが、私の住んでいた地域は、以前説明したとおり「不良の近藤真彦さん」が住んでいた地域なので、多くの人がサーファーか暴走族にメタモルフォーゼしていました。
そのような地域という事から、「1990年前後でゲームセンターがテトリスやUFOキャッチャーが置かれて店内が明るく、且つフリッキーのネームエントリーの曲が鳴るような爽やかなゲームセンター」でも、当然ワルが沢山やってきていました。
私が会社から上がって、その足で21:00位に「アウトラン」だったか何かをプレーしてたところ、「よう、OKIくん。」との声が。見てみると、ひょんな事から知り合った同じ高校の不良、「☆川」でした。(彼の話はゲームとは関連しないのですが、私のゲーム歴の中の出来事にリンクする出来事があるので、番外編でも書いたらそのうち…)
私の高校は私のオツムレベルどおりの下から数えた方が早い学校だったのですが、彼もこの地域の人間だったので、同じレベルのアホ高校で、彼の中学は隣の学校だったものの、私の中学のワル(借りパク)と友達だったワルでした(と知り合ってから知った)。外見は色黒でプロレスラーのようなガタイをしており、背丈も180cm越えの顔はシュワちゃんとゴリラを足したようなヤツで、「どっからみても腕っ節に自信があるヤツにしか見えない」男でした。(背景と人物紹介終わり)
OKI:「おぉ~。どうしたの? このゲーセンで会うのって、久々じゃねーの?」
(そーいや以前見たときは、雅美とツルんでいたのを見たことあったな)」
☆川:「いやぁ~、な。この店の店員で許せねーヤツがいてさぁ~。
みんなでそいつシメに来たんだ。」
OKI:「えっ?そんな店員いたっけ?どんなヤツ?
ここは結構良心的な店だと思うんだけど。」
☆川:「ほら、アイツだよ。(とフロントを指差す)」
そこには"気の弱そうな、色白の背の低い、いかにもゲーヲタ(?)のような店員"がいました。
OKI:「えぇっ!? あんな弱そうな人が許せないヤツなの?
なにされたの???」
☆川:「なんかさぁ、ダチがゲームに金入れたら、入んないだかなんかでさ、
文句言ったんだわ。そしたら、なんか屁理屈いいながら、
結局金返さなかったんだと。」
OKI:「あぁ~。そーいう話ね。
(確かにインテリぽい素振りはするな、あの店員は。
まぁ、ゲームには詳しいみたいだけど、ちょっと鼻につく感じだったもんな…)」
と、私はゲームをプレーしながら彼と話していると、彼が仲間に呼ばれたので、彼は仲間のところに行きました。
しばらく他のゲームで遊んでいて、「はっ。」と思ってフロントを見ると、店員さんの姿が消えていました。
そして、更に他のゲームを遊んでいて、「そろそろ23:00も過ぎてるし、帰ろうかな…」と出入口に向かうと、そこにはすごい光景が…
「ソ、ソニックブラストマンのパンチ部分のポールがポッキリとヘシ折られている…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
「こんな事、人間の力で出来るのか? でも、工具を使って折ったような折れ方でもないし…
数人で乗っかって一気に体重をかけて折ったのか? いや、それとも☆川が独りで…
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
「…あれっ!?店員さんは? あれから見てないけど、もうじき閉店時間だけど大丈夫かな…」
と少し心配をしながら帰宅をし、その日を持って、その店員さんを見ることはありませんでした。
この状況を次の日に遊びに行ったY田くんが目撃していて、「OKIくん、○○○(ゲーセン名)のソニックブラストマンの支柱が折れてたんだよ!」「それって、パンチ部分だろ?」「そう! あっ!知ってるの?」「知ってるも何も…」「あれは凄いね。あんな風に折れるんだ。」と今でも彼との語り草になる程、インパクトのある事件でした。
◇ ◇ ◇
という感じで、私の会社帰りのストレス発散マシン「ソニックブラストマン」は短命に終わってしまったという、凄い想い出となっています。
私も過去にゲームセンターでゲーム筐体を幾つか壊してしまったことがあるのですが(あるゲームで書いてみたいと思います)、こんな壊れ方は後にも先にもソニックブラストマンのみとなるでしょう。
90年代初頭…
「不良とオタクが交差するとき、物語は始まる!」インデックスチャソ! みたいな~。ズギャ!
このゲームは近所のタイトー系ゲームセンターの出入口に置いてあり、「否が応にもプレーしてくれ」という感じの存在感となっていました。「画面が表示されている筐体」というのも当時は珍しく、「へぇ~。」なんて感じで、ついつい"コインいっこいれる"でした。
【ストレス解消!】
この頃は仕事を覚えたてだったので、仕事を楽しみながらも無我夢中で勉強をしており、心の余裕が結構なくなってきていました。
そんな中、このゲームをプレーしてみて、結構「スカッ!( ゜▽ ゜)」としたので、ちょくちょくプレーしていました。
このゲームは、これまでの「一発だけ殴って、重量が表示されるパンチングマシン」とは違い、「3回も殴れる」という事と、当時は少しばかり腕っ節に自信があったので、この手のマシンの数値が周りに比べて良かったという事もあり、調子に乗って気持よく殴っていたという感じでした。特に仕事で疲れた時の帰宅時に、このゲームを殴って人々を救助をするとなんとも言えない爽快感がありました。
【驚愕の事件】
このゲームが置かれてしばらくすると、とある事件が発生しました。
まず背景と人物紹介から説明となるのですが、私の住んでいた地域は、以前説明したとおり「不良の近藤真彦さん」が住んでいた地域なので、多くの人がサーファーか暴走族にメタモルフォーゼしていました。
そのような地域という事から、「1990年前後でゲームセンターがテトリスやUFOキャッチャーが置かれて店内が明るく、且つフリッキーのネームエントリーの曲が鳴るような爽やかなゲームセンター」でも、当然ワルが沢山やってきていました。
私が会社から上がって、その足で21:00位に「アウトラン」だったか何かをプレーしてたところ、「よう、OKIくん。」との声が。見てみると、ひょんな事から知り合った同じ高校の不良、「☆川」でした。(彼の話はゲームとは関連しないのですが、私のゲーム歴の中の出来事にリンクする出来事があるので、番外編でも書いたらそのうち…)
私の高校は私のオツムレベルどおりの下から数えた方が早い学校だったのですが、彼もこの地域の人間だったので、同じレベルのアホ高校で、彼の中学は隣の学校だったものの、私の中学のワル(借りパク)と友達だったワルでした(と知り合ってから知った)。外見は色黒でプロレスラーのようなガタイをしており、背丈も180cm越えの顔はシュワちゃんとゴリラを足したようなヤツで、「どっからみても腕っ節に自信があるヤツにしか見えない」男でした。(背景と人物紹介終わり)
OKI:「おぉ~。どうしたの? このゲーセンで会うのって、久々じゃねーの?」
(そーいや以前見たときは、雅美とツルんでいたのを見たことあったな)」
☆川:「いやぁ~、な。この店の店員で許せねーヤツがいてさぁ~。
みんなでそいつシメに来たんだ。」
OKI:「えっ?そんな店員いたっけ?どんなヤツ?
ここは結構良心的な店だと思うんだけど。」
☆川:「ほら、アイツだよ。(とフロントを指差す)」
そこには"気の弱そうな、色白の背の低い、いかにもゲーヲタ(?)のような店員"がいました。
OKI:「えぇっ!? あんな弱そうな人が許せないヤツなの?
なにされたの???」
☆川:「なんかさぁ、ダチがゲームに金入れたら、入んないだかなんかでさ、
文句言ったんだわ。そしたら、なんか屁理屈いいながら、
結局金返さなかったんだと。」
OKI:「あぁ~。そーいう話ね。
(確かにインテリぽい素振りはするな、あの店員は。
まぁ、ゲームには詳しいみたいだけど、ちょっと鼻につく感じだったもんな…)」
と、私はゲームをプレーしながら彼と話していると、彼が仲間に呼ばれたので、彼は仲間のところに行きました。
しばらく他のゲームで遊んでいて、「はっ。」と思ってフロントを見ると、店員さんの姿が消えていました。
そして、更に他のゲームを遊んでいて、「そろそろ23:00も過ぎてるし、帰ろうかな…」と出入口に向かうと、そこにはすごい光景が…
「ソ、ソニックブラストマンのパンチ部分のポールがポッキリとヘシ折られている…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
「こんな事、人間の力で出来るのか? でも、工具を使って折ったような折れ方でもないし…
数人で乗っかって一気に体重をかけて折ったのか? いや、それとも☆川が独りで…
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
「…あれっ!?店員さんは? あれから見てないけど、もうじき閉店時間だけど大丈夫かな…」
と少し心配をしながら帰宅をし、その日を持って、その店員さんを見ることはありませんでした。
この状況を次の日に遊びに行ったY田くんが目撃していて、「OKIくん、○○○(ゲーセン名)のソニックブラストマンの支柱が折れてたんだよ!」「それって、パンチ部分だろ?」「そう! あっ!知ってるの?」「知ってるも何も…」「あれは凄いね。あんな風に折れるんだ。」と今でも彼との語り草になる程、インパクトのある事件でした。
という感じで、私の会社帰りのストレス発散マシン「ソニックブラストマン」は短命に終わってしまったという、凄い想い出となっています。
私も過去にゲームセンターでゲーム筐体を幾つか壊してしまったことがあるのですが(あるゲームで書いてみたいと思います)、こんな壊れ方は後にも先にもソニックブラストマンのみとなるでしょう。
90年代初頭…
「不良とオタクが交差するとき、物語は始まる!」インデックスチャソ! みたいな~。ズギャ!
コメント
No title
あのパーツが折れていたとは…
メーカーが想定していた以上の、完全に想定外な力が加えられてしまった…にしても、そうそう簡単には折れないと思いますので、恐らくその時は想像以上の出来事(ソニックブラストマンが実際に来たとか…笑)が起こっていたのかも…
ちなみに最新作『ソニックブラストヒーローズ』では、公式ページで「グローブをはめない」「走りこんで殴る」「道具を使う」「キック、頭突き、体当たりなど」という危険なプレイに対して注意を促していますが、そのイラストがなかなかイイ味出してました(笑)。
>健全なゲーセンライフ
ハエ男CSさんが仰っている通り、今は無きファッションビル内にテナントとして入居していたゲーセンを根城にしていた訳でして…
夏場はチャリンコ通学だったので、午後7時の閉店時間まで皆で楽しんでましたが、冬になるとバスの時間の関係上、若干早めに引き上げたりしてましたね(バスに乗り遅れると当然のように徒歩で帰宅という訳で…笑)。
あと、普通ゲーセンには行かない時間に行った経験となると…物理部だった高校時代、たまたまアマチュア無線のコンテストで学校に1日宿泊した時に、朝早く(午前7時過ぎ位ですが…爆)仲間とゲーセンに行ったという事もありましたね。(^^;
風営法が改正される前…まだゲーセンの24時間営業が許されていた時代のお話でした(笑)。
ちなみに最新作『ソニックブラストヒーローズ』では、公式ページで「グローブをはめない」「走りこんで殴る」「道具を使う」「キック、頭突き、体当たりなど」という危険なプレイに対して注意を促していますが、そのイラストがなかなかイイ味出してました(笑)。
>健全なゲーセンライフ
ハエ男CSさんが仰っている通り、今は無きファッションビル内にテナントとして入居していたゲーセンを根城にしていた訳でして…
夏場はチャリンコ通学だったので、午後7時の閉店時間まで皆で楽しんでましたが、冬になるとバスの時間の関係上、若干早めに引き上げたりしてましたね(バスに乗り遅れると当然のように徒歩で帰宅という訳で…笑)。
あと、普通ゲーセンには行かない時間に行った経験となると…物理部だった高校時代、たまたまアマチュア無線のコンテストで学校に1日宿泊した時に、朝早く(午前7時過ぎ位ですが…爆)仲間とゲーセンに行ったという事もありましたね。(^^;
風営法が改正される前…まだゲーセンの24時間営業が許されていた時代のお話でした(笑)。
子供にとって、今のゲーセンはどれ位健全なのでしょうね
ハエ男さん&わで~んさん
こんばんわ~。
この事件は本当にビックリしました。故障とかでなくて、破損…それもあんな折れそうもないようなものが…
わで~んさんの言うとおり、本当にソニックブラストマン(それも悪者版)が来たかのようですねw
>ゲームセンターの運営時間
1980中盤までは、今では考えられない時間にやってましたよねぇ~。それこそ、まだコンビニの一部が7時~11時に営業していたような時間に、深夜でもやっていた訳で…(ソニックブラストマンの頃は、とっくに風適法があったので、そんな時間にはやってませんがw)
しかし、いきつけのゲーセンが19:00って結構、いや、かなり健全ですね。
私の方はファッションビル系(デパート系)と、駄菓子屋系は閉まるのが早いので、サブセットとしての扱いで、メインはゲームセンター(not コーナー)だったので、時間の縛りは結構遅めの設定でした。「金も無いのに居て楽しい場所… それがゲームセンター!」みたいな感じでした。 でも、そう感じたのは1992年までなのが悲しいです…
でも、夕飯前に帰宅…これが普通だと思うので、それが良いと思います。(アニメも見たいし!(^^))
当時、死ぬ程ゲームが上手かった人って、みんな遅くまで入り浸っていて、非常識の変な人ばっかりだったと思いますし…(とか言っちゃったり。(^^ゞ)
こんばんわ~。
この事件は本当にビックリしました。故障とかでなくて、破損…それもあんな折れそうもないようなものが…
わで~んさんの言うとおり、本当にソニックブラストマン(それも悪者版)が来たかのようですねw
>ゲームセンターの運営時間
1980中盤までは、今では考えられない時間にやってましたよねぇ~。それこそ、まだコンビニの一部が7時~11時に営業していたような時間に、深夜でもやっていた訳で…(ソニックブラストマンの頃は、とっくに風適法があったので、そんな時間にはやってませんがw)
しかし、いきつけのゲーセンが19:00って結構、いや、かなり健全ですね。
私の方はファッションビル系(デパート系)と、駄菓子屋系は閉まるのが早いので、サブセットとしての扱いで、メインはゲームセンター(not コーナー)だったので、時間の縛りは結構遅めの設定でした。「金も無いのに居て楽しい場所… それがゲームセンター!」みたいな感じでした。 でも、そう感じたのは1992年までなのが悲しいです…
でも、夕飯前に帰宅…これが普通だと思うので、それが良いと思います。(アニメも見たいし!(^^))
当時、死ぬ程ゲームが上手かった人って、みんな遅くまで入り浸っていて、非常識の変な人ばっかりだったと思いますし…(とか言っちゃったり。(^^ゞ)
コメントの投稿
私の周囲にも、所謂不良がたくさんいましたが(私自身は、ゲーセンに行く・高校をサボる以外は至って真面目でした…真面目じゃないか)、
そういった物理的な話はほとんと無かったのは、幸運だったんでしょうね。
同級生が河原で喧嘩、なんて「どこの本宮ひろしだ?」みたいな噂は結構聞きましたが、そういう方々は夜中走る方に熱中してたみたいです。
あ、いま書いてて気づいたけど、私ら(わで~ん氏とか)が高校の頃根城にしてたゲーセン、入居してたのがファッションビルだったんで、7時閉店だった(爆)。閉店後は普通に帰宅してたからなぁ。健全なゲーセンライフだった原因はここら辺かも。