そろそろブログを再開
「節電に協力してください。」という事から節電モードに入り、職場や住んでいる地域も計画停電が実施された事から、しばらく節電に限らず色々な事に対して自粛を行っていました。
そして、このところ計画停電をやるやると言いながらも全然実施を行わない「やるやる詐欺」になり始めたので(これは"良い意味で"という皮肉です。みんな節電しているという事ですものね)、「そろそろ暖かくなってきた事だし、自粛はいいかな…」と思い始めたので、ブログを再開する事にしました。
また、いくら電気が通っていたからといって、地震直後から「こんな便所の落書きを書くのもどうかな…」とか、「『お悔やみ申し上げます。』などとヌカした矢先に、いつものノリでゲームゲームとか言ったり、この食べ物が美味しい」と、このブログにいつも書いているような事を書くと「不謹慎且つ、そのお悔やみの言葉が軽くなる」と思ったので(様々なネットの書き込みを見て凄く痛感しました)、綺麗事は書かずに「世の中の自粛に合わせてなんとなく自粛」していました。「時には書きたくても書いてはいけない(自己主張してはいけない)時期がある」と思っていた感じですかね…
とは言っても、価値観は人それぞれなので、良い悪いとかの決め付けはしません。責任を持ってその人のやりたいようにすれば良いのだと思います。私は基本的に長い物に巻かれたい感じなので、周りの様子を見てから行動したい派…と思っていただけると幸いです。
という事で、3/11からブログは止っていましたが、まずは当時の事とかをログ化しておこうと思います。
そして、このところ計画停電をやるやると言いながらも全然実施を行わない「やるやる詐欺」になり始めたので(これは"良い意味で"という皮肉です。みんな節電しているという事ですものね)、「そろそろ暖かくなってきた事だし、自粛はいいかな…」と思い始めたので、ブログを再開する事にしました。
また、いくら電気が通っていたからといって、地震直後から「こんな便所の落書きを書くのもどうかな…」とか、「『お悔やみ申し上げます。』などとヌカした矢先に、いつものノリでゲームゲームとか言ったり、この食べ物が美味しい」と、このブログにいつも書いているような事を書くと「不謹慎且つ、そのお悔やみの言葉が軽くなる」と思ったので(様々なネットの書き込みを見て凄く痛感しました)、綺麗事は書かずに「世の中の自粛に合わせてなんとなく自粛」していました。「時には書きたくても書いてはいけない(自己主張してはいけない)時期がある」と思っていた感じですかね…
とは言っても、価値観は人それぞれなので、良い悪いとかの決め付けはしません。責任を持ってその人のやりたいようにすれば良いのだと思います。私は基本的に長い物に巻かれたい感じなので、周りの様子を見てから行動したい派…と思っていただけると幸いです。
という事で、3/11からブログは止っていましたが、まずは当時の事とかをログ化しておこうと思います。
【3/11(金) 14:46】
この時は新人くんと仕事の勉強会をしていました。私の開発しているシステムは、とても大規模なものなのと、これとは別に仕事を2つ以上並列でこなしている状況なので、そろそろ助手(相棒)が必要という事で、下に新人くんをつけてもらい、このような勉強会を仕事の合間に押し込んで行なっていた感じでした。
勉強会を打ち合わせコーナーで行っていると、隣の打ち合わせコーナーから電話会議システムを使って遠隔打ち合わせをしている人いて、これがもの凄くウルサく、薄いパーティション越しに向こうの電話会議の声とスピーカーホン越しに大声で話している人の声が聴こえてきました。
「だぁ~!!うるせーなー!打ち合わせコーナーなんかで、電話会議してんじゃねーよ。どこの馬鹿だ? 集音性能の高いスピーカーに大声で話すなんて、どんだけレベルの低いヤツなんだ。スピーカーの音量も、もっと下げろよ! こちらの話している声が聴こえねーじゃねーかっ! 死んじゃえっ! う゛~!!」という感じで叫んだ矢先に、その怒りが届いたかのようにフロアがグラグラと揺れ始めました。
最初は新人くんが「結構揺れますね…」という感じで様子を見ていたのですが、それから1分位したら、その揺れがかなり大きくなり、「ちょっ! これ、凄いですね! マズイんじゃないですか!?」と叫び始めました。
「たしかに… ここは12Fだけど、この揺れは結構ヤバいね。よし、机の下に入ろう!」と二人で大きな机の下に潜りながら、私は携帯電話から震源地を確認し始めました。
「東北っぽいね。宮城とかそっちみたいだよ。」と話していると、オフィスのそこらじゅうから、叫び声と緊急地震速報の音が鳴り響き、叫び声の中に混って、「みんな机の下に入ってください!」とか、「落ち着いてください!」とか、聴こえてきました。
少しすると揺れが収まったので、新人くんが外を見ると建物から煙が出ているところが…
「宮城って仙台じゃないですか。兄が今そっちにいるんですよね…」「マズイじゃん、もう繋がるか判らないけど、電話かけてみれば?」「…繋がりません。」「だよね… もう今日は街中パニックだから繋がらないかもね。基地局が死んだりもしているだろうし…」
勉強会どころではないので自席に戻ると、仲間に「いたいたっ!大丈夫でした?」と言われたので、「みんな大丈夫でした?こっちは打ち合わせコーナーの机の下に隠れてました。」と話すと、「○○さんのPCは倒れました。」とか、「机の下に色々と置いていたので、潜れませんでした。」とか、あれこれ皆の当時の状況を聴けました。上長からも「おっ、いたいた。良かった。これでみんないるな。」と言われ、しばらく様子を見る事に。
その後も何度か大きな揺れが発生し、その度に何人かが「うぇ~、気持ち悪い…」という状況になりました。船の上に乗っている感じの揺れなので、「これは気持ち悪くなるかもなぁ~。」とか話して、スキューバのボートダイブを思い出すな…なんて思いながらフト天井に目を配ると、天井の空調口がズリ落ちているのが目に入りました。「あれが外れるなんて、このビルは20年以上前のものだから、結構マズイかもしれないですね…」というような会話をしたりしました。
インターネットがまだ生きていたので様子を見ると、仕事場は「深度5強」という事が判りました。「12Fでこの揺れなら、上の階(20Fとかにも職場があります)とか、凄い事になってるんじゃないですかね…」と話していると、上長から「仕事を中断して、避難地に移動します~。」というかけ声が入りました。皆でPCやディスプレイを横倒しにて、机から物が落ちない措置をして、開発用サーバを全てシャットダウンし、全てのコンセントを抜いてから移動を開始しました。
【避難地へ移動】
エレベータホールに移動すると電気が全て消えていて且つ防火扉が出ていて、見なれない光景に。非常階段から人がゾロゾロと降りていきます。
私は一度は非常階段まで行ったのですが、ふとこの先の事を考えて一度自席に戻り、机に入れてあったお菓子を漁り、塩分・糖分のレベルを考慮しつつ、バランス良く物を鞄に詰め、たまたま自販機が生きていた事から、ペットボトルの水を買ってから、フロア脱出最後の人間としてある程度の電気系のチェックを行ってから社屋を出ました。パズーはこの感覚で40秒で支度をさせられたと思うと偉いですね。(なんて)

非常階段の壁がボロボロに…
1Fのロビーに出ると、テナントに入っている色々な会社の人が数百人規模で、停滞していました。中にはヘルメットを被っている方も見受けられ、「凄い用意がいいなぁ~。会社支給なのかな?」と思ったりもしました。
仲間と合流した後、徒歩20分位の所にある小学校のグランド(会社指定の避難所)に移動を始めました。
移動をしながら、「お客様に連絡を…」と思い、皆で持っている各キャリアで電話をするも、当然の如く繋がらず、「これだけ頑張ったので、今日はもう忘れましょうw」という感じに。だらだらと歩きながら街中を見てみると、みんな緊張感ある感じではありません。「本番なハズなのに、避難訓練と変らないなぁ~。」などと話しながら、避難地に到着しました。
ユニット長(部長の上の位)が各人のチェックを行い、「とりあえずこれで各自解散となります。各自の判断で帰宅を行ってください。」という指令が入りました。周りを見てみると、「もう電車も動かないし、歩いて帰るって言ってもねぇ~」のような会話がチラホラ聴こえてきます。「(確かにそうだな… でも、もう夕方になるので、このままここに居てもラチがあかない。暗くなってからの徒歩はもっと良くない。)」と思い、いの一番に「それでは、私はトップバッターで歩いて帰宅します!それでは皆さんまた来週!どうなるか分かりませんが、とりあえずお疲れ様でした!(´▽`)ノシ」と小学校を出ました。
ちなみに小学校の方から「グランドにいても寒いので、体育館を解放したから、入りたい方はどうぞ。」と暖かいお言葉をいただきました。流石な対応です。
また、3/12(土)は会社の仲間と車で日帰りスノボーに行こうとしていたのですが、「この地震じゃお流れですね…(´・ω・`)」という話をして別れました。
【徒歩で帰宅開始】
「私の家まで徒歩で帰宅すると、6時間~8時間」という震災時のシミュレーションは、昨年の秋に会社の施策で見ていたので、おおよそのルートは分っていました。とりあえず方角が分かれば、後は歩いて行くのみです。
まずは最寄りのゲームセンターを目指して歩いていきました。

最近行ったばかりw
ここを越えると、いよいよ徒歩での未踏の領域へ…
一駅分辺りを歩きながら、他の会社の防災状況を横目にドンドン歩いていたところ、急に雨が…
「えぇ~! 雨ヤダ! これから何時間も雨の中を歩くのヤダ!」
…と思いながらも、持っていた折り畳み傘をさして、トボトボ歩いていたところ、もの凄い突発的な暴風雨が来て折り畳み傘がひっくり返りました。
「アギギー!!なんなんだ、この風はっ! この状態で何時間も進むのはキツイ!」と思い、「こーなったら、一旦引き返して、例のゲームセンターで雨が収まるまで、少し待機だっ!ドラスピでもプレーしたい気分!」と、来た道を引き返したところ…

ギャー!!
…って、当たり前っちゃ当たり前です。こんな時に悠長に営業している方がどうかしています。(^^;
こちらも状況が状況なので、「何か回路が切れていて、現実逃避をしていた」ような気がします。
「もう、なんか今日は疲れたなぁ… よくよく考えると、歩いて帰る方が間違ってるような気がする。」
そう思い、どんどん会社に戻っていく自分がいました。
途中、別の課の人達が集団で私の家と同じ方向を歩いているところに遭遇しましたが、私が逆方向に歩いているのを見て、「アレッ?」って顔されました。「お疲れさまです~。私は雨で心が折れたので、会社に戻ってみます~」
【会社に籠城】
ビル管理会社の方に「このビルって、現状大丈夫に感じますか?」と聴いたところ、「えぇ、問題ないと思いますよ。この程度。」と言われたので、オフィスに戻ってみる事に。しかし、エレベータが動かないので12Fまで"山のぼりゲーム"です。ベビやカミナリはありませんが、落石はあるかもしれないので、天井を見ながら登って行きました。普段階段を使わないお陰で、12Fまで上るだけで足が悲鳴をあげました。「イカンなぁ~。こんなモヤシっ子になってしまっては…」と反省をしつつオフィスに戻ると、隣の課の人が2, 3名戻っていました。(フロアが大きいので、遠くの電気が付いていて、人が見える程度の確認)
こちらの課も電気を付け、「よし、電気は通るな。それならPCは大丈夫だろ…」と、PCを立ち上げ、ネットの状態を確認しました。「おっ、串は別拠点だけあって無事みたいだな。これならネットも繋げる。」と、色々な状況を確認する事に。私の会社は社内ポリシーで、2chや俗っぽいもの(アダルト、ゲーム、ギャンブル、SNS、etc…)と、かなりのものがブロックされているのですが、まともなニュースサイトはブロックされていないので、地震の情報を調べまくりました。また、お客さんから何か連絡が来ていないか、確認を行ったところ…
「都心は普通に仕事しているノリだ…」
とビックリしました。普通に作業依頼や質問などが飛んで来てたりして、「こんな状況でも仕事しろってか!?(爆)」って気分に…(´・ω・`)
これにはビックリしたので、課を代表して現状報告と会社休業の連絡を入れました。
会社から電話をかけてみると、不通状態になっているも交換機には接続している模様だったので、「単純にみんなが掛けているから繋がり辛い状態」という事を把握して、「あとはメールでやり取りするかな…」と思いました。
私は会社のコンプライアンスを鑑みて、私用メールは会社からしないので、携帯の電池容量を見ると半分程度に… う~ん、こんな状況で、Twitterとかやったら速攻電池切れになるな…と、どろラッコくんや、わで~んさんを始めとした、日頃密にチャットをしていただいている方々に安否を連絡して、直ぐに電源をOFFに。「これだけ建物が安定している状況だ。身内とかに連絡は不要だな。」と判断し、「何かあったら集合する場所。生きていれば、何度も訪れれば、いつか出会える場所」というものは昔から決めているので、そのまま放置という形を取って、この後の事を計算し始めました。この時点で20:00位に。
【今後どうするか?】
「会社の電気は通っている。トイレの水も出る。食料(お菓子)もある。現時点のライフラインは確保できているので、問題なのは電車がいつ動くかだ。」と思い、ネットで検索するも、「復旧の目処は無し」という状況となっており、陸の孤島にいる状況に。
会社に住み込むなんて、この業界が長ければ大した話ではないので問題無いと思い、「とりあえず街の様子を見に行ってみるかな…」と外をウロついてみました。
まずはコンビニ巡りから始めました。「おぉ~、携帯電話の充電系のグッズは軒並無くなってるな… 飲み物も無い。」と早速買占めを間の当たりに。まぁ、当然かな…と思いました。何軒も覗くと、ある所には一杯あったりもしたので、大きな街でも人通りによるんだな…とも思いました。

場所によってはこんな状況に。レッドブルの不人気さに同情w
次に飲食店。24時間営業のうどん屋や牛丼屋が会社の側にあるので覗いたところ、こんな状況でもやっていてビックリしました。「やってるもんだなぁ~」と、うどんが食べたくなったので入ったところ、大行列でした。この震災で大人気…というよりも、店員が2名で営業していたので、こりゃ行列ができるのは当然だ…と思いながら、20分位並んで夕飯を食べる事ができました。満足満足♪
コンビニ偵察にて食料を調達できたので(買占めではなくて明日の朝食分程度にしました)、とりあえず電車が仮に二日動かなくても、後は会社に電気が通っていればいいやと思い、再びオフィスに戻ってきました。
戻ってくると他の課(映像系の部署)に、10人位人が増えてみんなで仕事用のテレビでニュースを見ていました。「(みんな戻ってきたのかな…)」と思いながらも、面識が無い方達なので、私は独りPCでネットや、ちょっと勉強したい事があったので、ここぞとばかりにプログラミングとかを始めました。このまま2日はこんな感じでいいや…と思う事に。
【酒盛り】
この間に隣接する島の部長のOさん(♀)が戻ってきたりして、私の部署は2人、遠くの課は10数名という感じになりました。Oさんは万年23時居残りの方で、こんな時でも万年で会社に戻ってくるなんて、どんだけワーカホリックなんだろ…とか思いながらも、特に接点がないので、そっとしていたところ、22:00位したら急に私のところにやってきて、「他の階でみんなで酒盛りしているらしいので、一緒に行きましょう。」とのお誘いが。
「えぇ~!? こんな時に酒盛りしてるんですか? しかも私はここに来て間もないので、他のフロアの方と全然面識無いですよ?」と言ったところ、Oさんが(´・ω・`)となったので、「分かりました。ここは一つOさんの部長命令という事で、お付き合いします!」と、他のフロアに行く事にしました。
上の階でやっているとの事で13Fに移動しました。上の階は総務や幹部が一杯いるフロアとリフレッシュコーナーがあるフロアとなっており、ここのリフレッシュコーナーで10名位で酒盛りをしていました。案の定知らない方ばかりで、しかもかなり上の位っぽい方々がいましたが、みんなデキあがっていたので、人見知りしない私は普通に溶けこんで、会社の話や、さっきネットで仕入れてきた地震情報などを話したりと、なんとなくその場を繋ぎました。もちろんシラフでw
比較的若い女性も2名程いたのでそちらの方に話を合せつつ、総務部や企画部という事もある事から会社の情報も聴けたりして、何げに有意義な時間を過せました。そして、震災の話の流れから「他のフロアで牛丼を支給している」という話になり、「それ頂きたいですね。」と言ったところ、「一緒に行きましょう。」と誘われたので、そろそろこの酒盛りのgdgd感にも疲れたので、脱出とばかりにこの場を去りました。さよならO部長、今度は空気を読んで誘ってくださいw
今度は11F(自分のフロアの下の階)に移動です。このフロアも滅多に行かないので、どんな感じなのだろう…と思ったら、こっちの方が凄い酒盛り状態になっており、且つ年齢層も20代クラスが一杯だったので、サークルの飲みのようになっていました。なんでも納品間際でのこの惨状に遭遇し、避難どころではなかったとの事で、そのまま会社にいたそうです。「このようなシチュエーションもあったんだなぁ~。ビルが潰れてたらどうなってたんだろう…」とシミジミしました。
「牛丼を支給しているとの事でもらいに来ました!」と、知らない方達に話をしたところ、「おぉ~。丁度これで最後だったんですよ。良かったですね。」と、すき家のネギ牛丼(何故か卵抜き)大盛りを渡されました。「お金は幾らになりますか?」と聴いたら、「これは会社で落しちゃう事になったので、もらってください。」と言われました。ラッキー!さっき買ったコンビニの朝食は非常食に切り替えよう…と。(追記:実際は「会社で落とす」ことはできなくて、この数カ月後に、この部署が勝手に取った行動が大問題となり、会社の経費の申請が厳しくなったというオチが待っている。(^^;)
こちらでも50インチ位のテレビで震災情報を見ながら、みんなまったりと酒盛りしていました。こちらは若者ばかりなので、いいなぁ~とは思いましたが、やっぱり知らない人達しかいないので、合流はしないで13Fから一緒に来た人とは別れて、そのまま自分のフロアに戻りました。
【20Fの人】
自席でゴソゴソとネットやプログラミングをしていたところ、20Fにいた協力会社の方がやってきました。この方は昨年一緒に仕事をしたOノ島さん経由で知り合った方で、社交的な性格もあり、よく挨拶をする間がらになっている感じの方です。
「20Fはどうでした?」との問いに、「いゃ~、もうホント参りましたよ~。トラウマになりました…」とゲッソリしている感じに。なんでも20Fは「オフィス机が跳ね上がって、二段に重なった。」とか、「机の上のPCが全部落ちて、そのうち何個かが壊れた。」とか、「液晶ディスプレイが割れた」とかで、「もう20Fには戻りたくなくて、ここのフロアにやってきました。」と言っていました。かと言って座席は無いので、私の課と隣の課の隙間のレーンがかなり空いていたので、そこに椅子を並べて椅子寝りをしている状況になっていました。
この震災でPTSDとかにならなければ良いのですが… ちなみにこの方は始発が動いたら帰宅したのか、気がついたら居なくなっていました。
【気がついたら】
今夜も朝までPOWERFULぷろぐらみんぐと、デービーソフトのゲームのタイトルのような感じでコーディングをしていたら朝になったので、支給品の牛丼を食べたところ、胃に血を持ってかれてきたので、椅子を並べて仮眠を取って昼から再びプログラムを書いていたら、オフィスに誰もいなくなっている状況に…
気がついたら15:00とかになっており、外を眺めると電車が普通に動いているのが見えました。ホームにはポツポツと人がいる感じでした。「あぁ~、もう普通に帰宅できるのかもなぁ~。でも、このままコーディングもしていたいし… どうしよう…」と思いましたが、これで万が一建物が倒壊して、独り社屋で死体で発見とかあったら「なんか情け無いな…」と思い、風呂も入っていないことから、オフィスを全て閉めてから駅に向ったところ、丁度電車が来たので何事もなかったように電車に乗って、PSPで「ラッシュ&クラッシュ」をプレーしながら帰宅しました。

オフィスを閉めるために社内をウロついたら、このような物を支給していた事を知りました。
なんにも言われていなかったので、ちょっとイラッとw
今後の事も考えて1個貰ってきました。
自宅に帰って部屋をチェックしたところ、置いてあったフィギュアが微動だにしていない程変化しておらず、立てて置いてあったテプラが倒れていた程度でした。猫も普通にしており、帰宅したらスリスリして餌をせがんでくる感じで、ただの徹夜明けの帰宅という感じになりました。
風呂にも普通に入れて、そのまま夜から眠り、次の日の昼まで惰眠を取ってから、テレビを見ながら会社ではフィルタがかかっていたサイトを巡回して色々な情報を入手しました。
◇ ◇ ◇
このような事が3/11~3/12における私の状況でした。
後から聴いたところ、「みんな何時間もかけて歩いた」とか、新人くんに至っては「12時間歩いて、自宅からラスト2駅分で心が折れて、通りかかったタクシーに乗ったら、5, 6千円取られて痛かったです。」とか聴いたので、みんな本当に大変だったんだなぁ~と思いました。
一つ言える事は、「身近な仲間がみんな無事だったのが本当に嬉しかった」という事です。そしてこれから様々な節約が色々な形で挙げられると思いますが、助けあって乗り切って行きましょうという感じでしょうか。

自宅は元々ECO仕様になっていて、一撃で断線できるスイッチが玄関にあります。
家を出る前にこれをOFFれば家の中のテレビとかのコンセントが全て切れます。
タイマー等が無い家電はコレ用のコンセントに挿しています。
家に入ると玄関の灯りが点くセンサーもあるので、これは切っておこうかな…
という事で、次からはいつもどおりにこのブログを進めて行こうと思います。
この時は新人くんと仕事の勉強会をしていました。私の開発しているシステムは、とても大規模なものなのと、これとは別に仕事を2つ以上並列でこなしている状況なので、そろそろ助手(相棒)が必要という事で、下に新人くんをつけてもらい、このような勉強会を仕事の合間に押し込んで行なっていた感じでした。
勉強会を打ち合わせコーナーで行っていると、隣の打ち合わせコーナーから電話会議システムを使って遠隔打ち合わせをしている人いて、これがもの凄くウルサく、薄いパーティション越しに向こうの電話会議の声とスピーカーホン越しに大声で話している人の声が聴こえてきました。
「だぁ~!!うるせーなー!打ち合わせコーナーなんかで、電話会議してんじゃねーよ。どこの馬鹿だ? 集音性能の高いスピーカーに大声で話すなんて、どんだけレベルの低いヤツなんだ。スピーカーの音量も、もっと下げろよ! こちらの話している声が聴こえねーじゃねーかっ! 死んじゃえっ! う゛~!!」という感じで叫んだ矢先に、その怒りが届いたかのようにフロアがグラグラと揺れ始めました。
最初は新人くんが「結構揺れますね…」という感じで様子を見ていたのですが、それから1分位したら、その揺れがかなり大きくなり、「ちょっ! これ、凄いですね! マズイんじゃないですか!?」と叫び始めました。
「たしかに… ここは12Fだけど、この揺れは結構ヤバいね。よし、机の下に入ろう!」と二人で大きな机の下に潜りながら、私は携帯電話から震源地を確認し始めました。
「東北っぽいね。宮城とかそっちみたいだよ。」と話していると、オフィスのそこらじゅうから、叫び声と緊急地震速報の音が鳴り響き、叫び声の中に混って、「みんな机の下に入ってください!」とか、「落ち着いてください!」とか、聴こえてきました。
少しすると揺れが収まったので、新人くんが外を見ると建物から煙が出ているところが…
「宮城って仙台じゃないですか。兄が今そっちにいるんですよね…」「マズイじゃん、もう繋がるか判らないけど、電話かけてみれば?」「…繋がりません。」「だよね… もう今日は街中パニックだから繋がらないかもね。基地局が死んだりもしているだろうし…」
勉強会どころではないので自席に戻ると、仲間に「いたいたっ!大丈夫でした?」と言われたので、「みんな大丈夫でした?こっちは打ち合わせコーナーの机の下に隠れてました。」と話すと、「○○さんのPCは倒れました。」とか、「机の下に色々と置いていたので、潜れませんでした。」とか、あれこれ皆の当時の状況を聴けました。上長からも「おっ、いたいた。良かった。これでみんないるな。」と言われ、しばらく様子を見る事に。
その後も何度か大きな揺れが発生し、その度に何人かが「うぇ~、気持ち悪い…」という状況になりました。船の上に乗っている感じの揺れなので、「これは気持ち悪くなるかもなぁ~。」とか話して、スキューバのボートダイブを思い出すな…なんて思いながらフト天井に目を配ると、天井の空調口がズリ落ちているのが目に入りました。「あれが外れるなんて、このビルは20年以上前のものだから、結構マズイかもしれないですね…」というような会話をしたりしました。
インターネットがまだ生きていたので様子を見ると、仕事場は「深度5強」という事が判りました。「12Fでこの揺れなら、上の階(20Fとかにも職場があります)とか、凄い事になってるんじゃないですかね…」と話していると、上長から「仕事を中断して、避難地に移動します~。」というかけ声が入りました。皆でPCやディスプレイを横倒しにて、机から物が落ちない措置をして、開発用サーバを全てシャットダウンし、全てのコンセントを抜いてから移動を開始しました。
【避難地へ移動】
エレベータホールに移動すると電気が全て消えていて且つ防火扉が出ていて、見なれない光景に。非常階段から人がゾロゾロと降りていきます。
私は一度は非常階段まで行ったのですが、ふとこの先の事を考えて一度自席に戻り、机に入れてあったお菓子を漁り、塩分・糖分のレベルを考慮しつつ、バランス良く物を鞄に詰め、たまたま自販機が生きていた事から、ペットボトルの水を買ってから、フロア脱出最後の人間としてある程度の電気系のチェックを行ってから社屋を出ました。パズーはこの感覚で40秒で支度をさせられたと思うと偉いですね。(なんて)

非常階段の壁がボロボロに…
1Fのロビーに出ると、テナントに入っている色々な会社の人が数百人規模で、停滞していました。中にはヘルメットを被っている方も見受けられ、「凄い用意がいいなぁ~。会社支給なのかな?」と思ったりもしました。
仲間と合流した後、徒歩20分位の所にある小学校のグランド(会社指定の避難所)に移動を始めました。
移動をしながら、「お客様に連絡を…」と思い、皆で持っている各キャリアで電話をするも、当然の如く繋がらず、「これだけ頑張ったので、今日はもう忘れましょうw」という感じに。だらだらと歩きながら街中を見てみると、みんな緊張感ある感じではありません。「本番なハズなのに、避難訓練と変らないなぁ~。」などと話しながら、避難地に到着しました。
ユニット長(部長の上の位)が各人のチェックを行い、「とりあえずこれで各自解散となります。各自の判断で帰宅を行ってください。」という指令が入りました。周りを見てみると、「もう電車も動かないし、歩いて帰るって言ってもねぇ~」のような会話がチラホラ聴こえてきます。「(確かにそうだな… でも、もう夕方になるので、このままここに居てもラチがあかない。暗くなってからの徒歩はもっと良くない。)」と思い、いの一番に「それでは、私はトップバッターで歩いて帰宅します!それでは皆さんまた来週!どうなるか分かりませんが、とりあえずお疲れ様でした!(´▽`)ノシ」と小学校を出ました。
ちなみに小学校の方から「グランドにいても寒いので、体育館を解放したから、入りたい方はどうぞ。」と暖かいお言葉をいただきました。流石な対応です。
また、3/12(土)は会社の仲間と車で日帰りスノボーに行こうとしていたのですが、「この地震じゃお流れですね…(´・ω・`)」という話をして別れました。
【徒歩で帰宅開始】
「私の家まで徒歩で帰宅すると、6時間~8時間」という震災時のシミュレーションは、昨年の秋に会社の施策で見ていたので、おおよそのルートは分っていました。とりあえず方角が分かれば、後は歩いて行くのみです。
まずは最寄りのゲームセンターを目指して歩いていきました。

最近行ったばかりw
ここを越えると、いよいよ徒歩での未踏の領域へ…
一駅分辺りを歩きながら、他の会社の防災状況を横目にドンドン歩いていたところ、急に雨が…
「えぇ~! 雨ヤダ! これから何時間も雨の中を歩くのヤダ!」
…と思いながらも、持っていた折り畳み傘をさして、トボトボ歩いていたところ、もの凄い突発的な暴風雨が来て折り畳み傘がひっくり返りました。
「アギギー!!なんなんだ、この風はっ! この状態で何時間も進むのはキツイ!」と思い、「こーなったら、一旦引き返して、例のゲームセンターで雨が収まるまで、少し待機だっ!ドラスピでもプレーしたい気分!」と、来た道を引き返したところ…

ギャー!!
…って、当たり前っちゃ当たり前です。こんな時に悠長に営業している方がどうかしています。(^^;
こちらも状況が状況なので、「何か回路が切れていて、現実逃避をしていた」ような気がします。
「もう、なんか今日は疲れたなぁ… よくよく考えると、歩いて帰る方が間違ってるような気がする。」
そう思い、どんどん会社に戻っていく自分がいました。
途中、別の課の人達が集団で私の家と同じ方向を歩いているところに遭遇しましたが、私が逆方向に歩いているのを見て、「アレッ?」って顔されました。「お疲れさまです~。私は雨で心が折れたので、会社に戻ってみます~」
【会社に籠城】
ビル管理会社の方に「このビルって、現状大丈夫に感じますか?」と聴いたところ、「えぇ、問題ないと思いますよ。この程度。」と言われたので、オフィスに戻ってみる事に。しかし、エレベータが動かないので12Fまで"山のぼりゲーム"です。ベビやカミナリはありませんが、落石はあるかもしれないので、天井を見ながら登って行きました。普段階段を使わないお陰で、12Fまで上るだけで足が悲鳴をあげました。「イカンなぁ~。こんなモヤシっ子になってしまっては…」と反省をしつつオフィスに戻ると、隣の課の人が2, 3名戻っていました。(フロアが大きいので、遠くの電気が付いていて、人が見える程度の確認)
こちらの課も電気を付け、「よし、電気は通るな。それならPCは大丈夫だろ…」と、PCを立ち上げ、ネットの状態を確認しました。「おっ、串は別拠点だけあって無事みたいだな。これならネットも繋げる。」と、色々な状況を確認する事に。私の会社は社内ポリシーで、2chや俗っぽいもの(アダルト、ゲーム、ギャンブル、SNS、etc…)と、かなりのものがブロックされているのですが、まともなニュースサイトはブロックされていないので、地震の情報を調べまくりました。また、お客さんから何か連絡が来ていないか、確認を行ったところ…
「都心は普通に仕事しているノリだ…」
とビックリしました。普通に作業依頼や質問などが飛んで来てたりして、「こんな状況でも仕事しろってか!?(爆)」って気分に…(´・ω・`)
これにはビックリしたので、課を代表して現状報告と会社休業の連絡を入れました。
会社から電話をかけてみると、不通状態になっているも交換機には接続している模様だったので、「単純にみんなが掛けているから繋がり辛い状態」という事を把握して、「あとはメールでやり取りするかな…」と思いました。
私は会社のコンプライアンスを鑑みて、私用メールは会社からしないので、携帯の電池容量を見ると半分程度に… う~ん、こんな状況で、Twitterとかやったら速攻電池切れになるな…と、どろラッコくんや、わで~んさんを始めとした、日頃密にチャットをしていただいている方々に安否を連絡して、直ぐに電源をOFFに。「これだけ建物が安定している状況だ。身内とかに連絡は不要だな。」と判断し、「何かあったら集合する場所。生きていれば、何度も訪れれば、いつか出会える場所」というものは昔から決めているので、そのまま放置という形を取って、この後の事を計算し始めました。この時点で20:00位に。
【今後どうするか?】
「会社の電気は通っている。トイレの水も出る。食料(お菓子)もある。現時点のライフラインは確保できているので、問題なのは電車がいつ動くかだ。」と思い、ネットで検索するも、「復旧の目処は無し」という状況となっており、陸の孤島にいる状況に。
会社に住み込むなんて、この業界が長ければ大した話ではないので問題無いと思い、「とりあえず街の様子を見に行ってみるかな…」と外をウロついてみました。
まずはコンビニ巡りから始めました。「おぉ~、携帯電話の充電系のグッズは軒並無くなってるな… 飲み物も無い。」と早速買占めを間の当たりに。まぁ、当然かな…と思いました。何軒も覗くと、ある所には一杯あったりもしたので、大きな街でも人通りによるんだな…とも思いました。

場所によってはこんな状況に。レッドブルの不人気さに同情w
次に飲食店。24時間営業のうどん屋や牛丼屋が会社の側にあるので覗いたところ、こんな状況でもやっていてビックリしました。「やってるもんだなぁ~」と、うどんが食べたくなったので入ったところ、大行列でした。この震災で大人気…というよりも、店員が2名で営業していたので、こりゃ行列ができるのは当然だ…と思いながら、20分位並んで夕飯を食べる事ができました。満足満足♪
コンビニ偵察にて食料を調達できたので(買占めではなくて明日の朝食分程度にしました)、とりあえず電車が仮に二日動かなくても、後は会社に電気が通っていればいいやと思い、再びオフィスに戻ってきました。
戻ってくると他の課(映像系の部署)に、10人位人が増えてみんなで仕事用のテレビでニュースを見ていました。「(みんな戻ってきたのかな…)」と思いながらも、面識が無い方達なので、私は独りPCでネットや、ちょっと勉強したい事があったので、ここぞとばかりにプログラミングとかを始めました。このまま2日はこんな感じでいいや…と思う事に。
【酒盛り】
この間に隣接する島の部長のOさん(♀)が戻ってきたりして、私の部署は2人、遠くの課は10数名という感じになりました。Oさんは万年23時居残りの方で、こんな時でも万年で会社に戻ってくるなんて、どんだけワーカホリックなんだろ…とか思いながらも、特に接点がないので、そっとしていたところ、22:00位したら急に私のところにやってきて、「他の階でみんなで酒盛りしているらしいので、一緒に行きましょう。」とのお誘いが。
「えぇ~!? こんな時に酒盛りしてるんですか? しかも私はここに来て間もないので、他のフロアの方と全然面識無いですよ?」と言ったところ、Oさんが(´・ω・`)となったので、「分かりました。ここは一つOさんの部長命令という事で、お付き合いします!」と、他のフロアに行く事にしました。
上の階でやっているとの事で13Fに移動しました。上の階は総務や幹部が一杯いるフロアとリフレッシュコーナーがあるフロアとなっており、ここのリフレッシュコーナーで10名位で酒盛りをしていました。案の定知らない方ばかりで、しかもかなり上の位っぽい方々がいましたが、みんなデキあがっていたので、人見知りしない私は普通に溶けこんで、会社の話や、さっきネットで仕入れてきた地震情報などを話したりと、なんとなくその場を繋ぎました。もちろんシラフでw
比較的若い女性も2名程いたのでそちらの方に話を合せつつ、総務部や企画部という事もある事から会社の情報も聴けたりして、何げに有意義な時間を過せました。そして、震災の話の流れから「他のフロアで牛丼を支給している」という話になり、「それ頂きたいですね。」と言ったところ、「一緒に行きましょう。」と誘われたので、そろそろこの酒盛りのgdgd感にも疲れたので、脱出とばかりにこの場を去りました。さよならO部長、今度は空気を読んで誘ってくださいw
今度は11F(自分のフロアの下の階)に移動です。このフロアも滅多に行かないので、どんな感じなのだろう…と思ったら、こっちの方が凄い酒盛り状態になっており、且つ年齢層も20代クラスが一杯だったので、サークルの飲みのようになっていました。なんでも納品間際でのこの惨状に遭遇し、避難どころではなかったとの事で、そのまま会社にいたそうです。「このようなシチュエーションもあったんだなぁ~。ビルが潰れてたらどうなってたんだろう…」とシミジミしました。
「牛丼を支給しているとの事でもらいに来ました!」と、知らない方達に話をしたところ、「おぉ~。丁度これで最後だったんですよ。良かったですね。」と、すき家のネギ牛丼(何故か卵抜き)大盛りを渡されました。「お金は幾らになりますか?」と聴いたら、「これは会社で落しちゃう事になったので、もらってください。」と言われました。ラッキー!さっき買ったコンビニの朝食は非常食に切り替えよう…と。(追記:実際は「会社で落とす」ことはできなくて、この数カ月後に、この部署が勝手に取った行動が大問題となり、会社の経費の申請が厳しくなったというオチが待っている。(^^;)
こちらでも50インチ位のテレビで震災情報を見ながら、みんなまったりと酒盛りしていました。こちらは若者ばかりなので、いいなぁ~とは思いましたが、やっぱり知らない人達しかいないので、合流はしないで13Fから一緒に来た人とは別れて、そのまま自分のフロアに戻りました。
【20Fの人】
自席でゴソゴソとネットやプログラミングをしていたところ、20Fにいた協力会社の方がやってきました。この方は昨年一緒に仕事をしたOノ島さん経由で知り合った方で、社交的な性格もあり、よく挨拶をする間がらになっている感じの方です。
「20Fはどうでした?」との問いに、「いゃ~、もうホント参りましたよ~。トラウマになりました…」とゲッソリしている感じに。なんでも20Fは「オフィス机が跳ね上がって、二段に重なった。」とか、「机の上のPCが全部落ちて、そのうち何個かが壊れた。」とか、「液晶ディスプレイが割れた」とかで、「もう20Fには戻りたくなくて、ここのフロアにやってきました。」と言っていました。かと言って座席は無いので、私の課と隣の課の隙間のレーンがかなり空いていたので、そこに椅子を並べて椅子寝りをしている状況になっていました。
この震災でPTSDとかにならなければ良いのですが… ちなみにこの方は始発が動いたら帰宅したのか、気がついたら居なくなっていました。
【気がついたら】
今夜も朝までPOWERFULぷろぐらみんぐと、デービーソフトのゲームのタイトルのような感じでコーディングをしていたら朝になったので、支給品の牛丼を食べたところ、胃に血を持ってかれてきたので、椅子を並べて仮眠を取って昼から再びプログラムを書いていたら、オフィスに誰もいなくなっている状況に…
気がついたら15:00とかになっており、外を眺めると電車が普通に動いているのが見えました。ホームにはポツポツと人がいる感じでした。「あぁ~、もう普通に帰宅できるのかもなぁ~。でも、このままコーディングもしていたいし… どうしよう…」と思いましたが、これで万が一建物が倒壊して、独り社屋で死体で発見とかあったら「なんか情け無いな…」と思い、風呂も入っていないことから、オフィスを全て閉めてから駅に向ったところ、丁度電車が来たので何事もなかったように電車に乗って、PSPで「ラッシュ&クラッシュ」をプレーしながら帰宅しました。

オフィスを閉めるために社内をウロついたら、このような物を支給していた事を知りました。
なんにも言われていなかったので、ちょっとイラッとw
今後の事も考えて1個貰ってきました。
自宅に帰って部屋をチェックしたところ、置いてあったフィギュアが微動だにしていない程変化しておらず、立てて置いてあったテプラが倒れていた程度でした。猫も普通にしており、帰宅したらスリスリして餌をせがんでくる感じで、ただの徹夜明けの帰宅という感じになりました。
風呂にも普通に入れて、そのまま夜から眠り、次の日の昼まで惰眠を取ってから、テレビを見ながら会社ではフィルタがかかっていたサイトを巡回して色々な情報を入手しました。
このような事が3/11~3/12における私の状況でした。
後から聴いたところ、「みんな何時間もかけて歩いた」とか、新人くんに至っては「12時間歩いて、自宅からラスト2駅分で心が折れて、通りかかったタクシーに乗ったら、5, 6千円取られて痛かったです。」とか聴いたので、みんな本当に大変だったんだなぁ~と思いました。
一つ言える事は、「身近な仲間がみんな無事だったのが本当に嬉しかった」という事です。そしてこれから様々な節約が色々な形で挙げられると思いますが、助けあって乗り切って行きましょうという感じでしょうか。

自宅は元々ECO仕様になっていて、一撃で断線できるスイッチが玄関にあります。
家を出る前にこれをOFFれば家の中のテレビとかのコンセントが全て切れます。
タイマー等が無い家電はコレ用のコンセントに挿しています。
家に入ると玄関の灯りが点くセンサーもあるので、これは切っておこうかな…
という事で、次からはいつもどおりにこのブログを進めて行こうと思います。
コメント
スゴかった状況が生々しく伝わってきます!
当日は本当に凄かったですよね
おはようございます~。
広域で起きた事とはいえ、それぞれで体感した事の質が凄く違っかったのが印象深かったです。被災地の惨状はもとより、同じ職場にスポットを当てても、それぞれがドラマを持つという…
そちらも震源地に近かった事もあり、本当に大変でしたよね~。お互い無事で何よりでした。
私の場合は本当に被害が軽かったので、こんなノリの軽い感じの記録となった訳ですが、人によっては思い出したくもないと思うところもあるでしょうし(特に心を痛めたような方)、プラス思考で「祭り(大きなイベント)」と感じた方もいたようです(気丈な方)。
そして都心の交通事情というのは全てが電車でできているということを痛感させられました。また、最初は様子を見てから行動するのが吉という事も学習しました。(とはいっても、歩いて帰るのも一つの良い経験なんだろうな~とも思いましたけど…)
今後のエネルギー問題と経済問題は、どんどん日本全体に波及する事だと思うので、「今以上に助け合いをしつつ、且つ自衛も行う」という相反する事をバランス良く行えるよう、真剣に考えていかないとならない訳で、色々と思うことが多いです。
そしてレッドブルは、以前から思うことがあったので、今回の結果は妙に納得してしまうところがありましたw アレは高かろう、不味かろうと個人的に思います。(栄養価が高いのは認めますけど…)
広域で起きた事とはいえ、それぞれで体感した事の質が凄く違っかったのが印象深かったです。被災地の惨状はもとより、同じ職場にスポットを当てても、それぞれがドラマを持つという…
そちらも震源地に近かった事もあり、本当に大変でしたよね~。お互い無事で何よりでした。
私の場合は本当に被害が軽かったので、こんなノリの軽い感じの記録となった訳ですが、人によっては思い出したくもないと思うところもあるでしょうし(特に心を痛めたような方)、プラス思考で「祭り(大きなイベント)」と感じた方もいたようです(気丈な方)。
そして都心の交通事情というのは全てが電車でできているということを痛感させられました。また、最初は様子を見てから行動するのが吉という事も学習しました。(とはいっても、歩いて帰るのも一つの良い経験なんだろうな~とも思いましたけど…)
今後のエネルギー問題と経済問題は、どんどん日本全体に波及する事だと思うので、「今以上に助け合いをしつつ、且つ自衛も行う」という相反する事をバランス良く行えるよう、真剣に考えていかないとならない訳で、色々と思うことが多いです。
そしてレッドブルは、以前から思うことがあったので、今回の結果は妙に納得してしまうところがありましたw アレは高かろう、不味かろうと個人的に思います。(栄養価が高いのは認めますけど…)
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それにしても、会社から徒歩帰宅になると6~8時間ですか…雨が偶然降って来たとは言え、回避できて何よりでした。
私も在京当初(20年以上前)に終電に乗り損ねた事があり、上石神井の駅から当時住んでいた久米川のアパートまで徒歩で帰った経験があったのですが、その時は夜中の1時くらいから4時間近くかけて歩いて、ようやく明け方にアパートに到着したという感じでしたね。(^^;
>コンビニ
おぉ!お茶などの心もとない在庫数に比べて、なぜかレッドブルだけは大量に(苦笑)。
私も地震の時はたまたま遅番勤務だったので、徒歩数分のコンビニまで行ってみたのですが、停電で店内の照明は消えていて、レジも管理用のPOSコードが機能しているだけという状態で、あとは全て電卓で計算してましたね(しかもレジまでの店内通路が全て行列になっていたという…汗)。
>PTSD
さすがに今まで体験した事が無いレベルのショックですからね…今後は精神的なケアが大きな課題になってくるかもしれません。
>これから様々な節約が色々な形で挙げられる
確かにその通りだと思いますね。一人一人の節約、そして節電で、計画「無停電」になるようにして、この危機を乗り切っていきたいものですね。(^^)