昔のゲームの想い出 [0150] 「ガルディア」 [セガ] [1986] [アーケード]
《マイナーな佳作だけど結構激熱!》
当時の私はコレをゲームセンターで見てですね………


これを思い出したんですよ!
…って、知りませんよねw
このゲームをプレーしている最中に、この自機が急にコレに見えてしまい、「これって、逆転イッパツマンの弾丸ヘッド号みたいだな。」なんてゲームセンターで呟いてしまったのです。
しかし、23年経ってから見比べてみると、あんまり似てないかなぁ~。なんて。(^^ゞ
どちらかというと、弾丸ヘッド号よりも、翼の部分が弾丸ブースター号に近いような気がしないでもないです…
まぁ、私は逆転王が好きなので、三冠王よりもこっちでお願いしますw

逆転王イカス!(´д`;ハアハア
という事で、今回は想い出番号が50回の節目という事で、私の中のA級のゲーム、「ガルディア」の想い出を書いてみたいと思います。
当時の私はコレをゲームセンターで見てですね………


これを思い出したんですよ!
…って、知りませんよねw
このゲームをプレーしている最中に、この自機が急にコレに見えてしまい、「これって、逆転イッパツマンの弾丸ヘッド号みたいだな。」なんてゲームセンターで呟いてしまったのです。
しかし、23年経ってから見比べてみると、あんまり似てないかなぁ~。なんて。(^^ゞ
どちらかというと、弾丸ヘッド号よりも、翼の部分が弾丸ブースター号に近いような気がしないでもないです…
まぁ、私は逆転王が好きなので、三冠王よりもこっちでお願いしますw

逆転王イカス!(´д`;ハアハア
という事で、今回は想い出番号が50回の節目という事で、私の中のA級のゲーム、「ガルディア」の想い出を書いてみたいと思います。
ガルディアは、コアランド開発/セガ販売の空中と地上のショットを撃ち分ける、ゼビウスタイプのシューティングゲームです。自機のパワーアップがアイテム制に加え、進行中に敵に捕獲(?)されているパーツを収集すると自機の体型が変り、ショットがパワーアップするゲームとなります。
ステージの最後にはボスがいて、それを倒すとステージクリアとなります。
この時代の他のゲームと比較すると、映像やサウンドのテクノロジーはかなり低くなってしまっている感じだったのですが、それをセンスでカバーしている、私に取って非常に思い入れのあるゲームだったりします。
このゲームを選んだ理由は、先月とある方のブログに貼ってあった「ニコニコ動画のガルディアのサントラ」を聴いて衝撃が走った事がキッカケとなっています。そして、丁度50回毎の節目である今回、ナイスタイミングでガルディアを選びました。(衝撃が走った理由は後述します)
そして、先月K氏の家にお邪魔した時に、まあくんさんがK氏にサプライズとしてこの基板を持ってきていましたが、私の方がビックリしてしまいました。
それも、まあくんさん曰く「ガルディア凄く好きだったんだよぉ~。やっと手に入れたんだよぉ~。」と、それはもう嬉しそうに言っていて、私も凄く嬉しくなりました。まさか、こんな直近のナイスタイミングでガルディア大好きユーザーに出会うなんて…と。(*^^*)

今回はいつも以上に本気です。インストも純正な位、本気で書きます!
【自機のパワーアップパーツ】
このゲームは5種類のパーツを合体させる事ができ、5つ揃えると波状ショットが撃てる最強の装備になります。
合体の度に自機の外見は変化し、徐々にカッコ良くなって行くのですが、私は冒頭の弾丸ヘッド号モドキに心を撃たれてからは、殆んど3段階迄しかパワーアップしていませんでした。(冒頭の写真が3段階目の変化です)
それを見ていた、友人のもっちゃんが、「OKIくん、なんで次のパーツ取らないの?」と言うので、「3段階目の形がイッパツマンの飛行機みたいで、好きなんだよ。」と言うと、彼は突然「イタダキマン2段変形!」と叫び始め、私がガルディアをプレーしているのを見ては毎回言うようになりました。
(いやいや、「俺は「イッパツマン」と言ったし、「変形は3段階目」だし、イタダキマンは「2段変形」じゃなくて「2段変身」だし…」とかツッコミませんでした)
【隠れキャラ】
このゲーム中に、地上を撃つと隠れキャラとして、スターウォーズのダースベーダーやR2-D2、13日の金曜日のジェイソンが出てきます。なんでコレらが出るのかは分らないのですが、当時としては、「なんだかよく分らないけど、出して楽しむ」みたいな感じで出していました。

時代的にまだグレーな時代w
メリケンなキャラがグレーなものでは、後に「ザ・スーパー忍」とかありましたね。アレは後から許可を取ったそうですが…
【BGMが凄く素晴らしい!】
この頃のゲームには徐々にFM音源が載り始めているゲームが多々見受けられ、源平討魔伝などは重厚な和風サウンドが、バブルボブルなどはかなり甲高いBGMが大きなゲームセンターで大音響で鳴り響いていました。
そんな中、私いきつけのこじんまりしたゲームセンター「オール50」では、このガルディアのBGMがそこそこの大音響で流れていました。最初は「なんて古臭いゲームなんだろ? イスパイアルみたいだな…」なんて思っていたのですが、何回かプレーしているうちに、このゲームの雰囲気に飲み込まれて行きました。
それは「このゲームのBGMが非常に印象に残るのです。」
正直、このゲームの内容自体は大した事ないと思っている上に、結構バランスが悪いと思っています。しかし、BGMがアップテンポでとてもカッコ良いのです。なんでしょう?このメーカーの出すゲームのBGMは、私にとって、どれも味があるのです。
このゲームのBGMは、メインBGM1(最大パワーアップ前)、メインBGM2(最大パワーアップ時)、ステージ中にゼビウスのバキュラのフィーチャーの類似のような場所を通る時、ボス、ステージクリア(1~3面)、ラストステージクリア(4面)、ネームエントリと、あまりバリエーションが無いのですが(まぁ、当時としてはオーソドックスではありますね)、どれも私の中に深く印象付けをしてくれました。
この時は、アルゴスの戦士事件が勃発していなかったので、ゲームセンターのオジサンとはまだ仲が良い訳でもなく、ゲームの録音もさせてもらえませんでした。
つまり、いつもゲームセンターに行って、このBGMをプレーしながら聴いていた訳です。(それが普通ですが(^^ゞ)
そんな中、このゲームをプレーしていてずっと気になっている事がありました。
それは「ネームエントリーの曲が途中で切れてしまう…」というものでした。それはフェードアウトや、キリの良いところで切れる…というものではなく、「ネームエントリーの時間切れで、切れてしまう」ようにしか受け取れない切れ方をしていました。
凄く物寂しさを感じる、当時としては「大人な曲を感じたBGM」でしたが、非常に短かく切れてしまう… 「どーやったら、長く聴けるのだろう? この先はどのような曲なのだろう… ドラゴンバスターのようにディップスイッチで、サウンドモードはあるのだろうか…」と悶々とした日々を過していました。
ちなみにこの時は既にY本くんから、「OKIくん、アーケード基板にはサウンドモードがあって、ドラゴンバスターなどは曲を聴く事ができる上に、未使用曲が入っていたりして、聴く事ができるんだよ。夜中にタイトー系のゲームセンターの店員さんをやっている人とゲームセンターに泊って録音してるんだ!」という事を教わっており、ゲームフリーク(の同人時代)の人から、ドラゴンバスターや、メタルソルジャーアイザックの曲を頂いたりしていました。
そして私は、この2年後位に色々頑張ってこのゲーム基板を入手した訳ですが、ディップスイッチにはサウンドモードは見当らなく、結局このネームエントリーの曲は20秒位で切れてしまうという残念な結果となりました。
そして23年位経過した今年、上述した基板コレクターの人のブログに貼ってあったニコニコ動画のガルディアサントラを聴いたところ、このネームエントリーの曲が20秒以上流れていたため、端末の前でボーゼンとしました。((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
「な、なんでこの曲がこんなに長く流れているんだろう…」
よくよく聴いてみると、
「こ、この音質は本物じゃねぇ… 明らかに”アレ”じゃねーか… でも、どうやって… 改造したか?」
そして、
「でも、偽物でもいい… この曲、凄くカッコイイ… (ゴクリ…)」
となりました。
後日、K氏の家でこの事を話したら、「この手のゲームは、Z80の停止をすりゃ聴けるんだよ。」みたいな事を教えてもらい、「それって、メインの方を止めると、サウンドの石の方は流れ続ける…とかそんなですか?」みたいな会話になりました。(結局実現方法がよく分からないまま、話は終わったのですが…)
私がニコニコで見たものは、”本物”でなくて、”偽物”のアレなので、ソフトの力でどーにでもなるかな…とは思いましたが、本物で、K氏の方法が使えれば、”本物”のあの曲が、ニコニコ動画よりも長く聴けるのか…ゴクリ… となりました。
とりあえず、今はニコニコ動画でアップロードしてくれた人に心から感謝しています。それが例え違法でも、このようにしてネームエントリーが長く聴けて、しかも未使用曲(?)のようなものまで聴く事ができた事は、私にとって、最高に素晴らしい事件でした。
そして、それをブログに貼っていただいた方にも感謝しています。この方のブログを読んでいる分には、このゲームをオンタイムでプレーしていたとはあまり思えないのですが、それでもこのゲームを愛している事には変わりないので(でないと、オークションなんかでこれを落札するなんて思えないし)、本当に感謝しています。
私がこのゲームをA級と謳っているのは、BGMの良さが大半を占めるので、このBGMが聴けるだけでも幸せです♪(*^^*)
【今回だけ本音ベースで】
このゲームには基板にまつわる想い出もあります。まずは前置きから書いて行きます。
このゲーム基板はゲームセンターで結構プレーして気に入った&上述のBGMを確認するために買ったものでしたが、自宅でマイナーな佳作をプレーする楽しみは、数年続きました。(要するに悦に入っていた訳で…)
そして、1990年辺りで数十枚手元に集まってきて、「結構買ったなぁ~。置き場所をちゃんとしないとな…」なんて思いながら、基板を保管する部屋(物置部屋)を作り(今の実家の一画に)、1992年からゲームセンターに足を運ばなくなりつつ、1995年辺りには家庭用のゲームパワーをF田くんに見せ付けられて、完全にゲーム基板購入から手を引いていました。
しかしそのような中でも、自宅にてゲームセンターで遊んでいたゲームで遊ぶ楽しさは、テレビゲーム好きとしては一つのアドバンテージのようなものとして私の中にありました。
そのような感情を持っていた最中、1997年位(確かディアブロをやっていた年)にF田くんの家に行ったところ、驚いた事に彼のPCにて「ペンゴ」と「クラッシュローラー」が動いていました。本物ソックリに…
「なっ…、こ、これ、どうしたの…?」との問いに、F田くんは「凄いよねコレ。エミュレータらしいんだけど、色々なゲームセンターのゲームができるみたいなんだよ。」
OKI:「なんてソフトなの?」
F田くん:「エムエーエムイーって書いてあるけど、なんだろね?
メイムかマメかねぇ~?」
OKI:「凄いじゃん!これは国産ソフト?サイトは?」
F田くん:「ここだよ。英語で書いてあるから、アメリカかねぇ~?」
みたいな会話をしました。
F田くんはゲームソフトに関しては、帝王のような人間です。人生を全てテレビゲームに費やしています。金も青春も全てゲームに注ぎ込んでいます(現在進行形)。ましては開発の知識まで持ち合わせているので、こんなエミュレータの情報なんて容易に手に入れている訳です。
(ちなみにスペースインベーダーの生みの親にスカウトされて断った経歴の持ち主だったりしますw)
今回はいつもの伏せて話す「ごにゅごにゅ」なんて言い方はしません。このエミュレータはもちろんMAMEです。
MAMEの初期バージョンの頃は時代的な事もあり、ROMなんてエミュレータのサイトと一緒の場所に置いてある位でした。
(今はそこまで露骨ではありませんが、ネット検索でもすればすぐに見付かってしまうので、凄い時代だと思います)
まだ当時はカワイイもので、サポートするゲームが数個から10数個程度でした。
しかし、そこから徐々に年レベルでシナジーのような変化が…
「あれ? 今回は「ピットフォールII」がサポートされたな…」
「ヲイヲイ、「バルトリック」もかよ…」
「えぇ~!「ユニコーン」や「ワイルドライド」まで~!」
気がついたら、私の所有するお気に入りゲームが悉く実装されました。
当時(1990~2000年位まで)は今以上に「アーケード基板の所有」というのは「ゲーマーとしてのアドバンテージ」があったという感じで、本当にアーケードゲーム好きな人は基板を持って当たり前みたいな時代だった為(これは私の周りだけでは無いハズ)、このような流れが面白い訳ありません。
最初の方は、「スゲー!これ、移植されたよ~。」だったのが、ある時から「なんだよ。俺達の大事なゲームを勝手にバラ撒かんでくれよ。」位に感じ始め、そして2000年前辺りで、ついにこのガルディアもエミュレータのタイトル入りをしました。(ここまでが長い前置き)
しかし、ガルディアはキチンとエミュレーションできませんでした。(ゲームを起動しても、ROMチェック以上進まない)
「ザマーミロ。エミュレーションできないでやんの。でも、もう俺のお気に入りのゲームはコレが最後の砦だ…」となり、数年間はこの状態が続きました。
そんなガルディアもついにエミュレーションが行われ、ネット上にゴロゴロとゲーム画面が紹介され始めました…
その時、私の中で何かがフッ切れました。瞳の光が消えた感じでした。
「なんだ。もう基板なんかで遊ばないで、ROMを適当にネットから全部手に入れちゃって、PCで遊べばいいんだ… 基板なんてかさばるし、エミュレータなら場所も必要ないし… なんせMAMEなら壊れないし…」
この時は既にゲーム基板を集めていなかったのに、このような事を思うのは非常に身勝手だったと頭では分っていたのですが、当時から集めていたゲーム基板は私の宝物だったので、「物凄く負けた感」がしてなりませんでした。これは移植されていないゲームの独占欲というよりも、当時から愛していたゲームが不正にコピーされていた感じが悔やしくてならない感じだったと思います。昔の日米じゃないですが、「負けたから相手に従う…」そんな感じになっていました。
時が過ぎて、最近は再びゲーム基板で遊び始めている自分がいますが、「このブログでレトロゲームの想い出を書き始めた事、K氏との出会いがあった事」により、このような事がとてもちっぽけな事になっています。しかし、当時(2000年前後)は本当にアンチエミュ派だった自分がいたという事をここに書いておきます。(今はぶっちゃけ、エミュ(゜∀゜)イイ!!便利!位な人になっちゃっていますが。早くダチョラーを実行しる!(言い過ぎw))
今はエミュレータが良い悪いというよりも、メーカー様にどーにかして復刻して欲しいという心の方が強くなっています。
wiiのVCも結構買ったりしていますが、このような御布施程度では、なんでも復刻してくれるとは思えないし、既に倒産したメーカーの著作権は曖昧になっているようなので(それどころか、存在する大手メーカーに自社ゲームのソースコードが紛失してしまっているという事実…orz)、このようなものを違法でも良いから復刻して後世に残していってもらいたい…という気持ちの方がとても強いです。(基板もソースコードも無いレトロゲームが一杯あるため)
何十年も市場に復刻もしないまま、「これらは弊社の著作権です」とか言われたって、そんなのゲームファンからすれば酷い話しであり、個人的には20年復刻しなれば、著作権は切れて欲しい位思っています。そーすれば現在のエミュレータ事情のように有志の力で「より復刻が行われる」と思っています。
現在は大型筐体以外はゲームセンターならでは…のようなものが少ないため、ゲームのジャンルによってはアーケードとコンシューマの垣根が無いので、ソフトウェアの質もそれ程変りなく、且つ配信システムのお陰でいつでも自宅で遊べるようになっていますが、そうなれば上述のような事は思わなくなるかと思っています…
(そもそも私の場合は、レトロゲーム時代と今ではゲームの質も想い出も違うので、そんな事思う訳もないのですが。(^^ゞ 近年の弾幕シューとかの基板は例え安くても欲しくなく、コンシューマのパッケージで良いと思っている位です)
という事で、「ガルディア」が私のお気に入りのゲームの中で、一番最後にMAMEで稼働したゲームとなっています。
(それ程お気に入りではなく、なんとなく基板で持っている、まだMAMEに移植されていないものならあるっちゃあるんですけどね…(^^;)
現在ではインターネットに転がっているレトロアーケードゲームの綺麗なスクリーンショットの9割はMAMEと言って間違いない訳ですが、私は天邪鬼なので、あえてコイツが稼働できようとも、スクショは自前の環境で載せようと思い、信念を貫いています(といっても、最初は載せていなかった画像を現在はブログに載せている事も良くないのですけどね…)。アーケードに限らず、大好きなレトロゲームに関しては、「物によっては誰よりも熱く、この熱意や想いが本物である…」という事が伝わると幸いです。m(_ _)m

ハァ~、後世に残るように移植されないかなぁ…
ステージの最後にはボスがいて、それを倒すとステージクリアとなります。
この時代の他のゲームと比較すると、映像やサウンドのテクノロジーはかなり低くなってしまっている感じだったのですが、それをセンスでカバーしている、私に取って非常に思い入れのあるゲームだったりします。
このゲームを選んだ理由は、先月とある方のブログに貼ってあった「ニコニコ動画のガルディアのサントラ」を聴いて衝撃が走った事がキッカケとなっています。そして、丁度50回毎の節目である今回、ナイスタイミングでガルディアを選びました。(衝撃が走った理由は後述します)
そして、先月K氏の家にお邪魔した時に、まあくんさんがK氏にサプライズとしてこの基板を持ってきていましたが、私の方がビックリしてしまいました。
それも、まあくんさん曰く「ガルディア凄く好きだったんだよぉ~。やっと手に入れたんだよぉ~。」と、それはもう嬉しそうに言っていて、私も凄く嬉しくなりました。まさか、こんな直近のナイスタイミングでガルディア大好きユーザーに出会うなんて…と。(*^^*)

今回はいつも以上に本気です。インストも純正な位、本気で書きます!
【自機のパワーアップパーツ】
このゲームは5種類のパーツを合体させる事ができ、5つ揃えると波状ショットが撃てる最強の装備になります。
合体の度に自機の外見は変化し、徐々にカッコ良くなって行くのですが、私は冒頭の弾丸ヘッド号モドキに心を撃たれてからは、殆んど3段階迄しかパワーアップしていませんでした。(冒頭の写真が3段階目の変化です)
それを見ていた、友人のもっちゃんが、「OKIくん、なんで次のパーツ取らないの?」と言うので、「3段階目の形がイッパツマンの飛行機みたいで、好きなんだよ。」と言うと、彼は突然「イタダキマン2段変形!」と叫び始め、私がガルディアをプレーしているのを見ては毎回言うようになりました。
(いやいや、「俺は「イッパツマン」と言ったし、「変形は3段階目」だし、イタダキマンは「2段変形」じゃなくて「2段変身」だし…」とかツッコミませんでした)
【隠れキャラ】
このゲーム中に、地上を撃つと隠れキャラとして、スターウォーズのダースベーダーやR2-D2、13日の金曜日のジェイソンが出てきます。なんでコレらが出るのかは分らないのですが、当時としては、「なんだかよく分らないけど、出して楽しむ」みたいな感じで出していました。

時代的にまだグレーな時代w
メリケンなキャラがグレーなものでは、後に「ザ・スーパー忍」とかありましたね。アレは後から許可を取ったそうですが…
【BGMが凄く素晴らしい!】
この頃のゲームには徐々にFM音源が載り始めているゲームが多々見受けられ、源平討魔伝などは重厚な和風サウンドが、バブルボブルなどはかなり甲高いBGMが大きなゲームセンターで大音響で鳴り響いていました。
そんな中、私いきつけのこじんまりしたゲームセンター「オール50」では、このガルディアのBGMがそこそこの大音響で流れていました。最初は「なんて古臭いゲームなんだろ? イスパイアルみたいだな…」なんて思っていたのですが、何回かプレーしているうちに、このゲームの雰囲気に飲み込まれて行きました。
それは「このゲームのBGMが非常に印象に残るのです。」
正直、このゲームの内容自体は大した事ないと思っている上に、結構バランスが悪いと思っています。しかし、BGMがアップテンポでとてもカッコ良いのです。なんでしょう?このメーカーの出すゲームのBGMは、私にとって、どれも味があるのです。
このゲームのBGMは、メインBGM1(最大パワーアップ前)、メインBGM2(最大パワーアップ時)、ステージ中にゼビウスのバキュラのフィーチャーの類似のような場所を通る時、ボス、ステージクリア(1~3面)、ラストステージクリア(4面)、ネームエントリと、あまりバリエーションが無いのですが(まぁ、当時としてはオーソドックスではありますね)、どれも私の中に深く印象付けをしてくれました。
この時は、アルゴスの戦士事件が勃発していなかったので、ゲームセンターのオジサンとはまだ仲が良い訳でもなく、ゲームの録音もさせてもらえませんでした。
つまり、いつもゲームセンターに行って、このBGMをプレーしながら聴いていた訳です。(それが普通ですが(^^ゞ)
そんな中、このゲームをプレーしていてずっと気になっている事がありました。
それは「ネームエントリーの曲が途中で切れてしまう…」というものでした。それはフェードアウトや、キリの良いところで切れる…というものではなく、「ネームエントリーの時間切れで、切れてしまう」ようにしか受け取れない切れ方をしていました。
凄く物寂しさを感じる、当時としては「大人な曲を感じたBGM」でしたが、非常に短かく切れてしまう… 「どーやったら、長く聴けるのだろう? この先はどのような曲なのだろう… ドラゴンバスターのようにディップスイッチで、サウンドモードはあるのだろうか…」と悶々とした日々を過していました。
ちなみにこの時は既にY本くんから、「OKIくん、アーケード基板にはサウンドモードがあって、ドラゴンバスターなどは曲を聴く事ができる上に、未使用曲が入っていたりして、聴く事ができるんだよ。夜中にタイトー系のゲームセンターの店員さんをやっている人とゲームセンターに泊って録音してるんだ!」という事を教わっており、ゲームフリーク(の同人時代)の人から、ドラゴンバスターや、メタルソルジャーアイザックの曲を頂いたりしていました。
そして私は、この2年後位に色々頑張ってこのゲーム基板を入手した訳ですが、ディップスイッチにはサウンドモードは見当らなく、結局このネームエントリーの曲は20秒位で切れてしまうという残念な結果となりました。
そして23年位経過した今年、上述した基板コレクターの人のブログに貼ってあったニコニコ動画のガルディアサントラを聴いたところ、このネームエントリーの曲が20秒以上流れていたため、端末の前でボーゼンとしました。((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
よくよく聴いてみると、
「こ、この音質は本物じゃねぇ… 明らかに”アレ”じゃねーか… でも、どうやって… 改造したか?」
そして、
「でも、偽物でもいい… この曲、凄くカッコイイ… (ゴクリ…)」
となりました。
後日、K氏の家でこの事を話したら、「この手のゲームは、Z80の停止をすりゃ聴けるんだよ。」みたいな事を教えてもらい、「それって、メインの方を止めると、サウンドの石の方は流れ続ける…とかそんなですか?」みたいな会話になりました。(結局実現方法がよく分からないまま、話は終わったのですが…)
私がニコニコで見たものは、”本物”でなくて、”偽物”のアレなので、ソフトの力でどーにでもなるかな…とは思いましたが、本物で、K氏の方法が使えれば、”本物”のあの曲が、ニコニコ動画よりも長く聴けるのか…ゴクリ… となりました。
とりあえず、今はニコニコ動画でアップロードしてくれた人に心から感謝しています。それが例え違法でも、このようにしてネームエントリーが長く聴けて、しかも未使用曲(?)のようなものまで聴く事ができた事は、私にとって、最高に素晴らしい事件でした。
そして、それをブログに貼っていただいた方にも感謝しています。この方のブログを読んでいる分には、このゲームをオンタイムでプレーしていたとはあまり思えないのですが、それでもこのゲームを愛している事には変わりないので(でないと、オークションなんかでこれを落札するなんて思えないし)、本当に感謝しています。
私がこのゲームをA級と謳っているのは、BGMの良さが大半を占めるので、このBGMが聴けるだけでも幸せです♪(*^^*)
【今回だけ本音ベースで】
このゲームには基板にまつわる想い出もあります。まずは前置きから書いて行きます。
このゲーム基板はゲームセンターで結構プレーして気に入った&上述のBGMを確認するために買ったものでしたが、自宅でマイナーな佳作をプレーする楽しみは、数年続きました。(要するに悦に入っていた訳で…)
そして、1990年辺りで数十枚手元に集まってきて、「結構買ったなぁ~。置き場所をちゃんとしないとな…」なんて思いながら、基板を保管する部屋(物置部屋)を作り(今の実家の一画に)、1992年からゲームセンターに足を運ばなくなりつつ、1995年辺りには家庭用のゲームパワーをF田くんに見せ付けられて、完全にゲーム基板購入から手を引いていました。
しかしそのような中でも、自宅にてゲームセンターで遊んでいたゲームで遊ぶ楽しさは、テレビゲーム好きとしては一つのアドバンテージのようなものとして私の中にありました。
そのような感情を持っていた最中、1997年位(確かディアブロをやっていた年)にF田くんの家に行ったところ、驚いた事に彼のPCにて「ペンゴ」と「クラッシュローラー」が動いていました。本物ソックリに…
「なっ…、こ、これ、どうしたの…?」との問いに、F田くんは「凄いよねコレ。エミュレータらしいんだけど、色々なゲームセンターのゲームができるみたいなんだよ。」
OKI:「なんてソフトなの?」
F田くん:「エムエーエムイーって書いてあるけど、なんだろね?
メイムかマメかねぇ~?」
OKI:「凄いじゃん!これは国産ソフト?サイトは?」
F田くん:「ここだよ。英語で書いてあるから、アメリカかねぇ~?」
みたいな会話をしました。
F田くんはゲームソフトに関しては、帝王のような人間です。人生を全てテレビゲームに費やしています。金も青春も全てゲームに注ぎ込んでいます(現在進行形)。ましては開発の知識まで持ち合わせているので、こんなエミュレータの情報なんて容易に手に入れている訳です。
(ちなみにスペースインベーダーの生みの親にスカウトされて断った経歴の持ち主だったりしますw)
今回はいつもの伏せて話す「ごにゅごにゅ」なんて言い方はしません。このエミュレータはもちろんMAMEです。
MAMEの初期バージョンの頃は時代的な事もあり、ROMなんてエミュレータのサイトと一緒の場所に置いてある位でした。
(今はそこまで露骨ではありませんが、ネット検索でもすればすぐに見付かってしまうので、凄い時代だと思います)
まだ当時はカワイイもので、サポートするゲームが数個から10数個程度でした。
しかし、そこから徐々に年レベルでシナジーのような変化が…
「あれ? 今回は「ピットフォールII」がサポートされたな…」
「ヲイヲイ、「バルトリック」もかよ…」
「えぇ~!「ユニコーン」や「ワイルドライド」まで~!」
気がついたら、私の所有するお気に入りゲームが悉く実装されました。
当時(1990~2000年位まで)は今以上に「アーケード基板の所有」というのは「ゲーマーとしてのアドバンテージ」があったという感じで、本当にアーケードゲーム好きな人は基板を持って当たり前みたいな時代だった為(これは私の周りだけでは無いハズ)、このような流れが面白い訳ありません。
最初の方は、「スゲー!これ、移植されたよ~。」だったのが、ある時から「なんだよ。俺達の大事なゲームを勝手にバラ撒かんでくれよ。」位に感じ始め、そして2000年前辺りで、ついにこのガルディアもエミュレータのタイトル入りをしました。(ここまでが長い前置き)
しかし、ガルディアはキチンとエミュレーションできませんでした。(ゲームを起動しても、ROMチェック以上進まない)
「ザマーミロ。エミュレーションできないでやんの。でも、もう俺のお気に入りのゲームはコレが最後の砦だ…」となり、数年間はこの状態が続きました。
そんなガルディアもついにエミュレーションが行われ、ネット上にゴロゴロとゲーム画面が紹介され始めました…
その時、私の中で何かがフッ切れました。瞳の光が消えた感じでした。
「なんだ。もう基板なんかで遊ばないで、ROMを適当にネットから全部手に入れちゃって、PCで遊べばいいんだ… 基板なんてかさばるし、エミュレータなら場所も必要ないし… なんせMAMEなら壊れないし…」
この時は既にゲーム基板を集めていなかったのに、このような事を思うのは非常に身勝手だったと頭では分っていたのですが、当時から集めていたゲーム基板は私の宝物だったので、「物凄く負けた感」がしてなりませんでした。これは移植されていないゲームの独占欲というよりも、当時から愛していたゲームが不正にコピーされていた感じが悔やしくてならない感じだったと思います。昔の日米じゃないですが、「負けたから相手に従う…」そんな感じになっていました。
時が過ぎて、最近は再びゲーム基板で遊び始めている自分がいますが、「このブログでレトロゲームの想い出を書き始めた事、K氏との出会いがあった事」により、このような事がとてもちっぽけな事になっています。しかし、当時(2000年前後)は本当にアンチエミュ派だった自分がいたという事をここに書いておきます。(今はぶっちゃけ、エミュ(゜∀゜)イイ!!便利!位な人になっちゃっていますが。早くダチョラーを実行しる!(言い過ぎw))
今はエミュレータが良い悪いというよりも、メーカー様にどーにかして復刻して欲しいという心の方が強くなっています。
wiiのVCも結構買ったりしていますが、このような御布施程度では、なんでも復刻してくれるとは思えないし、既に倒産したメーカーの著作権は曖昧になっているようなので(それどころか、存在する大手メーカーに自社ゲームのソースコードが紛失してしまっているという事実…orz)、このようなものを違法でも良いから復刻して後世に残していってもらいたい…という気持ちの方がとても強いです。(基板もソースコードも無いレトロゲームが一杯あるため)
何十年も市場に復刻もしないまま、「これらは弊社の著作権です」とか言われたって、そんなのゲームファンからすれば酷い話しであり、個人的には20年復刻しなれば、著作権は切れて欲しい位思っています。そーすれば現在のエミュレータ事情のように有志の力で「より復刻が行われる」と思っています。
現在は大型筐体以外はゲームセンターならでは…のようなものが少ないため、ゲームのジャンルによってはアーケードとコンシューマの垣根が無いので、ソフトウェアの質もそれ程変りなく、且つ配信システムのお陰でいつでも自宅で遊べるようになっていますが、そうなれば上述のような事は思わなくなるかと思っています…
(そもそも私の場合は、レトロゲーム時代と今ではゲームの質も想い出も違うので、そんな事思う訳もないのですが。(^^ゞ 近年の弾幕シューとかの基板は例え安くても欲しくなく、コンシューマのパッケージで良いと思っている位です)
という事で、「ガルディア」が私のお気に入りのゲームの中で、一番最後にMAMEで稼働したゲームとなっています。
(それ程お気に入りではなく、なんとなく基板で持っている、まだMAMEに移植されていないものならあるっちゃあるんですけどね…(^^;)
現在ではインターネットに転がっているレトロアーケードゲームの綺麗なスクリーンショットの9割はMAMEと言って間違いない訳ですが、私は天邪鬼なので、あえてコイツが稼働できようとも、スクショは自前の環境で載せようと思い、信念を貫いています(といっても、最初は載せていなかった画像を現在はブログに載せている事も良くないのですけどね…)。アーケードに限らず、大好きなレトロゲームに関しては、「物によっては誰よりも熱く、この熱意や想いが本物である…」という事が伝わると幸いです。m(_ _)m

ハァ~、後世に残るように移植されないかなぁ…
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