昔のゲームの想い出 (番外編) [0012]
《今更ながらレトロゲームを大事にしたい…》
一昨年の元旦からブログを始めていくうちに、レトロゲーム熱が再燃し、そしておおよそ一年半前から、レトロアーケードゲーム基板熱も再燃し、色々なレトロゲームを発掘してプレーしたり、中古屋で買い直したり、貸していたものを返却してもらったりしてと、色々遊んでいるのですが、プレーしたくてもハードが既に売っていないとか、対応するデバイスが死滅しつつあるとか、あまつには故障してしまい直せないとか、この一年半の間、色々と考えさせられてきました。
そこで私が所持しているレトロゲームについて思った事を幾つか書いてみようかと思います。
ちなみに私が定義している「レトロゲーム」というのは、このブログで散々書いている「90年代初頭(おおよそスーパーファミコン初期位まで)の20年前位より昔のゲーム」を「レトロゲーム」と呼んでいます。
人によりレトロゲームの定義というのは色々とあるかと思いますが、2010年現在におけるテレビゲームの基礎となっている「3Dポリゴンを用いたゲーム」を比較的容易に表現できるコンシューマゲーム機は、あまりレトロゲームと思っていないです。(^^ゞ
一昨年の元旦からブログを始めていくうちに、レトロゲーム熱が再燃し、そしておおよそ一年半前から、レトロアーケードゲーム基板熱も再燃し、色々なレトロゲームを発掘してプレーしたり、中古屋で買い直したり、貸していたものを返却してもらったりしてと、色々遊んでいるのですが、プレーしたくてもハードが既に売っていないとか、対応するデバイスが死滅しつつあるとか、あまつには故障してしまい直せないとか、この一年半の間、色々と考えさせられてきました。
そこで私が所持しているレトロゲームについて思った事を幾つか書いてみようかと思います。
ちなみに私が定義している「レトロゲーム」というのは、このブログで散々書いている「90年代初頭(おおよそスーパーファミコン初期位まで)の20年前位より昔のゲーム」を「レトロゲーム」と呼んでいます。
人によりレトロゲームの定義というのは色々とあるかと思いますが、2010年現在におけるテレビゲームの基礎となっている「3Dポリゴンを用いたゲーム」を比較的容易に表現できるコンシューマゲーム機は、あまりレトロゲームと思っていないです。(^^ゞ
【コンシューマ機は非常に壊れ辛くて◎】
私が実家で発掘したファミリーコンピュータは3台目となり(■ボタンが1台目、●ボタン初期が2台目、そして現時点で所持しているものが3台目)、放置してから15年位は経過していたものでした。カセットのコネクタカバーや、イジェクトの部分のプラスチックカバーは割れており(皆さん経験ありますよねw)、イジェクト部分は鮫の背鰭のような状態で鉄板が剥き出し、カセットをイジェクトをすると親指に激痛が走るという恐怖仕様です。
過去にはゲームプレー中に八つ当りで殴ったり、あんなことやこんなことをしでかしたものですが、こんな状態にもなりながら、現時点でも普通に動作します。このようなファミリーコンピュータを目の当たりにすると、「ファミコンって、凄く丈夫だなぁ~」なんて思いました。

鮫の背鰭のようなイジェクト部分…
本体をコントローラーで殴りつけた跡も…
そして、肝心なカセットも全て普通に動作し、まれに通電が行われないようなもの、画面が灰色で何も映らなかったり、キャラ化けが酷いものがあっても、端子部分をガラスマイペットを軽く染み込ませた綿棒で、綺麗に拭いて、息を「フーッ!」と吹き掛けると、みるみる元気に動作してくれました。
今以上に無知で、どーしようもないガキの頃は、本当にいい加減に扱ってきたファミリーコンピュータですが、こうして時が経って、いざ懐かしんでプレーできると、「本当に愛おしくなって仕方がなく、且つ、これからは大事にしますので、無事に動いていってください。」と思うようになりました。ついでに比較的新しいファミリーコンピュータ本体を中古でも買い足しました。これは殆ど歴史的資料というような感じです。(^^)
そしてファミリーベーシックは、比較的マシな状態で発掘できたので、こいつも後生大事に取っておきたいと思います。
(YoutubeのSUPER PENPENも大事に公開して行きますw)

カセットはかなり劣化していますが、とりあえず動きますw
次にディスクシステムですが、よくありがちな「ドライブベルトが劣化する」現象がありますが、案の定私の物も腐っており動作しませんでした。分解して貼りついてしまったゴムを頑張って取ったのですが、スピンドルや対面側のローラーにゴムが一体化してしまったような状況になり、現在はローラー部分がデコボコになってしまい、修理が済んでいません…

頑張って補修しようと試みましたが、結構悲惨な状態に…
仕方が無いので、安価で中古を入手していたりします。
他にも「PCエンジン」などのハードや、ファミリーコンピュータよりも古い「ぴゅう太」も発掘しましたが、これらはすこぶる良好で、とても嬉しく思いました。「ぴゅう太」に至っては、私が本気で「ゲームを作ってみたいなぁ~」と思った夢のハードとなっており、このコンピュータに出会わなければ、今のIT業界で根を張っていなかったと心から思っています。「ゲームを作りたい→ソフトの仕組みを知りたい→ゲームに限らずコンピュータって凄く夢や将来性があるなぁ~→将来はコンピュータ業界で働くぞ!(できればゲーム業界でw)」というシーケンスを生み出してくれました。
尚、ぴゅう太はマニュアルを紛失してしまったので、マニュアル欲しさにもう一つ中古を購入した程大好きです。
今現在と比較すると、笑ってしまう程(´・ω・`)なハードウェアなのですが、私の原点たるものなだけに、その物の存在自体がもう「神」なのです。

これが私のプログラミングとしての原点
このように、ある程度は保管に気を使っていたとはいえ、現在でもキチンと動いてくれる事に感謝をしながら大事にして行こうと思います。
【対応するデバイスがマズイ】
これは主にテレビなのですが、ブラウン管から液晶になった事により、様々な物が劣化、最悪は動かなくなってきました。
特にラスター技術を使っているものは尽くNGになってきたので、困る時代がやってきています。
[高速に点滅する表現]
液晶テレビの性能が上っているとはいえ、やはりブラウン管にて表現されていた頃のものとは勝手が違います。
私が使用している液晶テレビは、wiiやXbox 360、PS3のような現代の新型ハードウェアは特に問題無くプレーできますが、ファミリーコンピュータや、メガドライブといったようなレトロゲームハードウェアは、若干「おやや?」という感じで劣化しています。
これはまだ許せる範囲ではありますが、やっぱり今迄見てきたものよりも変であると、「ちょっとなぁ~」とか思ったりもしてしまいます。

高速に点滅するものはスキャン処理の問題で、白地のものが縞々になります…
将来はブラウン管みたいに映るかなぁ~。
(って、バーチャルコンソールみたいなので遊ぶ事になると、別口で解消されたりしてw)
[走査線を用いている技術が全滅]
映りがブラウン管より劣化していても、ゲームができる分には問題ありません。
これよりも問題なのは「ゲーム自体ができない」というものが存在します。それは「光線銃ゲーム」です。
これの技術的な仕様は有名な走査線(ラスタ)技術となり、テレビ内の電子銃が画面を横切っている場所を検出して、位置情報に変換するというものを用いています。この手の光線銃ゲームで銃を撃つと、画面がピカッと光るのはこの処理を実現するために光っています。
ブラウン管ではこの走査線が走る訳ですが、液晶テレビでは方式が違うため、この検出を行う事ができません。画面は光りますが光線銃が走査線の位置を検出できないのです。
お陰でブラウン管のテレビを今現在も捨てられずに取っておいている状態だったりします。(^^ゞ

光線銃系のゲームは完全にアウト…orz
[ギリギリアウト(笑)]
同様に走査線を用いている技術に3Dメガネや、3D液晶シャッターがあります。
これらは見る角度によっては、それっぽくなるのですが、やはりブラウン管のソレとは比べものになりません。
目が疲れるだけです…

3D液晶シャッターは、タイミングがあえば比較的人間の視覚を騙せられる…?
いや、ファルシオンは無理やったなぁ~(・3・)
という感じで、ゲームに付随するデバイス自体は問題なくても、映像出力するデバイスがアッパーコンパチでないと、このようにレトロハードが死滅してしまう感じとなります。
これはPCのメディアにも同じような事が言えますね。

死滅しつつあるレトロメディア… もう読めない~。(>_<)
私の持っているこれらメディアのデータコンバートは済んでいますが、これらを読めるデバイスというのは現状では販売されていない状況になりつつあります。これらメディアには色々と思い入れがあるので、ポイしたくても、なんか捨てられずに「俺ヒストリー的」になんか博物館入りしてしまう感じです…
【アーケードゲーム基板が逝き始める】
昨年の秋位の話に遡るのですが、新潟にいた時の事…
(電話が鳴る…)
OKI:「はい。」
男の人:「わたくしマックジャパンと申しますが。以前、修理依頼出していただいた…」
OKI:「(!!) スプリンガーですか!!!」
店員さん:「そうです。スプリンガー直りました。長らくお待たせしてしまい、
申し訳ございません。」
OKI:「いえいえいえ!とんでもございません!アレ、直ったんですか!!!」
店員さん:「なんとか修理業者の方で部品が揃ったそうで、直った感じです。」
OKI:「おおおぉぉぉ!アレ、暗号情報が飛んでたらアウトという話だったので、
その情報が飛んでなかっただけでも助かりました!」
というような事がありました。
事の始まりは、このブログで「ディグダグ」の事を書いていた辺りで、「実家にある基板達って、最後に動かして、もう15年以上経過しているけど、動くのかなぁ…筐体は倉庫の奥底に眠っているし、もう筐体も基板もダメかもな…」なんて思いながらも、動かした所、殆んどが生きていた…という私にとって感動した事がありました。
しかし、そんな中でも、動かしているうちに急に画面が映らなくなったものも2点程ありました。それがスプリンガーでした。
このゲームは、知り合って間も無いY田くんと一緒にプレーした想い出のゲームとなり、基板は動かなくても保持しておきたいゲームだったので、「壊れても仕方が無いな…」と思っていたのですが、ネットで調べていたら秋葉原のマックジャパンさんのサイトで「修理いたします」との情報を知って、去年初めて入店し、修理依頼をしたお店でした。(昨年2月の出来事です)
他にも1~2面だけプレーして、3面に入った瞬間にゲームがトンでしまった「ドンキーコング3」もあったのと、基板で遊ぶ事を再開してから、Y田くんに代理でオークションで落札してもらった「Mr.Do!」が、初期不良(?)で壊れていた…という事で、これら3枚を一緒に修理に出しました。
(ちなみにこの出品者(業者)は、「ネット上で物凄い悪評だった」というのを後から知りました…。「動作しないのはアナタのせいです」と言われて…洗礼を受けた感じです(^^ゞ)
ドンキーコング3とMr.Do!は3ヶ月位で退院したのですが、スプリンガーは「場合により直らないので、諦めてください。」と言われたので、「それなら基板だけを大事に保管しておきます。」と言いました。
マックジャパンさんの店員さんは「私、この仕事して長いですが、このゲームの基板は初めて見ました。すごいレアですね。」みたいな事を言っていたので、「こりゃ、もう本格的に直らないかもなぁ~」なんて思ったものですが、8ヶ月の入院を経て無事退院をしました。
結果としてはどれも修理が完了し、無事プレーができるようになり、「これらのゲームの過去の想い出が一気に蘇えりました。(^^)」
この時に感じたのは、「15年以上も放置していたものを今更ながら動かして喜んでおきながら、それが故障してしまい、自分が無知過ぎて直せない…」という腑甲斐無さと、「今迄殆んど気にしてなかったハードウェアだったけど、どーいう仕組みで動いていて、どーやったらメンテナンスできるのだろうか…」というものでした。
それからというもの、某巨大掲示板のスレをよく見るようになり、且つアーケード基板所有者(過去の物を保管、修理、維持されている方限定)の方の記事を検索するようになり、「今の時代って、かなり情報があるんだなぁ~。何々?CPシステムって、こんな電池が載ってたんだ…」みたいな感じで、私にとって新たな境地が次々と開かれて行く感じがしました。
そして、「昔に所持できなかった想い出のあるゲームの基板を所持したいなぁ~」とドンドン思うようになり、そして「今度は色々と勉強していって、少しずつ維持できるようになりたいなぁ~」と思うようになりました。
今の時代、素晴らしい出来の移植が行われているものが多数あり、非常に良い時代になりましたが、想い出は「ゲームセンター」にあり、且つ「ゲームセンターで稼働していたテレビゲーム」だったので、やっぱり「当時動いていた物」が所有したくなります。
(私が基板を買っていた頃は「電波新聞社=るつぼ」位が「神移植」で、それ以外はこう言っては不謹慎なのですが「ゴミ移植」というイメージでした)
もちろん、コンシューマにも想い出が「自分の部屋」にあり、且つ「自室で稼働してたテレビゲーム」となっているので、想い出のあるゲームは「移植物ではなく、当時の実機」で所有したくなります。
この中でもアーケードの基板の所有は一番、難易度が高い条件を持っており、
1.玉数が少ない。(中古としても市場に出ていない)
2.値段が高い。(「1」の関係)
3.(比較的)壊れやすい。
4.場所を取る。
というものが揃っています。特に「1」と「3」は今の私に厄介で、「どうにかして自分のスキルを上げて行く事が重要」という考えがあります。
個人的には「今壊れたところで別段捨てる訳もなく、墓まで持って行きたい」と思っているので、「スキルが無くて即修理ができなくても良い」という考えがあるのですが、「修理できるパーツが無くなっている」という事を政@親父さんから伺っているので、これは結構問題なんだと感じています。
ただし最悪の場合を考えて、壊れて動かなくなり修理も不可能となっても、「それで遊んだ想い出を蘇えらせる、私の補助記憶媒体(笑)として、これらは保持していくのだろうな…」と思っています。(それが墓まで持って行くという所以です)
大人になって考え方もかなり変化し(最近のゲームが昔程あまり面白くないと思ってたりする事も起源なのかもしれませんが…)、これらテレビゲームをできる限り大事にして行きたいと思った以上、できる限り維持して行ければなぁ~と思いました。
ちなみに、私は想い出コレクターなので、レトロゲームコレクターという訳ではありません。好きな物(特に想い出がある物)だけ集めて行きたいです。(あと、ネタになりそうなものw)
という事で、「レトロゲームの皆さん、思い出をありがとう。」 (カダッシュ風)
◇ ◇ ◇
このようなレトロな物を取っておくというのは、PCデバイスにも共通じみたところがあり、以下のこれらなども想い出コレクションとして捨てずに博物館入りとして、取っておいてあります。(^^ゞ

古いOSに、レガシーリーダーのレガシーバス(SCSI, ISA, PCI)(笑) …etc
PCデバイスはゲームと違って、方向性の違う想い出があります。「生きるための仕事(=趣味)」として、「私の知識の糧をありがとう」みたいな感じで取っておいてあります。
正直、こんなデバイスが現時点で動いたところで、ちっとも嬉しくないと思っていますけどね…(「誰得だよ」みたいなw)
私が実家で発掘したファミリーコンピュータは3台目となり(■ボタンが1台目、●ボタン初期が2台目、そして現時点で所持しているものが3台目)、放置してから15年位は経過していたものでした。カセットのコネクタカバーや、イジェクトの部分のプラスチックカバーは割れており(皆さん経験ありますよねw)、イジェクト部分は鮫の背鰭のような状態で鉄板が剥き出し、カセットをイジェクトをすると親指に激痛が走るという恐怖仕様です。
過去にはゲームプレー中に八つ当りで殴ったり、あんなことやこんなことをしでかしたものですが、こんな状態にもなりながら、現時点でも普通に動作します。このようなファミリーコンピュータを目の当たりにすると、「ファミコンって、凄く丈夫だなぁ~」なんて思いました。

鮫の背鰭のようなイジェクト部分…
本体をコントローラーで殴りつけた跡も…
そして、肝心なカセットも全て普通に動作し、まれに通電が行われないようなもの、画面が灰色で何も映らなかったり、キャラ化けが酷いものがあっても、端子部分をガラスマイペットを軽く染み込ませた綿棒で、綺麗に拭いて、息を「フーッ!」と吹き掛けると、みるみる元気に動作してくれました。
今以上に無知で、どーしようもないガキの頃は、本当にいい加減に扱ってきたファミリーコンピュータですが、こうして時が経って、いざ懐かしんでプレーできると、「本当に愛おしくなって仕方がなく、且つ、これからは大事にしますので、無事に動いていってください。」と思うようになりました。ついでに比較的新しいファミリーコンピュータ本体を中古でも買い足しました。これは殆ど歴史的資料というような感じです。(^^)
そしてファミリーベーシックは、比較的マシな状態で発掘できたので、こいつも後生大事に取っておきたいと思います。
(YoutubeのSUPER PENPENも大事に公開して行きますw)

カセットはかなり劣化していますが、とりあえず動きますw
次にディスクシステムですが、よくありがちな「ドライブベルトが劣化する」現象がありますが、案の定私の物も腐っており動作しませんでした。分解して貼りついてしまったゴムを頑張って取ったのですが、スピンドルや対面側のローラーにゴムが一体化してしまったような状況になり、現在はローラー部分がデコボコになってしまい、修理が済んでいません…

頑張って補修しようと試みましたが、結構悲惨な状態に…
仕方が無いので、安価で中古を入手していたりします。
他にも「PCエンジン」などのハードや、ファミリーコンピュータよりも古い「ぴゅう太」も発掘しましたが、これらはすこぶる良好で、とても嬉しく思いました。「ぴゅう太」に至っては、私が本気で「ゲームを作ってみたいなぁ~」と思った夢のハードとなっており、このコンピュータに出会わなければ、今のIT業界で根を張っていなかったと心から思っています。「ゲームを作りたい→ソフトの仕組みを知りたい→ゲームに限らずコンピュータって凄く夢や将来性があるなぁ~→将来はコンピュータ業界で働くぞ!(できればゲーム業界でw)」というシーケンスを生み出してくれました。
尚、ぴゅう太はマニュアルを紛失してしまったので、マニュアル欲しさにもう一つ中古を購入した程大好きです。
今現在と比較すると、笑ってしまう程(´・ω・`)なハードウェアなのですが、私の原点たるものなだけに、その物の存在自体がもう「神」なのです。

これが私のプログラミングとしての原点
このように、ある程度は保管に気を使っていたとはいえ、現在でもキチンと動いてくれる事に感謝をしながら大事にして行こうと思います。
【対応するデバイスがマズイ】
これは主にテレビなのですが、ブラウン管から液晶になった事により、様々な物が劣化、最悪は動かなくなってきました。
特にラスター技術を使っているものは尽くNGになってきたので、困る時代がやってきています。
[高速に点滅する表現]
液晶テレビの性能が上っているとはいえ、やはりブラウン管にて表現されていた頃のものとは勝手が違います。
私が使用している液晶テレビは、wiiやXbox 360、PS3のような現代の新型ハードウェアは特に問題無くプレーできますが、ファミリーコンピュータや、メガドライブといったようなレトロゲームハードウェアは、若干「おやや?」という感じで劣化しています。
これはまだ許せる範囲ではありますが、やっぱり今迄見てきたものよりも変であると、「ちょっとなぁ~」とか思ったりもしてしまいます。

高速に点滅するものはスキャン処理の問題で、白地のものが縞々になります…
将来はブラウン管みたいに映るかなぁ~。
(って、バーチャルコンソールみたいなので遊ぶ事になると、別口で解消されたりしてw)
[走査線を用いている技術が全滅]
映りがブラウン管より劣化していても、ゲームができる分には問題ありません。
これよりも問題なのは「ゲーム自体ができない」というものが存在します。それは「光線銃ゲーム」です。
これの技術的な仕様は有名な走査線(ラスタ)技術となり、テレビ内の電子銃が画面を横切っている場所を検出して、位置情報に変換するというものを用いています。この手の光線銃ゲームで銃を撃つと、画面がピカッと光るのはこの処理を実現するために光っています。
ブラウン管ではこの走査線が走る訳ですが、液晶テレビでは方式が違うため、この検出を行う事ができません。画面は光りますが光線銃が走査線の位置を検出できないのです。
お陰でブラウン管のテレビを今現在も捨てられずに取っておいている状態だったりします。(^^ゞ

光線銃系のゲームは完全にアウト…orz
[ギリギリアウト(笑)]
同様に走査線を用いている技術に3Dメガネや、3D液晶シャッターがあります。
これらは見る角度によっては、それっぽくなるのですが、やはりブラウン管のソレとは比べものになりません。
目が疲れるだけです…

3D液晶シャッターは、タイミングがあえば比較的人間の視覚を騙せられる…?
いや、ファルシオンは無理やったなぁ~(・3・)
という感じで、ゲームに付随するデバイス自体は問題なくても、映像出力するデバイスがアッパーコンパチでないと、このようにレトロハードが死滅してしまう感じとなります。
これはPCのメディアにも同じような事が言えますね。

死滅しつつあるレトロメディア… もう読めない~。(>_<)
私の持っているこれらメディアのデータコンバートは済んでいますが、これらを読めるデバイスというのは現状では販売されていない状況になりつつあります。これらメディアには色々と思い入れがあるので、ポイしたくても、なんか捨てられずに「俺ヒストリー的」になんか博物館入りしてしまう感じです…
【アーケードゲーム基板が逝き始める】
昨年の秋位の話に遡るのですが、新潟にいた時の事…
(電話が鳴る…)
OKI:「はい。」
男の人:「わたくしマックジャパンと申しますが。以前、修理依頼出していただいた…」
OKI:「(!!) スプリンガーですか!!!」
店員さん:「そうです。スプリンガー直りました。長らくお待たせしてしまい、
申し訳ございません。」
OKI:「いえいえいえ!とんでもございません!アレ、直ったんですか!!!」
店員さん:「なんとか修理業者の方で部品が揃ったそうで、直った感じです。」
OKI:「おおおぉぉぉ!アレ、暗号情報が飛んでたらアウトという話だったので、
その情報が飛んでなかっただけでも助かりました!」
というような事がありました。
事の始まりは、このブログで「ディグダグ」の事を書いていた辺りで、「実家にある基板達って、最後に動かして、もう15年以上経過しているけど、動くのかなぁ…筐体は倉庫の奥底に眠っているし、もう筐体も基板もダメかもな…」なんて思いながらも、動かした所、殆んどが生きていた…という私にとって感動した事がありました。
しかし、そんな中でも、動かしているうちに急に画面が映らなくなったものも2点程ありました。それがスプリンガーでした。
このゲームは、知り合って間も無いY田くんと一緒にプレーした想い出のゲームとなり、基板は動かなくても保持しておきたいゲームだったので、「壊れても仕方が無いな…」と思っていたのですが、ネットで調べていたら秋葉原のマックジャパンさんのサイトで「修理いたします」との情報を知って、去年初めて入店し、修理依頼をしたお店でした。(昨年2月の出来事です)
他にも1~2面だけプレーして、3面に入った瞬間にゲームがトンでしまった「ドンキーコング3」もあったのと、基板で遊ぶ事を再開してから、Y田くんに代理でオークションで落札してもらった「Mr.Do!」が、初期不良(?)で壊れていた…という事で、これら3枚を一緒に修理に出しました。
(ちなみにこの出品者(業者)は、「ネット上で物凄い悪評だった」というのを後から知りました…。「動作しないのはアナタのせいです」と言われて…洗礼を受けた感じです(^^ゞ)
ドンキーコング3とMr.Do!は3ヶ月位で退院したのですが、スプリンガーは「場合により直らないので、諦めてください。」と言われたので、「それなら基板だけを大事に保管しておきます。」と言いました。
マックジャパンさんの店員さんは「私、この仕事して長いですが、このゲームの基板は初めて見ました。すごいレアですね。」みたいな事を言っていたので、「こりゃ、もう本格的に直らないかもなぁ~」なんて思ったものですが、8ヶ月の入院を経て無事退院をしました。
結果としてはどれも修理が完了し、無事プレーができるようになり、「これらのゲームの過去の想い出が一気に蘇えりました。(^^)」
この時に感じたのは、「15年以上も放置していたものを今更ながら動かして喜んでおきながら、それが故障してしまい、自分が無知過ぎて直せない…」という腑甲斐無さと、「今迄殆んど気にしてなかったハードウェアだったけど、どーいう仕組みで動いていて、どーやったらメンテナンスできるのだろうか…」というものでした。
それからというもの、某巨大掲示板のスレをよく見るようになり、且つアーケード基板所有者(過去の物を保管、修理、維持されている方限定)の方の記事を検索するようになり、「今の時代って、かなり情報があるんだなぁ~。何々?CPシステムって、こんな電池が載ってたんだ…」みたいな感じで、私にとって新たな境地が次々と開かれて行く感じがしました。
そして、「昔に所持できなかった想い出のあるゲームの基板を所持したいなぁ~」とドンドン思うようになり、そして「今度は色々と勉強していって、少しずつ維持できるようになりたいなぁ~」と思うようになりました。
今の時代、素晴らしい出来の移植が行われているものが多数あり、非常に良い時代になりましたが、想い出は「ゲームセンター」にあり、且つ「ゲームセンターで稼働していたテレビゲーム」だったので、やっぱり「当時動いていた物」が所有したくなります。
(私が基板を買っていた頃は「電波新聞社=るつぼ」位が「神移植」で、それ以外はこう言っては不謹慎なのですが「ゴミ移植」というイメージでした)
もちろん、コンシューマにも想い出が「自分の部屋」にあり、且つ「自室で稼働してたテレビゲーム」となっているので、想い出のあるゲームは「移植物ではなく、当時の実機」で所有したくなります。
この中でもアーケードの基板の所有は一番、難易度が高い条件を持っており、
1.玉数が少ない。(中古としても市場に出ていない)
2.値段が高い。(「1」の関係)
3.(比較的)壊れやすい。
4.場所を取る。
というものが揃っています。特に「1」と「3」は今の私に厄介で、「どうにかして自分のスキルを上げて行く事が重要」という考えがあります。
個人的には「今壊れたところで別段捨てる訳もなく、墓まで持って行きたい」と思っているので、「スキルが無くて即修理ができなくても良い」という考えがあるのですが、「修理できるパーツが無くなっている」という事を政@親父さんから伺っているので、これは結構問題なんだと感じています。
ただし最悪の場合を考えて、壊れて動かなくなり修理も不可能となっても、「それで遊んだ想い出を蘇えらせる、私の補助記憶媒体(笑)として、これらは保持していくのだろうな…」と思っています。(それが墓まで持って行くという所以です)
大人になって考え方もかなり変化し(最近のゲームが昔程あまり面白くないと思ってたりする事も起源なのかもしれませんが…)、これらテレビゲームをできる限り大事にして行きたいと思った以上、できる限り維持して行ければなぁ~と思いました。
ちなみに、私は想い出コレクターなので、レトロゲームコレクターという訳ではありません。好きな物(特に想い出がある物)だけ集めて行きたいです。(あと、ネタになりそうなものw)
という事で、「レトロゲームの皆さん、思い出をありがとう。」 (カダッシュ風)
このようなレトロな物を取っておくというのは、PCデバイスにも共通じみたところがあり、以下のこれらなども想い出コレクションとして捨てずに博物館入りとして、取っておいてあります。(^^ゞ

古いOSに、レガシーリーダーのレガシーバス(SCSI, ISA, PCI)(笑) …etc
PCデバイスはゲームと違って、方向性の違う想い出があります。「生きるための仕事(=趣味)」として、「私の知識の糧をありがとう」みたいな感じで取っておいてあります。
正直、こんなデバイスが現時点で動いたところで、ちっとも嬉しくないと思っていますけどね…(「誰得だよ」みたいなw)
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