昔のゲームの想い出 [0141] 「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」 [エニックス] [1988] [ファミリーコンピュータ]
《シリーズ最高人気作品!》
ネットで検索すると、IIIの人気は断トツっぽいですね。確かに私の周りでもIIIが好きな人が多いです。先月Karu_gamoさんと会合した時も、IIIのお話しをしていらしたし、「やっぱりIIIは人気あるなぁ~」という感じです。

色々なプラットフォームに移植されていますが、やっぱりファミコンのが好きです。(^^)
ネットで検索すると、IIIの人気は断トツっぽいですね。確かに私の周りでもIIIが好きな人が多いです。先月Karu_gamoさんと会合した時も、IIIのお話しをしていらしたし、「やっぱりIIIは人気あるなぁ~」という感じです。

色々なプラットフォームに移植されていますが、やっぱりファミコンのが好きです。(^^)
私も確かにIIIは好きなのですが、Iの想い出で書いたとおり、IとIIのセンセーショナルなゲームデザインと表現力に惚れてしまい、私の中ではIIIは3位となっています。(^^ゞ
あと、なんでしょう? 私の中の「3番目」というのは、ゲーム然り、アーティストのアルバム然り、な・ぜ・か「駄作」が多いんですよね。
このIIIは駄作とは全然思わないのですが、なにかこう、しっくり来るものが無いというか…
でも、想い出は当然あります。
もちろん、あの社会現象になった「買うための待ち行列」にも参加しました(爆)。
正直、ゲームよりもこーいう想い出が強いせいもあってか、ゲーム内容の記憶が薄くなっているような…そんな気がしますw
という事で、先ずは発売日の想い出から書いてみます。
【発売日(行列に並ぶ)】
ご存じの方も多いと思いますが、この日は平日でしたw
例によって、私のゲーム師匠であるY本くんが「OKIくん、ドラクエIII買う?」との問いに、「俺も今度は発売日に買いたいねぇ~」という返答をしたところ、「俺達は始発で出掛けるけど、一緒に行く?」という話になりました。Y本くんはとあるステータスのため日中は余裕で買いに行け、そのお仲間も同じようなステータスだったので、Y本くんの友人の2人で買いに行くという話でした。そんな私も、とあるステータスな人だったために、「上等じゃん。俺も始発で買いに行くよ。」と名乗り出ました。
当日は真冬だったので、黒のロングコートに身を包み、黒地のスラックスに白のYシャツ、黒いネクタイ…というまるで葬式のような格好でY本くんの家に行き、そのままチャリンコを漕いで、最寄りの駅の始発を待ちました。
この日の面子は、Y本くんと、その友人「タニギシ」というY本くんの幼馴染(893の息子)と、私という3人のパーティーで、買いに行きました。
このタニギシとは、Y本くん経由でゲームセンターにて既に面識があったのですが、このイベントの数年前「くりいむレモン事件」という事件のため、私的にはちょっと距離を置いていた人間で、この日もちょっとギクシャクした感じで一緒に行動しました。まさに呉越同舟といった感じでしょうか…
(この「くりいむレモン事件」は、もしも「フラッピー」の想い出話を書く時が来たら書く事になります)
そして近所では一番入荷本数が多いと思われる「横浜」に現地入りして、駅から一番近いヨドバシカメラに行ったところ、既に数百人の長蛇の列。
「始発じゃ、遅かったかぁ~!?」という事で、周りの情報収集から始めました。
情報収集と言っても、やることは3つのみ。「一番並んでいる行列の量を測る」事と、「整理券が配られるか?」と、「何時から発売されるか?」といったもので、各自お店を回って目測、及び並んでいる人に聴き込みを入れるといったものでした。
当時は、ヨドバシカラメラ、ビックカメラ、さくらや、アリック日進、ダイエーが候補に挙がっていて、これらを分担して見周って来て、集合してサマリーを取り、一番3人が効率良く買えそうな店を導くという、結局のところ「単純なローラー作戦」を展開しました。
3人が情報を集めて合流した頃、一番入荷が多そうなヨドバシカメラは既に洒落にならない程の行列となってしまっており、「ここは幾ら入荷が多くても、価格が安いし、これだけの人だ。もう買えないだろう…」という事で、さくらとビックの2店を検討したところ、「この2店は既に整理券が発行されていて、もう配り終った…」という結果に。
「だとしたらもう、日進とダイエーしかねーじゃん!」という事で、比較的店舗が近い、この2店に向ったところ、ダイエーの方が人が並んでいないという事でダイエーに並ぶ事になりました。
「ここって、おもちゃ屋ってあったっけ?」「俺は知らない…」「でも、並んでいるし…」と、3人で不安になりながらも、人に聴き込みを入れると、おもちゃ屋はあるとの事。「とりあえず人も100人位しか並んでいないので、このまま行って、100本位入ればなんとかなるだろう…」という計算で、3人は並びました…
「腹が減るだろうと思って…」と、私はコートの懐に「ケロッグ(大型の箱)と、コーヒー牛乳」をしのばせていたので、二人に配給すると、「そんなのどこに隠し持ってたんだよwww」と、極寒の中で笑いながらも、それなりに楽しんでいました。もしも今だったら飽きる事なく、携帯ゲームでワイワイできる訳ですが、当時はそんな夢のようなマシンもないので、ただひたすら喋りながら、時間が来るのを数時間と待つ事になります。(まぁ、それでも6時ちょっと前位から並んだので、お店が開く10時まで4時間程度なのですが…)
そして少しすると驚く事に、周りで「おい、ヨドバシはもう販売済んだらしいぞ!それも並んだヤツら全員買えたらしいぞ!」という情報が、同じように並んでいた他のパーティーから聴こえてきました。どーやら、分散して購入をしていた部隊もいたようで、ソイツらからの情報で、それが分った模様。「Y本くん、まだ8時だよ。向こうは買えたみたいだね…」「でも、今更あっちに並ぶなんてできないだろ? もうこっちに並ぶしかないよ…」というとても(´・ω・`)な気持ちになりながらも、少ししたらダイエーのお店が開き始めました。
「あれっ?なんでこの時間なんだろ?もしかして、ヨドバシとかに合わせて売ってくれるのかな…?」と淡い期待をしていたところ、とんでもない事実が…
「これからドラゴンクエストIIIの販売整理券を配ります。本日の入荷は87本。これから順番に整理券を配りますので、並んで受け取ってください。」
「ギョギョギョ・ギョエ~!!」と、今なら源平討魔伝の義経のような叫び声が出てしまうような現実。
「おい、俺達の列って何番目位だろ?」そう私が言っている矢先にY本くんとタニギシは、行列を掻き分けるかのように前の方に。
目をやると、ムカデだった行列がダンゴ状態に。一つ前の日記のガンプラの行列のような悪夢が再び…
「おい、ちゃんと並べよ!」「痛てーなー!」「ブッ殺すぞ!」… 今回は酷い罵詈雑言が飛び交っています。流石数年経って人のレベルが上がっている感じがヒシヒシと伝わります。そんな中、Y本くんが整理券を受け取るのが見えたので、私も係員の人から整理券を取ろうとしたところ、数人の手がワラワラと出ていました。まるで「蜘蛛の糸」の話のようです。垂らされた糸(整理券)に罪人達(お客)がワラワワと手を伸ばしている様はとても異様で、その人達の手をチョップしたり、一番近い人をローキックでマシンガンのように蹴っては撃沈し、係員の横からもぎ取るようにして整理券を奪いました。正直「奪う」という言い回しが本当に似合う感じの入手でした。取得直前に出てきた手を片手で押えての入手は、まるでスポーツのビーチフラッグス状態です。
「タニギシは整理券取れた!? OKIくんは!?」 …3人で整理券を出しあって、ニヤリとしました。v(`▽+´)
よく見ると、みんな70~80番台。私は84番とラス4の状態でした…「危なかったなぁ~! よし、このままゲーセンに行って、開店まで時間を潰すぞ!」と、近所の朝から開いているゲームセンターに駆け込んで、レイダース5とかやって時間を待ちました。ちなみにここはタイトーの直営店で「ダライアスの想い出」で書いた、ダライアスのロケテストを見たお店だったりします。
「よし、そろそろ開店だな。」と、3人でワクワクしながら整理券を持っておもちゃ屋のフロアに行くと、泣いている子供とかいて、「お母さん、なんで買えないの~」や、「いつ入荷するんですか!」などの店員に言い寄る、別の大行列が出来ており、そんな人達に整理券を見せびらかすようにチラつかせては私達は悠々とドラクエIIIを買いました。今考えると、なんて嫌なヤツなんだろうなぁ~と、自分に反省をしたいものです。(-_-)
【発売日(購入してから自宅にて)】
購入をしたのは良いものの、「買って満足してしまった」私は、家に帰ってからLv.6位まで上げてから、ゲームセンターに遊びに行ってしまいました。「平日のゲーセンは空いているので楽しいなぁ~」状態です。
そして夜中に家に帰ってきてから、ドラクエIIIの起動を行うと…
「ぼうけんのしょは きえてしまいました」
「えぇ~!!!! なんでっ!!」、テレビの前で愕然としました…
「普通に… 普通にリセット押しながら電源切ったのに… orz」
そのまま意気消沈の状態で夕飯を食べに台所に行ったところ、父親が一言。「今日のニュースで見たんだけど、オマエ、ドラゴンクエストIIIって買ってたのな。」その言葉に、「ハッ!」としました。いつもの表現、ボンバーマンの敵が死ぬ瞬間のアノ顔です。
OKI:「オイ、オヤジ…まさか、俺のドラクエ、動かしたんじゃないだろうな…」
父親:「おぉっ? ちょっとだけ動かしただけだよ。別にやってないよ。」
OKI:「いや待て、オマエ。やってなくても動かしたんだよな?」
父親:「動かした。」
OKI:「んだと! 動かしたのかよ!
あれはリセット押しながら電源切らねーといけねーんだよ!!」
父親:「そんなの知らねーよ。」
もう、言葉にならない怒りと共に、この日の夜から引きこもりドラクエIII生活が始まりました。
今考えると非常にバカげた話ですが、それはほら、「思春期のよく分らない行動」という事で一つお願いしますw
【発売日(1週間後)】
買った日の最初は、大して意気込んでいなかったドラクエIIIですが、父親のくだらない邪魔に対して火がつき、「こーなりゃ、学校で一番のクリア者になってやる」と訳の分らない考えが芽生え、そこからいつも以上に学校に行かない私が発動しました。
途中ピラミッドの仕掛けに運の悪い形で躓き、3日程経過してしまい、結果クリアをしたのは一週間後でした。
Y本くんは既にクリアしており、「まぁ、Y本くんは早いからな…」と余り競う気もなく、学校に行って、「ドラクエIII解いたよ。」と周りに言ったところ「もう、クリアしたやつがいるらしいよ。」との話が…
「なぁにぃ~! かなりやりこんだのに、もう先に解いたヤツいんのかよ~!」
とコウベを垂らして、朝来たばかりの学校でしたが、気がついたら昼には家に居ました…
後から聴いた話では、その人(面識無し)は、「学校行かずに連日プレーし、4日位で解いた。」との事で、私がピラミッドの仕掛けにハマってなければ、1日差でクリアできたのに…というものでした。ちなみにY本くんは3日位で解いていたので、丁度それ位が当時早解きしていた人の平均だった事を後から知りました。
という事で、私には「完敗したドラクエIIIの早解き」という想い出となりました。
【エンディングの曲】
このエンディングの曲は、オールナイトニッポンスペシャルのドラゴンクエストIIのラジオ番組にて抜擢された鴻上尚史さんとのタイアップで歌詞付きのレコードデビューがされました。このアルバムはフィールドの曲とエンディングの曲のカップリングで、特にエンディングの曲はかなり熱唱しているものでした。同時期にデーモン小暮さんのオールナイトニッポンで、この曲を馬鹿にしていたネタが私には大ウケで、今でもたまに思い出しては、ニヤニヤしたりします。
私的にこのエンディング曲は、Iのもの程ではないですが、IIと並んで好きなエンディング曲です。
【このゲームの好きな所】
やはりシナリオでしょうか。特にアレフガルドに降りたった時は「あ~!そういう事かっ!スゲー!」と、感動したものです。
イベントもかなり多いですし、転職のシステムも斬新でした。現在のIXがその流れなので、やりこみ度としてはIIIは格別なものという位置付けです。好きな職業は賢者ですね。あのアイテムを取ってから転職できますが、1ターン目のクリアではそれが分らなくて、2ターン目で転職した記憶があります。
あとシリーズの中で、IIIの戦闘曲が一番好きですね。一番激しいというかなんというか、非常に「戦っている」という気にさせられます。(^^)
◇ ◇ ◇
という感じで、初日の行列に並んだ出来事が強すぎて、ゲーム内容をかなり失念してしまっているこのゲームなのですが、出来は非常に良かった事だけは覚えています。とりあえずまた機会があればクリアしてみたいなぁ~なんて思っていますが、結構時間がかかるボリュームなので、家でじっくりとは行かずに、携帯ゲームにて電車の中でクリアという流れになりそうです…
将来はwiiのバーチャルコンソールが携帯ゲームに入るという事を期待しつつ、そーなってからかなぁ~と思う事にします。
次はいよいよドラクエ想い出の最後、IVの話を書いてみたいと思います。
先に書いちゃいますが、ゲームの想い出はほぼ皆無ですw
ある一つの壮絶で、且つ悲しい出来事のみを書いてみたいと思います。(^^;
あと、なんでしょう? 私の中の「3番目」というのは、ゲーム然り、アーティストのアルバム然り、な・ぜ・か「駄作」が多いんですよね。
このIIIは駄作とは全然思わないのですが、なにかこう、しっくり来るものが無いというか…
でも、想い出は当然あります。
もちろん、あの社会現象になった「買うための待ち行列」にも参加しました(爆)。
正直、ゲームよりもこーいう想い出が強いせいもあってか、ゲーム内容の記憶が薄くなっているような…そんな気がしますw
という事で、先ずは発売日の想い出から書いてみます。
【発売日(行列に並ぶ)】
ご存じの方も多いと思いますが、この日は平日でしたw
例によって、私のゲーム師匠であるY本くんが「OKIくん、ドラクエIII買う?」との問いに、「俺も今度は発売日に買いたいねぇ~」という返答をしたところ、「俺達は始発で出掛けるけど、一緒に行く?」という話になりました。Y本くんはとあるステータスのため日中は余裕で買いに行け、そのお仲間も同じようなステータスだったので、Y本くんの友人の2人で買いに行くという話でした。そんな私も、とあるステータスな人だったために、「上等じゃん。俺も始発で買いに行くよ。」と名乗り出ました。
当日は真冬だったので、黒のロングコートに身を包み、黒地のスラックスに白のYシャツ、黒いネクタイ…というまるで葬式のような格好でY本くんの家に行き、そのままチャリンコを漕いで、最寄りの駅の始発を待ちました。
この日の面子は、Y本くんと、その友人「タニギシ」というY本くんの幼馴染(893の息子)と、私という3人のパーティーで、買いに行きました。
このタニギシとは、Y本くん経由でゲームセンターにて既に面識があったのですが、このイベントの数年前「くりいむレモン事件」という事件のため、私的にはちょっと距離を置いていた人間で、この日もちょっとギクシャクした感じで一緒に行動しました。まさに呉越同舟といった感じでしょうか…
(この「くりいむレモン事件」は、もしも「フラッピー」の想い出話を書く時が来たら書く事になります)
そして近所では一番入荷本数が多いと思われる「横浜」に現地入りして、駅から一番近いヨドバシカメラに行ったところ、既に数百人の長蛇の列。
「始発じゃ、遅かったかぁ~!?」という事で、周りの情報収集から始めました。
情報収集と言っても、やることは3つのみ。「一番並んでいる行列の量を測る」事と、「整理券が配られるか?」と、「何時から発売されるか?」といったもので、各自お店を回って目測、及び並んでいる人に聴き込みを入れるといったものでした。
当時は、ヨドバシカラメラ、ビックカメラ、さくらや、アリック日進、ダイエーが候補に挙がっていて、これらを分担して見周って来て、集合してサマリーを取り、一番3人が効率良く買えそうな店を導くという、結局のところ「単純なローラー作戦」を展開しました。
3人が情報を集めて合流した頃、一番入荷が多そうなヨドバシカメラは既に洒落にならない程の行列となってしまっており、「ここは幾ら入荷が多くても、価格が安いし、これだけの人だ。もう買えないだろう…」という事で、さくらとビックの2店を検討したところ、「この2店は既に整理券が発行されていて、もう配り終った…」という結果に。
「だとしたらもう、日進とダイエーしかねーじゃん!」という事で、比較的店舗が近い、この2店に向ったところ、ダイエーの方が人が並んでいないという事でダイエーに並ぶ事になりました。
「ここって、おもちゃ屋ってあったっけ?」「俺は知らない…」「でも、並んでいるし…」と、3人で不安になりながらも、人に聴き込みを入れると、おもちゃ屋はあるとの事。「とりあえず人も100人位しか並んでいないので、このまま行って、100本位入ればなんとかなるだろう…」という計算で、3人は並びました…
「腹が減るだろうと思って…」と、私はコートの懐に「ケロッグ(大型の箱)と、コーヒー牛乳」をしのばせていたので、二人に配給すると、「そんなのどこに隠し持ってたんだよwww」と、極寒の中で笑いながらも、それなりに楽しんでいました。もしも今だったら飽きる事なく、携帯ゲームでワイワイできる訳ですが、当時はそんな夢のようなマシンもないので、ただひたすら喋りながら、時間が来るのを数時間と待つ事になります。(まぁ、それでも6時ちょっと前位から並んだので、お店が開く10時まで4時間程度なのですが…)
そして少しすると驚く事に、周りで「おい、ヨドバシはもう販売済んだらしいぞ!それも並んだヤツら全員買えたらしいぞ!」という情報が、同じように並んでいた他のパーティーから聴こえてきました。どーやら、分散して購入をしていた部隊もいたようで、ソイツらからの情報で、それが分った模様。「Y本くん、まだ8時だよ。向こうは買えたみたいだね…」「でも、今更あっちに並ぶなんてできないだろ? もうこっちに並ぶしかないよ…」というとても(´・ω・`)な気持ちになりながらも、少ししたらダイエーのお店が開き始めました。
「あれっ?なんでこの時間なんだろ?もしかして、ヨドバシとかに合わせて売ってくれるのかな…?」と淡い期待をしていたところ、とんでもない事実が…
「これからドラゴンクエストIIIの販売整理券を配ります。本日の入荷は87本。これから順番に整理券を配りますので、並んで受け取ってください。」
「ギョギョギョ・ギョエ~!!」と、今なら源平討魔伝の義経のような叫び声が出てしまうような現実。
「おい、俺達の列って何番目位だろ?」そう私が言っている矢先にY本くんとタニギシは、行列を掻き分けるかのように前の方に。
目をやると、ムカデだった行列がダンゴ状態に。一つ前の日記のガンプラの行列のような悪夢が再び…
「おい、ちゃんと並べよ!」「痛てーなー!」「ブッ殺すぞ!」… 今回は酷い罵詈雑言が飛び交っています。流石数年経って人のレベルが上がっている感じがヒシヒシと伝わります。そんな中、Y本くんが整理券を受け取るのが見えたので、私も係員の人から整理券を取ろうとしたところ、数人の手がワラワラと出ていました。まるで「蜘蛛の糸」の話のようです。垂らされた糸(整理券)に罪人達(お客)がワラワワと手を伸ばしている様はとても異様で、その人達の手をチョップしたり、一番近い人をローキックでマシンガンのように蹴っては撃沈し、係員の横からもぎ取るようにして整理券を奪いました。正直「奪う」という言い回しが本当に似合う感じの入手でした。取得直前に出てきた手を片手で押えての入手は、まるでスポーツのビーチフラッグス状態です。
「タニギシは整理券取れた!? OKIくんは!?」 …3人で整理券を出しあって、ニヤリとしました。v(`▽+´)
よく見ると、みんな70~80番台。私は84番とラス4の状態でした…「危なかったなぁ~! よし、このままゲーセンに行って、開店まで時間を潰すぞ!」と、近所の朝から開いているゲームセンターに駆け込んで、レイダース5とかやって時間を待ちました。ちなみにここはタイトーの直営店で「ダライアスの想い出」で書いた、ダライアスのロケテストを見たお店だったりします。
「よし、そろそろ開店だな。」と、3人でワクワクしながら整理券を持っておもちゃ屋のフロアに行くと、泣いている子供とかいて、「お母さん、なんで買えないの~」や、「いつ入荷するんですか!」などの店員に言い寄る、別の大行列が出来ており、そんな人達に整理券を見せびらかすようにチラつかせては私達は悠々とドラクエIIIを買いました。今考えると、なんて嫌なヤツなんだろうなぁ~と、自分に反省をしたいものです。(-_-)
【発売日(購入してから自宅にて)】
購入をしたのは良いものの、「買って満足してしまった」私は、家に帰ってからLv.6位まで上げてから、ゲームセンターに遊びに行ってしまいました。「平日のゲーセンは空いているので楽しいなぁ~」状態です。
そして夜中に家に帰ってきてから、ドラクエIIIの起動を行うと…
「えぇ~!!!! なんでっ!!」、テレビの前で愕然としました…
「普通に… 普通にリセット押しながら電源切ったのに… orz」
そのまま意気消沈の状態で夕飯を食べに台所に行ったところ、父親が一言。「今日のニュースで見たんだけど、オマエ、ドラゴンクエストIIIって買ってたのな。」その言葉に、「ハッ!」としました。いつもの表現、ボンバーマンの敵が死ぬ瞬間のアノ顔です。
OKI:「オイ、オヤジ…まさか、俺のドラクエ、動かしたんじゃないだろうな…」
父親:「おぉっ? ちょっとだけ動かしただけだよ。別にやってないよ。」
OKI:「いや待て、オマエ。やってなくても動かしたんだよな?」
父親:「動かした。」
OKI:「んだと! 動かしたのかよ!
あれはリセット押しながら電源切らねーといけねーんだよ!!」
父親:「そんなの知らねーよ。」
もう、言葉にならない怒りと共に、この日の夜から引きこもりドラクエIII生活が始まりました。
今考えると非常にバカげた話ですが、それはほら、「思春期のよく分らない行動」という事で一つお願いしますw
【発売日(1週間後)】
買った日の最初は、大して意気込んでいなかったドラクエIIIですが、父親のくだらない邪魔に対して火がつき、「こーなりゃ、学校で一番のクリア者になってやる」と訳の分らない考えが芽生え、そこからいつも以上に学校に行かない私が発動しました。
途中ピラミッドの仕掛けに運の悪い形で躓き、3日程経過してしまい、結果クリアをしたのは一週間後でした。
Y本くんは既にクリアしており、「まぁ、Y本くんは早いからな…」と余り競う気もなく、学校に行って、「ドラクエIII解いたよ。」と周りに言ったところ「もう、クリアしたやつがいるらしいよ。」との話が…
「なぁにぃ~! かなりやりこんだのに、もう先に解いたヤツいんのかよ~!」
とコウベを垂らして、朝来たばかりの学校でしたが、気がついたら昼には家に居ました…
後から聴いた話では、その人(面識無し)は、「学校行かずに連日プレーし、4日位で解いた。」との事で、私がピラミッドの仕掛けにハマってなければ、1日差でクリアできたのに…というものでした。ちなみにY本くんは3日位で解いていたので、丁度それ位が当時早解きしていた人の平均だった事を後から知りました。
という事で、私には「完敗したドラクエIIIの早解き」という想い出となりました。
【エンディングの曲】
このエンディングの曲は、オールナイトニッポンスペシャルのドラゴンクエストIIのラジオ番組にて抜擢された鴻上尚史さんとのタイアップで歌詞付きのレコードデビューがされました。このアルバムはフィールドの曲とエンディングの曲のカップリングで、特にエンディングの曲はかなり熱唱しているものでした。同時期にデーモン小暮さんのオールナイトニッポンで、この曲を馬鹿にしていたネタが私には大ウケで、今でもたまに思い出しては、ニヤニヤしたりします。
私的にこのエンディング曲は、Iのもの程ではないですが、IIと並んで好きなエンディング曲です。
【このゲームの好きな所】
やはりシナリオでしょうか。特にアレフガルドに降りたった時は「あ~!そういう事かっ!スゲー!」と、感動したものです。
イベントもかなり多いですし、転職のシステムも斬新でした。現在のIXがその流れなので、やりこみ度としてはIIIは格別なものという位置付けです。好きな職業は賢者ですね。あのアイテムを取ってから転職できますが、1ターン目のクリアではそれが分らなくて、2ターン目で転職した記憶があります。
あとシリーズの中で、IIIの戦闘曲が一番好きですね。一番激しいというかなんというか、非常に「戦っている」という気にさせられます。(^^)
という感じで、初日の行列に並んだ出来事が強すぎて、ゲーム内容をかなり失念してしまっているこのゲームなのですが、出来は非常に良かった事だけは覚えています。とりあえずまた機会があればクリアしてみたいなぁ~なんて思っていますが、結構時間がかかるボリュームなので、家でじっくりとは行かずに、携帯ゲームにて電車の中でクリアという流れになりそうです…
将来はwiiのバーチャルコンソールが携帯ゲームに入るという事を期待しつつ、そーなってからかなぁ~と思う事にします。
次はいよいよドラクエ想い出の最後、IVの話を書いてみたいと思います。
先に書いちゃいますが、ゲームの想い出はほぼ皆無ですw
ある一つの壮絶で、且つ悲しい出来事のみを書いてみたいと思います。(^^;
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