昔のゲームの想い出 [0130] 「夢工場ドキドキパニック」 [フジテレビジョン] [1987] [ファミリーコンピュータ]
《引き抜きアクション!》
最近、LINDBERGが期間限定で再結成され、テレビで渡瀬マキさんをよく見かけるのですが、私にはLINDBERGのイメージよりも、夢工場(のアイドル時代)のイメージが先に来るんですよねぇ…
という事で、夢工場'87のタイアップゲームである、「夢工場ドキドキパニック」の想い出を書いてみたいと思います。

このマリオとの握手は一時的なものなのら…立場を乗っ取られるのら…
最近、LINDBERGが期間限定で再結成され、テレビで渡瀬マキさんをよく見かけるのですが、私にはLINDBERGのイメージよりも、夢工場(のアイドル時代)のイメージが先に来るんですよねぇ…
という事で、夢工場'87のタイアップゲームである、「夢工場ドキドキパニック」の想い出を書いてみたいと思います。

このマリオとの握手は一時的なものなのら…立場を乗っ取られるのら…
夢工場ドキドキパニックはスーパーマリオブラザーズのスタッフが作成したアクションゲームとなり、夢工場'87のイメージキャラクターを操作してステージをクリアする、ライフ制のスーパーマリオ…といった感じのゲームとなります。自機の攻撃方法がとても特徴的で、これは後述で想い出として書きたいと思います。
【ファーストインプレション】
AMラジオのニッポン放送で、夢工場'87のCMが流れている中、父親が「夢工場に行ってみようよ!」と私を誘ってきましたが、ゲームセンターで遊ぶ事が最優先の私はこれを拒否しました。
しかしながら、「夢工場ドキドキパニック」は、ファミコン雑誌上でとても高評価だったので、こちらは非常に気になっており、このディスクゲームを買ってきました。
始めてプレーした時には「スーパーマリオよりも動きが軽いなぁ~」と感じましたが、そんなものはこのゲームの素晴らしいフィーチャーでかき消されました。
【素晴らしい攻撃方法】
このゲームの特徴的な仕様に、地面に生えている野菜…というかカブを引き抜いて、これを敵にブツけて倒す、もしくは敵の上や敵の発射する弾の上に乗り、それを持ち上げてこれを敵にブツけて倒す。という物があります。つまり地面に生えているものや、乗れる敵は「引き抜いて自弾にする事ができる」という仕様になっています。
このようなアクションゲームは、ヒット&アウェイがキモになると思いますが、このゲームはこの避けと自弾の補充タイミングのバランスが絶妙となっており、プレーしていてとても気持ち良いものとなっています。
個人的にこのフィーチャーは大絶賛ゲームデザインとなっており、後続の「スーパーマリオブラザーズ3」や「星のカービィ」のような良作を見ても、敵を自弾として運ぶゲームを見てしまうと「夢工場の方が先や。」と思ったりしてしまいます。
そして、初めてボス戦にて敵弾に乗って自機を移動させた時は、「まるで桃白白(タオパイパイ)みたいっ!?」と変な感動をした想い出があります。(桃白白が柱を折って、それを投げて、ソレに乗るシーンを思い出しました)
敵の飛した弾に乗る事が出来て、且つそれで移動ができるなんて、当時はそんなフィーチャーは見た事ありませんでした。
【又貸し事件】
このゲームは「4種類のキャラクターで全ワールド(単位はチャプター)をクリアすると、真のエンディングを見る事ができる」という事で、必死でクリアをしました。
特にママのプレイヤーは私にとってもの凄く使い辛いキャラで、ジャンプ仕様がとてもフンワリしているお陰のため、もの凄くタイミングが取り辛く、全ワールドクリアはとても苦労しました。こんな事もあり、全ステージクリアのセーブデータは私にとって「宝物」状態となり、「時間さえあれば、どーとでもなるルーチンワークのRPG MAXレベルデータとは次元が違うのだよ。」というような天狗状態で保管してありました。
ある日、O滝先輩が「友達がこのゲームをプレーしたがっているので貸して欲しいんだけど。」という事を言ってきたので、「まぁ、このゲームはセーブデータは消せないタイプなので、貸してもいいかな…」(※このゲームはセーブデータが消せない分、指定キャラで進んだワールドは、どこのステージでもプレーできる仕様になっています)と思い、又貸し状態にはなるけれど、O滝先輩を見込んで、その「知らない人」に本ゲームを貸す事にしました。
貸して2, 3ヶ月位だったか経過したので、そろそろプレーしたいなぁ~と思い、O滝先輩に「ねぇ、そろそろ夢工場を返してもらえないかな?」と返却を希望して、返してもらいました。
返してもらった日に、友人を誘って早速プレー。「俺はイマジンパパが一番使いやすいから、これでエンディングを見せてあげるね。」と、ディスクシステムを起動。最終面をプレーしようとプレイヤー選択画面を見たところ…
「…ないっ!俺の全ステージクリアデータがないっ!!!」
ゲーム自体は無事でしたが、セーブデータが明かにおかしい状況に…
しかも全てがクリアされている訳でもなく、
「下手クソなヤツが、中途半端に各キャラクターで
進めていた状態のデータ」
となっていました…
これは察するに、明らかにディスクを別の物と交換された跡… つまり、下手なヤツが私のセーブデータの入った夢工場と摩り替えたものとしか考えられない状況になっていました。
私はすぐにO滝先輩の所へ行き、クレームをつけに行きました。
OKI:「ねぇ、夢工場貸したヤツって、どんなヤツ? 俺の夢工場のディスクを
摩り替えたみたいなんだけど。」
O滝先輩:「マジ? 普通のヤツなんだけど。ゲームとかそれほどやらないようなヤツ。」
OKI:「そんなヤツが、俺の夢工場のデータを差し替えたりするのか?」
O滝先輩:「ゲーム自体は無事だったのか?」
OKI:「ゲーム自体は問題ない。…けど、俺の大事なデータが無くなった。
また全ステージ、全キャラクターでクリアしないといけない。」
O滝先輩:「OKIだったら、またクリアすりゃいいんじゃねーの?」
OKI:「それはそうだけど、それは問題の摩り替えでしょ?俺はそいつを倒す必要がある。」
O滝先輩:「えー、そりゃ大袈裟だよ。たかがゲームじゃん。」
OKI:「…」
確かに、それほどゲームをプレーしない人(O滝先輩等)からすれば、確かに「たかがゲーム」です。
…がしかし、ゲームを愛する人…それも一生懸命プレーをした人間からすれば、それは「重要なデータであり資産」です。
高田純次のようにヌルいキャラクターのO滝先輩は、私の興奮状態を流しながら対応したため、私も「もう、いいよっ!」と家に戻って、夢工場をプレーしなおす事にしました… …しかし…
「もう全ワールドを全キャラクターでプレーする意欲が湧かない…」
…本当に悔しい思いをしました。「O滝先輩自体は悪くないけど(又貸しも自分で把握して貸したし)、もうO滝のヤツにはゲームを貸さない。」位思いました。(将来はそんな事はなくなっていますが)
これがO滝先輩がやった事なら、話し合いでもなんでも腹を割って話せた事だと思いましたが、「知らない人」が「正確な証拠も無い」まま、しかも「たかがゲームのセーブデータ」で、こんな事が起きると、もうどーしようもない事になってしまうという事を理解しました。
とにかく「又貸しは恐い」という洗礼を受けた感じでした。私は又貸しを一度もした事が無いのですが、又貸しの場合の瑕疵は想像以上のトラブルになると、これを持って知る事になりました。
ちなみに、幼馴染のY田くんは「又貸しの常習犯」という人間で、私の家に「友人から借りてきたゲーム」を置いていっては、クリアさせようとしました。私は「又貸しはやめろ。」と言っていましたが、彼は「OKIくんに楽しんでもらいたいから…」の一点張りで、言うことを聴きませんでした。しかし、そこまで言われると断われずにクリアをしてしまう私も私なのですが…
だからといって、こーいう考えは未だに理解できません。「もしも相手の物をちょっとでも破損した場合は、どーすりゃいいんだ?」と思います。これはゲームに限った話ではありません。
◇ ◇ ◇
という感じで、このゲームから知る事ができた、ゲームの貸し借りモラル…
ゲーム自体は非常に良質なのですが、それよりもついついこの想い出(と渡瀬マキさん)が先にロードされやすいといった事が私にはあったりします。
ちなみにwiiのバーチャルコンソールでは、「夢工場」ではなくて「スーパーマリオUSA」が販売されていますが(その前はGBAで「スーパーマリオアドバンス」)、正直「あんなものは後から出たパチモン(失礼!) イマジン出せ、イマジン!」位思っています。版権の問題で販売できないのかなぁ…と。
他にも「夢工場'87」といえば、このイベントより生れた「夢工場」というバンドも外せません。このバンドの「フォトジェニック エンジェル」という曲(普通の歌謡曲です)がとても耳に残っており、以前(2004年位に)思い出したかのように聴きたくなり、購入を考えたのですが、もう廃盤で手に入らなくなっていました… この曲は、将来どーにかして聴いてみたいと思います。
【ファーストインプレション】
AMラジオのニッポン放送で、夢工場'87のCMが流れている中、父親が「夢工場に行ってみようよ!」と私を誘ってきましたが、ゲームセンターで遊ぶ事が最優先の私はこれを拒否しました。
しかしながら、「夢工場ドキドキパニック」は、ファミコン雑誌上でとても高評価だったので、こちらは非常に気になっており、このディスクゲームを買ってきました。
始めてプレーした時には「スーパーマリオよりも動きが軽いなぁ~」と感じましたが、そんなものはこのゲームの素晴らしいフィーチャーでかき消されました。
【素晴らしい攻撃方法】
このゲームの特徴的な仕様に、地面に生えている野菜…というかカブを引き抜いて、これを敵にブツけて倒す、もしくは敵の上や敵の発射する弾の上に乗り、それを持ち上げてこれを敵にブツけて倒す。という物があります。つまり地面に生えているものや、乗れる敵は「引き抜いて自弾にする事ができる」という仕様になっています。
このようなアクションゲームは、ヒット&アウェイがキモになると思いますが、このゲームはこの避けと自弾の補充タイミングのバランスが絶妙となっており、プレーしていてとても気持ち良いものとなっています。
個人的にこのフィーチャーは大絶賛ゲームデザインとなっており、後続の「スーパーマリオブラザーズ3」や「星のカービィ」のような良作を見ても、敵を自弾として運ぶゲームを見てしまうと「夢工場の方が先や。」と思ったりしてしまいます。
そして、初めてボス戦にて敵弾に乗って自機を移動させた時は、「まるで桃白白(タオパイパイ)みたいっ!?」と変な感動をした想い出があります。(桃白白が柱を折って、それを投げて、ソレに乗るシーンを思い出しました)
敵の飛した弾に乗る事が出来て、且つそれで移動ができるなんて、当時はそんなフィーチャーは見た事ありませんでした。
【又貸し事件】
このゲームは「4種類のキャラクターで全ワールド(単位はチャプター)をクリアすると、真のエンディングを見る事ができる」という事で、必死でクリアをしました。
特にママのプレイヤーは私にとってもの凄く使い辛いキャラで、ジャンプ仕様がとてもフンワリしているお陰のため、もの凄くタイミングが取り辛く、全ワールドクリアはとても苦労しました。こんな事もあり、全ステージクリアのセーブデータは私にとって「宝物」状態となり、「時間さえあれば、どーとでもなるルーチンワークのRPG MAXレベルデータとは次元が違うのだよ。」というような天狗状態で保管してありました。
ある日、O滝先輩が「友達がこのゲームをプレーしたがっているので貸して欲しいんだけど。」という事を言ってきたので、「まぁ、このゲームはセーブデータは消せないタイプなので、貸してもいいかな…」(※このゲームはセーブデータが消せない分、指定キャラで進んだワールドは、どこのステージでもプレーできる仕様になっています)と思い、又貸し状態にはなるけれど、O滝先輩を見込んで、その「知らない人」に本ゲームを貸す事にしました。
貸して2, 3ヶ月位だったか経過したので、そろそろプレーしたいなぁ~と思い、O滝先輩に「ねぇ、そろそろ夢工場を返してもらえないかな?」と返却を希望して、返してもらいました。
返してもらった日に、友人を誘って早速プレー。「俺はイマジンパパが一番使いやすいから、これでエンディングを見せてあげるね。」と、ディスクシステムを起動。最終面をプレーしようとプレイヤー選択画面を見たところ…
ゲーム自体は無事でしたが、セーブデータが明かにおかしい状況に…
しかも全てがクリアされている訳でもなく、
「下手クソなヤツが、中途半端に各キャラクターで
進めていた状態のデータ」
となっていました…
これは察するに、明らかにディスクを別の物と交換された跡… つまり、下手なヤツが私のセーブデータの入った夢工場と摩り替えたものとしか考えられない状況になっていました。
私はすぐにO滝先輩の所へ行き、クレームをつけに行きました。
OKI:「ねぇ、夢工場貸したヤツって、どんなヤツ? 俺の夢工場のディスクを
摩り替えたみたいなんだけど。」
O滝先輩:「マジ? 普通のヤツなんだけど。ゲームとかそれほどやらないようなヤツ。」
OKI:「そんなヤツが、俺の夢工場のデータを差し替えたりするのか?」
O滝先輩:「ゲーム自体は無事だったのか?」
OKI:「ゲーム自体は問題ない。…けど、俺の大事なデータが無くなった。
また全ステージ、全キャラクターでクリアしないといけない。」
O滝先輩:「OKIだったら、またクリアすりゃいいんじゃねーの?」
OKI:「それはそうだけど、それは問題の摩り替えでしょ?俺はそいつを倒す必要がある。」
O滝先輩:「えー、そりゃ大袈裟だよ。たかがゲームじゃん。」
OKI:「…」
確かに、それほどゲームをプレーしない人(O滝先輩等)からすれば、確かに「たかがゲーム」です。
…がしかし、ゲームを愛する人…それも一生懸命プレーをした人間からすれば、それは「重要なデータであり資産」です。
高田純次のようにヌルいキャラクターのO滝先輩は、私の興奮状態を流しながら対応したため、私も「もう、いいよっ!」と家に戻って、夢工場をプレーしなおす事にしました… …しかし…
…本当に悔しい思いをしました。「O滝先輩自体は悪くないけど(又貸しも自分で把握して貸したし)、もうO滝のヤツにはゲームを貸さない。」位思いました。(将来はそんな事はなくなっていますが)
これがO滝先輩がやった事なら、話し合いでもなんでも腹を割って話せた事だと思いましたが、「知らない人」が「正確な証拠も無い」まま、しかも「たかがゲームのセーブデータ」で、こんな事が起きると、もうどーしようもない事になってしまうという事を理解しました。
とにかく「又貸しは恐い」という洗礼を受けた感じでした。私は又貸しを一度もした事が無いのですが、又貸しの場合の瑕疵は想像以上のトラブルになると、これを持って知る事になりました。
ちなみに、幼馴染のY田くんは「又貸しの常習犯」という人間で、私の家に「友人から借りてきたゲーム」を置いていっては、クリアさせようとしました。私は「又貸しはやめろ。」と言っていましたが、彼は「OKIくんに楽しんでもらいたいから…」の一点張りで、言うことを聴きませんでした。しかし、そこまで言われると断われずにクリアをしてしまう私も私なのですが…
だからといって、こーいう考えは未だに理解できません。「もしも相手の物をちょっとでも破損した場合は、どーすりゃいいんだ?」と思います。これはゲームに限った話ではありません。
という感じで、このゲームから知る事ができた、ゲームの貸し借りモラル…
ゲーム自体は非常に良質なのですが、それよりもついついこの想い出(と渡瀬マキさん)が先にロードされやすいといった事が私にはあったりします。
ちなみにwiiのバーチャルコンソールでは、「夢工場」ではなくて「スーパーマリオUSA」が販売されていますが(その前はGBAで「スーパーマリオアドバンス」)、正直「あんなものは後から出たパチモン(失礼!) イマジン出せ、イマジン!」位思っています。版権の問題で販売できないのかなぁ…と。
他にも「夢工場'87」といえば、このイベントより生れた「夢工場」というバンドも外せません。このバンドの「フォトジェニック エンジェル」という曲(普通の歌謡曲です)がとても耳に残っており、以前(2004年位に)思い出したかのように聴きたくなり、購入を考えたのですが、もう廃盤で手に入らなくなっていました… この曲は、将来どーにかして聴いてみたいと思います。
コメント
コメントの投稿
« 少年の心が抜け切れない l Home l 芝刈り »