昔のゲームの想い出 [0128] 「ミッションアタック」 [トミー] [1982] [ぴゅう太]
《ぴゅう太版の疑似3Dシューティング!?》
日にちが経過しましたが、前々回のスペースハリアー→ファルシオンから更にぴゅう太の「ミッションアタック」にバトンです。

日にちが経過しましたが、前々回のスペースハリアー→ファルシオンから更にぴゅう太の「ミッションアタック」にバトンです。

ミッションアタックは、スペースハリアーと同様の画面奥の方より敵が飛んで来る疑似3Dタイプのシューティングゲームとなります。
…が、ちょっとニュアンスが違います。
仕様としては画面上から敵が飛んで来るタイプの疑似3Dタイプのシューティングゲームとなります。
時代的に奥行という表現が難しいためか、自機の弾は奥に飛ばずに画面上部に飛ぶので、ある意味縦シューティングに近い感じですw
自機はバイク型の戦闘機で、進行中にエネルギーが減っていきます。また、フィールドの端に行くとエネルギーが急激に減って行きます。
赤い色の敵キャラクターを倒すとエネルギーがチャージされ、一定時間敵にブツからないと、ステージクリアとなります。
ステージは4面となり、最終面にてマザータワーという最終目的を破壊するとミッションクリアとなり、ステージ1に戻ります。
自機はストック制で、ガス欠になるか敵に触れるとミスとなります。
とまぁ、こんなゲームです。
【ファーストインプレション】
このゲームは「科学雑誌ウータン」に紹介されて、スクリーンショットを見たのが最初でした。
この時のスクリーンショットがステージ3の画面で、なぜか私にはとても神秘的に見えました。ソフト自体はとっくに発売されていたのは知っていたのですが、この「神秘的なSF画面」というのが、既に持っていたチラシの雰囲気とあまりにも違って見え、「このゲームはどんな動きをするのだろう…」や、「この奥の背景って近づいてきたりするのかなぁ…」と、物凄い好奇心にかりたてられました。

このステージ3のスクリーンショットが掲載されていました。確か。
【カセットの箱を眺める毎日】
気になってからの私の行動は、いきつけのおもちゃ屋へ毎日のように通うようになり、ショーケースに置いてあるカセットを後ろ側から眺めるようにまでなりました(箱の後ろが取扱説明書になっている)。
あまつには、店員のオジサンに「ねぇ、このゲームってお店で動かせませんか?」というお願いをするまでになってしまい、「それは無理だよ。」という返答に、(´・ω・`)となっていました。そしてこのおもちゃ屋の隣にある、ゲームセンターでジャングラー等をプレーして憂さ晴らしをしていました。
店員のオジサンに断られてからというもの、その後もショーケースの後ろから箱を眺めては、「この背景は、やっぱり近づかないんだろうなぁ~。でも近づいちゃったら、凄いだろうなぁ~」という空想をしてから寝るようになりました。
この時代には、この手の疑似3Dシューティングというのが余り存在していないために、私にはこの背景が気になってしょうがありませんでした。

ぴゅう太はパッケージの後ろが説明書なので、ショーケースの後ろから常に眺めます。
この奥行が描いてある画面が気になってしょうがなかった…
【そして買う事に…】
シビレを切らした私は、ついにこのカセットを買う事を決意しました。もう発売された年が変わってからの事の出来事でした。(1983)
いよいよ念願の「背景がどーなるのか?」の検証開始です。勇んでゲームをプレー。最初のステージは、あまり遠近感の無い、異次元のようなステージとなり、「まぁ、このステージはこんなもんか…」と、普通にクリア。そしてステージ2へ…

ステージ2。山奥から敵のバイクが突っ込んできます。
「いよいよステージ2だ!」ここからは、箱で何十回も視姦していた山が映ってます。「この山が迫ってきたら、サイコーだぜ!」そう思いながら、敵のバイクが前方から超高速移動で飛んできます。ちなみにこの敵のバイク、私にはタイヤが魚の骨っぽく見えたので、当時は「魚の骨タイヤバイク」と呼んでいました。
「は、速いぜ!このバイク!」ホーミングのように飛んでくるバイクに、卒倒しながらもなんとか避けまくっていたところ、ステージクリアとなり、ステージ3へ…
「えっ!? や、山は… 近づいて来ないの…」
かなり(´・ω・`)となりました。
なんとなく"そうだろうなぁ~"とは頭で理解はしていましたが、いざ実際にプレーしてみると、これ程ガッカリな事はありません。
「なんだよ、すげー面白くない!」
そう私の中で一気に冷めた、このゲームはクソゲーでしかありません。
「こーなったら、今日は疲れ果てるまでプレーしてやる!」
と意気込んでプレー。
しかし、その前に2回目位のプレーでAMAモード(ぴゅう太の殆んどのゲームはAMA, PROの難易度が選択できます。アマチュアとプロフェッショナルのモードです)では、全面クリアできてしまっていたので、もうPROのモードでバリバリ遊び倒すしかありません。
しかも当然ながら、ウータンで見たスクショのステージ3も背景が迫ってくる事はありませんでした…orz
【驚愕の事件】
私はこの当時に放映していたテレビアニメで、「逆転イッパツマン」というアニメを毎週欠かさず見ていました。
フジテレビ系列で土曜日の18:30放映で、毎週のこの時間はゲーセンにいようが、公園にいようが、野山で自作した秘密基地にいようが必ず帰宅し、親が「夕飯だよ!」と怒鳴ろうが、テレビの前にロックオンをしていました。
このミッションアタックを購入する前の週は、最終回の一つ前。ストーリーはシリアス路線でもの凄い伏線を張っていました。
「来週は全てが分る。絶対に見逃がさないようにしないとな…」
そう意気込んでいました。
…しかし、しかしです。
…やらかしました… 最終回の当日にこの背景が迫って来ないクソゲーを買ってしまい、ついつい熱くなってしまっているウチに、ものの見事にこの最終回を見逃がしました…
その後、焦りに焦って周りにストーリーの話を聴き込みしたのですが、「あのアニメって、終ったんだ?」というような冷たいお言葉ばかり…
「んだよー!誰も見てねーのかよー!!orz」となり、危なく自暴自棄になって、ミッションアタックのカセットを割りそうになりました。
しかし「この結果はこのゲームのせいでもなく、全て自分のせい」と反省し、「いずれまたやるであろう再放送の最終回」を待つ事にしました。
そして、数年後になんとか再放送の最終回を見たのですが、もう時すでに遅しとなっており、あの時のクライマックスに大興奮した私の感覚は失っていました。(まぁ、初回よりも年齢が上っている訳で…)
ミッションアタックの背景拡大無しといった絶望と、イッパツマンの初回最終回を見逃がした絶望を味わった「この日」というのは、私の記憶の中でいまだにトラウマっぽくなっています…
◇ ◇ ◇
とはいっても、イッパツマンは私の中のフェイバリットアニメの一つとなっていますし、ミッションアタックのカセットも無事なので、これも良い想い出として行きたいと思います。

これがステージ1。この画面はデモの状態です。

中央がマザータワー。これを倒すと画面が赤く光って、即ステージ1にループ。

こんな大人になりました。ヤレヤレ…(´д`;
…が、ちょっとニュアンスが違います。
仕様としては画面上から敵が飛んで来るタイプの疑似3Dタイプのシューティングゲームとなります。
時代的に奥行という表現が難しいためか、自機の弾は奥に飛ばずに画面上部に飛ぶので、ある意味縦シューティングに近い感じですw
自機はバイク型の戦闘機で、進行中にエネルギーが減っていきます。また、フィールドの端に行くとエネルギーが急激に減って行きます。
赤い色の敵キャラクターを倒すとエネルギーがチャージされ、一定時間敵にブツからないと、ステージクリアとなります。
ステージは4面となり、最終面にてマザータワーという最終目的を破壊するとミッションクリアとなり、ステージ1に戻ります。
自機はストック制で、ガス欠になるか敵に触れるとミスとなります。
とまぁ、こんなゲームです。
【ファーストインプレション】
このゲームは「科学雑誌ウータン」に紹介されて、スクリーンショットを見たのが最初でした。
この時のスクリーンショットがステージ3の画面で、なぜか私にはとても神秘的に見えました。ソフト自体はとっくに発売されていたのは知っていたのですが、この「神秘的なSF画面」というのが、既に持っていたチラシの雰囲気とあまりにも違って見え、「このゲームはどんな動きをするのだろう…」や、「この奥の背景って近づいてきたりするのかなぁ…」と、物凄い好奇心にかりたてられました。

このステージ3のスクリーンショットが掲載されていました。確か。
【カセットの箱を眺める毎日】
気になってからの私の行動は、いきつけのおもちゃ屋へ毎日のように通うようになり、ショーケースに置いてあるカセットを後ろ側から眺めるようにまでなりました(箱の後ろが取扱説明書になっている)。
あまつには、店員のオジサンに「ねぇ、このゲームってお店で動かせませんか?」というお願いをするまでになってしまい、「それは無理だよ。」という返答に、(´・ω・`)となっていました。そしてこのおもちゃ屋の隣にある、ゲームセンターでジャングラー等をプレーして憂さ晴らしをしていました。
店員のオジサンに断られてからというもの、その後もショーケースの後ろから箱を眺めては、「この背景は、やっぱり近づかないんだろうなぁ~。でも近づいちゃったら、凄いだろうなぁ~」という空想をしてから寝るようになりました。
この時代には、この手の疑似3Dシューティングというのが余り存在していないために、私にはこの背景が気になってしょうがありませんでした。

ぴゅう太はパッケージの後ろが説明書なので、ショーケースの後ろから常に眺めます。
この奥行が描いてある画面が気になってしょうがなかった…
【そして買う事に…】
シビレを切らした私は、ついにこのカセットを買う事を決意しました。もう発売された年が変わってからの事の出来事でした。(1983)
いよいよ念願の「背景がどーなるのか?」の検証開始です。勇んでゲームをプレー。最初のステージは、あまり遠近感の無い、異次元のようなステージとなり、「まぁ、このステージはこんなもんか…」と、普通にクリア。そしてステージ2へ…

ステージ2。山奥から敵のバイクが突っ込んできます。
「いよいよステージ2だ!」ここからは、箱で何十回も視姦していた山が映ってます。「この山が迫ってきたら、サイコーだぜ!」そう思いながら、敵のバイクが前方から超高速移動で飛んできます。ちなみにこの敵のバイク、私にはタイヤが魚の骨っぽく見えたので、当時は「魚の骨タイヤバイク」と呼んでいました。
「は、速いぜ!このバイク!」ホーミングのように飛んでくるバイクに、卒倒しながらもなんとか避けまくっていたところ、ステージクリアとなり、ステージ3へ…
かなり(´・ω・`)となりました。
なんとなく"そうだろうなぁ~"とは頭で理解はしていましたが、いざ実際にプレーしてみると、これ程ガッカリな事はありません。
そう私の中で一気に冷めた、このゲームはクソゲーでしかありません。
と意気込んでプレー。
しかし、その前に2回目位のプレーでAMAモード(ぴゅう太の殆んどのゲームはAMA, PROの難易度が選択できます。アマチュアとプロフェッショナルのモードです)では、全面クリアできてしまっていたので、もうPROのモードでバリバリ遊び倒すしかありません。
しかも当然ながら、ウータンで見たスクショのステージ3も背景が迫ってくる事はありませんでした…orz
【驚愕の事件】
私はこの当時に放映していたテレビアニメで、「逆転イッパツマン」というアニメを毎週欠かさず見ていました。
フジテレビ系列で土曜日の18:30放映で、毎週のこの時間はゲーセンにいようが、公園にいようが、野山で自作した秘密基地にいようが必ず帰宅し、親が「夕飯だよ!」と怒鳴ろうが、テレビの前にロックオンをしていました。
このミッションアタックを購入する前の週は、最終回の一つ前。ストーリーはシリアス路線でもの凄い伏線を張っていました。
そう意気込んでいました。
…しかし、しかしです。
…やらかしました… 最終回の当日にこの背景が迫って来ないクソゲーを買ってしまい、ついつい熱くなってしまっているウチに、ものの見事にこの最終回を見逃がしました…
その後、焦りに焦って周りにストーリーの話を聴き込みしたのですが、「あのアニメって、終ったんだ?」というような冷たいお言葉ばかり…
「んだよー!誰も見てねーのかよー!!orz」となり、危なく自暴自棄になって、ミッションアタックのカセットを割りそうになりました。
しかし「この結果はこのゲームのせいでもなく、全て自分のせい」と反省し、「いずれまたやるであろう再放送の最終回」を待つ事にしました。
そして、数年後になんとか再放送の最終回を見たのですが、もう時すでに遅しとなっており、あの時のクライマックスに大興奮した私の感覚は失っていました。(まぁ、初回よりも年齢が上っている訳で…)
ミッションアタックの背景拡大無しといった絶望と、イッパツマンの初回最終回を見逃がした絶望を味わった「この日」というのは、私の記憶の中でいまだにトラウマっぽくなっています…
とはいっても、イッパツマンは私の中のフェイバリットアニメの一つとなっていますし、ミッションアタックのカセットも無事なので、これも良い想い出として行きたいと思います。

これがステージ1。この画面はデモの状態です。

中央がマザータワー。これを倒すと画面が赤く光って、即ステージ1にループ。

こんな大人になりました。ヤレヤレ…(´д`;
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