昔のゲームの想い出 [0120] 「グラディウス」 [コナミ] [1985] [アーケード]
《レーザーとオプションの元祖!》
R-TYPE、ダライアス、そして御三家最後はグラディウスですw
このゲームは、R-TYPEやダライアスと違って、とても好きで、且つ普通にプレーしていました。(なんだそりゃw)
R-TYPE、ダライアス、そして御三家最後はグラディウスですw
このゲームは、R-TYPEやダライアスと違って、とても好きで、且つ普通にプレーしていました。(なんだそりゃw)
このゲームは続編も沢山リリースされてきていますが、私の中では初代のグラディウスが一番「神ゲー」として位置付けされていたりします。
ですので、このシリーズに順位をつけるとしたら、1位は「グラディウス」で、2位が「グラディウス2(MSX)」、3位が「グラディウスII(アーケード)」、4位が「グラディウスII(ファミリーコンピュータ)」って感じになっています。
それ以降は個人的には50歩100歩って感じになっています。(あまり想い出が無い…という事が原因なんですけどねw)
あ、ちなみに「グラディウス2(X68000)」もランク外です(爆)
FC版グラディウスIIが4位なのは、移植物と考えないで別物として考えているからこの順位になっています。正直あのハードで、よくもまぁあんな短期間であの良作を出せたなぁ~と当時は感動したりしました。
という感じですね。
このゲームの素晴らしい所やゲーム性について書き出すと、ゼビウスと同じ位の事を書く事になってしまうので、ゼビウスの時と同様に私がとても印象に残った部分や、マニアックな部分、そしていつものように人に関連した想い出を書いて行こうと思います。
【ファーストインプレッション】
このゲームはY本くんに連れられて、町田にあった「ゲームセンター セガ(ハイテクランド セガ)」というセガ直営店のゲームセンターでロケテストが行われていた物を見たのが最初でした。
コナミのゲームなのに、セガのゲームセンターにロケとして置いてあったのは、ここのゲームセンターの店員の方がゲームフリーク(まだ同人時代)のメンバーだったという事から、ゲームの情熱をかけて店側に頼んでロケテストにしてもらった…という話との事でした。(本当かどうかは不明ですが(^^;)
Y本くん:「OKIくん、グラディウスってゲームやりに行こうぜ!
16ビットバブルシステムの第二弾なんだぜ。」
OKI:「俺、ツインビーの頃から気になってたんだけど、
16ビットバブルシステムってなんなんだろ?
Y本くんはコレって何なのか知ってんの?」
Y本くん:「あぁ、これがあると画面に一杯弾とかが出せるらしいよ。」
OKI:「そーなんだ~。そりゃスゲーな。」
と、その数年後に"そのシステムは、そーいう意味のシステムではない"という事を知るよしもないまま、このゲームを見に行きましたw
最初にゲーム画面を見た時にはオプションが何であるのかもよく分らないまま、プレーしている人はみんな「ステージ3のモアイのステージで、苦戦している」という状態で、「イオン砲が凄い攻撃だった」という想い出があります。(今でも結構そう思っていますがw)
【ゲームフリークの店員との想い出】
Y本くんのゲーム師匠に当る、ゲームフリークのメンバーである、ゲームセンターの店員のお兄さんは「ヒロセくん」と呼ばれていて、髪型がアフロを少し抑えたようなモジャモジャ頭の方でした(アンドロー梅田をとても若くしてカッコ良くした…という印象があります(爆))。
この方は、ゲームセンターの店員をハシゴしており、町田のゲームセンターと、私の家の近所のゲームセンターの店員をやっていました。
ある日、Y本くんと一緒に行かずに、一人でこのゲームセンターに行ったところ、私の事を見掛けて声をかけてくれました。
ヒロセさん:「こんにちわ。今日はY本くんと一緒じゃなくて、一人なの?」
OKI:「あっ、こんにちわ。(俺の顔、覚えてくれたんだ) 今日は一人で来ました。」
ヒロセさん:「そーなんだ。…あ、今日は店の管理人もいないし、グラディウスも直ったばかりで、
テストする必要があるので、フリープレーで遊んでいかない?」
OKI:「えぇ! いいんですか? 遊びたいですっ!」
ヒロセさん:「よし、なら今から準備するから椅子に座って待っててね。
このゲーム、立ち上がりが凄く遅いんだよね。」
OKI:「へぇ~。そうなんですか~」
と、この時初めて16ビットバブルシステムのウォーミングアップを見ることができました。そして、"フリープレー"という店員特権であるおいしい体験をさせてもらいました。
OKI:「徐々にカウントダウンするんですね。」
ヒロセさん:「そーなんだよー。デコカセ(デコカセット)並に大変なんだよねぇ~。
すぐに立ち上がらない時もあるし。」
OKI:「デコカセ…」
この時の待ち時間というのが「タダでグラディウスを遊び放題」という事もあってか、凄く興奮した想い出となっています。
このヒロセさんとは、これを機に色々とゲームの攻略を教えていただく事になるのですが、それは別ゲームの想い出にでも。(^^)
【このゲームの基板】
この話はゲーム基板を扱っている人の間ではお馴染の話なのですが、このゲームの基板(初期の16ビットバブルシステム)は、他のメーカーがいままでリリースしてきた基板で対応していた電源仕様とは違っており、-12Vが必要になります。また、16ビットバブルシステムの基板は、データの内容がすぐに飛んでしまうので、非常に故障が多いというものであったりしました。
私はこのゲームがゲームセンターから姿を消すようになってから、この基板がとても欲しくなり、中古の基板を扱う業者(まだゲーメスト等で基板のお店を紹介していない時代にコインジャーナルの広告に載っていた小田原にあった、かなりマイナー(?)な某会社w)に、「グラディウスの基板が欲しいのですが…」と電話をしたところ、「故障ばっかりするけどいいの? しかも別の電源が必要だよ。こっちでは扱っていないけどいいの? 今なら故障したらメーカーがサポートしているみたいだけど、場合によっては直らないらしいよ。しかも高いし。」と散々脅されて、購入を断念した…という想い出があります。
たしかに、私の行っていた幾つかのお店では、よく「故障中」の貼り紙がしてあって、上述の町田のお店でも「まだ故障中なんですか?」と店員さんに聴いて、「いや、ずっと故障中なんじゃなくて、実はこれで3度目なんだ。何度も壊れちゃうんだよね~」と言われた事を想い出し、「古き言い伝えはまことであった…」という、ナウシカのババ様のようでした。
という感じで、本当によく壊れる基板らしいです。
現在のこの時間、オークションでこのグラディウスのジャンク基板(動くかどうか不明らしい)に人が群がっていますが、「これを落札する人は電源を自前で用意したり、修理できる人なんだろうなぁ~」とか思いました。凄いですね、私には無理です。すごく尊敬します。(^^)
#【追記】
#その後、落札された値段は6万円になりました。
#【追記 2009/03/18】
#後日、秋葉原のGフロントに行ったら8万円位で売ってました。
#なんでも-12Vは「ハーネスから回路をつけて対応できるので電源は不要です。
#でも、ちゃんと動かないケースもあります。」と店員さんが言ってました。
【レーザー】
私に取って、このゲームのイメージが「青」となっているファクターの一つである武器のレーザー。これ程綺麗で滑らかにレーザーが飛ぶゲームを見たのは、これが初めてだったような気がします。
レーザーの表現自体は、このゲームよりも前に「スペースウォー(by レジャックw)」で見ていましたが、カラーではなくセロファンテープモニターので、このようなちゃんと色のあるレーザーは感動しました。
後にBeepかベーシックマガジンか何かの雑誌でX68000版の内部解析を紹介した記事にて、このレーザーの処理について色々な考察が記載されており、アーケード版の処理の素晴らしさに感動した想い出があります。
ついでに当時、F田くんから「SPSの開発スタッフが『1ドットでも違っていたら"土下座する"(wikipediaを読んだら、"腹を切る"って、ちょwwwそんなだったかな~w)』という話があったらしい」、という話を聴いた事を、これを書いていて思い出しましたw
【レーザーの当り判定の凄さ】
このゲームに精通している人にはお馴染の話ですが、このゲームのレーザーはもの凄い攻撃範囲が広くて有名です。レーザーの幅は、たかだかの1ドットの線なのですが、攻撃範囲は16ドット程あり(多分(^^ゞ)、レーザーの近くにいる敵はものの見事に撃破されます。
この数年間にリリースされている弾幕系のシューティングゲームは自機の当り判定が物凄く小さいのが主流だったりしますが、自機のショットの攻撃範囲が物凄く大きいゲームというのは、このゲームがパイオニアだと思います。
この豪快な当り判定、本当に凄いと思います。古いのに今でも新しい!つよいぞレーザー!(違
【オプション】
私は「オプション」という単語と意味をこのゲームで覚えました。
今では日常生活で普通にオプションという単語を使いますが、私の中では「オプション=グラディウス」は揺ぎませんw
ちなみに、当時の私はゲームセンターで人のプレーを見ているギャラリーを「オプション」と呼んでいました。
例)
「なぁ、Y田。今、俺の『ファンタジーゾーン』のプレーを見ている
オプションどれくらいだ?」
「雅美のプレーしている『怒』のオプションの人数すごくねーか?
エンディングまで行ってんじゃねーの?」
みたいなw
(この会話は、いずれ書こうと考えている『怒』の想い出話で出したいと思います)
【拡大処理】
拡大縮小という単語をアーケードゲームで適用すると、セガのシステム16系や、ナムコのシステムIIが一般的に挙げられてしまいがちですが、16ビットバブルシステムも何げに「拡大縮小処理」をしていたりします。
普段ゲームでは分り辛い部分ではありますが、ツインビーでは自機の出現や雲の表示等に使われ、グラディウスではビッグコアの爆破やエンディング(ステージ7クリア)の敵要塞の表示に使用される等と先端行っていました。
当時は友人の雅美の口癖「ドットが粗い!(これはエロビデオのモザイクを見ては叫ぶ口癖)」と連呼する位、割とドットの粗さが目立ったという感じでした。現在ならこんなニアレストネイバーなんて処理はありえないので、最低でもバイリニアでとてもキデイに表示されちゃいますね。ぐんじょいろ、キデイ。
【BGM】
言わずと知れた神曲ですが、私は1stステージと4thステージのBGMがとても好きです。こーいう人多いだろうなぁ~と思いますが、それでいいんです。本当に良いのですからね!(*^^*)
また、このゲームのBGM再生のお洒落な所は、「ステージ開始の数小節はSE音が鳴らない」というもので、こーいう演出って他のゲームではあんまり見ないような気がします。これはワザとやっているのか、曲の和音の問題でそうなっているのかは、私には分からないのですが、結果としては凄い演出になっているなぁ~と思います。
とまぁ、他のステージや、ネームエントリー、あまつにはモーニングミュージックも含め、何から何まで素晴らしいの一言で、このゲームの音源はバブルシステム基板の特有の音源として、私の中のフェイバリット音源になっています。PSGでもない、FM音源でもない、このなんとも言えない音源…(´д`;ハアハアですw
◇ ◇ ◇
【ファミリーコンピュータ版の想い出】
ファミリーコンピュータ版は発売日に友人が買ってきて、友人が夕方から始まる習い事に行く前に私の所に来て、これを託してきました。
友人:「OKIくん、僕が出かけている間にクリアして感想を聴かせてよ。」
OKI:「えっー!? そんなんでいいの? 自分でクリアした方が楽しいでしょ?」
友人:「いや、僕はシューティングゲームはあんまり得意じゃないんで、
OKIくんのプレーを見せてもらった方がいいんだよ。」
OKI:「そーなんだ… (そんなもんなの? だったら、普通買うもんなのかなぁ…?)
分った。クリアしておくから、終ったらウチで見ていってよ。」
という事で、とりあえずプレー。
「ほほぉ~。こんな感じなんだ。」というノリで始めたのですが、
「初回プレーで、全ステージクリア…」
「な、なんだ、このデキは…簡単すぎる… でも、エンディングは、こっちの方がなんか好みかもw」という感じで、1周をクリア。
結局初回プレーで、3周程しました。
友人が習い事から帰ってきて、私の家で夕飯を食べながら夜の20:00位からプレーを披露。
友人:「へぇ~。ゲームセンターとそっくりだね。
OKIくんも、グラディウス買うの?」
OKI:「う~ん、そうだなぁ… (これをソックリと思うなんて…)」
正直、アーケード版ばかりプレーしていたので、ファミリーコンピュータ版の出来には全然満足が行きませんでした。当時は買う気ゼロってなものです。その後、このゲームを持っている人がわんさかいたので、買う必要はなく、殆んどジャイアニズムでプレーしていました。お前の物は俺のもの~(爆)
今だからとしての考察ですが、「山の切れ目を通過すると5000点」とか、「ステージ1のラストの岩の後で1UP」、後世に語り継がれる「上上下下左右左右BA」のパワーアップコマンドや、私のお気に入りだった、「バリアのパワーアップ位置から千の位がゼロの時にパワーアップカプセルを取得すると連射になる機能とか(この時はレーザーにしては楽しめない)」等と、色々と裏技があって本当に素晴らしいと思いますが、当時はこんなものでは納得が行かなかったのです。
2000年過ぎてからエミュレータで開発された、「ファミリーコンピュータ版 グラディウス AC化ハックロム」みたいなものが当時にリリースされていれば、「これマジ凄い移植だよ!」とか、なっていたのですけどね…
当時は「ヤレヤレ。こんなのを買うヤツはアーケード版をナメているバカだ。」→「にょろ~ん(´・ω・`)」となってしまっていました。まるで、初期の山岡さんです。

今は性格が丸くなったので、後から購入w
ちなみにファミリーコンピュータ版グラディウスIIの移植は、逆に「スッゲー!」と外人の4コマみたいに拳を握りましたw
そして、ファミコン版は「エンディングに出てくるメッセージの頭文字を繋げると、"KONAMI"となる」という事をこの数ヶ月後に知ったのですが、最初は当然知らなかった訳で「MIAGETAMONDA」とか「少し上から目線」的なメッセージが出て、「馬鹿にしてるのか?」とか思った想い出がありますw IUKOTONAINE!
◇ ◇ ◇
という感じで、これからもシリーズとしては次々開発されるゲームとは思いますが、初代の功績があってこそ、(あまりコンセプトを変えずに)ここまでやって来られていると思うので、本当に素晴らしい作品だと思います。しかし、そんな事思っているのに、F田くんの所が参画したある番号のシリーズを買おう買おうと思いつつも、まだ買ってなかったりします…
(仕事漬けで買うタイミングを逃がしたのがいけなかった)
ですので、このシリーズに順位をつけるとしたら、1位は「グラディウス」で、2位が「グラディウス2(MSX)」、3位が「グラディウスII(アーケード)」、4位が「グラディウスII(ファミリーコンピュータ)」って感じになっています。
それ以降は個人的には50歩100歩って感じになっています。(あまり想い出が無い…という事が原因なんですけどねw)
あ、ちなみに「グラディウス2(X68000)」もランク外です(爆)
FC版グラディウスIIが4位なのは、移植物と考えないで別物として考えているからこの順位になっています。正直あのハードで、よくもまぁあんな短期間であの良作を出せたなぁ~と当時は感動したりしました。
という感じですね。
このゲームの素晴らしい所やゲーム性について書き出すと、ゼビウスと同じ位の事を書く事になってしまうので、ゼビウスの時と同様に私がとても印象に残った部分や、マニアックな部分、そしていつものように人に関連した想い出を書いて行こうと思います。
【ファーストインプレッション】
このゲームはY本くんに連れられて、町田にあった「ゲームセンター セガ(ハイテクランド セガ)」というセガ直営店のゲームセンターでロケテストが行われていた物を見たのが最初でした。
コナミのゲームなのに、セガのゲームセンターにロケとして置いてあったのは、ここのゲームセンターの店員の方がゲームフリーク(まだ同人時代)のメンバーだったという事から、ゲームの情熱をかけて店側に頼んでロケテストにしてもらった…という話との事でした。(本当かどうかは不明ですが(^^;)
Y本くん:「OKIくん、グラディウスってゲームやりに行こうぜ!
16ビットバブルシステムの第二弾なんだぜ。」
OKI:「俺、ツインビーの頃から気になってたんだけど、
16ビットバブルシステムってなんなんだろ?
Y本くんはコレって何なのか知ってんの?」
Y本くん:「あぁ、これがあると画面に一杯弾とかが出せるらしいよ。」
OKI:「そーなんだ~。そりゃスゲーな。」
と、その数年後に"そのシステムは、そーいう意味のシステムではない"という事を知るよしもないまま、このゲームを見に行きましたw
最初にゲーム画面を見た時にはオプションが何であるのかもよく分らないまま、プレーしている人はみんな「ステージ3のモアイのステージで、苦戦している」という状態で、「イオン砲が凄い攻撃だった」という想い出があります。(今でも結構そう思っていますがw)
【ゲームフリークの店員との想い出】
Y本くんのゲーム師匠に当る、ゲームフリークのメンバーである、ゲームセンターの店員のお兄さんは「ヒロセくん」と呼ばれていて、髪型がアフロを少し抑えたようなモジャモジャ頭の方でした(アンドロー梅田をとても若くしてカッコ良くした…という印象があります(爆))。
この方は、ゲームセンターの店員をハシゴしており、町田のゲームセンターと、私の家の近所のゲームセンターの店員をやっていました。
ある日、Y本くんと一緒に行かずに、一人でこのゲームセンターに行ったところ、私の事を見掛けて声をかけてくれました。
ヒロセさん:「こんにちわ。今日はY本くんと一緒じゃなくて、一人なの?」
OKI:「あっ、こんにちわ。(俺の顔、覚えてくれたんだ) 今日は一人で来ました。」
ヒロセさん:「そーなんだ。…あ、今日は店の管理人もいないし、グラディウスも直ったばかりで、
テストする必要があるので、フリープレーで遊んでいかない?」
OKI:「えぇ! いいんですか? 遊びたいですっ!」
ヒロセさん:「よし、なら今から準備するから椅子に座って待っててね。
このゲーム、立ち上がりが凄く遅いんだよね。」
OKI:「へぇ~。そうなんですか~」
と、この時初めて16ビットバブルシステムのウォーミングアップを見ることができました。そして、"フリープレー"という店員特権であるおいしい体験をさせてもらいました。
OKI:「徐々にカウントダウンするんですね。」
ヒロセさん:「そーなんだよー。デコカセ(デコカセット)並に大変なんだよねぇ~。
すぐに立ち上がらない時もあるし。」
OKI:「デコカセ…」
この時の待ち時間というのが「タダでグラディウスを遊び放題」という事もあってか、凄く興奮した想い出となっています。
このヒロセさんとは、これを機に色々とゲームの攻略を教えていただく事になるのですが、それは別ゲームの想い出にでも。(^^)
【このゲームの基板】
この話はゲーム基板を扱っている人の間ではお馴染の話なのですが、このゲームの基板(初期の16ビットバブルシステム)は、他のメーカーがいままでリリースしてきた基板で対応していた電源仕様とは違っており、-12Vが必要になります。また、16ビットバブルシステムの基板は、データの内容がすぐに飛んでしまうので、非常に故障が多いというものであったりしました。
私はこのゲームがゲームセンターから姿を消すようになってから、この基板がとても欲しくなり、中古の基板を扱う業者(まだゲーメスト等で基板のお店を紹介していない時代にコインジャーナルの広告に載っていた小田原にあった、かなりマイナー(?)な某会社w)に、「グラディウスの基板が欲しいのですが…」と電話をしたところ、「故障ばっかりするけどいいの? しかも別の電源が必要だよ。こっちでは扱っていないけどいいの? 今なら故障したらメーカーがサポートしているみたいだけど、場合によっては直らないらしいよ。しかも高いし。」と散々脅されて、購入を断念した…という想い出があります。
たしかに、私の行っていた幾つかのお店では、よく「故障中」の貼り紙がしてあって、上述の町田のお店でも「まだ故障中なんですか?」と店員さんに聴いて、「いや、ずっと故障中なんじゃなくて、実はこれで3度目なんだ。何度も壊れちゃうんだよね~」と言われた事を想い出し、「古き言い伝えはまことであった…」という、ナウシカのババ様のようでした。
という感じで、本当によく壊れる基板らしいです。
現在のこの時間、オークションでこのグラディウスのジャンク基板(動くかどうか不明らしい)に人が群がっていますが、「これを落札する人は電源を自前で用意したり、修理できる人なんだろうなぁ~」とか思いました。凄いですね、私には無理です。すごく尊敬します。(^^)
#【追記】
#その後、落札された値段は6万円になりました。
#【追記 2009/03/18】
#後日、秋葉原のGフロントに行ったら8万円位で売ってました。
#なんでも-12Vは「ハーネスから回路をつけて対応できるので電源は不要です。
#でも、ちゃんと動かないケースもあります。」と店員さんが言ってました。
【レーザー】
私に取って、このゲームのイメージが「青」となっているファクターの一つである武器のレーザー。これ程綺麗で滑らかにレーザーが飛ぶゲームを見たのは、これが初めてだったような気がします。
レーザーの表現自体は、このゲームよりも前に「スペースウォー(by レジャックw)」で見ていましたが、カラーではなくセロファンテープモニターので、このようなちゃんと色のあるレーザーは感動しました。
後にBeepかベーシックマガジンか何かの雑誌でX68000版の内部解析を紹介した記事にて、このレーザーの処理について色々な考察が記載されており、アーケード版の処理の素晴らしさに感動した想い出があります。
ついでに当時、F田くんから「SPSの開発スタッフが『1ドットでも違っていたら"土下座する"(wikipediaを読んだら、"腹を切る"って、ちょwwwそんなだったかな~w)』という話があったらしい」、という話を聴いた事を、これを書いていて思い出しましたw
【レーザーの当り判定の凄さ】
このゲームに精通している人にはお馴染の話ですが、このゲームのレーザーはもの凄い攻撃範囲が広くて有名です。レーザーの幅は、たかだかの1ドットの線なのですが、攻撃範囲は16ドット程あり(多分(^^ゞ)、レーザーの近くにいる敵はものの見事に撃破されます。
この数年間にリリースされている弾幕系のシューティングゲームは自機の当り判定が物凄く小さいのが主流だったりしますが、自機のショットの攻撃範囲が物凄く大きいゲームというのは、このゲームがパイオニアだと思います。
この豪快な当り判定、本当に凄いと思います。古いのに今でも新しい!つよいぞレーザー!(違
【オプション】
私は「オプション」という単語と意味をこのゲームで覚えました。
今では日常生活で普通にオプションという単語を使いますが、私の中では「オプション=グラディウス」は揺ぎませんw
ちなみに、当時の私はゲームセンターで人のプレーを見ているギャラリーを「オプション」と呼んでいました。
例)
「なぁ、Y田。今、俺の『ファンタジーゾーン』のプレーを見ている
オプションどれくらいだ?」
「雅美のプレーしている『怒』のオプションの人数すごくねーか?
エンディングまで行ってんじゃねーの?」
みたいなw
(この会話は、いずれ書こうと考えている『怒』の想い出話で出したいと思います)
【拡大処理】
拡大縮小という単語をアーケードゲームで適用すると、セガのシステム16系や、ナムコのシステムIIが一般的に挙げられてしまいがちですが、16ビットバブルシステムも何げに「拡大縮小処理」をしていたりします。
普段ゲームでは分り辛い部分ではありますが、ツインビーでは自機の出現や雲の表示等に使われ、グラディウスではビッグコアの爆破やエンディング(ステージ7クリア)の敵要塞の表示に使用される等と先端行っていました。
当時は友人の雅美の口癖「ドットが粗い!(これはエロビデオのモザイクを見ては叫ぶ口癖)」と連呼する位、割とドットの粗さが目立ったという感じでした。現在ならこんなニアレストネイバーなんて処理はありえないので、最低でもバイリニアでとてもキデイに表示されちゃいますね。ぐんじょいろ、キデイ。
【BGM】
言わずと知れた神曲ですが、私は1stステージと4thステージのBGMがとても好きです。こーいう人多いだろうなぁ~と思いますが、それでいいんです。本当に良いのですからね!(*^^*)
また、このゲームのBGM再生のお洒落な所は、「ステージ開始の数小節はSE音が鳴らない」というもので、こーいう演出って他のゲームではあんまり見ないような気がします。これはワザとやっているのか、曲の和音の問題でそうなっているのかは、私には分からないのですが、結果としては凄い演出になっているなぁ~と思います。
とまぁ、他のステージや、ネームエントリー、あまつにはモーニングミュージックも含め、何から何まで素晴らしいの一言で、このゲームの音源はバブルシステム基板の特有の音源として、私の中のフェイバリット音源になっています。PSGでもない、FM音源でもない、このなんとも言えない音源…(´д`;ハアハアですw
【ファミリーコンピュータ版の想い出】
ファミリーコンピュータ版は発売日に友人が買ってきて、友人が夕方から始まる習い事に行く前に私の所に来て、これを託してきました。
友人:「OKIくん、僕が出かけている間にクリアして感想を聴かせてよ。」
OKI:「えっー!? そんなんでいいの? 自分でクリアした方が楽しいでしょ?」
友人:「いや、僕はシューティングゲームはあんまり得意じゃないんで、
OKIくんのプレーを見せてもらった方がいいんだよ。」
OKI:「そーなんだ… (そんなもんなの? だったら、普通買うもんなのかなぁ…?)
分った。クリアしておくから、終ったらウチで見ていってよ。」
という事で、とりあえずプレー。
「ほほぉ~。こんな感じなんだ。」というノリで始めたのですが、
「初回プレーで、全ステージクリア…」
「な、なんだ、このデキは…簡単すぎる… でも、エンディングは、こっちの方がなんか好みかもw」という感じで、1周をクリア。
結局初回プレーで、3周程しました。
友人が習い事から帰ってきて、私の家で夕飯を食べながら夜の20:00位からプレーを披露。
友人:「へぇ~。ゲームセンターとそっくりだね。
OKIくんも、グラディウス買うの?」
OKI:「う~ん、そうだなぁ… (これをソックリと思うなんて…)」
正直、アーケード版ばかりプレーしていたので、ファミリーコンピュータ版の出来には全然満足が行きませんでした。当時は買う気ゼロってなものです。その後、このゲームを持っている人がわんさかいたので、買う必要はなく、殆んどジャイアニズムでプレーしていました。お前の物は俺のもの~(爆)
今だからとしての考察ですが、「山の切れ目を通過すると5000点」とか、「ステージ1のラストの岩の後で1UP」、後世に語り継がれる「上上下下左右左右BA」のパワーアップコマンドや、私のお気に入りだった、「バリアのパワーアップ位置から千の位がゼロの時にパワーアップカプセルを取得すると連射になる機能とか(この時はレーザーにしては楽しめない)」等と、色々と裏技があって本当に素晴らしいと思いますが、当時はこんなものでは納得が行かなかったのです。
2000年過ぎてからエミュレータで開発された、「ファミリーコンピュータ版 グラディウス AC化ハックロム」みたいなものが当時にリリースされていれば、「これマジ凄い移植だよ!」とか、なっていたのですけどね…
当時は「ヤレヤレ。こんなのを買うヤツはアーケード版をナメているバカだ。」→「にょろ~ん(´・ω・`)」となってしまっていました。まるで、初期の山岡さんです。

今は性格が丸くなったので、後から購入w
ちなみにファミリーコンピュータ版グラディウスIIの移植は、逆に「スッゲー!」と外人の4コマみたいに拳を握りましたw
そして、ファミコン版は「エンディングに出てくるメッセージの頭文字を繋げると、"KONAMI"となる」という事をこの数ヶ月後に知ったのですが、最初は当然知らなかった訳で「MIAGETAMONDA」とか「少し上から目線」的なメッセージが出て、「馬鹿にしてるのか?」とか思った想い出がありますw IUKOTONAINE!
という感じで、これからもシリーズとしては次々開発されるゲームとは思いますが、初代の功績があってこそ、(あまりコンセプトを変えずに)ここまでやって来られていると思うので、本当に素晴らしい作品だと思います。しかし、そんな事思っているのに、F田くんの所が参画したある番号のシリーズを買おう買おうと思いつつも、まだ買ってなかったりします…
(仕事漬けで買うタイミングを逃がしたのがいけなかった)
コメント
No title
FCのIIは今でも高値で取引されてますよね~
初めまして、@さん。(ハンドル名ですかね?)
こんなひっそりと書いているブログにコメントありがとうございます(^^ゞ
FC版のグラディウスIIは、ゲートアレイが載っていたので、音源から何から本当に良くできてましたよね。
ご紹介のサイトを拝見しました。
解説やスクリーンショットが満載で素晴らしいですね。
色々な派生物(沙羅曼蛇等)も紹介されていて、カバー範囲も広いなぁ~と。
アクスレイまであって、ちょっと(いや、かなり)嬉しい気持ちになりました。(^^)
関連作品にパロディウス系が紹介されていないのがアレ?となりましたが、考え方が別物なのでしょうかね…?
超関節的ですが、オトメディウスは開発に絡んでいる作品なので、ちょっとだけ思い入れがあったりしますw
こんなひっそりと書いているブログにコメントありがとうございます(^^ゞ
FC版のグラディウスIIは、ゲートアレイが載っていたので、音源から何から本当に良くできてましたよね。
ご紹介のサイトを拝見しました。
解説やスクリーンショットが満載で素晴らしいですね。
色々な派生物(沙羅曼蛇等)も紹介されていて、カバー範囲も広いなぁ~と。
アクスレイまであって、ちょっと(いや、かなり)嬉しい気持ちになりました。(^^)
関連作品にパロディウス系が紹介されていないのがアレ?となりましたが、考え方が別物なのでしょうかね…?
超関節的ですが、オトメディウスは開発に絡んでいる作品なので、ちょっとだけ思い入れがあったりしますw
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