昔のゲームの想い出 [0108] 「モンスターマンション」 [エポック社] [1982] [カセットビジョン]
《よくできたドンキーコングアレンジ!?》
このところ、このブログのタイトル一覧を眺めていたら(ちなみに自分の管理用としてOpenOfficeのCalcで入力しておいて、オートフィルタでタイトル等の絞り込みとかできるようにしています)、「あれ?カセットビジョンのゲームって一個も書いてないなぁ~。」という感じでした。
とりあえず想い出のある全てのプラットフォームを書いていこうと考えていたので、「これが無いなんて、マニアックに攻められないな…」とい事で、当然のように想い出のある、このプラットフォームのゲームを書こうと思いました。
このプラットフォームで有名というと「きこりの与作」が一番有名かと思いますが、これは将来に残こしておくとして(続けばですが(^^ゞ)、私の中でかなり好きであり、且つこのゲームを通して妙な想い出があった「モンスターマンション」について書いてみようと思いました。
このところ、このブログのタイトル一覧を眺めていたら(ちなみに自分の管理用としてOpenOfficeのCalcで入力しておいて、オートフィルタでタイトル等の絞り込みとかできるようにしています)、「あれ?カセットビジョンのゲームって一個も書いてないなぁ~。」という感じでした。
とりあえず想い出のある全てのプラットフォームを書いていこうと考えていたので、「これが無いなんて、マニアックに攻められないな…」とい事で、当然のように想い出のある、このプラットフォームのゲームを書こうと思いました。
このプラットフォームで有名というと「きこりの与作」が一番有名かと思いますが、これは将来に残こしておくとして(続けばですが(^^ゞ)、私の中でかなり好きであり、且つこのゲームを通して妙な想い出があった「モンスターマンション」について書いてみようと思いました。
モンスターマンションは、4段階の段差のあるマンションをハシゴを使って登っていき、最上段にいる彼女を助けに行くゲームとなります。
途中、最上段から下の段に向けて岩が転がってきて、これをジャンプで避けつつ、各段にあるハシゴを全て通過し、各段にあるチェックポイントをジャンプで全て消すと、最上段へのハシゴが出現して、彼女の所に行く事ができます。
簡単に言うとドンキーコングの1面の構成のような画面で、ステージの最上段に向って進むゲームとなり、これに対して全てのハシゴを通過し、チェックポイントを全て消すという仕様が付加されたゲームとなります。
画面構成はどれもドンキーコングの1面ですがステージ構成は3つあり、難易度が徐々に上ってきます。3つ目のステージクリアにて最上段にいる敵を倒して、彼女と結ばれます。
【結構マイナーな部類?】
このゲームは普通にテレビCMをやっていたのですが、私の周りでカセットビジョンを持っていた人間はゲーメストの彼とクラスメートのK持という男だけで、しかもゲーメストの彼はこのゲームを持っていなかったので、テレビを見ては「一体、どんなゲームなんだろう…」という感じでした。
このような場合は大抵おもちゃ屋やデパートのおもちゃ売り場に行って、展示してある画面を見たり、デモとして置いてあるゲームでお試しプレーをしたりするのですが、このゲームは私の通っている所にはどこにも置いてありませんでした…
【クラスメートのK持】
このゲームの話を仲間で話していたところ、「K持がこのゲームを持ってるらしいぞ。」という話題になり、「えっ!?そーなの? アイツが…」という話になりました。
このK持というやつは、家庭の複雑な事情から性格が少し変っており、「皆が近づかない男」として、クラスで浮いていました。
別に不良という訳でもなく、背丈も小さく大人しいのですが、「学校を休みがち」「会話が噛み合わない」「急にキレたりする」という事で、「皆が嫌っている」…というキャラクターでした。
(ついでに耳が大きくて、おさるさんに似ていたので、一部で猿扱いとしてイジメられていました…イジメ(・A・)イクナイ!!)
私は彼を嫌いという訳ではありませんでしたが、接点が一切ないという事と、皆が近づかないからという理由から、殆んど話した事がありませんでした。
そんなある日、友人達との会話を聴いたのか、「OKIくん、ウチにモンスターマンションあるよ。」とK持の方から話かけてくるではありませんか!
「これは食いつかない訳には行かない…」という事で、彼とこのゲームの話を通じて友達になりました。
【いざK持の家へ】
クラスに友人がいないK持は、「誰も友人を家に入れた事が無い(というか友人すらいない)」という事から、最初は私を家に招く気も無い感じでしたが、私が「モンスターマンション、見てみてぇなぁ~」とボヤきながら、彼にこのゲームについて根掘り葉掘り聴いているうちに、「だったら、ウチくる…?」と、ついに彼を口説く事に成功。まるで「TOKYOナンパストリート」のようなノリで(笑)彼を落しました。("TOKYOナンパ~"は、この数年後の想い出になるのですがw)
彼の家は私が普段行かない地区にあり、「へぇ~、この辺に住んでいるんだ…」という、まるで秘境に行くような感覚でした。
「ここだよ。」と着いた家は、俗にいう平屋と呼ばれる物で、家もトタンがメインで出来ているような家でした。
「なるほど、皆が訳ありと言うだけあるな…」と、いざ家の中に…
まだ日中だというのに、お父さんが出てきて、「こんにちわ。」と挨拶され、思わず「お邪魔します。K持くんちにゲームをやらせてもらいにきました。」と挨拶を。K持が友人を連れてくるのが珍しいのか、色々と尋問されました。
そして、やっとお目当てのモンスターマンションが!
「これでもしもこのゲームを持ってなかったら、友人達とシメなければ…」と思っていただけに、私のテンションは最高潮に!
プレー感覚はドンキーコングのソレとはまるで違い、別ゲームとしてちゃんと楽しめる内容で、「何コレ。すげー面白れーじゃん!」と気がついたら夕飯の時間になっていました。
「夕飯食ってくか?」とK持のお父さんに誘われるも、この家庭は二人だけっぽかったので、なんかヤバイと感じ、お断りして帰ることに…
「OKIくん、バーバー!(彼流のバイバイ)」とK持に彼の家の近所の公園まで見送られバイバイし、誰も入った事のない彼の家にお邪魔した事を周りにちょっと自慢したい気分になりながら、迫熱したモンスターマンションのプレー感覚を何度も思い出して家に帰りました。
次の日からK持は、いつも以上に私になつき、周りからも「OKIとK持って、そんなに中良かったっけ?」と言われながら、テレビゲームとは違う形で仲良しになって行きました。
しかし彼の家に訪問できたのは、この時の一度だけで、最初で最後の訪問となりました…
理由は定かではないのですが、どーにも家庭の事情というのが重きを置いていたようで、「K持の家で遊ぼう」というリクエストに対して、彼は執拗に首を横に振る状態となりました。
つまり私にとって、このモンスターマンションをプレーした事というのはあの日だけとなり、私は生れて一日だけ、このゲームをプレーした事がある…という想い出となっています。
現在は動画サイトでプレー画面も確認できますし、その気になれば中古屋やオークション等で購入ができるゲームとなっていますが、私にはこの日の想い出が再生されるので、とりあえずそれで満足しています。(^^)
◇ ◇ ◇
【2009年の今】
といっても、流石にゲーム画面を1ドットレベルで思い出せる訳でもないですし、この時代に動画が見れるのは有難いという事で、現時点で見た動画において気がついた事を挙げてみたいのですが、このゲームって「斜めドット」が表現されていないんですね…
私の中では「カセットビジョン=特殊な斜めドット」というイメージが強いので、このゲームがそれを表現していない事に意外性を感じました。
途中、最上段から下の段に向けて岩が転がってきて、これをジャンプで避けつつ、各段にあるハシゴを全て通過し、各段にあるチェックポイントをジャンプで全て消すと、最上段へのハシゴが出現して、彼女の所に行く事ができます。
簡単に言うとドンキーコングの1面の構成のような画面で、ステージの最上段に向って進むゲームとなり、これに対して全てのハシゴを通過し、チェックポイントを全て消すという仕様が付加されたゲームとなります。
画面構成はどれもドンキーコングの1面ですがステージ構成は3つあり、難易度が徐々に上ってきます。3つ目のステージクリアにて最上段にいる敵を倒して、彼女と結ばれます。
【結構マイナーな部類?】
このゲームは普通にテレビCMをやっていたのですが、私の周りでカセットビジョンを持っていた人間はゲーメストの彼とクラスメートのK持という男だけで、しかもゲーメストの彼はこのゲームを持っていなかったので、テレビを見ては「一体、どんなゲームなんだろう…」という感じでした。
このような場合は大抵おもちゃ屋やデパートのおもちゃ売り場に行って、展示してある画面を見たり、デモとして置いてあるゲームでお試しプレーをしたりするのですが、このゲームは私の通っている所にはどこにも置いてありませんでした…
【クラスメートのK持】
このゲームの話を仲間で話していたところ、「K持がこのゲームを持ってるらしいぞ。」という話題になり、「えっ!?そーなの? アイツが…」という話になりました。
このK持というやつは、家庭の複雑な事情から性格が少し変っており、「皆が近づかない男」として、クラスで浮いていました。
別に不良という訳でもなく、背丈も小さく大人しいのですが、「学校を休みがち」「会話が噛み合わない」「急にキレたりする」という事で、「皆が嫌っている」…というキャラクターでした。
(ついでに耳が大きくて、おさるさんに似ていたので、一部で猿扱いとしてイジメられていました…イジメ(・A・)イクナイ!!)
私は彼を嫌いという訳ではありませんでしたが、接点が一切ないという事と、皆が近づかないからという理由から、殆んど話した事がありませんでした。
そんなある日、友人達との会話を聴いたのか、「OKIくん、ウチにモンスターマンションあるよ。」とK持の方から話かけてくるではありませんか!
「これは食いつかない訳には行かない…」という事で、彼とこのゲームの話を通じて友達になりました。
【いざK持の家へ】
クラスに友人がいないK持は、「誰も友人を家に入れた事が無い(というか友人すらいない)」という事から、最初は私を家に招く気も無い感じでしたが、私が「モンスターマンション、見てみてぇなぁ~」とボヤきながら、彼にこのゲームについて根掘り葉掘り聴いているうちに、「だったら、ウチくる…?」と、ついに彼を口説く事に成功。まるで「TOKYOナンパストリート」のようなノリで(笑)彼を落しました。("TOKYOナンパ~"は、この数年後の想い出になるのですがw)
彼の家は私が普段行かない地区にあり、「へぇ~、この辺に住んでいるんだ…」という、まるで秘境に行くような感覚でした。
「ここだよ。」と着いた家は、俗にいう平屋と呼ばれる物で、家もトタンがメインで出来ているような家でした。
「なるほど、皆が訳ありと言うだけあるな…」と、いざ家の中に…
まだ日中だというのに、お父さんが出てきて、「こんにちわ。」と挨拶され、思わず「お邪魔します。K持くんちにゲームをやらせてもらいにきました。」と挨拶を。K持が友人を連れてくるのが珍しいのか、色々と尋問されました。
そして、やっとお目当てのモンスターマンションが!
「これでもしもこのゲームを持ってなかったら、友人達とシメなければ…」と思っていただけに、私のテンションは最高潮に!
プレー感覚はドンキーコングのソレとはまるで違い、別ゲームとしてちゃんと楽しめる内容で、「何コレ。すげー面白れーじゃん!」と気がついたら夕飯の時間になっていました。
「夕飯食ってくか?」とK持のお父さんに誘われるも、この家庭は二人だけっぽかったので、なんかヤバイと感じ、お断りして帰ることに…
「OKIくん、バーバー!(彼流のバイバイ)」とK持に彼の家の近所の公園まで見送られバイバイし、誰も入った事のない彼の家にお邪魔した事を周りにちょっと自慢したい気分になりながら、迫熱したモンスターマンションのプレー感覚を何度も思い出して家に帰りました。
次の日からK持は、いつも以上に私になつき、周りからも「OKIとK持って、そんなに中良かったっけ?」と言われながら、テレビゲームとは違う形で仲良しになって行きました。
しかし彼の家に訪問できたのは、この時の一度だけで、最初で最後の訪問となりました…
理由は定かではないのですが、どーにも家庭の事情というのが重きを置いていたようで、「K持の家で遊ぼう」というリクエストに対して、彼は執拗に首を横に振る状態となりました。
つまり私にとって、このモンスターマンションをプレーした事というのはあの日だけとなり、私は生れて一日だけ、このゲームをプレーした事がある…という想い出となっています。
現在は動画サイトでプレー画面も確認できますし、その気になれば中古屋やオークション等で購入ができるゲームとなっていますが、私にはこの日の想い出が再生されるので、とりあえずそれで満足しています。(^^)
【2009年の今】
といっても、流石にゲーム画面を1ドットレベルで思い出せる訳でもないですし、この時代に動画が見れるのは有難いという事で、現時点で見た動画において気がついた事を挙げてみたいのですが、このゲームって「斜めドット」が表現されていないんですね…
私の中では「カセットビジョン=特殊な斜めドット」というイメージが強いので、このゲームがそれを表現していない事に意外性を感じました。
コメント
コメントの投稿
« 昔のゲームの想い出 [0109] 「ポップフレーマー」 [ジャレコ] [1982] [アーケード] l Home l 昔のゲームの想い出 [0107] 「トランキライザーガン」 [セガ] [1980] [アーケード] »