昔のゲームの想い出 [0100] 「ロックマン」 [カプコン] [1987] [ファミリーコンピュータ]
《7つの武器を使いこなせ!》
以前この日記で書いたように、No.0100はロックマンと決めていたので、予定通りにロックマンの想い出を書いてみようかと思います。(^^)

このゲームは、いまだにシリーズは出るわ、リメイクは出るわ、二次創作で動画が作られるわ、Wiiでファミコナイズされて出るわ…と、全然レトロゲームっぽくないので、ゲームの説明は割愛になりますが、私の中では21年前の発売日が一番光っていた想い出なので、この辺りの想い出話を書いて行きます。
以前この日記で書いたように、No.0100はロックマンと決めていたので、予定通りにロックマンの想い出を書いてみようかと思います。(^^)

このゲームは、いまだにシリーズは出るわ、リメイクは出るわ、二次創作で動画が作られるわ、Wiiでファミコナイズされて出るわ…と、全然レトロゲームっぽくないので、ゲームの説明は割愛になりますが、私の中では21年前の発売日が一番光っていた想い出なので、この辺りの想い出話を書いて行きます。
このゲームはクリスマス商戦に発売されたゲームで、私は発売日に購入しました。
現時点のWikipediaによると「開発中の時点でのタイトルは『レインボー戦士ミラクルキッド』であった」と書いてあるのですが、私の記憶では発売の少し前の月辺りで、ファミリーコンピュータ雑誌に「ザ バトルレインボー ロックマン」とかいうようなタイトルで書いてあった記憶があったので、開発中がWikipediaの内容で、雑誌に発表された時には私の記憶の内容だったのかなぁ~という感じがしています。(私の記憶違いという方が大いにありえるのですが…w)
この頃の「カプコンがファミリーコンピュータでリリースしているゲーム」というのは、「正直言って、移植物のデキがヒドすぎる…(失礼!)」と思っていた時代で、この「アーケードにはリリースされていない、ファミリーコンピュータが初リリース」である本ゲームに対して、かなり「不信感」があっての購入でした。言っちゃ悪いのですが、この時期の「バンダイのソフト(失礼!)」と同レベルの扱いでした。
ちなみにここでは多くを語りませんが、この頃においてのアーケードからの移植物で、私の中で「これはヒドイんじゃないの?」と思っていたカプコンのゲームは以下のものがあり、
・エグゼドエグゼス
徳間書店からの発売ですが、あまりのヒドさに購入した人に対して(ry
…でした。
・魔界村
アーケードと比較しなければ賛否両論がありますが、
私の中では「ちょっと、これは…」でした。
・戦場の狼
もう別ゲーとしか思えませんでした…
色数以外の表現力にそれ程無理があるとは思えなかっただけにガッカリ…
翌年に出たコナミのディスクシステム版「グリーンベレー」が神ゲーに見えます。
・闘いの挽歌
オーバーアレンジを「ファミっ子大作戦(笑)」で見て、「これならギリギリかなぁ…」
という感じで買いに行ったのですが、まぁ、ある事件で…(これは将来にでも)
とまぁ、私にとって思い入れの強いビックタイトルが散々な状態だったので、みんなが買っていても私は買いませんでした&買う気にすらなりませんでした。
このため、「この"ロックマン"もクソゲーなのかもなぁ~」と思ったりしていたのですが、「魔界島みたいに、このゲームには何か光るもの」が見えてしまい、発売日にロックマンを買ってしまいました。(ついでに次の日に「ファイナルファンタジー」を買ってきましたw)
ちなみに上述以外には移植もそこそこ良くて、且つアレンジ等も良かった(と私は思っている)ゲームもあります。
フォローじゃないですが、一応書いておきましょう。
・1942
フレームレートはかなりアレですが、プレー感覚としては良いと思います。
でもまぁ、アーケードとの比較ができるレベルではないですね…
・ソンソン
フレームレートはアレですが、プレー感覚としては良いと思います。
ファミリーコンピュータのハードの仕様でスプライトがよく消え(チラツキ)
ますが、それでも良く移植できていると思います。
でもまぁ、アーケードとの比較ができるレベルではないですね…
・魔界島 七つの島の大冒険
ひげ丸のオーバーアレンジとしてアクションアドベンチャーゲームに。
作りはかなり雑ではありますが、ゲームデザインはとても良く
出来ていると思います。
別ゲーなので、元のゲームとの比較にはあまりならないですね。
ロックマンよりも前の発売ですが、私の中ではこのゲームを皮切りに、
ファミリーコンピュータ上のカプコンの作品はどれも光ってきた…
というイメージがあります。フレームレートもやっと60FPSに?w
・トップシークレット ヒットラーの復活
もう、言う事ないです。
「素晴らしい」の一言です。でも、作りは結構雑です(爆)
とまぁ、結局「全部作りは雑なんじゃね?www」となってしまうのですが(失礼!)、それでもアーケードにないものを取り入れた場合のゲームデザインは出来が秀逸なので、「アクションゲーム」としてのカプコンは、コナミと双璧をなすといった感じでした。
私の中の感覚では、「丁寧な作りの甘口コナミ」に「雑な作りの辛口のカプコン」という感じですね。
さて、ロックマンに話を戻しますが、このファミリーコンピュータオリジナルのアクションゲーム、私も世の中の例に習い、購入日最初の数時間はあっという間に「ティウンティウン」ばかりになる訳ですが、真夜中までプレーしているうちに徐々に攻略が掴めてきて(特にマニュアルには書いていないボスの弱点探し)、「これって、突破できた時の楽しさが洒落にならない!」という感じになってきました。
よくある比喩でいうと、「登れないと思っていた壁に、気がついたら簡単に登れるようになった達成感を得れた。」という感じでしょう。簡単に言うと、ただの「覚えゲー」なのですがw
そして気がついたら、ドクターワイリーのステージまで来ており、私の想い出の密度はここからが濃厚になってきます。「人間、苦しいと経験した事はいつまでも忘れません!(^^;」
【強敵イエローデビルと初めての手の震え】
ここからが地獄。シリーズでも高難易度と言われている「イエローデビル(当然当時は名前なんか知らない)」には「こんなの、どーすりゃいいんだっ!!」という感じで、何回もトライしてはゲームオーバーとなり、このステージの最初から…という「もう1時間以上このステージやってるぞ!」と、まるで「ゲームセンターCX」みたいな感じでした。
徐々にどの武器が有効なのか、どの順序で飛べばいいのかが把握でき、プレーしながら「小、小、小、大!…」といった感じで、「リズムを覚えては掛け声をあげてプレーする方法」を取り始め、ついにイエローデビルを撃破。「やったー!倒したぞ!!」となった時には「手が痙攣」しており、「うっ、うっ… なんだこの感触… ゲームで手が震えるなんて生れて初めてだ…」という状況でした。これが翌年以降なら
「畜生、まだふるえが止まらないぜ!」
と、上半身裸の金髪サングラス姿で言いたいところですが、洒落にならない位にバクバクと高なる心臓、震える手… そして、そのまま次のステージが開始…
「…何… …だと… 」
と、今ならブリーチ風になりそうなものですが、この時はアル中オヤジのように手が震えている中、コントローラーが上手く握れない… しかし、ステージは普通に続くようなこの状況で、「あ、あれが最後じゃないの? この先もあのレベルなの…orz」となる中、時計は既にAM2:00辺り…いつもなら、オールナイトニッポンを聴いている時間ですが、このゲームにハマりまくっている私には、そんな下らない番組(ウソです)よりも、こっちのクリアの方が最優先なので、どーにかして震えを止まらせないといけない。
とりあえず思いついた事は、「外に出て缶コーヒーでも買ってきて、落ち着かせよう…」という事で、ハンテンを羽織って近所の自動販売機に出掛けました… そして、自動販売機に辿り着いた時には、心臓のバクバクも、手の震えもかすかなものになっていました。
【コピーロボットの感動】
缶コーヒーを手の平でクルクル回して手を暖めながら「まだ、先があるのかぁ…」と、少しグッタリ気味の中、とりあえず武器のエネルギーは殆んど消費していないので、「できるだけ地面に落ちないように進んで行こう…」という感じで進めていたら、カットマンやエレキマンが出てきて、「えっ? ボスラッシュ?」と、この頃にはこれが徐々に流行ってきた風潮の中、「こいつらならアルゴリズムと弱点は分析済みだよっ!」という感じでなんなく撃破。スイスイ進んだところ、格子状の部屋に来ました。
「なんだ、なんだ? ボス戦かな?」と思った矢先に上から変な装置が… そこに現われたのは… 「えっ!?分身?」と、一番攻撃範囲の広いエレキマンのビームを撃ったところ、「同じ武器を使ってきやがった!しかもタックルではこちらがやられる…」という感じで、コイツにも初見でティウンティウンさせられました。
「すっげーなー! 似ているヤツが攻撃してくるんじゃなくて、コピーして真似して同じ武器を使ってくるなんて!」と、この表現に偉く感動しつつ、感動のテンションで頭も冴えていたお陰で、「だったら敵が単発なら避けやすくなるな。」という自分に見当った戦法を考え、ファイヤーマンで挑んだところ…バッチシ攻略できました。特にコピーロボットを避けながらの自分を周回するファイアーストームがコピーロボットに当るという流れは、一回パターンにハメるとダメージを殆んど食らわない。という感じだったので、このボスは1機殺した程度で即攻略した感じでした。
【まだあるのかよ~】
イエローデビルのクリアで一回絶望を味わっているので、次のステージがあってもおかしくないと踏んだお陰で、次のステージがまだ続いても気持ちは結構落ち着いていました。
ただ、気になっていたのは残機。イエローデビルのステージからコンティニュープレーしていたので(ちなみにアーケードはコンティニューしない派なのですが、家庭用ではコンティニューしまくっている人でしたw)、「残機があんまりない… けど、ここでゲームオーバーだと、またイエローデビルか…」という感じで、次のステージが始まりました。
ここでBGMが変ったので、「おっ!いよいよ最後かっ!?」と先に進んでいくと、風のようなものが吹いて強制スクロールに。移動するともの凄く高速で走るロックマンに「おぉ!最後っぽい!」と思いながら部屋に入りました。
次のボス戦はCWU-01P(繰り返しますが、当時は名前なんか知りません)という機械が泡に包まれたようなボスで、画面中央に岩が置いてあります。「もう分りきったボスぢゃん~www」「コイツで倒せばいいんだな。」と、ガッツマンに変身して、「CWU-01Pが出てきては岩を投げる… 一撃で倒せる!(´▽`) 次のCWU-01P…」というシーケンスを始めました。
…が何匹か倒していたら、「い、岩が… なくなっちゃった…(-_-;」となり、CWU-01Pは狂ったように移動してロックマンに体当りをかましてきて、ティウンティウン…
「ギャー! コイツの攻略は岩を後に取っておかないといけないのかー!」と最後の1機をコイツの弱点探しに費す事になりました。
とりあえずカットマンから…と、ガッツマン以外の武器を当ててもあんまり効果が無い…っぽく、「あれー!もしかして、通常武器?」と、後少しで有効武器が分らないまま、自機を犬死にさせそうになりました。そして、ここでティウンティウン… 「あ~ぁ、また最初からか…」
それからまた1時間近くかけて、このステージはクリアできました。
「最初は通常武器で倒して、敵の数が岩の数分になったら岩を使えばいいんだな。」という感じでした。
「なんだなんだ? あのキングジョーみたいなヤツ(イエローデビルの事です)が一番強いんじゃねーのか?」と思いながらも、次のステージへ。
BGMは前のステージのままです。
「まだあるのかよぉ~。いったいあと何面あるんだよ~。もうAM4:00だよ~。"ツカちゃん"始まっちゃうよ~。(オールナイトニッポンの後には「朝から大変つかちゃんです」という番組がAM5:00からやっていました)」と、「意地でも徹夜でクリアしてやる!」と「もう、勘弁してくれよ~」が交差するなか、2時間前の緊張はかなりユルくなり、惰性で先に進み始めたところ、再びボスラッシュが。
ここのファイヤーマンと、アイスマンがかなりの鬼門で、ここでまたゲームオーバー。「う~ん、とりあえずツカちゃん始まったら、止めるか考えよう…」という事で、かなり心が折れかかって来ている中、今度はノーミスでここまでやってきました。流石ゲームにかける記憶力は良いみたいで、かなり体が覚えてきた感があります。
【やっとクリアした~!】
ファイヤーマンはどーしようもない状態のままクリアしたのですが、アイスマンの弱点は既に分っていたので、「こーなったら、もう食らってもいいからガンガン、サンダーを当ててやる!」という事で、アイスマンとの戦闘開始の直後にサンダービームを撃ちながら突進していったら、ノーダメージで勝てて、「なんだー!こうすりゃいいんだ!」という感じで、何か先が見えた感じがしました。この時点で1UPと弥七のお陰で状態はかなり良く、ガッツマンを倒した時点でエネルギーは半分切った程度。武器エネルギーは弱点に使ったもの程度なので、この先が最後なら、結構行けるかも…
という感じで、ついにワイリー博士と対面しました。ここでも「自機を削ってでも、弱点を知る…」という方法を取って、一段階目と二段階目をそれぞれ自機を削って、弱点と攻撃アルゴリズムを把握しました。しかし、ここでゲームオーバー…
「もう1セット! いや3セット位までなら!」と、本当なら心身共に疲れ果てているハズの状況なのですが、「終りが見えてくると強くなる法則(というか、"ラストスパート"ってやつですね(^^ゞ)」により、私の気力はかなり「みなぎる~(by ガラット)」という感じで、再びドクターワイリーとの闘いへ。
何機か死んだものの、爆破と共にワイリー博士が土下座をして、「やっと終った~!!」という時には、「コントローラーをポイっ!」と投げ出したのですが、一瞬「イエローデビルのステージクリアの事が過り」、「コントローラーをすぐに拾いなおした」私がいて、これがとてもチキンハートな気分にさせてくれました。
「まだ、なんかあるんじゃねーだろうなー!」…もう完全に、このゲームに不信を抱いているイヤな男状態です。(^^;
しかし、エンディングが流れ始め、「あー、取り越し苦労かぁ~」となったら、一気に疲れが出始めました。
しかし、この時の達成感は「このまま射○してしまうんじゃないだろうか…」位の気持ち良さで、「こんなにも辛口で、且つ見せ方の凄いアクションゲームに出会ったのは、初めてかもなぁ~ ホワワ~。」と、放心状態になりながらエンディングを見終わって雨戸を開けたら、「エンディングの夕日のような、朝日」が出ていました。気がついたらツカちゃんは終っている時間で、「また、徹夜でゲームしちゃったなぁ~」と、今日の事なんか気にしないで寝る事にしました。(ちなみに、この日は平日ですw)
【その後】
私にとって、あまりにも難易度と見せ方が衝撃的なゲームだったので、私の中では「超殿堂入り」を果たし、会う人会う人にこのゲームの素晴らしさを語り、遊びにくる友人を家に軟禁しては、このゲームをクリアするまでシゴく…という恐しい行動が目につき始め、友人の間で「OKIの家に行くと、あるゲームをクリアするまで帰してもらえないらしいぞ…」という嫌な噂(いや事実なのですがw)が立った程で、これを知らない友人は「OKIくんは今、どんなゲームやってるの?」と聴かれようものなら、「ウチ来る?凄くいいゲームがあるんだけど、プレーしてみない?(`ー´)ニヤリ」…と、今日もまた一人が恐怖の館の餌食になる…という1988年の春位までの出来事がありました…
今なら謝れます。
「いままでスパルタでロックマンをクリアさせてしまった皆さん、申し訳ありませんでした… m(_ _)m」
ちなみに、とある友人は、シゴキの最中に「この場所↓」に来て、

OKI:「どーしたの、早く進みなよ。」
友人:「いやだっ!」
OKI:「どーして? 別に敵なんていないよ。」
友人:「ウソだッ!」
OKI:「ウソ?」
友人:「またさっきのステージみたいに、この先はもう終りといって何か出てくるんだ!」
友人:「この上の敵が落ちてくるに違いないんだっ!」
OKI:「えぇ~!」
あまりの私のスパルタと意地悪に友人は完全にこのゲームの「背景にまで」不信感を覚えるようになりました。
◇ ◇ ◇
という感じで、ロックマンはファミコン史上、難易度お化け級の走りとなるゲームでしたが、慣れてくるとインチキも含めて全然簡単なゲームだったりします。
例えばイエローデビルにおいてはバグを利用してサンダービーム一発と数回のPAUSEで即倒せてしまいますし、落ちて一発の穴や針の山なんてマグネットビームで楽々通過でき、慣れるとなんでもアリのノーミスで45分~1時間程度でクリアが可能なゲームとなっています。
いまだに定期的に適当プレーをしては遊んでいますが、このゲームの難易度バランスは本当に絶妙だと思います。
生まれて初めてプレー中に手が震えたこのゲーム。あまりにも衝撃的であり、且つ感動を貰ったので、「ドルアーガの塔」と併せて「死ぬまで定期的にプレーする」事をここで約束したい程です。
ちなみにロックマンは2, 3…と、とりあえず続編はプレーしていますが、私の中では「初代」だけが全てですw
これは別に他のシリーズが悪いという訳ではありません。初代のセンスが凄過ぎるのです…

現時点のWikipediaによると「開発中の時点でのタイトルは『レインボー戦士ミラクルキッド』であった」と書いてあるのですが、私の記憶では発売の少し前の月辺りで、ファミリーコンピュータ雑誌に「ザ バトルレインボー ロックマン」とかいうようなタイトルで書いてあった記憶があったので、開発中がWikipediaの内容で、雑誌に発表された時には私の記憶の内容だったのかなぁ~という感じがしています。(私の記憶違いという方が大いにありえるのですが…w)
この頃の「カプコンがファミリーコンピュータでリリースしているゲーム」というのは、「正直言って、移植物のデキがヒドすぎる…(失礼!)」と思っていた時代で、この「アーケードにはリリースされていない、ファミリーコンピュータが初リリース」である本ゲームに対して、かなり「不信感」があっての購入でした。言っちゃ悪いのですが、この時期の「バンダイのソフト(失礼!)」と同レベルの扱いでした。
ちなみにここでは多くを語りませんが、この頃においてのアーケードからの移植物で、私の中で「これはヒドイんじゃないの?」と思っていたカプコンのゲームは以下のものがあり、
・エグゼドエグゼス
徳間書店からの発売ですが、あまりのヒドさに購入した人に対して(ry
…でした。
・魔界村
アーケードと比較しなければ賛否両論がありますが、
私の中では「ちょっと、これは…」でした。
・戦場の狼
もう別ゲーとしか思えませんでした…
色数以外の表現力にそれ程無理があるとは思えなかっただけにガッカリ…
翌年に出たコナミのディスクシステム版「グリーンベレー」が神ゲーに見えます。
・闘いの挽歌
オーバーアレンジを「ファミっ子大作戦(笑)」で見て、「これならギリギリかなぁ…」
という感じで買いに行ったのですが、まぁ、ある事件で…(これは将来にでも)
とまぁ、私にとって思い入れの強いビックタイトルが散々な状態だったので、みんなが買っていても私は買いませんでした&買う気にすらなりませんでした。
このため、「この"ロックマン"もクソゲーなのかもなぁ~」と思ったりしていたのですが、「魔界島みたいに、このゲームには何か光るもの」が見えてしまい、発売日にロックマンを買ってしまいました。(ついでに次の日に「ファイナルファンタジー」を買ってきましたw)
ちなみに上述以外には移植もそこそこ良くて、且つアレンジ等も良かった(と私は思っている)ゲームもあります。
フォローじゃないですが、一応書いておきましょう。
・1942
フレームレートはかなりアレですが、プレー感覚としては良いと思います。
でもまぁ、アーケードとの比較ができるレベルではないですね…
・ソンソン
フレームレートはアレですが、プレー感覚としては良いと思います。
ファミリーコンピュータのハードの仕様でスプライトがよく消え(チラツキ)
ますが、それでも良く移植できていると思います。
でもまぁ、アーケードとの比較ができるレベルではないですね…
・魔界島 七つの島の大冒険
ひげ丸のオーバーアレンジとしてアクションアドベンチャーゲームに。
作りはかなり雑ではありますが、ゲームデザインはとても良く
出来ていると思います。
別ゲーなので、元のゲームとの比較にはあまりならないですね。
ロックマンよりも前の発売ですが、私の中ではこのゲームを皮切りに、
ファミリーコンピュータ上のカプコンの作品はどれも光ってきた…
というイメージがあります。フレームレートもやっと60FPSに?w
・トップシークレット ヒットラーの復活
もう、言う事ないです。
「素晴らしい」の一言です。でも、作りは結構雑です(爆)
とまぁ、結局「全部作りは雑なんじゃね?www」となってしまうのですが(失礼!)、それでもアーケードにないものを取り入れた場合のゲームデザインは出来が秀逸なので、「アクションゲーム」としてのカプコンは、コナミと双璧をなすといった感じでした。
私の中の感覚では、「丁寧な作りの甘口コナミ」に「雑な作りの辛口のカプコン」という感じですね。
さて、ロックマンに話を戻しますが、このファミリーコンピュータオリジナルのアクションゲーム、私も世の中の例に習い、購入日最初の数時間はあっという間に「ティウンティウン」ばかりになる訳ですが、真夜中までプレーしているうちに徐々に攻略が掴めてきて(特にマニュアルには書いていないボスの弱点探し)、「これって、突破できた時の楽しさが洒落にならない!」という感じになってきました。
よくある比喩でいうと、「登れないと思っていた壁に、気がついたら簡単に登れるようになった達成感を得れた。」という感じでしょう。簡単に言うと、ただの「覚えゲー」なのですがw
そして気がついたら、ドクターワイリーのステージまで来ており、私の想い出の密度はここからが濃厚になってきます。「人間、苦しいと経験した事はいつまでも忘れません!(^^;」
【強敵イエローデビルと初めての手の震え】
ここからが地獄。シリーズでも高難易度と言われている「イエローデビル(当然当時は名前なんか知らない)」には「こんなの、どーすりゃいいんだっ!!」という感じで、何回もトライしてはゲームオーバーとなり、このステージの最初から…という「もう1時間以上このステージやってるぞ!」と、まるで「ゲームセンターCX」みたいな感じでした。
徐々にどの武器が有効なのか、どの順序で飛べばいいのかが把握でき、プレーしながら「小、小、小、大!…」といった感じで、「リズムを覚えては掛け声をあげてプレーする方法」を取り始め、ついにイエローデビルを撃破。「やったー!倒したぞ!!」となった時には「手が痙攣」しており、「うっ、うっ… なんだこの感触… ゲームで手が震えるなんて生れて初めてだ…」という状況でした。これが翌年以降なら
と、上半身裸の金髪サングラス姿で言いたいところですが、洒落にならない位にバクバクと高なる心臓、震える手… そして、そのまま次のステージが開始…
と、今ならブリーチ風になりそうなものですが、この時はアル中オヤジのように手が震えている中、コントローラーが上手く握れない… しかし、ステージは普通に続くようなこの状況で、「あ、あれが最後じゃないの? この先もあのレベルなの…orz」となる中、時計は既にAM2:00辺り…いつもなら、オールナイトニッポンを聴いている時間ですが、このゲームにハマりまくっている私には、そんな下らない番組(ウソです)よりも、こっちのクリアの方が最優先なので、どーにかして震えを止まらせないといけない。
とりあえず思いついた事は、「外に出て缶コーヒーでも買ってきて、落ち着かせよう…」という事で、ハンテンを羽織って近所の自動販売機に出掛けました… そして、自動販売機に辿り着いた時には、心臓のバクバクも、手の震えもかすかなものになっていました。
【コピーロボットの感動】
缶コーヒーを手の平でクルクル回して手を暖めながら「まだ、先があるのかぁ…」と、少しグッタリ気味の中、とりあえず武器のエネルギーは殆んど消費していないので、「できるだけ地面に落ちないように進んで行こう…」という感じで進めていたら、カットマンやエレキマンが出てきて、「えっ? ボスラッシュ?」と、この頃にはこれが徐々に流行ってきた風潮の中、「こいつらならアルゴリズムと弱点は分析済みだよっ!」という感じでなんなく撃破。スイスイ進んだところ、格子状の部屋に来ました。
「なんだ、なんだ? ボス戦かな?」と思った矢先に上から変な装置が… そこに現われたのは… 「えっ!?分身?」と、一番攻撃範囲の広いエレキマンのビームを撃ったところ、「同じ武器を使ってきやがった!しかもタックルではこちらがやられる…」という感じで、コイツにも初見でティウンティウンさせられました。
「すっげーなー! 似ているヤツが攻撃してくるんじゃなくて、コピーして真似して同じ武器を使ってくるなんて!」と、この表現に偉く感動しつつ、感動のテンションで頭も冴えていたお陰で、「だったら敵が単発なら避けやすくなるな。」という自分に見当った戦法を考え、ファイヤーマンで挑んだところ…バッチシ攻略できました。特にコピーロボットを避けながらの自分を周回するファイアーストームがコピーロボットに当るという流れは、一回パターンにハメるとダメージを殆んど食らわない。という感じだったので、このボスは1機殺した程度で即攻略した感じでした。
【まだあるのかよ~】
イエローデビルのクリアで一回絶望を味わっているので、次のステージがあってもおかしくないと踏んだお陰で、次のステージがまだ続いても気持ちは結構落ち着いていました。
ただ、気になっていたのは残機。イエローデビルのステージからコンティニュープレーしていたので(ちなみにアーケードはコンティニューしない派なのですが、家庭用ではコンティニューしまくっている人でしたw)、「残機があんまりない… けど、ここでゲームオーバーだと、またイエローデビルか…」という感じで、次のステージが始まりました。
ここでBGMが変ったので、「おっ!いよいよ最後かっ!?」と先に進んでいくと、風のようなものが吹いて強制スクロールに。移動するともの凄く高速で走るロックマンに「おぉ!最後っぽい!」と思いながら部屋に入りました。
次のボス戦はCWU-01P(繰り返しますが、当時は名前なんか知りません)という機械が泡に包まれたようなボスで、画面中央に岩が置いてあります。「もう分りきったボスぢゃん~www」「コイツで倒せばいいんだな。」と、ガッツマンに変身して、「CWU-01Pが出てきては岩を投げる… 一撃で倒せる!(´▽`) 次のCWU-01P…」というシーケンスを始めました。
…が何匹か倒していたら、「い、岩が… なくなっちゃった…(-_-;」となり、CWU-01Pは狂ったように移動してロックマンに体当りをかましてきて、ティウンティウン…
「ギャー! コイツの攻略は岩を後に取っておかないといけないのかー!」と最後の1機をコイツの弱点探しに費す事になりました。
とりあえずカットマンから…と、ガッツマン以外の武器を当ててもあんまり効果が無い…っぽく、「あれー!もしかして、通常武器?」と、後少しで有効武器が分らないまま、自機を犬死にさせそうになりました。そして、ここでティウンティウン… 「あ~ぁ、また最初からか…」
それからまた1時間近くかけて、このステージはクリアできました。
「最初は通常武器で倒して、敵の数が岩の数分になったら岩を使えばいいんだな。」という感じでした。
「なんだなんだ? あのキングジョーみたいなヤツ(イエローデビルの事です)が一番強いんじゃねーのか?」と思いながらも、次のステージへ。
BGMは前のステージのままです。
「まだあるのかよぉ~。いったいあと何面あるんだよ~。もうAM4:00だよ~。"ツカちゃん"始まっちゃうよ~。(オールナイトニッポンの後には「朝から大変つかちゃんです」という番組がAM5:00からやっていました)」と、「意地でも徹夜でクリアしてやる!」と「もう、勘弁してくれよ~」が交差するなか、2時間前の緊張はかなりユルくなり、惰性で先に進み始めたところ、再びボスラッシュが。
ここのファイヤーマンと、アイスマンがかなりの鬼門で、ここでまたゲームオーバー。「う~ん、とりあえずツカちゃん始まったら、止めるか考えよう…」という事で、かなり心が折れかかって来ている中、今度はノーミスでここまでやってきました。流石ゲームにかける記憶力は良いみたいで、かなり体が覚えてきた感があります。
【やっとクリアした~!】
ファイヤーマンはどーしようもない状態のままクリアしたのですが、アイスマンの弱点は既に分っていたので、「こーなったら、もう食らってもいいからガンガン、サンダーを当ててやる!」という事で、アイスマンとの戦闘開始の直後にサンダービームを撃ちながら突進していったら、ノーダメージで勝てて、「なんだー!こうすりゃいいんだ!」という感じで、何か先が見えた感じがしました。この時点で1UPと弥七のお陰で状態はかなり良く、ガッツマンを倒した時点でエネルギーは半分切った程度。武器エネルギーは弱点に使ったもの程度なので、この先が最後なら、結構行けるかも…
という感じで、ついにワイリー博士と対面しました。ここでも「自機を削ってでも、弱点を知る…」という方法を取って、一段階目と二段階目をそれぞれ自機を削って、弱点と攻撃アルゴリズムを把握しました。しかし、ここでゲームオーバー…
「もう1セット! いや3セット位までなら!」と、本当なら心身共に疲れ果てているハズの状況なのですが、「終りが見えてくると強くなる法則(というか、"ラストスパート"ってやつですね(^^ゞ)」により、私の気力はかなり「みなぎる~(by ガラット)」という感じで、再びドクターワイリーとの闘いへ。
何機か死んだものの、爆破と共にワイリー博士が土下座をして、「やっと終った~!!」という時には、「コントローラーをポイっ!」と投げ出したのですが、一瞬「イエローデビルのステージクリアの事が過り」、「コントローラーをすぐに拾いなおした」私がいて、これがとてもチキンハートな気分にさせてくれました。
「まだ、なんかあるんじゃねーだろうなー!」…もう完全に、このゲームに不信を抱いているイヤな男状態です。(^^;
しかし、エンディングが流れ始め、「あー、取り越し苦労かぁ~」となったら、一気に疲れが出始めました。
しかし、この時の達成感は「このまま射○してしまうんじゃないだろうか…」位の気持ち良さで、「こんなにも辛口で、且つ見せ方の凄いアクションゲームに出会ったのは、初めてかもなぁ~ ホワワ~。」と、放心状態になりながらエンディングを見終わって雨戸を開けたら、「エンディングの夕日のような、朝日」が出ていました。気がついたらツカちゃんは終っている時間で、「また、徹夜でゲームしちゃったなぁ~」と、今日の事なんか気にしないで寝る事にしました。(ちなみに、この日は平日ですw)
【その後】
私にとって、あまりにも難易度と見せ方が衝撃的なゲームだったので、私の中では「超殿堂入り」を果たし、会う人会う人にこのゲームの素晴らしさを語り、遊びにくる友人を家に軟禁しては、このゲームをクリアするまでシゴく…という恐しい行動が目につき始め、友人の間で「OKIの家に行くと、あるゲームをクリアするまで帰してもらえないらしいぞ…」という嫌な噂(いや事実なのですがw)が立った程で、これを知らない友人は「OKIくんは今、どんなゲームやってるの?」と聴かれようものなら、「ウチ来る?凄くいいゲームがあるんだけど、プレーしてみない?(`ー´)ニヤリ」…と、今日もまた一人が恐怖の館の餌食になる…という1988年の春位までの出来事がありました…
今なら謝れます。
「いままでスパルタでロックマンをクリアさせてしまった皆さん、申し訳ありませんでした… m(_ _)m」
ちなみに、とある友人は、シゴキの最中に「この場所↓」に来て、

OKI:「どーしたの、早く進みなよ。」
友人:「いやだっ!」
OKI:「どーして? 別に敵なんていないよ。」
友人:「ウソだッ!」
OKI:「ウソ?」
友人:「またさっきのステージみたいに、この先はもう終りといって何か出てくるんだ!」
友人:「この上の敵が落ちてくるに違いないんだっ!」
OKI:「えぇ~!」
あまりの私のスパルタと意地悪に友人は完全にこのゲームの「背景にまで」不信感を覚えるようになりました。
◇ ◇ ◇
という感じで、ロックマンはファミコン史上、難易度お化け級の走りとなるゲームでしたが、慣れてくるとインチキも含めて全然簡単なゲームだったりします。
例えばイエローデビルにおいてはバグを利用してサンダービーム一発と数回のPAUSEで即倒せてしまいますし、落ちて一発の穴や針の山なんてマグネットビームで楽々通過でき、慣れるとなんでもアリのノーミスで45分~1時間程度でクリアが可能なゲームとなっています。
いまだに定期的に適当プレーをしては遊んでいますが、このゲームの難易度バランスは本当に絶妙だと思います。
生まれて初めてプレー中に手が震えたこのゲーム。あまりにも衝撃的であり、且つ感動を貰ったので、「ドルアーガの塔」と併せて「死ぬまで定期的にプレーする」事をここで約束したい程です。
ちなみにロックマンは2, 3…と、とりあえず続編はプレーしていますが、私の中では「初代」だけが全てですw
これは別に他のシリーズが悪いという訳ではありません。初代のセンスが凄過ぎるのです…

コメント
No title
はじめまして!
JEX-2さん
はじめまして、このブログを書いている(書いていた?w)OKIです。
初代ロックマン好きな人に出会てとても嬉しいです。(^^)
私の価値観ですが、テレビゲームって続編が出ると、大抵初代か2位までが出来が良いっていうイメージがあります。
そのせいか、ロックマンも私の中では1が神ゲーという感じになっています。
はじめまして、このブログを書いている(書いていた?w)OKIです。
初代ロックマン好きな人に出会てとても嬉しいです。(^^)
私の価値観ですが、テレビゲームって続編が出ると、大抵初代か2位までが出来が良いっていうイメージがあります。
そのせいか、ロックマンも私の中では1が神ゲーという感じになっています。
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中学時代PS1でリメイクされたやつをクリアしました。
PS1のはFC版と違ってポケステでロックマンを強くできて
HPゲージがボスの倍くらいまで増やせるのでそれで
ゆとりクリアしてしまいました。
今のところFC版ではやはり1が一番好きかもしれません。
GB版ワールドなら4が、Xシリーズなら1か4が好きですね。