昔のゲームの想い出 [0255] 「ファイナルファンタジー」 [スクウェア] [1987] [ファミリーコンピュータ]
《シリーズ毎に戦闘システムが変化する日本が誇るRPG!》
第255回目は16進数で0xFFとなることから、ファイナルファンタジーの想い出を書こうと何年か前から決めていたものの、なかなかこの番号に到達せず、ここ最近ファイナルファンタジー系の番組を幾つか見ていて本ブログで感想を書いていたにも関わらず、仕事が忙しいことを理由(言い訳)に書くのを怠っていたという… (そして過去に何回かファイナルファンタジーの想い出の「書く書く詐欺」をしている。(^^ゞ)
ということで、やっとこのゲームの想い出を書こうと思います。…が、実は私にとってこのゲーム、シリーズ最初の方と、21世紀になってからのナンバリング位しか想い出がなく、今回は本カテゴリである「昔のゲームの想い出」の範囲(おおよそ1990年初頭まで)に入る、「ファイナルファンタジー」「ファイナルファンタジーII」の想い出をいっしょくたに書いておこうと思います。(1990年代初頭であればV位までが範囲内ですが、私のプレーした遍歴は10.5年前に書いてあるとおり結構歯抜けだったりしてて、この2タイトルしか挙げることができない結果となります)
第255回目は16進数で0xFFとなることから、ファイナルファンタジーの想い出を書こうと何年か前から決めていたものの、なかなかこの番号に到達せず、ここ最近ファイナルファンタジー系の番組を幾つか見ていて本ブログで感想を書いていたにも関わらず、仕事が忙しいことを理由(言い訳)に書くのを怠っていたという… (そして過去に何回かファイナルファンタジーの想い出の「書く書く詐欺」をしている。(^^ゞ)
ということで、やっとこのゲームの想い出を書こうと思います。…が、実は私にとってこのゲーム、シリーズ最初の方と、21世紀になってからのナンバリング位しか想い出がなく、今回は本カテゴリである「昔のゲームの想い出」の範囲(おおよそ1990年初頭まで)に入る、「ファイナルファンタジー」「ファイナルファンタジーII」の想い出をいっしょくたに書いておこうと思います。(1990年代初頭であればV位までが範囲内ですが、私のプレーした遍歴は10.5年前に書いてあるとおり結構歯抜けだったりしてて、この2タイトルしか挙げることができない結果となります)
まずは初代ファイナルファンタジーから。
【ファーストインプレッション】
クリスマス商戦に乗っていた本ゲームは各雑誌で紹介されていました。当時は「ファイナル」という単語に関して言及はされておらず(私が雑誌で読む限り&II以降からこの事が言われるように)、普通にスクウェアのリリースするRPGとして紹介されていました。
この頃のスクウェアのファミリーコンピュータのゲームというのは、鳴かず飛ばずのものばかりで(DOGブランドの「ディープダンジョン」は売れていたのかな…いや、そうでもないような…(^^;)、私も初見では「へぇ~。RPGねぇ…」程度の感じでスルーしそうになっていました。
しかし、私の中ではスクウェアはこの時点で技術的なアドバンテージはあり、「ハイウェイスター」や「とびだせ大作戦」の技術で感動していたため、このゲームにもあの「アメリカの生んだ天才プログラマー」の名前が掲載されていた事は見逃しませんでした。
しかし、リアルタイム処理があまり生きないRPGのゲームに、天才プログラマーが参加しても大したことないかなぁ~と思って一回スルーしたのですが(もちろん当時は伝説的な処理の飛行船の事なんて話にすら挙がっていない)、何かの雑誌(ファミマガ?)に掲載されたとあるスクリーンショットを見て、「なんだ!? この凄いグラフィックは…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」と購入を決めました。
それは…

このシーンです!(゜∀゜)
ザコボスを倒してから(ある意味素晴らしい展開)の序盤の旅立ちの名シーンですが、この「水色の空」「各キャラクターのシルエット」「薄っすらと映る城」… この時代のワンシーンとしては、物凄く魅力的に映り、「こ、これは買うしか無い…」と、一番のお目当てだった「ロックマン」(後に私の中の神ゲーの一つとなる)と連チャンで買うしか無い…と決めました。(その直後に超ウルトラクソゲーの「メタルギア(FC版)」を買っていたり…(^^ゞ)
【ごく普通のRPG…でしたが】
4つのクリスタルを4体のカオスから取り戻すという、シナリオは悪くないものの、内容は結構単調で、粛々と進めていきました。
大きなインパクトがないお陰で、友人にゲーム中のネタを少し小馬鹿気味に話したりして、進めていました。
(「フシギナジュモン!ササッ・サカサぁ~(言い方を変えて馬鹿にしている)」とか、「この敵はヒルギガースっていうんだけど、そのうちヨルギガースも出るに違いないね!」みたいなノリで、完全に厨二病でした(^^ゞ まぁ、リアルにガキだったんですけどw)

当時遊びに来た友人に見せて、小馬鹿にする…
「ドラゴンクエスト」を筆頭に国産RPGにかなり慣れてきていたので、よっぽどの演出が無いと感動しないというか…(この後、最後は凄いのですがw)
途中でダレてしまい、「いま、どこに行こうとしたんだっけ?」みたいな感じで、少し飽き気味な中、ファミコン通信の付録に各モンスターの写真が載っている号があり、何気に眺めていたら、この写真には未だ進んでいなかった土のカオス「リッチ」の写真が掲載されており、このイメージに旅立ちの時のような感動を覚えて、再びやる気が戻ってきました。
今の時代にこのキャラをネット検索で見ると分かりますが、エミュレータの画像をそのまま掲載しているので「ドットクッキリの呪文(ブラウン管のボヤけがなくて味がない)」がかかっているし、リメイク版の超美グラフィックのリッチさんが見れる訳で、初代のソレは非常にチープなわけですが、当時のブラウン管や、雑誌の「いかにもブラウン管を撮影しました的なぼやけたビットマップの写真」は、私にとってまるで今にも動きそうなドット絵に映り、「神キャラデザイン」に昇華され、「コイツ、見たいっ!」となり、かぜんやる気が出てきました。
天野喜孝さんを意識したのも丁度この頃で、友人達が読んでいた「グイン・サーガ」のイラストや、このゲームの紹介にて名前が大々的に紹介されており、しかも「ヤッターマンシリーズのデザイナー」とか書かれてて、「えっ!?そーだったんだ!?」と驚いたのもこのゲームを機に知りました。
そして、その四半世紀後に展覧会(天野喜孝展)にも行ったりする訳です。
【その後はサクッとクリア】
途中は少しダレましたが特にバランスが悪いわけではなかったので、サクッとクリアができました。お陰で好印象なまま終わり、余り交流もなかったクラスメートたちもみんな発売日(12/18)からクリスマス(12/25)の頃にはクリアしていました。

年賀状がそれを物語っている…
ちなみに「桃太郎伝説」は10/26発売で、この年賀状の友人は直ぐに買っていたみたいなので、バランスの悪さがよく分かります。更にちなみにを言うと、この頃私は殆ど学校に行ってない人種だったので(テレビゲームが忙しい)、この年賀状の人は友人…?という位置づけだったりします。(^^ゞ (たしか私がゲーム好きと言うことで寄ってきて知り合いになったような…殆ど話した記憶がありません。(^^;)
という感じで、初代はこの時代にありきたりなRPGの一つとしてリリースされましたが、この後は怒涛のシリーズのリリース、シリーズ毎に戦闘システムを変えていくことになって行きました。
◇ ◇ ◇
次はファイナルファンタジーIIの想い出を。 上述の「天野喜孝展」の記事にも書いてあったので、6年前に少しネタバレ的な感じとなっていましたが、詳細を想い出記事として書いておきます。
【ファーストインプレッション】
「ファイナルなファンタジー」だったゲームの続編ということで、最初に雑誌で紹介を見た時は、「初代のストーリーの後日談なのかな?」と思ったのですが、全くの別シナリオということで焦りました。(^^;
では、何が「ファイナル」なのかと思いきや、最初の頃は特に雑誌に言及の記事がなかったと記憶しています。その後、雑誌のインタビューであれこれ書いてあって、「後付じゃんw」と思ったり、本当かどうかは知らないですが、「スクウェアが倒産寸前で、これが最後のソフトという意味を込めて『ファイナル』と名付けた」というような内容の記事を読んで(「本当かどうか」といっても、雑誌の企画のメーカー公式インタビューの記事だったので、本当だとは思いますが)、「そんなことがあったのか…」という感じでした。
初代に好印象を持っていた私は、このグレードアップしたIIに期待を込めて、またもや発売日に購入を行いました。
【ゲームバランスやシステムに問題あり…】
経験値やレベルが存在しない本作は、最初物凄く意味が分かりませんでした。では、どうやって強くなるのだろう?数値的なものが分からなくて、どのようにして強さ(レベル)を測るのだろう?という感じでした。もちろん事前に雑誌に説明が書いてあり、「熟練度」なるものがあるのは分かったので、ファーストインプレッションとしてはそちらに書くべき内容なのですが、ゲームシステムについての想い出なので、こちらに書いています。
熟練度というのは「武器や呪文を使用した回数」や「ダメージを負った量」などで強くなるというもの(裏ではこれがカウンター=経験値となるようなもの)で、これが曲者な仕様でした。これが敵に対しての事のみであれば良いものの、このゲームはなんと仲間にも攻撃→ダメージを与えられる仕様になっていました。(自分自身に攻撃する事も可能)
さっそく雑誌に「同士討ち(パーティアタック)」の記事が掲載され、普通に敵と闘うよりも効率的というバランスブレイカーな仕様バグが搭載されました。
簡単にイメージするなら、最初の敵であるホーネット(蜂)の前でホーネットを無視して、仲間同士で(もしくは自分自体に)、攻撃をしたり回復をして、気が済んだら最後にザコ敵を殺して、経験値ならぬ熟練度をゲット…というシーケンスです。
流石にこれはどうかと思い、私は同士討ちを封印してクリアしたのですが(ちなみに同士討ちは後半をプレー中に知った)、逆にこれをやらないとバランスが悪く、後半が本当にキツかったです。何度「仲間をボコって熟練度を上げる」という甘い誘惑に耐えたものか… (実際同士討ちも各ステータスを満遍なくやらないと、後半詰みゲーみたいになるらしかったのですがw)
それでも期間的にはサクッと終わらせたわけで、このゲームはまだ新作状態でした。そのような中…
【Oくんに悪いことをしてしまう…】
さっさとクリアして、「もうこのゲームはやらないな…」と思い、友人達にソレを話したところ、友人のOくんが「だったら、僕に貸して!」と言ってきました。この彼は以前私が「ロックマン」でスパルタをした人で、それでもロックマンをクリアした腕の良いゲーマーだったので、「彼になら、貸すことに条件を付けても良いかも…」と、私の中に取引が芽生えました…
ちなみに彼は当時「ドルアーガの塔」の宝箱をソラで言え、1コインクリアできる位の腕前を持っており、アニメーション研究部という部活に入っていてイラストを描くのが好き人でした。

1988年のOくんの年賀状。(なお、FF IIは1988/12リリース)
中央のオパオパは「赤い光弾ジリオン」のキャラクター。
左上の言葉はナム語辞典ネタw
「ファイナルファンタジーIIを貸すのはOK。だけど貸す条件を付けていいかな?」の問いに、「できることなら!」ということで、以下の条件を出して貸しました。
(1) OKIのセーブデータは消さないで。
4つセーブできるから、OKIの所以外は好きにしていいよ。
(2) 一旦クリアしてからでもいいので、熟練度を最大まで上げてから返して。
味方や自分自身を攻撃することで、熟練度上げられるから。
(3) (2)は最初の城の周辺でイベントを進めないでやって。
というものでした。
これはどのような意味があるかというと、今の時代で言う「強くてニューゲーム」の状態を作って欲しいというもので、システムにもこの機能は搭載されていない上に、復活の呪文(パスワード)もない、このカセットにのみ記憶される最強のセーブデータとなります。
一応私も鬼ではないので、(1)でセーブスロットを彼に3つ解放し、(2)でまずはクリアして遊んで欲しいことを条件にした訳です。
彼もこのゲームで遊びたかったのか快諾しました。
今思うと、本当に悪いオーダーを出したな…と思っていますが、当時はあまり深く考えていませんでした。
そして、それから彼とは半年近く会いませんでした…
次の再会にて、彼は私にファイナルファンタジーIIのカセットを渡してきました。
「OKIくん、約束はできる限り守ったよ。でも、強くなりすぎて表示がおかしくなったから、そこが限界だった。それでいいよね。」
ちょっと半べそ状態で渡してきました。
彼はしっかりと約束を守ってくれましたが、この事のせいか、それを機に疎遠となってしまいました… (その後こちらから電話をしたことがあったのですが、実家の家業(家がお寺)を継ぐ修行に出てると家の人に言われ、話す事は叶いませんでした)
もう会うことは叶わないOくんですが、もし会えることがあったら、この時のことを謝りたいものです。m(_ _)m
そして、そのスーパーセーブデータが入ったカセットは、後に借りパクでロストしました。 …とさ。
(もしかして借りパクでなくて誰かにあげてしまったかも… ちょっと記憶が曖昧…(^^ゞ)
◇ ◇ ◇
という感じで、「ファイナルファンタジー」「ファイナルファンタジーII」の想い出はこのような感じです。IIのシステムのせいで、IIIをプレーする気力が失われ、それでもF田くんからIIIをプレゼントとかされたので持ってたりはするのですが、結局クリアはしていません。(^^ゞ
しかしながら、じーさんになってから、SaGaシリーズと一緒に初代からプレーしてみたいという願望は持っていたりします。
F田くんプレゼントの「ファイナルファンタジーIII」
(多分、当の本人は覚えていない気がする)
2つあるものの、もう1つは、どうして持っているのか分かってないという…こちらも誰かから頂いたのかな?(いや、中古のゲームを買ったら抱き合わせだったハズなのですが、いまいち覚えてない…)
久々にパッケージを見ましたが、平成に入っていることもあり、カセットの価格が凄いw
初期のファミコンのカセットが3,800円だったので倍以上!(しかし容量を始めとした進化したテクノロジーを考えると安い方かもしれないです)
ということで、これで昔のゲームの想い出のカテゴリーのファイナルファンタジーシリーズは一気にクリアしました。(・∀・)
ドラゴンクエストシリーズの想い出書きもクリアしているし、ファンタシースターシリーズは初代以外想い出がないのでクリアしているので、「後は何かあったっけかな…」という感じで、有名なジャパニーズRPGの想い出がかなり消化されてきた次第です。
【ファーストインプレッション】
クリスマス商戦に乗っていた本ゲームは各雑誌で紹介されていました。当時は「ファイナル」という単語に関して言及はされておらず(私が雑誌で読む限り&II以降からこの事が言われるように)、普通にスクウェアのリリースするRPGとして紹介されていました。
この頃のスクウェアのファミリーコンピュータのゲームというのは、鳴かず飛ばずのものばかりで(DOGブランドの「ディープダンジョン」は売れていたのかな…いや、そうでもないような…(^^;)、私も初見では「へぇ~。RPGねぇ…」程度の感じでスルーしそうになっていました。
しかし、私の中ではスクウェアはこの時点で技術的なアドバンテージはあり、「ハイウェイスター」や「とびだせ大作戦」の技術で感動していたため、このゲームにもあの「アメリカの生んだ天才プログラマー」の名前が掲載されていた事は見逃しませんでした。
しかし、リアルタイム処理があまり生きないRPGのゲームに、天才プログラマーが参加しても大したことないかなぁ~と思って一回スルーしたのですが(もちろん当時は伝説的な処理の飛行船の事なんて話にすら挙がっていない)、何かの雑誌(ファミマガ?)に掲載されたとあるスクリーンショットを見て、「なんだ!? この凄いグラフィックは…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」と購入を決めました。
それは…

このシーンです!(゜∀゜)
ザコボスを倒してから(ある意味素晴らしい展開)の序盤の旅立ちの名シーンですが、この「水色の空」「各キャラクターのシルエット」「薄っすらと映る城」… この時代のワンシーンとしては、物凄く魅力的に映り、「こ、これは買うしか無い…」と、一番のお目当てだった「ロックマン」(後に私の中の神ゲーの一つとなる)と連チャンで買うしか無い…と決めました。(その直後に超ウルトラクソゲーの「メタルギア(FC版)」を買っていたり…(^^ゞ)
【ごく普通のRPG…でしたが】
4つのクリスタルを4体のカオスから取り戻すという、シナリオは悪くないものの、内容は結構単調で、粛々と進めていきました。
大きなインパクトがないお陰で、友人にゲーム中のネタを少し小馬鹿気味に話したりして、進めていました。
(「フシギナジュモン!ササッ・サカサぁ~(言い方を変えて馬鹿にしている)」とか、「この敵はヒルギガースっていうんだけど、そのうちヨルギガースも出るに違いないね!」みたいなノリで、完全に厨二病でした(^^ゞ まぁ、リアルにガキだったんですけどw)

当時遊びに来た友人に見せて、小馬鹿にする…
「ドラゴンクエスト」を筆頭に国産RPGにかなり慣れてきていたので、よっぽどの演出が無いと感動しないというか…(この後、最後は凄いのですがw)
途中でダレてしまい、「いま、どこに行こうとしたんだっけ?」みたいな感じで、少し飽き気味な中、ファミコン通信の付録に各モンスターの写真が載っている号があり、何気に眺めていたら、この写真には未だ進んでいなかった土のカオス「リッチ」の写真が掲載されており、このイメージに旅立ちの時のような感動を覚えて、再びやる気が戻ってきました。
今の時代にこのキャラをネット検索で見ると分かりますが、エミュレータの画像をそのまま掲載しているので「ドットクッキリの呪文(ブラウン管のボヤけがなくて味がない)」がかかっているし、リメイク版の超美グラフィックのリッチさんが見れる訳で、初代のソレは非常にチープなわけですが、当時のブラウン管や、雑誌の「いかにもブラウン管を撮影しました的なぼやけたビットマップの写真」は、私にとってまるで今にも動きそうなドット絵に映り、「神キャラデザイン」に昇華され、「コイツ、見たいっ!」となり、かぜんやる気が出てきました。
天野喜孝さんを意識したのも丁度この頃で、友人達が読んでいた「グイン・サーガ」のイラストや、このゲームの紹介にて名前が大々的に紹介されており、しかも「ヤッターマンシリーズのデザイナー」とか書かれてて、「えっ!?そーだったんだ!?」と驚いたのもこのゲームを機に知りました。
そして、その四半世紀後に展覧会(天野喜孝展)にも行ったりする訳です。
【その後はサクッとクリア】
途中は少しダレましたが特にバランスが悪いわけではなかったので、サクッとクリアができました。お陰で好印象なまま終わり、余り交流もなかったクラスメートたちもみんな発売日(12/18)からクリスマス(12/25)の頃にはクリアしていました。

年賀状がそれを物語っている…
ちなみに「桃太郎伝説」は10/26発売で、この年賀状の友人は直ぐに買っていたみたいなので、バランスの悪さがよく分かります。更にちなみにを言うと、この頃私は殆ど学校に行ってない人種だったので(テレビゲームが忙しい)、この年賀状の人は友人…?という位置づけだったりします。(^^ゞ (たしか私がゲーム好きと言うことで寄ってきて知り合いになったような…殆ど話した記憶がありません。(^^;)
という感じで、初代はこの時代にありきたりなRPGの一つとしてリリースされましたが、この後は怒涛のシリーズのリリース、シリーズ毎に戦闘システムを変えていくことになって行きました。
次はファイナルファンタジーIIの想い出を。 上述の「天野喜孝展」の記事にも書いてあったので、6年前に少しネタバレ的な感じとなっていましたが、詳細を想い出記事として書いておきます。
【ファーストインプレッション】
「ファイナルなファンタジー」だったゲームの続編ということで、最初に雑誌で紹介を見た時は、「初代のストーリーの後日談なのかな?」と思ったのですが、全くの別シナリオということで焦りました。(^^;
では、何が「ファイナル」なのかと思いきや、最初の頃は特に雑誌に言及の記事がなかったと記憶しています。その後、雑誌のインタビューであれこれ書いてあって、「後付じゃんw」と思ったり、本当かどうかは知らないですが、「スクウェアが倒産寸前で、これが最後のソフトという意味を込めて『ファイナル』と名付けた」というような内容の記事を読んで(「本当かどうか」といっても、雑誌の企画のメーカー公式インタビューの記事だったので、本当だとは思いますが)、「そんなことがあったのか…」という感じでした。
初代に好印象を持っていた私は、このグレードアップしたIIに期待を込めて、またもや発売日に購入を行いました。
【ゲームバランスやシステムに問題あり…】
経験値やレベルが存在しない本作は、最初物凄く意味が分かりませんでした。では、どうやって強くなるのだろう?数値的なものが分からなくて、どのようにして強さ(レベル)を測るのだろう?という感じでした。もちろん事前に雑誌に説明が書いてあり、「熟練度」なるものがあるのは分かったので、ファーストインプレッションとしてはそちらに書くべき内容なのですが、ゲームシステムについての想い出なので、こちらに書いています。
熟練度というのは「武器や呪文を使用した回数」や「ダメージを負った量」などで強くなるというもの(裏ではこれがカウンター=経験値となるようなもの)で、これが曲者な仕様でした。これが敵に対しての事のみであれば良いものの、このゲームはなんと仲間にも攻撃→ダメージを与えられる仕様になっていました。(自分自身に攻撃する事も可能)
さっそく雑誌に「同士討ち(パーティアタック)」の記事が掲載され、普通に敵と闘うよりも効率的というバランスブレイカーな仕様バグが搭載されました。
簡単にイメージするなら、最初の敵であるホーネット(蜂)の前でホーネットを無視して、仲間同士で(もしくは自分自体に)、攻撃をしたり回復をして、気が済んだら最後にザコ敵を殺して、経験値ならぬ熟練度をゲット…というシーケンスです。
流石にこれはどうかと思い、私は同士討ちを封印してクリアしたのですが(ちなみに同士討ちは後半をプレー中に知った)、逆にこれをやらないとバランスが悪く、後半が本当にキツかったです。何度「仲間をボコって熟練度を上げる」という甘い誘惑に耐えたものか… (実際同士討ちも各ステータスを満遍なくやらないと、後半詰みゲーみたいになるらしかったのですがw)
それでも期間的にはサクッと終わらせたわけで、このゲームはまだ新作状態でした。そのような中…
【Oくんに悪いことをしてしまう…】
さっさとクリアして、「もうこのゲームはやらないな…」と思い、友人達にソレを話したところ、友人のOくんが「だったら、僕に貸して!」と言ってきました。この彼は以前私が「ロックマン」でスパルタをした人で、それでもロックマンをクリアした腕の良いゲーマーだったので、「彼になら、貸すことに条件を付けても良いかも…」と、私の中に取引が芽生えました…
ちなみに彼は当時「ドルアーガの塔」の宝箱をソラで言え、1コインクリアできる位の腕前を持っており、アニメーション研究部という部活に入っていてイラストを描くのが好き人でした。

1988年のOくんの年賀状。(なお、FF IIは1988/12リリース)
中央のオパオパは「赤い光弾ジリオン」のキャラクター。
左上の言葉はナム語辞典ネタw
「ファイナルファンタジーIIを貸すのはOK。だけど貸す条件を付けていいかな?」の問いに、「できることなら!」ということで、以下の条件を出して貸しました。
(1) OKIのセーブデータは消さないで。
4つセーブできるから、OKIの所以外は好きにしていいよ。
(2) 一旦クリアしてからでもいいので、熟練度を最大まで上げてから返して。
味方や自分自身を攻撃することで、熟練度上げられるから。
(3) (2)は最初の城の周辺でイベントを進めないでやって。
というものでした。
これはどのような意味があるかというと、今の時代で言う「強くてニューゲーム」の状態を作って欲しいというもので、システムにもこの機能は搭載されていない上に、復活の呪文(パスワード)もない、このカセットにのみ記憶される最強のセーブデータとなります。
一応私も鬼ではないので、(1)でセーブスロットを彼に3つ解放し、(2)でまずはクリアして遊んで欲しいことを条件にした訳です。
彼もこのゲームで遊びたかったのか快諾しました。
今思うと、本当に悪いオーダーを出したな…と思っていますが、当時はあまり深く考えていませんでした。
そして、それから彼とは半年近く会いませんでした…
次の再会にて、彼は私にファイナルファンタジーIIのカセットを渡してきました。
「OKIくん、約束はできる限り守ったよ。でも、強くなりすぎて表示がおかしくなったから、そこが限界だった。それでいいよね。」
ちょっと半べそ状態で渡してきました。
彼はしっかりと約束を守ってくれましたが、この事のせいか、それを機に疎遠となってしまいました… (その後こちらから電話をしたことがあったのですが、実家の家業(家がお寺)を継ぐ修行に出てると家の人に言われ、話す事は叶いませんでした)
もう会うことは叶わないOくんですが、もし会えることがあったら、この時のことを謝りたいものです。m(_ _)m
そして、そのスーパーセーブデータが入ったカセットは、後に借りパクでロストしました。 …とさ。
(もしかして借りパクでなくて誰かにあげてしまったかも… ちょっと記憶が曖昧…(^^ゞ)
という感じで、「ファイナルファンタジー」「ファイナルファンタジーII」の想い出はこのような感じです。IIのシステムのせいで、IIIをプレーする気力が失われ、それでもF田くんからIIIをプレゼントとかされたので持ってたりはするのですが、結局クリアはしていません。(^^ゞ
しかしながら、じーさんになってから、SaGaシリーズと一緒に初代からプレーしてみたいという願望は持っていたりします。
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(多分、当の本人は覚えていない気がする)
2つあるものの、もう1つは、どうして持っているのか分かってないという…こちらも誰かから頂いたのかな?(いや、中古のゲームを買ったら抱き合わせだったハズなのですが、いまいち覚えてない…)
久々にパッケージを見ましたが、平成に入っていることもあり、カセットの価格が凄いw
初期のファミコンのカセットが3,800円だったので倍以上!(しかし容量を始めとした進化したテクノロジーを考えると安い方かもしれないです)
ということで、これで昔のゲームの想い出のカテゴリーのファイナルファンタジーシリーズは一気にクリアしました。(・∀・)
ドラゴンクエストシリーズの想い出書きもクリアしているし、ファンタシースターシリーズは初代以外想い出がないのでクリアしているので、「後は何かあったっけかな…」という感じで、有名なジャパニーズRPGの想い出がかなり消化されてきた次第です。
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