ついにWinodws 11(Insider Preview)→Windows 10(ノーマル)に戻す
去年の秋くらいから心底離縁したかったWindows 11 (のInsider Preview)を重い腰を上げて、ついにWindows Insider Programからの脱退+Windows 10に戻しました。
いやぁ~、Windows 11(のInsider Preview)は使ってて本当にキツかった… ストレスのソレとしかない糞OS状態で、「Steamさえなくて必要最低限(ブラウザ+メール程度)なら、今の時代はmacOSでいいんだよな…」ってなものでした。(まぁ、便利なソフトがWindowsの方が圧倒的に多いので、そうなかなかmacOSに統一!って訳にも行かないのと、macOSはmacOSで色々と問題がない訳でもないので、両手放しって訳ではないのですが、Windows 11よりは遥かにマシ…)
ちなみに備忘録的に書いておきますが、「Alt+Tabのタスク切換え時問題 (現在もバギー過ぎで継続中)」は、レジストリをいじって回避していました。
「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer」キー内に「AltTabSettings (DWORD)」を作成し、「1」を設定で、従来(Windows XP時代)のタスク切換えになり、タスク切替時に切り替え前のウィンドウにAltが送られるという挙動がなくなります。
ただし、タスク切替時のビューが現在動作しているウィンドウのサムネイルにはならず、アプリケーションアイコンになります。
ようは数世代前の表現にダウングレードされます。これはWDM(Windows Driver Model)の機能(Vistaから導入)を使わないためです。(ネットのどこにも「AltTabSettings」の挙動について説明がないので書き残しておきます)
一時期毎日のように以下の情報をInsider Programに動画付きでレポートしていましたが、完全に無視されていました。(今も直ってない)
【レポート内容】
こういう経緯もあって、向こうからするとこちらは完全にクレーマーです。(^^;
しかし、Windows 3.0 (1993年)から使っている機能がバグっている(「仕様」というには挙動が曖昧すぎる)のでは洒落になりません。
Twitter検索などでもチラホラこの件ついてツイートされている(そして困っている)のを見かけているので、発生する環境は100%存在するのですが…
ホント、塩対応で参りました。(# ゚Д゚)
ちなみに1/16のInsider Preview Build 22533では、アプリケーションのウィンドウを最大化したらタスクバーに食い込む問題もでてきてました。
左:現在のバグ 右:本来あるべき姿
試験しないで即リリース! Insider Programに加入している下僕はM$の人柱!
どうせレポートしても、すぐに直るか分からないので、この件はレポートしませんでした。
◇ ◇ ◇
そしていよいよクリーンインストールということで、今回はハードウェアリソースも新調することにしました。
【ハードウェア交換&OS初期化編】
M.2搭載のPCでSSD交換作業が未経験だったので、同じメーカーの同じ型で私が希望することやっている人はいないかなぁ~と、ネット検索をしたところ、私が購入した当時にソレを実践していた人が見つかったので、「やった! (;゚∀゚)=3ムッハー」と息巻いて参考にしながら購入しました。(´▽`)

正月休みに用意したM.2 NVMe SSDと2.5インチSSD。
SSDが届き、いよいよ重い腰を上げて、これまで散々泣かされていた「Windows Insider Programからの脱退」をWindows Updateの設定から行いました。
「せーせーするゼ!(`▽´)」ってなものです。
クリーンインストールをする前に、まずは最悪リストアできる状態にしないとならないので、購入時にバックアップを取るのに使ったフリーソフト「Macrium Reflect Free Edition」を起動して、今のクソ環境状態を吸い上げようとしたところ…

「ギャー!起動しない!!(;;;°д°)」
これには焦りました。ヘルプサイトに行っても当たり前のことしか書いてないし、細かく調べるのが面倒になったので、「Windowsの回復ディスクでも作って入れ直した方が早いかな…」と、以下の手順を踏みました。
(1) Windows Update設定から「Windows Insider Program」の削除(退会)を実施。
(2) 「回復ドライブ」を実行し、USBメディアにブータブルなOSの回復情報を作成。
これでUSBから起動すれば回復メニューが出て、無印Windows 11、もしくはWindows Insider Programに入る前のWindows 10に戻ると想定しました。
そして、「いざ開封!」ということで、天板をひっぺ剥がした(この表現が似合うくらいかなり無理矢理剥がした)ところ…
「ギャー!! 紹介サイトの構成がまるで違うっ!(;;;°д°)」

「HP Pavilion Gaming 15-dk1508TX」内部。
参考にした方のは「HP Pavilion Gaming 15-cx0000」。外観から乗っているハードウェアリソースも同じだったので(ビデオ系などはこちらが上なので違っていますが)、ディスク周りはそう変わらんだろうという見解で購入したので、かなり焦りました。
「まずいっ…」 SSDはともかく、もしM.2とか規格が合わなければ「買ったものがオジャン(死語)になってしまう…(´д`;」と参考サイトの写真と見比べると、まずM.2 SSDの位置にブツが無い。(^^ゞ 側に似ているものがあるが、パッと見で「D42mm (購入したヤツの半分のサイズ)」に見える… (写真中央左端の緑の基板)
一気に血の気が引きました。「AM 4:00過ぎのギャグにしてはシャレにならないっ!」と思いつつ、全体を眺めると、銀色のシールドに包まれている箇所が見え、ビスを外してシールドを開けたら、これがM.2 SSDでした。(^^ゞ (ちなみに上述の中央左端の緑の基板はWi-Fiの基板だった)
参考写真ではM.2 SSDが剥き出し状態で写っていたのと、こちらのレイアウトとまるで違う所に載っていたので、ちゃんと理解して見てない分、見落としていました。(まさか隠れキャラ状態になっているとは…)
よくいうと、キチンとシールドされている分、強化されているということで、cx0000系よりはdk-0000系の方が後から色々と考慮されたんだな…と。

構成が違うから記事の内容も当てにならなく…
とりあえず無事交換が済んだので、蓋は閉めたもののビスは止めずに「まずは起動を…」と起動したところ、UEFI画面で「ディスクが見つからない」とエラーに。
「ええぇっ!(;;;°д°)」と焦りながら、UEFIからの診断をかけると、M.2 SSDも2.5インチSSDも認識はされている…

新SSDはどちらもPASSとなるのに、
UEFIやUSB回復ディスクからは認識されない…
「どーいうこった?」と思いながら、用意していた糞Windows 11から作成していおいたUSB回復ディスクから起動しても、ディスクが認識されないためにインストールが最初で躓く自体に…
もしかしてUEFIが古いから問題なのかな…と、HPのサイトを始め、あちこち調べるも、インターネット上にはこれといった情報がなく、HPから自分のPCの型番から見つかった最新のファームウェアをダウンロードして、再度交換前のSSDに全て戻して、泣く泣く糞Windows 11からこのファームウェアを更新することに…
ファームウェアプログラム実行には別のUSBが必要だったので、ゲームをキャプチャする用の余っていたUSBを使ってファームウェア情報をUSBに転送して、このUSBから起動してファームウェアを書き換えることに。
結果…
「ファームウェアはこのPCに対応していませんでした。orz」
どうにもHPのサポートページがバカのようで、「HP Pavilion Gaming 15-*」でひとくくりにされている状況でした。
最新のファームウェアは私の型番では更新されていない結果に…(型番では表示されていましたが、嘘情報という結果)
今後のためのメモですが、HPのPCのUEFIやBIOSの更新には、「製品名」「SKU番号」「システムボードID」「現在のBIOSのバージョン」「プロセッサの種類」を「手で書き留めておく必要があり」、自動で更新してくれるわけではありません。(ダサい…)
USBに入れたファームウェアを適切に選択してインストールする必要があります。流石に21世紀に入っているので、不適合なものを適用しようとするとエラーを返してくれますが、私のPCは見事用意されたファームウェアでは全て不適合でした。これが平成初期のノリとかだったら無理やり適合されてエラーとなり、二度と立ち上がらないゴミPCになっていたかと思うとゾッとします。(1990年代初頭にゴミ化させた経験あり。(^^ゞ)
次に実施しようとした内容は、「M.2が認識されないのなら、新2.5インチのSSDのみを載せてインストール出来ないか?」というもので、試しにやってみましたが、同様にディスクが認識されない状況は変わらず。
結局、どうして良いのか分からなくなり、再度全てを新品のSSDに交換し、回復ディスクの別項目を実行するか…と。 結果、「ファイルの削除」ではなくて、「ドライブを完全にクリーンアップする」が正解で、このときにブート対象となるM.2ドライブにUEFI(のブートローダ)を書き込む作業をするようで、この結果、BIOSから認識するようになりました。そういう仕様なのか…と。
仕様さえが分かれば、後はそのまま回復(という名のクリーンインストール)をしてもらいます。
「やっと、これで工場出荷になり、買ったときのWindows 10になるのかぁ~」と思ったら…

の、呪いじゃ、Windows 11 Insider Previewの呪いじゃ…
回復されたのはWindows 11の状態で回復しやがりました。
「お、おかしい… Inseider Programを削除してから回復ドライブを作成したのに…」と、なにか手順を誤ったようで、とりあえず起きた結果は、「新しいM.2 SSDにWindows 11のInsider Preview版をクリーンインストールしただけ」となりました。
恐ろしい程の牛歩戦術です。とりあえずUEFIとBIOSは突破できたので、次はなんとかしてWindows 10に戻したい…
回復ディスクで完全にクリーンアップしてもWindows 11(のInsider Preview)が入っているのであれば、どうあがいてもWindows 11になってしまう。最悪Insider Previewが外れても…だ。
次に考えたのは、このPCを工場出荷に戻す方法です。HPはOSから見えない場所にリカバリ領域を作っているのは知っているので、もしここがInsider Previewの回復ドライブ+完全にクリーンアップから見えない場所に残っているなら、最悪工場出荷に戻せる…と思い、一旦前のM.2 SSDと2.5インチSDDに戻して、UEFIのメニュー「System recovery」から、「トラブルシューティング」→「Recovery Manager」→「システムの復元 工場出荷時状態への復元」で進めたところ…

よし!ここまできた。(゜∀゜)
やっと、Windows 10に戻せる…(´д`;
この間、執拗にWindows 11にさせようとする…
工場集荷に戻す際に、このあがきは凄いw
「迷い」は後5年位は無いんじゃないかな?w
ここまでくればこっちのものです。キレイ(Windows 10)になった旧M.2 SSDのOSから回復ドライブを作成し、更に新M.2 SSDと2.5インチSSDを交換して、回復ドライブから「ドライブを完全にクリーンアップする」にて、M.2 SSDにUEFIをインストールして…

WOW!!(゜∀゜)
工場出荷+M.2 SSD容量がこれまでの約4倍、2,5インチHDDが低速なものからSSDにパワーアップ!(゜∀゜)
これでやっとまっさらな気持ちで構築が開始できます。
これだけで半日近くかかりました…(´・ω・`) (SSDの差し替えは試行錯誤で3, 4回位やったか…)
◇ ◇ ◇
【ソフトウェア構築編】
山の麓に来たので、やっと私の本職に近い作業となります。私は元々ハード(PCの周辺機器も含む)はからっきしなので…(^^ゞ
HDDを交換する前に、一通りの情報はバックアップしていました。基本的に「ドキュメント系」「ツール系」という2つのものではあり、ドキュメント系も定期的にコンテンツサーバ上にコンテンツサーバからrsyncしていたので、バックアップはものの数分で終わっていました。ツールも差分がなければ一瞬です。
しかし、まっさらなHDDに書き戻すのは時間がかかります。容量を確認したら、ドキュメント系が約300GB, ツール系が約100GBの系400GB。
Windows上からコンテンツサーバに対して、まずは小出しに20GB程、頭使わずにコピーをかけようとしたら…

ちょwww 2日以上。(^^;
「ホントかよw」と思い、「Wi-Fiだからか?」と思ったりもしましたが、あまりに見積と違ったので、有線で繋いでLinuxの方からコピーをかけました。Windowsはいつからか(20年くらい前?)ファイルをコピーするのに「準備中」とかいう個人的には全く意味のない処理を事前にするし、転送時間の見積もあまり当てにならないので、漢(おとこ)な処理で間髪入れずにコピーしてくれるLinuxからコピーしました。Windowsもコマンドラインからコピーすればすぐだけど、cmd.exeとか今となっては嫌いなので(PowerShellはもっと嫌い)、bash(やLinux MintのNemoなど)からさっさとコピーです。
結果、放置して計測はしてなかったのですが、3時間以内で終わりました。(実際はもっと早かったかもしれない)
バックアップデータを全て持ってきたら、次はツールのセットアップです。パス構成は以前と同じなので、ランチャーなどのソフトのセットアップは殆ど不要なのですが(新規でインストールしてもバックアップを取っておいた設定ファイルを読めば終わり)、OSの設定(特にネットワーク設定や共有設定)は、一からやり直しです。
これら設定は最初に一回やってしまうと、基本的に変えることがないことからメモを取らないまま上手く行ってしまうと忘れてしまいます。「まぁ、大丈夫だろ。」程度に考えてやったら、今回見事ハマりました…
普段なにげに使っている名前付きパイプ「C$」が全く通りません。自宅のネットワークをプライベートにしていたのかパブリックにしていたかも思い出せず、普通に考えたらプライベートだけど、なぜ名前付きパイプの共有が効かないのか完全にロストしていました。
あれこれ調べた結果、
「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System」キーの
「LocalAccountTokenFilterPolicy (DWORD)」を「1」にするだけでした。
このセキュリティ強化は比較的最近(Windows 8系以降)からのものなので、すぐに忘れてしまいます… C$ができないとこれまでやっていたビデオサーバやコンテンツサーバとの橋渡しが一気にできなくなるので超不便になります。あと入浴しながらタブレット端末でコンテンツサーバから画像や動画を持ってくるときも同様に不便になります。
このような細々な設定をやっていると軽く1日が飛びます。平日は残業規制で定時であがっても、夜にあれこれいじっていると直ぐに外が明るくなります。
また、これを機にアプリの構成や仮想環境なども整理&掃除しました。アプリの構成にWebブラウザがあり、先日Waterfoxからの脱却をした流れで、Chromeの拡張機能の整理とアカウントの整理をしました。捨て垢が沢山あるので、基本的にChromeにはログインしないで同期も取っていなかったのですが、1個だけしっかりしたアカウントに拡張機能をしっかり入れて、同期を取ることにしました(各PCで同期とったままChromeを立ち上げているとリアルタイムに更新されて「凄いなぁ~」と今更思いました。(^^ゞ)。かといって、普段はやはりログインをしないので、これとは別にログインなしプロファイルも同じように作り込みました。なんかログインしている状況で、各種サービスを使っていると、なにかの拍子で悪意のある拡張機能とか入り込んだら個人情報が漏れそうで怖いんですよね…(まぁ、恐らく無いでしょうけど…) 流石にログインしていなければ、多少なりともバリアできる…という薄い希望でログインはしないようにしています。
仮想環境はバックアップしていた仮想ディスク情報(.vdi)がユーザ情報の下にあったり、ツール系の下にあったりと、散らかっていたので、今回新たにVirtualBoxを最新化し(現時点で6.1.32)、仮想ディスク情報は全てツール系の下に移動しました。ツール系は定期的にrsync対象となっているので、仮にこのゲーミングPCがトンでもコンテンツサーバにバックアップがあるので、それがいいかな…という算段です。
整理をしたついでにこれまで作ってなかったイメージ、過去に捨ててしまったイメージを作り直しました。
結果…
OSが沢山!(゜∀゜)
DOOMはいつものVirtualBoxのサンプルのネタということでw
今回は新しくWindows 2000とXPを作ったのですが(どちらも正規ユーザです)、ゲーミングPCから作成するとインストールの途中でフリーズ、もしくはハングアップする現象がおきてしまい、かなり悩みました。
あれこれ調べた結果、解決しなかったので、「macOSで作ってみたらどうだろう…」と、やったらすんなり作れました…

macOS(゜∀゜)イイ!!
喜んで、ゲーミングノートPCに仮想イメージを持っていって動かしたら、
「動きませんでした。」(^^;;;;
「なんでや!」と思いつつ、もしかしたらService PackやVirtualBox Guest Additionsとかが悪さしてるのかな…と思って、もう一回、素で入ったばかりのものをゲーミングノートPCに持っていったら動き、そこからService Packを入れて、VirtualBox Guest Additionsを入れたら上手くいきました。
結果…
(1) ゲーミングノートPCからWindows 2000/XPはインストールできなかった。
(2) macOSから問題なくインストールでき、Service Packや
VirtualBox Guest Additionsもインストールできる。(あるべき姿)
ただし、この状況でゲーミングノートPCにポーティングすると
OS起動時にハングアップする。
インストールしたてのイメージをゲーミングノートPCにポーティングすると
問題なく起動し、Service PackやVirtualBox Guest Additionsも
インストールできる。
ふぅ、スッキリ…(´▽`)
◇ ◇ ◇
これら作業を1週間くらいかけて環境を整えました。Pythonを始めとした開発環境もOKです。
現在80%位の進捗で、普通に使う分にはこれまでどおりになりました。後は軽微な設定(もう使わないWaterfoxの環境をとりあえず再構築したり)と、以前遊んだSteamのゲームを再インストールして、セーブデータをこれまでのものと差し替えれば完了です。(失敗したら、これまで遊んだことは良い想い出として無かったことにしますw)
という感じで、ゴミOSと認定したWindows 11からWindows 10に戻して、すごく使いやすくなりました。将来Windows 11にするのが怖いっ!(# ゚Д゚)
(1) Alt+Tabも不具合なく快適にタスク切換えができる。
(2) Windows 11になってからかなり挙動がおかしくなっている
「Tablacus Explorer」も絶好調。
(3) タスクバー右側に「曜日も秒も表示できる」。
(4) デスクトップのアイコンをリスト表示にできる。
(5) タスクバーのところで右クリックすれば「タスクマネージャ」が
起動できる。
たった、これだけのことができなくなるだけで、使っててあれ程不快な思いになるなんて、Windows 11は私の音楽性とまるで噛み合わなかったゴミOSだったということがよく理解できました。
早くWindowsが淘汰される未来が来ないかなぁ~と思いつつ、なんだかんだいってWindows系のOSを使っている自分がいました…とさ。
ちなみに備忘録的に書いておきますが、「Alt+Tabのタスク切換え時問題 (現在もバギー過ぎで継続中)」は、レジストリをいじって回避していました。
「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer」キー内に「AltTabSettings (DWORD)」を作成し、「1」を設定で、従来(Windows XP時代)のタスク切換えになり、タスク切替時に切り替え前のウィンドウにAltが送られるという挙動がなくなります。
ただし、タスク切替時のビューが現在動作しているウィンドウのサムネイルにはならず、アプリケーションアイコンになります。
ようは数世代前の表現にダウングレードされます。これはWDM(Windows Driver Model)の機能(Vistaから導入)を使わないためです。(ネットのどこにも「AltTabSettings」の挙動について説明がないので書き残しておきます)
一時期毎日のように以下の情報をInsider Programに動画付きでレポートしていましたが、完全に無視されていました。(今も直ってない)
【レポート内容】
【タイトル】 Alt+Tabでタスク切換え時に切り替え前のウィンドウが必ずメインメニュー選択状態になってしまう 【説明】 Alt+Tabでタスク切換え時に切り替え前のウィンドウにAltが送られてしまい、次に切り替え前のウィンドウをアクティブにすると必ずメインメニュー選択状態になってしまう。 非常に使いづらい。Windows 10ではこの現象は発生していない。 |
こういう経緯もあって、向こうからするとこちらは完全にクレーマーです。(^^;
しかし、Windows 3.0 (1993年)から使っている機能がバグっている(「仕様」というには挙動が曖昧すぎる)のでは洒落になりません。
Twitter検索などでもチラホラこの件ついてツイートされている(そして困っている)のを見かけているので、発生する環境は100%存在するのですが…
ホント、塩対応で参りました。(# ゚Д゚)
ちなみに1/16のInsider Preview Build 22533では、アプリケーションのウィンドウを最大化したらタスクバーに食い込む問題もでてきてました。
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試験しないで即リリース! Insider Programに加入している下僕はM$の人柱!
どうせレポートしても、すぐに直るか分からないので、この件はレポートしませんでした。
そしていよいよクリーンインストールということで、今回はハードウェアリソースも新調することにしました。
【ハードウェア交換&OS初期化編】
M.2搭載のPCでSSD交換作業が未経験だったので、同じメーカーの同じ型で私が希望することやっている人はいないかなぁ~と、ネット検索をしたところ、私が購入した当時にソレを実践していた人が見つかったので、「やった! (;゚∀゚)=3ムッハー」と息巻いて参考にしながら購入しました。(´▽`)

正月休みに用意したM.2 NVMe SSDと2.5インチSSD。
SSDが届き、いよいよ重い腰を上げて、これまで散々泣かされていた「Windows Insider Programからの脱退」をWindows Updateの設定から行いました。
「せーせーするゼ!(`▽´)」ってなものです。
クリーンインストールをする前に、まずは最悪リストアできる状態にしないとならないので、購入時にバックアップを取るのに使ったフリーソフト「Macrium Reflect Free Edition」を起動して、今のクソ環境状態を吸い上げようとしたところ…

「ギャー!起動しない!!(;;;°д°)」
これには焦りました。ヘルプサイトに行っても当たり前のことしか書いてないし、細かく調べるのが面倒になったので、「Windowsの回復ディスクでも作って入れ直した方が早いかな…」と、以下の手順を踏みました。
(1) Windows Update設定から「Windows Insider Program」の削除(退会)を実施。
(2) 「回復ドライブ」を実行し、USBメディアにブータブルなOSの回復情報を作成。
これでUSBから起動すれば回復メニューが出て、無印Windows 11、もしくはWindows Insider Programに入る前のWindows 10に戻ると想定しました。
そして、「いざ開封!」ということで、天板をひっぺ剥がした(この表現が似合うくらいかなり無理矢理剥がした)ところ…

「HP Pavilion Gaming 15-dk1508TX」内部。
参考にした方のは「HP Pavilion Gaming 15-cx0000」。外観から乗っているハードウェアリソースも同じだったので(ビデオ系などはこちらが上なので違っていますが)、ディスク周りはそう変わらんだろうという見解で購入したので、かなり焦りました。
「まずいっ…」 SSDはともかく、もしM.2とか規格が合わなければ「買ったものがオジャン(死語)になってしまう…(´д`;」と参考サイトの写真と見比べると、まずM.2 SSDの位置にブツが無い。(^^ゞ 側に似ているものがあるが、パッと見で「D42mm (購入したヤツの半分のサイズ)」に見える… (写真中央左端の緑の基板)
一気に血の気が引きました。「AM 4:00過ぎのギャグにしてはシャレにならないっ!」と思いつつ、全体を眺めると、銀色のシールドに包まれている箇所が見え、ビスを外してシールドを開けたら、これがM.2 SSDでした。(^^ゞ (ちなみに上述の中央左端の緑の基板はWi-Fiの基板だった)
参考写真ではM.2 SSDが剥き出し状態で写っていたのと、こちらのレイアウトとまるで違う所に載っていたので、ちゃんと理解して見てない分、見落としていました。(まさか隠れキャラ状態になっているとは…)
よくいうと、キチンとシールドされている分、強化されているということで、cx0000系よりはdk-0000系の方が後から色々と考慮されたんだな…と。

構成が違うから記事の内容も当てにならなく…
とりあえず無事交換が済んだので、蓋は閉めたもののビスは止めずに「まずは起動を…」と起動したところ、UEFI画面で「ディスクが見つからない」とエラーに。
「ええぇっ!(;;;°д°)」と焦りながら、UEFIからの診断をかけると、M.2 SSDも2.5インチSSDも認識はされている…

新SSDはどちらもPASSとなるのに、
UEFIやUSB回復ディスクからは認識されない…
「どーいうこった?」と思いながら、用意していた糞Windows 11から作成していおいたUSB回復ディスクから起動しても、ディスクが認識されないためにインストールが最初で躓く自体に…
もしかしてUEFIが古いから問題なのかな…と、HPのサイトを始め、あちこち調べるも、インターネット上にはこれといった情報がなく、HPから自分のPCの型番から見つかった最新のファームウェアをダウンロードして、再度交換前のSSDに全て戻して、泣く泣く糞Windows 11からこのファームウェアを更新することに…
ファームウェアプログラム実行には別のUSBが必要だったので、ゲームをキャプチャする用の余っていたUSBを使ってファームウェア情報をUSBに転送して、このUSBから起動してファームウェアを書き換えることに。
結果…
どうにもHPのサポートページがバカのようで、「HP Pavilion Gaming 15-*」でひとくくりにされている状況でした。
最新のファームウェアは私の型番では更新されていない結果に…(型番では表示されていましたが、嘘情報という結果)
今後のためのメモですが、HPのPCのUEFIやBIOSの更新には、「製品名」「SKU番号」「システムボードID」「現在のBIOSのバージョン」「プロセッサの種類」を「手で書き留めておく必要があり」、自動で更新してくれるわけではありません。(ダサい…)
USBに入れたファームウェアを適切に選択してインストールする必要があります。流石に21世紀に入っているので、不適合なものを適用しようとするとエラーを返してくれますが、私のPCは見事用意されたファームウェアでは全て不適合でした。これが平成初期のノリとかだったら無理やり適合されてエラーとなり、二度と立ち上がらないゴミPCになっていたかと思うとゾッとします。(1990年代初頭にゴミ化させた経験あり。(^^ゞ)
次に実施しようとした内容は、「M.2が認識されないのなら、新2.5インチのSSDのみを載せてインストール出来ないか?」というもので、試しにやってみましたが、同様にディスクが認識されない状況は変わらず。
結局、どうして良いのか分からなくなり、再度全てを新品のSSDに交換し、回復ディスクの別項目を実行するか…と。 結果、「ファイルの削除」ではなくて、「ドライブを完全にクリーンアップする」が正解で、このときにブート対象となるM.2ドライブにUEFI(のブートローダ)を書き込む作業をするようで、この結果、BIOSから認識するようになりました。そういう仕様なのか…と。
仕様さえが分かれば、後はそのまま回復(という名のクリーンインストール)をしてもらいます。
「やっと、これで工場出荷になり、買ったときのWindows 10になるのかぁ~」と思ったら…

の、呪いじゃ、Windows 11 Insider Previewの呪いじゃ…
回復されたのはWindows 11の状態で回復しやがりました。
「お、おかしい… Inseider Programを削除してから回復ドライブを作成したのに…」と、なにか手順を誤ったようで、とりあえず起きた結果は、「新しいM.2 SSDにWindows 11のInsider Preview版をクリーンインストールしただけ」となりました。
恐ろしい程の牛歩戦術です。とりあえずUEFIとBIOSは突破できたので、次はなんとかしてWindows 10に戻したい…
回復ディスクで完全にクリーンアップしてもWindows 11(のInsider Preview)が入っているのであれば、どうあがいてもWindows 11になってしまう。最悪Insider Previewが外れても…だ。
次に考えたのは、このPCを工場出荷に戻す方法です。HPはOSから見えない場所にリカバリ領域を作っているのは知っているので、もしここがInsider Previewの回復ドライブ+完全にクリーンアップから見えない場所に残っているなら、最悪工場出荷に戻せる…と思い、一旦前のM.2 SSDと2.5インチSDDに戻して、UEFIのメニュー「System recovery」から、「トラブルシューティング」→「Recovery Manager」→「システムの復元 工場出荷時状態への復元」で進めたところ…

よし!ここまできた。(゜∀゜)
やっと、Windows 10に戻せる…(´д`;
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工場集荷に戻す際に、このあがきは凄いw
「迷い」は後5年位は無いんじゃないかな?w
ここまでくればこっちのものです。キレイ(Windows 10)になった旧M.2 SSDのOSから回復ドライブを作成し、更に新M.2 SSDと2.5インチSSDを交換して、回復ドライブから「ドライブを完全にクリーンアップする」にて、M.2 SSDにUEFIをインストールして…

WOW!!(゜∀゜)
工場出荷+M.2 SSD容量がこれまでの約4倍、2,5インチHDDが低速なものからSSDにパワーアップ!(゜∀゜)
これでやっとまっさらな気持ちで構築が開始できます。
これだけで半日近くかかりました…(´・ω・`) (SSDの差し替えは試行錯誤で3, 4回位やったか…)
【ソフトウェア構築編】
山の麓に来たので、やっと私の本職に近い作業となります。私は元々ハード(PCの周辺機器も含む)はからっきしなので…(^^ゞ
HDDを交換する前に、一通りの情報はバックアップしていました。基本的に「ドキュメント系」「ツール系」という2つのものではあり、ドキュメント系も定期的にコンテンツサーバ上にコンテンツサーバからrsyncしていたので、バックアップはものの数分で終わっていました。ツールも差分がなければ一瞬です。
しかし、まっさらなHDDに書き戻すのは時間がかかります。容量を確認したら、ドキュメント系が約300GB, ツール系が約100GBの系400GB。
Windows上からコンテンツサーバに対して、まずは小出しに20GB程、頭使わずにコピーをかけようとしたら…

ちょwww 2日以上。(^^;
「ホントかよw」と思い、「Wi-Fiだからか?」と思ったりもしましたが、あまりに見積と違ったので、有線で繋いでLinuxの方からコピーをかけました。Windowsはいつからか(20年くらい前?)ファイルをコピーするのに「準備中」とかいう個人的には全く意味のない処理を事前にするし、転送時間の見積もあまり当てにならないので、漢(おとこ)な処理で間髪入れずにコピーしてくれるLinuxからコピーしました。Windowsもコマンドラインからコピーすればすぐだけど、cmd.exeとか今となっては嫌いなので(PowerShellはもっと嫌い)、bash(やLinux MintのNemoなど)からさっさとコピーです。
結果、放置して計測はしてなかったのですが、3時間以内で終わりました。(実際はもっと早かったかもしれない)
バックアップデータを全て持ってきたら、次はツールのセットアップです。パス構成は以前と同じなので、ランチャーなどのソフトのセットアップは殆ど不要なのですが(新規でインストールしてもバックアップを取っておいた設定ファイルを読めば終わり)、OSの設定(特にネットワーク設定や共有設定)は、一からやり直しです。
これら設定は最初に一回やってしまうと、基本的に変えることがないことからメモを取らないまま上手く行ってしまうと忘れてしまいます。「まぁ、大丈夫だろ。」程度に考えてやったら、今回見事ハマりました…
普段なにげに使っている名前付きパイプ「C$」が全く通りません。自宅のネットワークをプライベートにしていたのかパブリックにしていたかも思い出せず、普通に考えたらプライベートだけど、なぜ名前付きパイプの共有が効かないのか完全にロストしていました。
あれこれ調べた結果、
「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System」キーの
「LocalAccountTokenFilterPolicy (DWORD)」を「1」にするだけでした。
このセキュリティ強化は比較的最近(Windows 8系以降)からのものなので、すぐに忘れてしまいます… C$ができないとこれまでやっていたビデオサーバやコンテンツサーバとの橋渡しが一気にできなくなるので超不便になります。あと入浴しながらタブレット端末でコンテンツサーバから画像や動画を持ってくるときも同様に不便になります。
このような細々な設定をやっていると軽く1日が飛びます。平日は残業規制で定時であがっても、夜にあれこれいじっていると直ぐに外が明るくなります。
また、これを機にアプリの構成や仮想環境なども整理&掃除しました。アプリの構成にWebブラウザがあり、先日Waterfoxからの脱却をした流れで、Chromeの拡張機能の整理とアカウントの整理をしました。捨て垢が沢山あるので、基本的にChromeにはログインしないで同期も取っていなかったのですが、1個だけしっかりしたアカウントに拡張機能をしっかり入れて、同期を取ることにしました(各PCで同期とったままChromeを立ち上げているとリアルタイムに更新されて「凄いなぁ~」と今更思いました。(^^ゞ)。かといって、普段はやはりログインをしないので、これとは別にログインなしプロファイルも同じように作り込みました。なんかログインしている状況で、各種サービスを使っていると、なにかの拍子で悪意のある拡張機能とか入り込んだら個人情報が漏れそうで怖いんですよね…(まぁ、恐らく無いでしょうけど…) 流石にログインしていなければ、多少なりともバリアできる…という薄い希望でログインはしないようにしています。
仮想環境はバックアップしていた仮想ディスク情報(.vdi)がユーザ情報の下にあったり、ツール系の下にあったりと、散らかっていたので、今回新たにVirtualBoxを最新化し(現時点で6.1.32)、仮想ディスク情報は全てツール系の下に移動しました。ツール系は定期的にrsync対象となっているので、仮にこのゲーミングPCがトンでもコンテンツサーバにバックアップがあるので、それがいいかな…という算段です。
整理をしたついでにこれまで作ってなかったイメージ、過去に捨ててしまったイメージを作り直しました。
結果…
![]() | ![]() |
DOOMはいつものVirtualBoxのサンプルのネタということでw
今回は新しくWindows 2000とXPを作ったのですが(どちらも正規ユーザです)、ゲーミングPCから作成するとインストールの途中でフリーズ、もしくはハングアップする現象がおきてしまい、かなり悩みました。
あれこれ調べた結果、解決しなかったので、「macOSで作ってみたらどうだろう…」と、やったらすんなり作れました…

macOS(゜∀゜)イイ!!
喜んで、ゲーミングノートPCに仮想イメージを持っていって動かしたら、
「動きませんでした。」(^^;;;;
「なんでや!」と思いつつ、もしかしたらService PackやVirtualBox Guest Additionsとかが悪さしてるのかな…と思って、もう一回、素で入ったばかりのものをゲーミングノートPCに持っていったら動き、そこからService Packを入れて、VirtualBox Guest Additionsを入れたら上手くいきました。
結果…
(1) ゲーミングノートPCからWindows 2000/XPはインストールできなかった。
(2) macOSから問題なくインストールでき、Service Packや
VirtualBox Guest Additionsもインストールできる。(あるべき姿)
ただし、この状況でゲーミングノートPCにポーティングすると
OS起動時にハングアップする。
インストールしたてのイメージをゲーミングノートPCにポーティングすると
問題なく起動し、Service PackやVirtualBox Guest Additionsも
インストールできる。
ふぅ、スッキリ…(´▽`)
これら作業を1週間くらいかけて環境を整えました。Pythonを始めとした開発環境もOKです。
現在80%位の進捗で、普通に使う分にはこれまでどおりになりました。後は軽微な設定(もう使わないWaterfoxの環境をとりあえず再構築したり)と、以前遊んだSteamのゲームを再インストールして、セーブデータをこれまでのものと差し替えれば完了です。(失敗したら、これまで遊んだことは良い想い出として無かったことにしますw)
という感じで、ゴミOSと認定したWindows 11からWindows 10に戻して、すごく使いやすくなりました。将来Windows 11にするのが怖いっ!(# ゚Д゚)
(1) Alt+Tabも不具合なく快適にタスク切換えができる。
(2) Windows 11になってからかなり挙動がおかしくなっている
「Tablacus Explorer」も絶好調。
(3) タスクバー右側に「曜日も秒も表示できる」。
(4) デスクトップのアイコンをリスト表示にできる。
(5) タスクバーのところで右クリックすれば「タスクマネージャ」が
起動できる。
たった、これだけのことができなくなるだけで、使っててあれ程不快な思いになるなんて、Windows 11は私の音楽性とまるで噛み合わなかったゴミOSだったということがよく理解できました。
早くWindowsが淘汰される未来が来ないかなぁ~と思いつつ、なんだかんだいってWindows系のOSを使っている自分がいました…とさ。
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