仕事を片付ける
約半年振りに案件を一気に片付けて、ホッと一安心。
片付けた案件は2つあり、雲泥の差…いや、月とスッポン… という比喩の方が良い位、質が違って色々とタメになりました。
片付けた案件は2つあり、雲泥の差…いや、月とスッポン… という比喩の方が良い位、質が違って色々とタメになりました。
【案件A】
期間:丸1年の案件 (2020/04開始)
業種:メディア系(主に音声)
内容:運用保守/調査/実験
お客様(窓口):
お付き合いは初。
温厚で品がある。そして頭の良い研究員。
現場の状態を把握して的確な指示を与える。
社内体制:専任で担当していた人と2人で組む。この人と仕事をするのは初。
備考:
会社としては20年以上の付き合いのある継続案件。
自社の専任担当の方はお客様と10年近い付き合いがある。
何の因果か私が自営業でブイブイ言わせていた2006年に
この案件が炎上していて、飛び込んで鎮火した経験がある。
(なんたる偶然。そして今回その履歴は誰にも知られないまま
この案件にアサインされた)
毎年契約していた案件の継続案件で、専任担当の方が受注した矢先に糞な事情で別部署にバシルーラをかけられてしまい、この流れで、飛び先の部署ではこの案件を受けられないという、これまた糞な事情で私の部署が受ける事になり、急遽私がマネージメント&現場対応になった案件でした。(専任担当の方を副に立てるという立場で今回だけ受け入れてもらった)
専任担当だった方がお客様と良好な関係を築いていたお陰で、私的には豪華…までは行かないものの(それなりに大変ではあった)、質実剛健な客船に乗っていた感じで楽しくこなせた案件でした。(案件を通して専任担当の方とも強い絆が産まれました)
「専任担当の方は、所属部署のポリシーから今後はこの方をこの仕事を付けられない」という事をお客に説明したところ、「会社の契約上、バイネームはできないけれど(偽装請負っぽくなるので)、バイネームに近いスキルの人と契約したい」と言われ、「それは厳しいです…」と回答したところ、遠回しに「契約不可」と判断されて、この度20数年の継続案件に幕が下りました。
まぁ、お客からしてもメディア系の仕事はウチの会社に振らずに天国の会社に振らないいけないという糞ルールがあるため、天国に行けなかった私や専任担当の方的には「まぁ仕方がないかな…」という感じです。(専任担当の方も、「ここ3年位で諦めが付きました。」と長年やってきた仕事に別れを覚悟していた模様でした)
契約金もそこそこ良くて、最終的に年間を通して見積工数よりも大分楽だった分、5.5人月弱も浮いしまい、売上もかなり良かったという大団円です。これもお客さんの作業が的確だったというものあり、こちらも効率よく仕事ができた賜物だったので、私としては仕事内容よりも「このお客様と後10年位付き合えれば生きて行けそうだな…」なんて思っていただけに超残念です。(´・ω・`)
納品一週間前は超凪状態で、主担当の方から毎朝「今日も指示がなかったですね…ホッ☺」というチャットをしたり、この一年を振り返った楽しい思い出話を電話でしたりしていました。
「そうネ終わりは あたり前のようにくるものだし しかたないぜ はしゃいでた あの日にサラバ! (by BOØWY)」
という感じで、3/23に気持ちよく納品を行い、こんなにも品の良い素晴らしいお客さまがいるなんてタメになりました。
【案件B】
期間:約5ヶ月の案件 (2020/11開始)
業種:データ分析系
内容:調査/検討 + 一部開発
お客様(窓口):
お付き合いは初。
特許を取りまくりっぽく賢い研究員。
理詰めだが発注会社に対して品がない。
仕事の振り方はかなりアバウト。
社内体制:
部内で稼働が足りずに無理矢理人を集められた。
OKIはマルチで作業ができると踏んでアサインされた模様。
社内の開発専門の他部署に別作業を依頼する体制となった。
参加者全員が初セッション。
(ただしプロジェクトリーダーは顔見知りではあるが仕事は初めて)
備考:
別案件が春から走っていて、それの派生で発生した案件。(後で知る)
別案件に本案件のリーダーや調査員が参画していた流れで
始まった案件。リーダーや調査員はその案件で初顔合わせ。(後で知る)
全員がお客と初めてのセッションとなる。
部署が同じ人もメンバーにいましたが、去年の春から急に出来た部署で且つ分野が私にとって磁石のNS極位真逆で(not 開発部署)、もはや部署が別会社に感じるレベルなので知らない人でした。この案件は全員が初セッション状態でした。
体制をツリーで表すとこのような感じです。
リーダー (調査・検討/プロジェクト管理)
┣ 調査・検討の人(以下:(調)
┣ OKI
┗ 別部署(開発)のリーダー(以下:別リー)
┗ 協力会社
リーダーの方が開発業務が未経験だったのと、研究所からの天下りな人だったので、管理というのも不慣れな状況で始まりました。
最初は「この人ヤバいんじゃねーのか?」なんて思い、この方が天下ってきてから3年位付き合いのあった元部下の人(以前一緒に仕事をして超仲良くなった)に電話して人となりを確認&アドバイスを頂いたりしていました。
最初の1ヶ月位は各自好き勝手に調査や開発をしており、特に(調)さんと別リーさんの方は、出してくるアウトプットがメチャクチャで、「こんな進め方でいいのかな…」なんて思いつつ、毎週実施していた定例会議で出す資料の意味がリーダーの方含めて、全く内容が理解できなかったので、リーダーさんに「すみません、皆が出している資料の内容が全く理解できません。私がバカで数学の知識が無いのと、データ分析系の業務をやってないからだと思うのですが…」とさっさとアラートを上げました。
この「できません」というのは個人的にはマイルドに言っていたのですが、事実は異り「進行の仕方と定例会議での説明があまりにも人に理解してもらおうとしていないソレのため理解したくても理解ができない」という状態でした。
簡単に言うと、「業種が(スキルの)違かった人が、こちらの業種に来てしまった場合、この方にどのように業種を理解をしてもらうべきか、理解後に作業をさせるにはどのようにしてレールを引くべきか」という課題が全く対処できていない状況でした。
箇条書きでいうとこのような状況です。
【案件開始1ヶ月過ぎた際のステータス】
(1) 業務の説明→ほぼ無し。(超概要のみ案件開始時に45分程伺った)
(2) 参画してもらう人のスキルセットの把握→無し。
(3) 今後どのような事をしてもらうか具体的な指示→無し。
(4) 先行して進めていたお客との打ち合わせ→未参加。
(5) これまでの経緯の説明→無し。
という状況だったので、私が思った事は「私はこの案件で一体何をすべきなの?」でした。
能動的な行動ができるタイプなので、色々とヒアリングをしたいところなのですが、「そもそもこの案件って、システム全体の概要ってどのようなものなのでしょうか?」と聴こうものなら、リーダーさんから「その辺は意識しなくていい。」と言われてしまい、「えっ?では私は何をすればいいのでしょう???」みたいな感じでした。(まだ初セッションなので、強い口調であれこれいうのは止めておこうと、元部下だった人にアドバイスは受けていた)
特に(4)(5)は案件が開始されて1ヶ月過ぎて知ったことでした。
(4)を初めて知ったのが1ヶ月後で、それに話をかけて(5)の事を私からヒアリングして知りました。
とりあえず私が本案件に適していない事を伝えると、「他の作業もあって色々と忙しくてお願いしたいことを振れないので、事務処理を手伝って欲しい。本当はOKIくんには僕の作った適当なデータ分析アルゴリズムのPythonプログラムを綺麗にしてもらったり、実現するために使用するライブラリの調査作業を頼みたかった。」との事でした。「なるほど、検討したアルゴリズムを単純にプログラム作業まで落してくれれば、こちらの畑として作業ができるな。」と思ったのですが、リーダーさんは他案件作業と本案件のリーダー作業+データ分析考案+プログラミングでアップアップになってしまい、結局私はリーダーさんの事務処理の補佐みたいになってしまいました。(私は業界30年以上のキャリアですが、ただの議事録作成係とかw)
「こんな単金の高い新人のような作業でいいのかな…」なんて最初は思っていましたが、実はこれはこれで合ってました。
【徐々に体制のボロがでる】
最初の1ヶ月で「こんな進め方でいいのかな…」でしたが、2ヶ月過ぎた頃に、「これは絶対にマズい事になるぞ。」と確信に変りました。
リーダーさんの出すプログラムや資料はデータ分析業務を知らない私には理解が厳しかったですが、理解できないなりにも結構まともなものに見えたので、お客は普通に報告を受け入れていたのですが、(調)さんと別リーさんの報告する資料が「???」という感じに見えました。
リーダーさんに対して「(調)さんと別リーさんの報告する資料って、アレでお客さんは把握してるのでしょうか?」との問いに、「お客は何も言って来ないけど、(調)さんのはマズい。お客が望んでいるものではない。内容が抽象的過ぎて、僕も何が書いてあるのか意味が分らない。別リーさんのは僕のアルゴリズム調査結果を元にプログラムを作るから、今はあれで仕方が無い。」との事でした。言っている事は分かったので、別リーさんの方は放置しておくとして、問題は(調)さんの出す資料です。
「私の長い業界歴を持ってしても、全く理解できない」しかも「毎週出す資料が全く違う表現で刷新される(=リセットしているように見える)」といったもので、「これでお客は理解しているのかな?」というものでした。物凄く怖くなってきたので、私はリーダーではないものの、(調)さんに電話で資料について確認したところ、「こういう資料は具体的に書くと、お客にツッコまれるから、抽象的に書いた方が良いんですよ。(どやぁ)」と言われました。「そういうお客なのかなぁ…?」と思いつつリーダーさんにその事を伝えると、「考えが全く逆。抽象的にばっかりいつも出すから、お客も具体的に指摘ができない。あんな教科書みたいな業務に関係の無い事ばっかり書いたって意味がない。僕もこの間、それを言ったんだけど、彼は全く聴かなかった。」との事でした。「やはり、そうだったか…」と確信に変わりました。
皆、初対面で始めて且つスキルセットも合わせないで進めているからズレが生じているな…と思いつつ、ついにその時は来ました。
【お客が怒鳴る】
3ヶ月目に入ったあたりで、定例会議にて(調)さんの出している資料にダメ出しが入りました。お客曰く「毎週毎週、抽象的な事を書いてて、結局ウチらの提示した業務にこれは適用できるのでしょうか? しかも資料は毎週内容はガラリと変わるし、独自用語ばかり使うし、資料として全く理解できない! この用語って数学的なものですか?違いますよね?」といった事が始まりました。
定例会は毎週リーダーさんや(調)さんが長々と資料の説明をするので、いつも2時間以上かかっていましたが、これにお客の説教も入り始めて、3時間を超えになるようになりました。
「定例会って、そもそも進捗報告のみで、皆で持ち寄る議題がある個所だけブレストって感じだろ…時短を考えれば事前に資料を出して、定例会中での読み上げは無しで、行っても1時間が常識的だ。」と毎週思いつつも、この3時間の「議事録を数百行に興す作業」をしました。(ある意味、このレベルの事は業界長い人でも、そうはできまいw ゆえに上述で「実はこれはこれで合ってました」という事に…)
毎週毎週説教に対する(調)さんの調子の良い言い訳めいた喋りに、「これは詐欺師特有のアレだな。(ようは口八丁)」と思うようになり、この方を私の中で「詐欺さん」と呼ぶようになりました。
(調)さん、もとい「改名:詐欺さん」のキャラクターは以下のとおり。
[詐欺さんステータス]
(1) 自称「数学者」。(調べていないけど恐らく研究所の出向者)
(2) ナルチスト。(自分大好き)
(3) 独自用語を使う。(2)故に。
(4) 人の話に割り込む。(2)故に。
(5) とにかく間違いの指摘に対して調子の良い言い訳が多い。(2)故に。
(6) お客の「Yes/No」の質問に対して、(5)が発動し、話が発散する。
という感じです。特に(5)(6)が酷い。(3)は資料自体が理解できないので、私には理解の麓にも立てないのですが、お客さんが「これはこう書いてありますが、こういう意味ですか?」という問いをしても「はい/いいえ」で答えずに、まず「これはこういう背景がありまして、(あーたらこーたら…この間数分)」となるので、元の質問の話から思いっきりズレてしまうという現象が発生します。また、リーダーさんが説明している最中に(4)が発動してしまい、リーダーさんと口論になってしまい、詐欺さん曰く「自分の理論が数学的に合っている。(どやぁ)」みたいな話に発展してしまったりします。
これは議事録を書く側からしても困る事で、「議論の結論が書けない(明後日の方向に話が言ってしまい、議論の着地が行えていない)」状況になりました。こちらとしてはお客の「○○○の事は△△△という事か?」「→そうである。」の2行だけにしたいのですが…
しまいには、お客から「定例会の場で貴社の資料に対して貴社内で議論するのは止めてもらえませんか。事前に内部で打ち合わせをしてから資料化してください。」や、「独自用語ばかり使って、全く意味が分からない。インターネットで検索して、その用語は出てくるのでしょうか?」などと、当たり前のクレームが付き始めました。
【お客の怒りのボルテージが更に上る】
内部で反省会を開き、「資料をもっと具体的にしよう」「独自用語を使うのはやめよう」という検討会を開くも、詐欺さんのノリは止りません。3ヶ月も過ぎる頃になると、お客の怒りは最高潮。「3ヶ月も過ぎて、全く検討資料になってない!」「あの説明が酷すぎて、意味が全く分からない。」「○○さん(詐欺さん)は、打ち合わせに出るのは良いが、説明はしないてください。別の人が話してください。」と、体のよい「出禁」を食らいました。この時点で、私の中では「詐欺さん」は「ポンコツさん」と呼ぶようになりました。
お客も納品の月に近づくと、「11月からやってて、こんな状況でどうするつもりですか! もう時間もないので毎週の定例会の報告ではなくて毎日報告をしてください!!」と怒鳴りました。案件炎上によるWeeklyからDailyのレポートというのはこの業界長ければ、ちょいちょい見かける状況ですが、このコスト(オーバーヘッド)って結構かかるんですよね。
3月に入ると、毎週のように説教口調で責め立てられ、そしてこれに輪をかけて、別リーさんの方も進捗が芳しく無くなってきて、お客にアレコレ言われるようになってきました。
これらの結果、2月、3月は私以外のメンバーは皆深夜残業をするハメに…Teamsのチャットの発言が社内ルールを無視した時間に来ていて(バレると問題)、出勤すると「またこんな時間にメッセージを送ってる…」みたいな状況になりました。炎上…というかデスマーチ発動という流れに。
このためリーダーさんが上に他のチームに交渉して人を増やしはじめました。
リーダー
┣ 営業窓口さん(業務知識あり。ポンコツさんのスピーカー)
┃┣ ポンコツさん(バックヤード)
┃┗ 新人さん(データ分析系の業務知識がありプログラムも書ける)
┣ 別案件チームメンバ(新人さんが兼務)
┣ OKI
┗ 別部署のリーダー(以下:別リー)
┗ 協力会社
「この状況で新人!? プログラムも担当!?」と最初は焦りましたが、非常にデキる子で、正直ポンコツさんよりも落ち着いていて、「凄いじゃないの? この子…大学でこのテの研究をやってたのかな?」と思いました。新人さんの書いたPythonプログラムの査読や関連するコンポーネント図、フロー図は経験の差から私が担当しましたが(ついでにOJTで「draw.io」を教えた)、流石に一年目の子なので、プログラムの基礎の部分などはフォローして仲良くなりました。(といっても、私もPythonのプロではない無いので、オブジェクト指向的な設計やPythonのインタプリタ特有のお作法などを教えた)
私も一部巻き込まれたりしたので、久々に残業MAX近くの状況になってきました。(4月からの別案件の話も来ていて、こちらの契約作業なども影響したりはしていたのですが…{これはこれで色々あった})
【納品直前】
ポンコツさんはバックヤードに行ったものの、営業窓口さんのフォローではお客の期待するものは全く受け入れらなくて、定例会では常に「こんなの受け取れない。」だの、「話にならないから他の説明お願いします。」とポンコツ2号に成り下がってしまいました。
別リーさんも3月に入ってから報告する内容がボロボロでお客に怒鳴られるように。ポンコツ3号の爆誕です。(ガサツで憎めないキャラなのですが、全体的にITスキルが低いかな…)
それでも納期はやってきてしまい、「一体どうなるのかな…(ゴクリ)」と思いながらも皆で納品物を作り、納品前日の定例会で最後の嫌味&怒鳴りを入れられつつも、無理やり納品物を完成させました。
この2日前には案件Aでは非常にエレガントに納品をしたというのに真逆を行きます。
納品日の朝に出社して直ぐに前日のお客とのリーダーさんのSlackを見ると、21時台に「上を出せ。電話しろ。」だの、こちらがこれで良いでしょうか?の問いに「いつまでが締めの時間って指定しましたっけ?(つまり納品日まで締め時間はないの嫌味)」だの、「夜中に電話してくるな。まずはいつなら対応できるか聴くのが筋だろ。」みたいな話になってて、「うわ~(´д`;」って思いました。一歩間違うと威力業務妨害に発展しそうです。(私がリーダーなら記録取って訴えそうだな)
それでもリーダーより「内容はともかく、納品物はしっかり作ろう。レビューには出したので、文句行っても受け取ってもらえるはず。」との命に、私を主体にリーダーさん、ポンコツ2号さん、3号さんと頑張って納品物を作成し、ポンコツ2号さんに手渡しで納めに行ってもらいました。
ちなみにポンコツ1号さんは執筆ルールを守らないドキュメントを書いてきやがったので、リーダーさんと私で二人して該当箇所数十ページを査読&編集で畳み掛けました。例えば「数式の表現をするのに、何故ルール上謳ってもいないTimes New Romanフォントを使ったんです?」の問いに、「数学的にはこれだと思って。」とのことでした。執筆ルール上では「数式エディタを使えば皆の数式の表現が統一されるので、それを使うこと。」だったのに、「数式エディタは使ったことなかったので、数学者としてはコレ以外ない。それでも態々このフォントにするのが苦痛でした。」との事で、「こっちがどれだけキャッチアップが苦痛だったのか分かってくれないだろうなぁ~ 自分大好き人間には。」と思いました。
TeXを使うのでもなければ、Microsoft Office製品でドキュメントを書くのである以上、バラバラなスキルをまとめるには数式エディタを使うのが最適解と思うのですが、ポンコツ1号には響かなかったみたいです。(まぁ、こっちはポンコツよりも効率よく百箇所以上の数式を数式エディタのオブジェクトに変換したけど)
リーダーさんは納品物作成中、ポンコツ1号さんのことをボロクソに言いながら、ポンコツ3号さんの疲弊を心配して、「アイツ(1号)は、もう他人事で何もしないし、○○○さん(3号)は疲弊しちゃっているから、作成する納品物のチェックとかも危ないんで、OKIくんが○○○さんの納品物を作成する最終作業のフォローをするのをお願いしていい?」と依頼してきました。
最後の最後は私主体で納品物を作成し、無事キレイにまとまったとのことで、リーダーさんが電話で「ありがとね。ホント助かった。プロの仕事を見た。」と言っていただきました。正直、プログラム&ドキュメント作成作業なんてホンのちょっとだけで、事務処理や議事録作成や音頭取り位しかしてないので、「これをプロの仕事と言われてしまうのは、ちょっとな…」なんて思いましたが結果オーライです。
リーダーさんは案件開始2ヶ月位は不安で仕方なかったですが、最終的なアウトプットは一番素晴らしく(数式だらけで高度すぎて結局私には理解できなかったですが、お客は納得していた)、且つしっかりとまとめようと努力はしたし、私が納品用のドキュメント執筆ルールとフォーマットをチーム内に提示したところ、一番これを守ってくれたのがリーダーさんだったので、「次回キチンとした仕事ができるのなら、リーダーさんとはまた仕事してもいいかな…」と絆が深まりました。
結果として、
リーダー (本物の数学のプロ。また組むのOK)
┣ 営業窓口さん (ポンコツ2号)(もう組みたくない)
┃┣ (調)さん (ポンコツ1号)(エセ数学者。顔も見たくない)
┃┗ 新人さん (また組みたい。OJTしたい)
┣ OKI
┗ 別部署のリーダー (ポンコツ3号)(人柄は気に入ったけど、ちょっと危険)
という結果になりました。
今回、ここまで毎週毎週「提出資料以外の説明ばっかりするメンバー」と、毎週毎週クドクドと客に文句言われる仕事をするのも久々なので(私が言われたわけではないけれど)、議事録を書くために音声を録音しました。
もちろん議事録を書いたらこのデータは削除ですが、怒鳴っている部分で且つ業務内容に被らない怒鳴りなどは話のタネに取っておいてあるのはミンナニ ナイショダヨ。
◇ ◇ ◇
冒頭で書いたとおり並列で月とスッポンな仕事をした訳で、「案件B」のせいで、今回は本当にモヤモヤしました。
「俺はこんなところでこんな糞みたいな仕事をしてていいのか…?」みたいな。
でもまぁ、「止まない雨はない」がまたしても成立したので、月曜日はお休みを取って、ノンビリ過ごすことにしました。
可能なら来週、もっと休んじゃおうかな。有給たくさんあるし。
期間:丸1年の案件 (2020/04開始)
業種:メディア系(主に音声)
内容:運用保守/調査/実験
お客様(窓口):
お付き合いは初。
温厚で品がある。そして頭の良い研究員。
現場の状態を把握して的確な指示を与える。
社内体制:専任で担当していた人と2人で組む。この人と仕事をするのは初。
備考:
会社としては20年以上の付き合いのある継続案件。
自社の専任担当の方はお客様と10年近い付き合いがある。
何の因果か私が自営業でブイブイ言わせていた2006年に
この案件が炎上していて、飛び込んで鎮火した経験がある。
(なんたる偶然。そして今回その履歴は誰にも知られないまま
この案件にアサインされた)
毎年契約していた案件の継続案件で、専任担当の方が受注した矢先に糞な事情で別部署にバシルーラをかけられてしまい、この流れで、飛び先の部署ではこの案件を受けられないという、これまた糞な事情で私の部署が受ける事になり、急遽私がマネージメント&現場対応になった案件でした。(専任担当の方を副に立てるという立場で今回だけ受け入れてもらった)
専任担当だった方がお客様と良好な関係を築いていたお陰で、私的には豪華…までは行かないものの(それなりに大変ではあった)、質実剛健な客船に乗っていた感じで楽しくこなせた案件でした。(案件を通して専任担当の方とも強い絆が産まれました)
「専任担当の方は、所属部署のポリシーから今後はこの方をこの仕事を付けられない」という事をお客に説明したところ、「会社の契約上、バイネームはできないけれど(偽装請負っぽくなるので)、バイネームに近いスキルの人と契約したい」と言われ、「それは厳しいです…」と回答したところ、遠回しに「契約不可」と判断されて、この度20数年の継続案件に幕が下りました。
まぁ、お客からしてもメディア系の仕事はウチの会社に振らずに天国の会社に振らないいけないという糞ルールがあるため、天国に行けなかった私や専任担当の方的には「まぁ仕方がないかな…」という感じです。(専任担当の方も、「ここ3年位で諦めが付きました。」と長年やってきた仕事に別れを覚悟していた模様でした)
契約金もそこそこ良くて、最終的に年間を通して見積工数よりも大分楽だった分、5.5人月弱も浮いしまい、売上もかなり良かったという大団円です。これもお客さんの作業が的確だったというものあり、こちらも効率よく仕事ができた賜物だったので、私としては仕事内容よりも「このお客様と後10年位付き合えれば生きて行けそうだな…」なんて思っていただけに超残念です。(´・ω・`)
納品一週間前は超凪状態で、主担当の方から毎朝「今日も指示がなかったですね…ホッ☺」というチャットをしたり、この一年を振り返った楽しい思い出話を電話でしたりしていました。
「そうネ終わりは あたり前のようにくるものだし しかたないぜ はしゃいでた あの日にサラバ! (by BOØWY)」
という感じで、3/23に気持ちよく納品を行い、こんなにも品の良い素晴らしいお客さまがいるなんてタメになりました。
【案件B】
期間:約5ヶ月の案件 (2020/11開始)
業種:データ分析系
内容:調査/検討 + 一部開発
お客様(窓口):
お付き合いは初。
特許を取りまくりっぽく賢い研究員。
理詰めだが発注会社に対して品がない。
仕事の振り方はかなりアバウト。
社内体制:
部内で稼働が足りずに無理矢理人を集められた。
OKIはマルチで作業ができると踏んでアサインされた模様。
社内の開発専門の他部署に別作業を依頼する体制となった。
参加者全員が初セッション。
(ただしプロジェクトリーダーは顔見知りではあるが仕事は初めて)
備考:
別案件が春から走っていて、それの派生で発生した案件。(後で知る)
別案件に本案件のリーダーや調査員が参画していた流れで
始まった案件。リーダーや調査員はその案件で初顔合わせ。(後で知る)
全員がお客と初めてのセッションとなる。
部署が同じ人もメンバーにいましたが、去年の春から急に出来た部署で且つ分野が私にとって磁石のNS極位真逆で(not 開発部署)、もはや部署が別会社に感じるレベルなので知らない人でした。この案件は全員が初セッション状態でした。
体制をツリーで表すとこのような感じです。
リーダー (調査・検討/プロジェクト管理)
┣ 調査・検討の人(以下:(調)
┣ OKI
┗ 別部署(開発)のリーダー(以下:別リー)
┗ 協力会社
リーダーの方が開発業務が未経験だったのと、研究所からの天下りな人だったので、管理というのも不慣れな状況で始まりました。
最初は「この人ヤバいんじゃねーのか?」なんて思い、この方が天下ってきてから3年位付き合いのあった元部下の人(以前一緒に仕事をして超仲良くなった)に電話して人となりを確認&アドバイスを頂いたりしていました。
最初の1ヶ月位は各自好き勝手に調査や開発をしており、特に(調)さんと別リーさんの方は、出してくるアウトプットがメチャクチャで、「こんな進め方でいいのかな…」なんて思いつつ、毎週実施していた定例会議で出す資料の意味がリーダーの方含めて、全く内容が理解できなかったので、リーダーさんに「すみません、皆が出している資料の内容が全く理解できません。私がバカで数学の知識が無いのと、データ分析系の業務をやってないからだと思うのですが…」とさっさとアラートを上げました。
この「できません」というのは個人的にはマイルドに言っていたのですが、事実は異り「進行の仕方と定例会議での説明があまりにも人に理解してもらおうとしていないソレのため理解したくても理解ができない」という状態でした。
簡単に言うと、「業種が(スキルの)違かった人が、こちらの業種に来てしまった場合、この方にどのように業種を理解をしてもらうべきか、理解後に作業をさせるにはどのようにしてレールを引くべきか」という課題が全く対処できていない状況でした。
箇条書きでいうとこのような状況です。
【案件開始1ヶ月過ぎた際のステータス】
(1) 業務の説明→ほぼ無し。(超概要のみ案件開始時に45分程伺った)
(2) 参画してもらう人のスキルセットの把握→無し。
(3) 今後どのような事をしてもらうか具体的な指示→無し。
(4) 先行して進めていたお客との打ち合わせ→未参加。
(5) これまでの経緯の説明→無し。
という状況だったので、私が思った事は「私はこの案件で一体何をすべきなの?」でした。
能動的な行動ができるタイプなので、色々とヒアリングをしたいところなのですが、「そもそもこの案件って、システム全体の概要ってどのようなものなのでしょうか?」と聴こうものなら、リーダーさんから「その辺は意識しなくていい。」と言われてしまい、「えっ?では私は何をすればいいのでしょう???」みたいな感じでした。(まだ初セッションなので、強い口調であれこれいうのは止めておこうと、元部下だった人にアドバイスは受けていた)
特に(4)(5)は案件が開始されて1ヶ月過ぎて知ったことでした。
(4)を初めて知ったのが1ヶ月後で、それに話をかけて(5)の事を私からヒアリングして知りました。
とりあえず私が本案件に適していない事を伝えると、「他の作業もあって色々と忙しくてお願いしたいことを振れないので、事務処理を手伝って欲しい。本当はOKIくんには僕の作った適当なデータ分析アルゴリズムのPythonプログラムを綺麗にしてもらったり、実現するために使用するライブラリの調査作業を頼みたかった。」との事でした。「なるほど、検討したアルゴリズムを単純にプログラム作業まで落してくれれば、こちらの畑として作業ができるな。」と思ったのですが、リーダーさんは他案件作業と本案件のリーダー作業+データ分析考案+プログラミングでアップアップになってしまい、結局私はリーダーさんの事務処理の補佐みたいになってしまいました。(私は業界30年以上のキャリアですが、ただの議事録作成係とかw)
「こんな単金の高い新人のような作業でいいのかな…」なんて最初は思っていましたが、実はこれはこれで合ってました。
【徐々に体制のボロがでる】
最初の1ヶ月で「こんな進め方でいいのかな…」でしたが、2ヶ月過ぎた頃に、「これは絶対にマズい事になるぞ。」と確信に変りました。
リーダーさんの出すプログラムや資料はデータ分析業務を知らない私には理解が厳しかったですが、理解できないなりにも結構まともなものに見えたので、お客は普通に報告を受け入れていたのですが、(調)さんと別リーさんの報告する資料が「???」という感じに見えました。
リーダーさんに対して「(調)さんと別リーさんの報告する資料って、アレでお客さんは把握してるのでしょうか?」との問いに、「お客は何も言って来ないけど、(調)さんのはマズい。お客が望んでいるものではない。内容が抽象的過ぎて、僕も何が書いてあるのか意味が分らない。別リーさんのは僕のアルゴリズム調査結果を元にプログラムを作るから、今はあれで仕方が無い。」との事でした。言っている事は分かったので、別リーさんの方は放置しておくとして、問題は(調)さんの出す資料です。
「私の長い業界歴を持ってしても、全く理解できない」しかも「毎週出す資料が全く違う表現で刷新される(=リセットしているように見える)」といったもので、「これでお客は理解しているのかな?」というものでした。物凄く怖くなってきたので、私はリーダーではないものの、(調)さんに電話で資料について確認したところ、「こういう資料は具体的に書くと、お客にツッコまれるから、抽象的に書いた方が良いんですよ。(どやぁ)」と言われました。「そういうお客なのかなぁ…?」と思いつつリーダーさんにその事を伝えると、「考えが全く逆。抽象的にばっかりいつも出すから、お客も具体的に指摘ができない。あんな教科書みたいな業務に関係の無い事ばっかり書いたって意味がない。僕もこの間、それを言ったんだけど、彼は全く聴かなかった。」との事でした。「やはり、そうだったか…」と確信に変わりました。
皆、初対面で始めて且つスキルセットも合わせないで進めているからズレが生じているな…と思いつつ、ついにその時は来ました。
【お客が怒鳴る】
3ヶ月目に入ったあたりで、定例会議にて(調)さんの出している資料にダメ出しが入りました。お客曰く「毎週毎週、抽象的な事を書いてて、結局ウチらの提示した業務にこれは適用できるのでしょうか? しかも資料は毎週内容はガラリと変わるし、独自用語ばかり使うし、資料として全く理解できない! この用語って数学的なものですか?違いますよね?」といった事が始まりました。
定例会は毎週リーダーさんや(調)さんが長々と資料の説明をするので、いつも2時間以上かかっていましたが、これにお客の説教も入り始めて、3時間を超えになるようになりました。
「定例会って、そもそも進捗報告のみで、皆で持ち寄る議題がある個所だけブレストって感じだろ…時短を考えれば事前に資料を出して、定例会中での読み上げは無しで、行っても1時間が常識的だ。」と毎週思いつつも、この3時間の「議事録を数百行に興す作業」をしました。(ある意味、このレベルの事は業界長い人でも、そうはできまいw ゆえに上述で「実はこれはこれで合ってました」という事に…)
毎週毎週説教に対する(調)さんの調子の良い言い訳めいた喋りに、「これは詐欺師特有のアレだな。(ようは口八丁)」と思うようになり、この方を私の中で「詐欺さん」と呼ぶようになりました。
(調)さん、もとい「改名:詐欺さん」のキャラクターは以下のとおり。
[詐欺さんステータス]
(1) 自称「数学者」。(調べていないけど恐らく研究所の出向者)
(2) ナルチスト。(自分大好き)
(3) 独自用語を使う。(2)故に。
(4) 人の話に割り込む。(2)故に。
(5) とにかく間違いの指摘に対して調子の良い言い訳が多い。(2)故に。
(6) お客の「Yes/No」の質問に対して、(5)が発動し、話が発散する。
という感じです。特に(5)(6)が酷い。(3)は資料自体が理解できないので、私には理解の麓にも立てないのですが、お客さんが「これはこう書いてありますが、こういう意味ですか?」という問いをしても「はい/いいえ」で答えずに、まず「これはこういう背景がありまして、(あーたらこーたら…この間数分)」となるので、元の質問の話から思いっきりズレてしまうという現象が発生します。また、リーダーさんが説明している最中に(4)が発動してしまい、リーダーさんと口論になってしまい、詐欺さん曰く「自分の理論が数学的に合っている。(どやぁ)」みたいな話に発展してしまったりします。
これは議事録を書く側からしても困る事で、「議論の結論が書けない(明後日の方向に話が言ってしまい、議論の着地が行えていない)」状況になりました。こちらとしてはお客の「○○○の事は△△△という事か?」「→そうである。」の2行だけにしたいのですが…
しまいには、お客から「定例会の場で貴社の資料に対して貴社内で議論するのは止めてもらえませんか。事前に内部で打ち合わせをしてから資料化してください。」や、「独自用語ばかり使って、全く意味が分からない。インターネットで検索して、その用語は出てくるのでしょうか?」などと、当たり前のクレームが付き始めました。
【お客の怒りのボルテージが更に上る】
内部で反省会を開き、「資料をもっと具体的にしよう」「独自用語を使うのはやめよう」という検討会を開くも、詐欺さんのノリは止りません。3ヶ月も過ぎる頃になると、お客の怒りは最高潮。「3ヶ月も過ぎて、全く検討資料になってない!」「あの説明が酷すぎて、意味が全く分からない。」「○○さん(詐欺さん)は、打ち合わせに出るのは良いが、説明はしないてください。別の人が話してください。」と、体のよい「出禁」を食らいました。この時点で、私の中では「詐欺さん」は「ポンコツさん」と呼ぶようになりました。
お客も納品の月に近づくと、「11月からやってて、こんな状況でどうするつもりですか! もう時間もないので毎週の定例会の報告ではなくて毎日報告をしてください!!」と怒鳴りました。案件炎上によるWeeklyからDailyのレポートというのはこの業界長ければ、ちょいちょい見かける状況ですが、このコスト(オーバーヘッド)って結構かかるんですよね。
3月に入ると、毎週のように説教口調で責め立てられ、そしてこれに輪をかけて、別リーさんの方も進捗が芳しく無くなってきて、お客にアレコレ言われるようになってきました。
これらの結果、2月、3月は私以外のメンバーは皆深夜残業をするハメに…Teamsのチャットの発言が社内ルールを無視した時間に来ていて(バレると問題)、出勤すると「またこんな時間にメッセージを送ってる…」みたいな状況になりました。炎上…というかデスマーチ発動という流れに。
このためリーダーさんが上に他のチームに交渉して人を増やしはじめました。
リーダー
┣ 営業窓口さん(業務知識あり。ポンコツさんのスピーカー)
┃┣ ポンコツさん(バックヤード)
┃┗ 新人さん(データ分析系の業務知識がありプログラムも書ける)
┣ 別案件チームメンバ(新人さんが兼務)
┣ OKI
┗ 別部署のリーダー(以下:別リー)
┗ 協力会社
「この状況で新人!? プログラムも担当!?」と最初は焦りましたが、非常にデキる子で、正直ポンコツさんよりも落ち着いていて、「凄いじゃないの? この子…大学でこのテの研究をやってたのかな?」と思いました。新人さんの書いたPythonプログラムの査読や関連するコンポーネント図、フロー図は経験の差から私が担当しましたが(ついでにOJTで「draw.io」を教えた)、流石に一年目の子なので、プログラムの基礎の部分などはフォローして仲良くなりました。(といっても、私もPythonのプロではない無いので、オブジェクト指向的な設計やPythonのインタプリタ特有のお作法などを教えた)
私も一部巻き込まれたりしたので、久々に残業MAX近くの状況になってきました。(4月からの別案件の話も来ていて、こちらの契約作業なども影響したりはしていたのですが…{これはこれで色々あった})
【納品直前】
ポンコツさんはバックヤードに行ったものの、営業窓口さんのフォローではお客の期待するものは全く受け入れらなくて、定例会では常に「こんなの受け取れない。」だの、「話にならないから他の説明お願いします。」とポンコツ2号に成り下がってしまいました。
別リーさんも3月に入ってから報告する内容がボロボロでお客に怒鳴られるように。ポンコツ3号の爆誕です。(ガサツで憎めないキャラなのですが、全体的にITスキルが低いかな…)
それでも納期はやってきてしまい、「一体どうなるのかな…(ゴクリ)」と思いながらも皆で納品物を作り、納品前日の定例会で最後の嫌味&怒鳴りを入れられつつも、無理やり納品物を完成させました。
この2日前には案件Aでは非常にエレガントに納品をしたというのに真逆を行きます。
納品日の朝に出社して直ぐに前日のお客とのリーダーさんのSlackを見ると、21時台に「上を出せ。電話しろ。」だの、こちらがこれで良いでしょうか?の問いに「いつまでが締めの時間って指定しましたっけ?(つまり納品日まで締め時間はないの嫌味)」だの、「夜中に電話してくるな。まずはいつなら対応できるか聴くのが筋だろ。」みたいな話になってて、「うわ~(´д`;」って思いました。一歩間違うと威力業務妨害に発展しそうです。(私がリーダーなら記録取って訴えそうだな)
それでもリーダーより「内容はともかく、納品物はしっかり作ろう。レビューには出したので、文句行っても受け取ってもらえるはず。」との命に、私を主体にリーダーさん、ポンコツ2号さん、3号さんと頑張って納品物を作成し、ポンコツ2号さんに手渡しで納めに行ってもらいました。
ちなみにポンコツ1号さんは執筆ルールを守らないドキュメントを書いてきやがったので、リーダーさんと私で二人して該当箇所数十ページを査読&編集で畳み掛けました。例えば「数式の表現をするのに、何故ルール上謳ってもいないTimes New Romanフォントを使ったんです?」の問いに、「数学的にはこれだと思って。」とのことでした。執筆ルール上では「数式エディタを使えば皆の数式の表現が統一されるので、それを使うこと。」だったのに、「数式エディタは使ったことなかったので、数学者としてはコレ以外ない。それでも態々このフォントにするのが苦痛でした。」との事で、「こっちがどれだけキャッチアップが苦痛だったのか分かってくれないだろうなぁ~ 自分大好き人間には。」と思いました。
TeXを使うのでもなければ、Microsoft Office製品でドキュメントを書くのである以上、バラバラなスキルをまとめるには数式エディタを使うのが最適解と思うのですが、ポンコツ1号には響かなかったみたいです。(まぁ、こっちはポンコツよりも効率よく百箇所以上の数式を数式エディタのオブジェクトに変換したけど)
リーダーさんは納品物作成中、ポンコツ1号さんのことをボロクソに言いながら、ポンコツ3号さんの疲弊を心配して、「アイツ(1号)は、もう他人事で何もしないし、○○○さん(3号)は疲弊しちゃっているから、作成する納品物のチェックとかも危ないんで、OKIくんが○○○さんの納品物を作成する最終作業のフォローをするのをお願いしていい?」と依頼してきました。
最後の最後は私主体で納品物を作成し、無事キレイにまとまったとのことで、リーダーさんが電話で「ありがとね。ホント助かった。プロの仕事を見た。」と言っていただきました。正直、プログラム&ドキュメント作成作業なんてホンのちょっとだけで、事務処理や議事録作成や音頭取り位しかしてないので、「これをプロの仕事と言われてしまうのは、ちょっとな…」なんて思いましたが結果オーライです。
リーダーさんは案件開始2ヶ月位は不安で仕方なかったですが、最終的なアウトプットは一番素晴らしく(数式だらけで高度すぎて結局私には理解できなかったですが、お客は納得していた)、且つしっかりとまとめようと努力はしたし、私が納品用のドキュメント執筆ルールとフォーマットをチーム内に提示したところ、一番これを守ってくれたのがリーダーさんだったので、「次回キチンとした仕事ができるのなら、リーダーさんとはまた仕事してもいいかな…」と絆が深まりました。
結果として、
リーダー (本物の数学のプロ。また組むのOK)
┣ 営業窓口さん (ポンコツ2号)(もう組みたくない)
┃┣ (調)さん (ポンコツ1号)(エセ数学者。顔も見たくない)
┃┗ 新人さん (また組みたい。OJTしたい)
┣ OKI
┗ 別部署のリーダー (ポンコツ3号)(人柄は気に入ったけど、ちょっと危険)
という結果になりました。
今回、ここまで毎週毎週「提出資料以外の説明ばっかりするメンバー」と、毎週毎週クドクドと客に文句言われる仕事をするのも久々なので(私が言われたわけではないけれど)、議事録を書くために音声を録音しました。
もちろん議事録を書いたらこのデータは削除ですが、怒鳴っている部分で且つ業務内容に被らない怒鳴りなどは話のタネに取っておいてあるのはミンナニ ナイショダヨ。
冒頭で書いたとおり並列で月とスッポンな仕事をした訳で、「案件B」のせいで、今回は本当にモヤモヤしました。
「俺はこんなところでこんな糞みたいな仕事をしてていいのか…?」みたいな。
でもまぁ、「止まない雨はない」がまたしても成立したので、月曜日はお休みを取って、ノンビリ過ごすことにしました。
可能なら来週、もっと休んじゃおうかな。有給たくさんあるし。
コメント
コメントの投稿