昔作ったソフトを思い出す
「逆転王」の食玩が出る記事を読んで、「そーいや、昔デスクトップに逆転王を飾ってたな…」というのをフト思い出し、「今でも動くのかな…」と試してみました。
この「デスクトップに飾る」に対して、「動く」という言葉を見ると、「あれっ?」って感じですが、この飾るというのは、デスクトップ画面であり、「フィギュア」ではなく「デジタルデータ」だったりします。動かすのはフィギュアのポージングで動かすではなくて、アプリケーションです。
1990年中盤にWindows上で医療系の電子カルテを作成する仕事をしたことがあり、そこに染色体を解析して染色体を並べるといったプログラミングをしていたことがあり(イメージで言うとこんな画像から各染色体を解析して、こんなふうに並べる)、この応用から「画像をオブジェクト化して、デスクトップ画面に置いたら面白いかもな…」と思い、仕事の応用&頭の体操で作ってみた自作ソフトウェアです。
ソフト名は「Dynamic Object waLL」。略して「DOLL」。まだWindowsに透過の仕組みがない時代に泥臭い方法で作りました。ちなみにWindowsに透過処理が入り始めたのはGDI+から。(後付けでWindows NTや2000にも入ったけど)
こんな感じ。逆転を適当にペタペタ貼っていた。
貼っている画像に2002年過ぎにトリミングしたものあったので結構長く使ってたんだな…と。
高樹千佳子さんが駆け出しのお天気キャスターだった頃のビットマップが残ってて笑いました。
透過の仕組みがない時代にブルーバック(クロマキー)処理や、それをウィンドウ(オブジェクト)として表現、オブジェクトを背景とするためのロック機構やスケーリング処理などなど、1990年中盤時点での作り込みは結構頑張ってました。
応用例。
クールミントガムのペンギンを南極の背景に沢山配置。
オブジェクトをロックしたり、最背面・前面にしたりできる。
相当古いソフトなのに何気に動いて驚きました。最後にリビジョンを上げたのが2000年初頭だとしたらギリギリ動くソフトって感じです。ただ、Windows Vistaからデスクトップ周りのアーキテクチャがガラリと変わったので、最前面機能が機能しませんでした。(^^;
最初に作った時はやっとインターネットが商用になって一般家庭に浸透し始めた頃(まだパソコン通信と共用されていた時代。Internet ExplorerはVersion 2~3の頃)で、「シェアウェア」という言葉がやっと一般的になってきた(「チューチューマウス」とかは既に出ていた)頃で、「これを500円位で売って、2000人位にでも売れたら、俺でも小銭で100万位稼げるかなぁ~」なんて周りに冗談めいて話をしていました。(他にも何個もソフトを作っていましたが、結局仕事が忙しい&仕事の勉強をするのが楽しかったので、卑しい気分にはならかなった感じです。ただ後々このスキルでボロ儲けしました。(^^))
いまなら、透過処理なんて当たり前、それこそウィンドウのリージョン処理なんて透過を使って簡単に行えるし、且つC++なんかよりも使い勝手の良いC#でちょちょいのちょいですけど、20数年前だとこれがベタのピクセル処理でやらないと実現できなかったなんて泣ける努力ですw (流石ドッグイヤー)
今ではすっかりこのテのソフトというのがご無沙汰だったので、「デスクトップ 透過 飾る」で検索すると、素晴らしいソフトがゴロゴロ出てきますね。今の私はすっかりロートルになってしまったので、よっぽどかゆい所に手が届かないか、よっぽど先進的な考え(思いつくけど、技術的に自分ではその理論が導き出せない)でもない限り、自分で作るよりもネット検索すると誰かしらが実現してくれている事ばかりなので、先陣切っている方にすがりつく今日この頃です。「ソフトは自分で作るものではない、誰かのソフトを使って応用(Application)するものだ!」(<< ソフトウェアエンジニアとしては最も言ってはいけない言葉w)
一個だけ、「今から5年以内にコレが実現できるのなら、エンターテインメント系で絶対に稼げる。」というデバイスの考案はあるのですが、上述の通り自分ではその理論が導き出せないので特許も取れないと言うか、「悔しいなぁ~」というのがあります。
1, 2年前だったか、映像(画像処理)のプロである私の上司(東京大学で画像処理の研究を始め、現在まで20数年のプロ)にこの話の輪編の話をしたところ、「理論上無理。」と言われたのですが、その時に二人でネットを検索したところ、近しい実現をしている海外の会社があり、「(なんだ、やっぱりできるじゃん。完璧なんて求めてねーんだよ。エンタメなんだし。)」と思ったことがあります。
あぁ、趣味でもいいので、上司がこの話に乗ってくれたら特許取ってバンダイさんかタカラトミーさんにでもプレゼンして売り込みたいのに…なんて思ったけど、クーソーしてから徹夜するとします。
さて、これから風呂入って、「フェノトピア」を徹夜でやるかな。このゲーム、全然終わんねー。
この「デスクトップに飾る」に対して、「動く」という言葉を見ると、「あれっ?」って感じですが、この飾るというのは、デスクトップ画面であり、「フィギュア」ではなく「デジタルデータ」だったりします。動かすのはフィギュアのポージングで動かすではなくて、アプリケーションです。
1990年中盤にWindows上で医療系の電子カルテを作成する仕事をしたことがあり、そこに染色体を解析して染色体を並べるといったプログラミングをしていたことがあり(イメージで言うとこんな画像から各染色体を解析して、こんなふうに並べる)、この応用から「画像をオブジェクト化して、デスクトップ画面に置いたら面白いかもな…」と思い、仕事の応用&頭の体操で作ってみた自作ソフトウェアです。
ソフト名は「Dynamic Object waLL」。略して「DOLL」。まだWindowsに透過の仕組みがない時代に泥臭い方法で作りました。ちなみにWindowsに透過処理が入り始めたのはGDI+から。(後付けでWindows NTや2000にも入ったけど)
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貼っている画像に2002年過ぎにトリミングしたものあったので結構長く使ってたんだな…と。
高樹千佳子さんが駆け出しのお天気キャスターだった頃のビットマップが残ってて笑いました。
透過の仕組みがない時代にブルーバック(クロマキー)処理や、それをウィンドウ(オブジェクト)として表現、オブジェクトを背景とするためのロック機構やスケーリング処理などなど、1990年中盤時点での作り込みは結構頑張ってました。
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クールミントガムのペンギンを南極の背景に沢山配置。
オブジェクトをロックしたり、最背面・前面にしたりできる。
相当古いソフトなのに何気に動いて驚きました。最後にリビジョンを上げたのが2000年初頭だとしたらギリギリ動くソフトって感じです。ただ、Windows Vistaからデスクトップ周りのアーキテクチャがガラリと変わったので、最前面機能が機能しませんでした。(^^;
最初に作った時はやっとインターネットが商用になって一般家庭に浸透し始めた頃(まだパソコン通信と共用されていた時代。Internet ExplorerはVersion 2~3の頃)で、「シェアウェア」という言葉がやっと一般的になってきた(「チューチューマウス」とかは既に出ていた)頃で、「これを500円位で売って、2000人位にでも売れたら、俺でも小銭で100万位稼げるかなぁ~」なんて周りに冗談めいて話をしていました。(他にも何個もソフトを作っていましたが、結局仕事が忙しい&仕事の勉強をするのが楽しかったので、卑しい気分にはならかなった感じです。ただ後々このスキルでボロ儲けしました。(^^))
いまなら、透過処理なんて当たり前、それこそウィンドウのリージョン処理なんて透過を使って簡単に行えるし、且つC++なんかよりも使い勝手の良いC#でちょちょいのちょいですけど、20数年前だとこれがベタのピクセル処理でやらないと実現できなかったなんて泣ける努力ですw (流石ドッグイヤー)
今ではすっかりこのテのソフトというのがご無沙汰だったので、「デスクトップ 透過 飾る」で検索すると、素晴らしいソフトがゴロゴロ出てきますね。今の私はすっかりロートルになってしまったので、よっぽどかゆい所に手が届かないか、よっぽど先進的な考え(思いつくけど、技術的に自分ではその理論が導き出せない)でもない限り、自分で作るよりもネット検索すると誰かしらが実現してくれている事ばかりなので、先陣切っている方にすがりつく今日この頃です。「ソフトは自分で作るものではない、誰かのソフトを使って応用(Application)するものだ!」(<< ソフトウェアエンジニアとしては最も言ってはいけない言葉w)
一個だけ、「今から5年以内にコレが実現できるのなら、エンターテインメント系で絶対に稼げる。」というデバイスの考案はあるのですが、上述の通り自分ではその理論が導き出せないので特許も取れないと言うか、「悔しいなぁ~」というのがあります。
1, 2年前だったか、映像(画像処理)のプロである私の上司(東京大学で画像処理の研究を始め、現在まで20数年のプロ)にこの話の輪編の話をしたところ、「理論上無理。」と言われたのですが、その時に二人でネットを検索したところ、近しい実現をしている海外の会社があり、「(なんだ、やっぱりできるじゃん。完璧なんて求めてねーんだよ。エンタメなんだし。)」と思ったことがあります。
あぁ、趣味でもいいので、上司がこの話に乗ってくれたら特許取ってバンダイさんかタカラトミーさんにでもプレゼンして売り込みたいのに…なんて思ったけど、クーソーしてから徹夜するとします。
さて、これから風呂入って、「フェノトピア」を徹夜でやるかな。このゲーム、全然終わんねー。
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