昔のゲームの想い出 [0075] 「ゼビウス」 [ナムコ] [1983] [アーケード]
《ジェミニ誘導が熱い!》
今年の夏は仕事漬けの毎日で、土日はグッタリと惰眠を貪るか、家の用事を優先して済ませていたお陰で、庭がかなりヤヴァイ状態になっていました。
(つか、XNAなんかでクソゲー作ったり、ブログ書いている暇があるなら、家の庭位管理しろって感じではありますが…)
そして先日、庭を覗いてみたら…

ギャー!!
とまぁ、草ボウボウになっていました。
「そろそろ芝刈りをしないとなぁ~」とコボしながらも、「ここまで芝が伸びたのであれば、何か描けそうだなぁ…」とフト思い、とりあえずコレを描きました。

画像をクリックすると、もう少し具体的に…
という感じで、今回は名作中の名作である「ゼビウス」ですw
もう説明すらアホ臭い程の名作シューティグですね。コレは…
…ということで、このゲーム内容というよりも、数ある想い出を見出し形式でつらつらと書いて行こうかと思います。(^^)

タイトルの1982は言わずと知れた…
【電波新聞社】
このゲームというと、私の中ではゼビウス→ベーシックマカジン(ベーマガ)→電波新聞社というものが密接にリンクされており、たまに「これはナムコのゲームだよな?」と一瞬自分に問いかける程、この会社が癒着(?)していた…という想い出があります。今の時代はそうでもありませんが、当時リリースから5年位の間は全面的にこの会社がゼビウスを宣伝、移植と、「まるで乗っとろうとしているのか?」位、ゼビウス(だけでなく他の製品もですが…)の関連の商品や記事を産み出していたので、私の中ではこのようになっています。
特にベーシックマガジンの付録「スーパーソフトマガジン」でのゼビウスの特集記事は当時のレベルでは(良い意味で)異常としか思えない程の攻略内容で、「友人のA井君とソルの出現場所を全て記憶した」という程です。この会社が無ければ、私もここまでゼビウスに詳しくなれなかったと思っています。
(というよりも、当時の私はこの雑誌と「ゲームフリークという同人誌」で全ての情報が埋ったといっても過言ではありません。というよりも、みんなそーだったかと思います)
【コードネーム】
このブログを読んでいるゼビウスを知っている皆さんは、ゼビウスの(一応)ボスである「アンドアジェネシス」をなんて呼びますか? 私は今でも「アドーア・ギレネス」と呼びたいですw
だって、インストラクションカードにそう書いてあったんだよっ!ホントだよっ!(^^ゞ☆\バキッ!!
(といっても、流石に「バキュラ」を「バキラ」とは呼びませんがw)
このゲームには、敵キャラの全てにコードネームというものが付けられていて、これは自機側(防衛軍)の呼び名となっています。
例えば上の「アンドアジェネシス」が正式名称でコードネームが「アドーア・ギレネス」というような感じです。これもベーシックマガジンに一覧が全て掲載されており、当時は友人とこの内容を丸暗記しては、「○○○のコードネームってなんだっけー?」とマニア話に華を咲かせては、ゲームセンターにゼビウスをプレーしに行きました。
中でも、アンドアジェネシスを破壊すると中から飛び出す「ブラグザ」というものがあるのですが、これのコードネームが「パイナップル」という名前となっており、これを読んだ時に「なんだそりゃ???」と、とてもインパクトある表現がとても印象的でした。
以前、ミリタリーオタクの人が会社にいて、その人とメールのやりとりをしていたら、唐突に「マークII手榴弾ってパイナップルっていうんですよ。」という事を書いてきたので、「アンドアジェネシスのコアから出現するブラグザってパイナップルっていうんですよ。」と送り返してあげました。(メールは風のノーリプライでしたがw)
とまぁ、このゲームは、このように敵には別名がついているという凄い設定を持っています。
(おー、wikipedia見たら一通り載ってるっぽいですね)
【非常に練られた世界観】
このゲームには物凄く練られたストーリー設定があります。なかでも有名なのが、ゼビ語と呼ばれる言葉があり、これはゼビウスのシナリオ上の用語だったりします(といっても、名詞とか形容詞とかその程度ですが)。例えば「ガル」は「大きい」、「ボザ」は「連結」、「ギド」は「速い」等があり、これらの言葉は敵の名称にも関わっているので、敵の名称をとても覚えやすかったという想い出があります。
例えば「デロータ」という敵がいて、この大きい版(=ガル)というものは「ガルデロータ」という感じで、同じように「ザカート→ガルザカート」みたいな感じで形容詞的な使い方で覚えました。(流石にコードネームにはこの用語が適用されないので、ベタで覚えましたが…)
数年前に某掲示板で「ギガなんとか」や、しょこたんが「ギザなんとか」とか使っているということが、ネットなどでとりあげられた時に、これを聴いてゼビ語を思い出しました。
そして、最近某社のFTTHサービスのCM見ていても「ギガ○○○」(ry
また、リリース数年後には「ファードラウト・サーガ」という小説なども出ていて、これには「何故、敵同士の弾(スパリオ)が当らないのか」などの説明が載っていると、雑誌の紹介記事を読んだ事があるのですが、こちらは未だに読んだことないので、「そーいう設定まであるんだなぁ~」という感じになっています。(^^ゞ
このように世界観がとても良く練られたシューティングゲームはこれが初なのかなぁ?という感じに思っています。
【ソルやスペシャルフラッグ等の隠しフィーチャー】
これも有名なフィーチャーですが、私が特筆したいのは「2P側のソルの破壊には、ブラスターで影の部分を打たなければならない」というもので、これは比較的早く雑誌で公開された情報なのですが(当時はバグとは書かれずに、あたかも仕様のように書かれていましたw)、意外にも知らない人が多く、ゲームセンターでギャラリーとして見ていたら、2P側でソルを出現させたものの、必死になってソルにブラスターを落していて、壊せない人を見ては「あれれー?ソルまで出せていて、それは知らないのかなぁ~」と思ったりしていました。
あとこれに加えて、ファミリーコンピュータ版のみに出現するソルが一本あるのですが、当時はこれを見て「なんでこれだけ別に出たんだろ?」と首を傾げたものです。
また、1面のスペシャルフラッグを出せたか出せないかで、今日のゲーム運勢を決めていた事は当時の仲間には内緒だったりします。(^^;
(今は心が淀んでいるので、スペシャルフラッグエリアまで来たら画面中央より少し横に自機を寄らせ、エリアに入ったら画面の反対側だけを狙いますがw)

最初ですぐに1機増えるのは凄く有り難いです(^^)
そして私の中でのスペシャルフラッグはなんといってもエリア7のスペシャルフラッグで、ナスカの地上絵のコラボがスクリーンショットとしては最高と思っています。
ゼビウスの映像を出せと言われたら、まずこの構図は外せないな…位です。(^^)
【ジェミニ誘導】
点数稼ぎの秘技といえばこの技ですね。ガルザガートが破裂した際のブラグスパリオを利用して、無限に得点を稼ぐというものです。
私も多少はこの技が出来たので、たまにやっていたりしました(といっても大抵はトライすると死んでました(^^ゞ)。しかしこの技、正式には正円で誘導するようなのですが、私はいつも正円にはならずに、ゼルダの伝説のパタラのように斜め円のような状態で、もって10数秒というのが限界でした。しかも点数を稼ぐために、ある程度逃げながら撃つという流れなので、コンセントレーションが速攻切れて、そのままミスという事が殆んどでした。
「こんなので点を稼ぐなら、エリア16でループしてエリア7に戻ってでも稼ぐよ」みたいな。
このジェミニ誘導は、後のスーパーゼビウスでは割と簡単という事を当時雑誌で読んだのですが、あのゲームはちょっとした嫌な想い出があるので、それ程プレーしないで未確認のままだったりします。
【スーパーゼビウス/スーパーゼビウス・ガンプの謎】
と上の見出しからの流れですが、スーパーゼビウスにはあまり良い想い出がないので「ゼビウス」として一括りでここで話しをするとします。
スーパーゼビウスにはアーケード版と、ファミリーコンピュータ版がありました。
アーケード版はゼビウスの高難易度版、ファミリーコンピュータ版はファミリーコンピュータ版のアレンジバージョン…というような、ニュアンスを私は持っています。
アーケード版は殆んどプレーした事がなく、…というかプレーする気力が失せたというのが本音で、ファミコンの方は友人に「エンディングを教えてよ~」とお願いされてクリアしたという想い出があります。
アーケードの方は設置された日にすぐにプレーしたのですが、初代よりも難易度がいやらしい感じで上っており(やたらゾシーとかテラジとか出てました)、「これって、悪質なデッドコピー?」とか思ってしまう程でした。なにより今まで覚えたソルの位置が丸で違うっ!エリアマップ画面は同じでも、ソルが出せないゼビウスなんて、全然面白くないっ!そして、エリア8のカブトムシみたいな戦車を撃った後、ふとスコアを見て愕然としました。私はあまりスコアは気にしないタチではありますが、流石にスコアのリセットってどーいう事?…と急にやる気が失せました。それ以来このゲームはプレーしていません。
一方ファミコンの方は、そーいう悪質なフィーチャーはなく、自機もパワーアップするという、割と悪くないゲームだったのですが、「条件付きクリア」という、アーケードとはタチの悪さが違ったフィーチャーが私を萎えさせてくれました。しかも運の悪い事に、そこで条件を模索しながら、イライラしている最中によく分らない悪戯電話が何度も掛ってきており、私が「はい、OKIです。」と言うと、ガチャッ!と切る始末。俗に言う無言電話です。
何も言わないと、ずっと無言で切ってこなかったので、「よし、これは向こうが切るまで、電話代を使わせてやる。根気比べや。」と思い、電話をスピーカーモードにしてTVの前に受話器を置き、「ガンプの謎のプレー中は、俺の実況付きでコイツにずっとBGMを聴かせてやるっ!」という事で、数時間聴かせ続けてやりました。
とまぁプレー中、無味乾燥なBGMを聴かせていたのですが、ファミコン版はステージによりBGMがあったりします。「へぇ~、今回はBGMがあるんだなぁ」なんて、ボソっと独り言を言いながら、途中で「要塞のような背景に宇宙のような…深海のような…静かなBGMが鳴るステージ」があるのですが、気がついたらこの曲に合わせて「イタ電の人間がこのBGMを鼻歌で歌っているではありませんか!」
「よくわかんねーヤツだなぁ~」と思いながらも声を聴くと、男性の声。…ですが知っている人間の声ではない…「一体誰なんだよ~」と思いながらも、カセットを託された友人にクリア報告をしたいので、黙々と2時間位プレーしてクリアをし、「やったー!解いたぞっ!」とよく分らない伏線のあるエンディングを見て、「なんだかよく分らないエンディングだったなぁ~」とボソッと言ったら、イタ電が切れました。
「私のプレーを(文字通り)ご静聴ありがとうございました。」ってなものでしたが、それ以来イタ電は来ませんでした。俺のプレーに満足して昇天したに違いない…と思う事にしました。
…とまぁ、どちらのスーパーゼビウスにも、あんまり楽しかったという想い出がないので、この程度で。
【タイニーゼビウス】
ある意味伝説的なゼビウスの移植作品。PC-6001…当時はパピコンと呼ばれているマイコン上で移植されました。
開発元のナムコはおろか、ファンの間ではこれを「ゼビウスとは呼ばない」とか雑誌で書いてありましたが、私は立派にゼビウスと思いました。なんせバキュラが出るのですから!w
初めてこれを見たのは、「コンピュータも扱う行きつけのおもちゃ屋」(なんかおもちゃ屋に行きつけがあるなんて、今考えると嫌なヤツっぽいw)で、タイニーゼビウスはデモとして遊ぶ事ができました。
全体的に画面は黄色いし、プレー感覚からして、とてもゼビウスからは程遠いのですが、ある程度進めていると…でました!バキュラが! ザッパーを撃ち、打ち返し音を聴くと、その音はまさに「風鈴」。
「チリンチリン(本当に風鈴ぽいテンポ)」と、ある意味心地良いサウンドとして鳴っていました。私の中では、「タイニーゼビウス→バキュラ→チリンチリン→風鈴」てな具合ですw
【X1版ゼビウス】
ベーマガの広告を見ながら、数あるゼビウスの移植を見ていると、X1版のゼビウスが群を抜いてスクリーンショットが美しいと感じました。
当時近所でX1を持っていたのは、一番仲の悪い先輩(イガミ合うというよりも、接点が限りなく少ないというレベル)一人で、しかもコイツはゼビウスを持っているという話。なんとかしてコイツからX1版のゼビウスを拝ませてもらえないかなぁ~と、かなり色々と媚を売りました… そしてやっとプレーさせてもらえる約束をこぎつけて、いざ約束の日に先輩宅へ! …「見事にドタキャン」されました… 後で親に言われて知ったのですが、どーにもこの家は「私のようなゲームばっかりやっている人間といると馬鹿が伝染る」と思っているらしくて、「宅の○○ちゃんがバカになったら、どーするのザマスか。」位の状況だったとの事で、結局この時期はX1版のゼビウスをプレーすることはできませんでした。
しかしこの数年後、レイドックの彼…改め、ゲーメストライターの彼がX1を購入したので、プレー画面を見たところ… 「なんじゃ、このカクカクスクロールは…orz 色がキデイなだけじゃん!」と、それはもうガッカリしたものです。みんな先輩のヤツがいけないんやっ!(ウソ
【バキュラ】
さて、最後の締めはバキュラです。
256発ザッパーを当てても壊せないのは有名ですが(ついでに256発も当てられませんが)、当時はそれを信じない人も一杯いました。
私がゲームセンターで見た人では、「ハイパーオリンピックのように鉄定規を置いてザッパーを連射していた」という人がいて、ゲームセンター内はもの凄くバキュラが弾を弾く音で響いていました。(凄く綺麗な音色でした… ポワワ~)
一人がレバー操作、一人がザッパー担当…というような感じで、ギャラリーも一杯見守っていました。丁度この最中にカピだかタルケンが飛んできてザッパーに当り、「いまバキュラが壊れたっ!」と叫んだ輩がいて、「えぇっ!?」と思った想い出もwww
バキュラというキャラクターとバキュラの跳ね返し音は本当にスゴイと今でも思っています。そこに破壊できない板があり、それがザッパーを跳ね返している…と、今では当たり前のような敵であり当たり前のような表現も、当時としては無かったものですから、これはもの凄い説得力です。しかもアーケード版はファミリーコンピュータ版とは違い、色数も多いし、かなりの数で飛来してきます。
私の幼馴染のY田くんはアキラという名前なのですが、普段ゲームをやらないようなヤツでさえ、「Y田アキラくん」を「Y田バキュラ」とかいう名前で呼んでいたりする程、皆にインパクトのあるオブジェクトだったみたいです。(つか、お前ゼビウス知っとんのか?と)
◇ ◇ ◇
とまぁ、「ファミリーコンピュータ版の無敵」の話とか、「自機が死んだ瞬間にソルバルウが逆さを向くキャラクターになる話」など、ゼビウス一つで何十杯でもゴハンが行けてしまうので、ここでは一旦終りにしますが、このような名作が私の人生の時間をゴリゴリと削ったのだなぁ~と思うとホント凄い話です。
たった8bitのゲームに夢や物語、ゲームの歴史が詰り過ぎているとしかいいようがないです。

分る人には分る、やっぱり最初はコレですよね(^^)
今年の夏は仕事漬けの毎日で、土日はグッタリと惰眠を貪るか、家の用事を優先して済ませていたお陰で、庭がかなりヤヴァイ状態になっていました。
(つか、XNAなんかでクソゲー作ったり、ブログ書いている暇があるなら、家の庭位管理しろって感じではありますが…)
そして先日、庭を覗いてみたら…

ギャー!!
とまぁ、草ボウボウになっていました。
「そろそろ芝刈りをしないとなぁ~」とコボしながらも、「ここまで芝が伸びたのであれば、何か描けそうだなぁ…」とフト思い、とりあえずコレを描きました。

画像をクリックすると、もう少し具体的に…
という感じで、今回は名作中の名作である「ゼビウス」ですw
もう説明すらアホ臭い程の名作シューティグですね。コレは…
…ということで、このゲーム内容というよりも、数ある想い出を見出し形式でつらつらと書いて行こうかと思います。(^^)

タイトルの1982は言わずと知れた…
【電波新聞社】
このゲームというと、私の中ではゼビウス→ベーシックマカジン(ベーマガ)→電波新聞社というものが密接にリンクされており、たまに「これはナムコのゲームだよな?」と一瞬自分に問いかける程、この会社が癒着(?)していた…という想い出があります。今の時代はそうでもありませんが、当時リリースから5年位の間は全面的にこの会社がゼビウスを宣伝、移植と、「まるで乗っとろうとしているのか?」位、ゼビウス(だけでなく他の製品もですが…)の関連の商品や記事を産み出していたので、私の中ではこのようになっています。
特にベーシックマガジンの付録「スーパーソフトマガジン」でのゼビウスの特集記事は当時のレベルでは(良い意味で)異常としか思えない程の攻略内容で、「友人のA井君とソルの出現場所を全て記憶した」という程です。この会社が無ければ、私もここまでゼビウスに詳しくなれなかったと思っています。
(というよりも、当時の私はこの雑誌と「ゲームフリークという同人誌」で全ての情報が埋ったといっても過言ではありません。というよりも、みんなそーだったかと思います)
【コードネーム】
このブログを読んでいるゼビウスを知っている皆さんは、ゼビウスの(一応)ボスである「アンドアジェネシス」をなんて呼びますか? 私は今でも「アドーア・ギレネス」と呼びたいですw
だって、インストラクションカードにそう書いてあったんだよっ!ホントだよっ!(^^ゞ☆\バキッ!!
(といっても、流石に「バキュラ」を「バキラ」とは呼びませんがw)
このゲームには、敵キャラの全てにコードネームというものが付けられていて、これは自機側(防衛軍)の呼び名となっています。
例えば上の「アンドアジェネシス」が正式名称でコードネームが「アドーア・ギレネス」というような感じです。これもベーシックマガジンに一覧が全て掲載されており、当時は友人とこの内容を丸暗記しては、「○○○のコードネームってなんだっけー?」とマニア話に華を咲かせては、ゲームセンターにゼビウスをプレーしに行きました。
中でも、アンドアジェネシスを破壊すると中から飛び出す「ブラグザ」というものがあるのですが、これのコードネームが「パイナップル」という名前となっており、これを読んだ時に「なんだそりゃ???」と、とてもインパクトある表現がとても印象的でした。
以前、ミリタリーオタクの人が会社にいて、その人とメールのやりとりをしていたら、唐突に「マークII手榴弾ってパイナップルっていうんですよ。」という事を書いてきたので、「アンドアジェネシスのコアから出現するブラグザってパイナップルっていうんですよ。」と送り返してあげました。(メールは風のノーリプライでしたがw)
とまぁ、このゲームは、このように敵には別名がついているという凄い設定を持っています。
(おー、wikipedia見たら一通り載ってるっぽいですね)
【非常に練られた世界観】
このゲームには物凄く練られたストーリー設定があります。なかでも有名なのが、ゼビ語と呼ばれる言葉があり、これはゼビウスのシナリオ上の用語だったりします(といっても、名詞とか形容詞とかその程度ですが)。例えば「ガル」は「大きい」、「ボザ」は「連結」、「ギド」は「速い」等があり、これらの言葉は敵の名称にも関わっているので、敵の名称をとても覚えやすかったという想い出があります。
例えば「デロータ」という敵がいて、この大きい版(=ガル)というものは「ガルデロータ」という感じで、同じように「ザカート→ガルザカート」みたいな感じで形容詞的な使い方で覚えました。(流石にコードネームにはこの用語が適用されないので、ベタで覚えましたが…)
数年前に某掲示板で「ギガなんとか」や、しょこたんが「ギザなんとか」とか使っているということが、ネットなどでとりあげられた時に、これを聴いてゼビ語を思い出しました。
そして、最近某社のFTTHサービスのCM見ていても「ギガ○○○」(ry
また、リリース数年後には「ファードラウト・サーガ」という小説なども出ていて、これには「何故、敵同士の弾(スパリオ)が当らないのか」などの説明が載っていると、雑誌の紹介記事を読んだ事があるのですが、こちらは未だに読んだことないので、「そーいう設定まであるんだなぁ~」という感じになっています。(^^ゞ
このように世界観がとても良く練られたシューティングゲームはこれが初なのかなぁ?という感じに思っています。
【ソルやスペシャルフラッグ等の隠しフィーチャー】
これも有名なフィーチャーですが、私が特筆したいのは「2P側のソルの破壊には、ブラスターで影の部分を打たなければならない」というもので、これは比較的早く雑誌で公開された情報なのですが(当時はバグとは書かれずに、あたかも仕様のように書かれていましたw)、意外にも知らない人が多く、ゲームセンターでギャラリーとして見ていたら、2P側でソルを出現させたものの、必死になってソルにブラスターを落していて、壊せない人を見ては「あれれー?ソルまで出せていて、それは知らないのかなぁ~」と思ったりしていました。
あとこれに加えて、ファミリーコンピュータ版のみに出現するソルが一本あるのですが、当時はこれを見て「なんでこれだけ別に出たんだろ?」と首を傾げたものです。
また、1面のスペシャルフラッグを出せたか出せないかで、今日のゲーム運勢を決めていた事は当時の仲間には内緒だったりします。(^^;
(今は心が淀んでいるので、スペシャルフラッグエリアまで来たら画面中央より少し横に自機を寄らせ、エリアに入ったら画面の反対側だけを狙いますがw)

最初ですぐに1機増えるのは凄く有り難いです(^^)
そして私の中でのスペシャルフラッグはなんといってもエリア7のスペシャルフラッグで、ナスカの地上絵のコラボがスクリーンショットとしては最高と思っています。
ゼビウスの映像を出せと言われたら、まずこの構図は外せないな…位です。(^^)
【ジェミニ誘導】
点数稼ぎの秘技といえばこの技ですね。ガルザガートが破裂した際のブラグスパリオを利用して、無限に得点を稼ぐというものです。
私も多少はこの技が出来たので、たまにやっていたりしました(といっても大抵はトライすると死んでました(^^ゞ)。しかしこの技、正式には正円で誘導するようなのですが、私はいつも正円にはならずに、ゼルダの伝説のパタラのように斜め円のような状態で、もって10数秒というのが限界でした。しかも点数を稼ぐために、ある程度逃げながら撃つという流れなので、コンセントレーションが速攻切れて、そのままミスという事が殆んどでした。
「こんなので点を稼ぐなら、エリア16でループしてエリア7に戻ってでも稼ぐよ」みたいな。
このジェミニ誘導は、後のスーパーゼビウスでは割と簡単という事を当時雑誌で読んだのですが、あのゲームはちょっとした嫌な想い出があるので、それ程プレーしないで未確認のままだったりします。
【スーパーゼビウス/スーパーゼビウス・ガンプの謎】
と上の見出しからの流れですが、スーパーゼビウスにはあまり良い想い出がないので「ゼビウス」として一括りでここで話しをするとします。
スーパーゼビウスにはアーケード版と、ファミリーコンピュータ版がありました。
アーケード版はゼビウスの高難易度版、ファミリーコンピュータ版はファミリーコンピュータ版のアレンジバージョン…というような、ニュアンスを私は持っています。
アーケード版は殆んどプレーした事がなく、…というかプレーする気力が失せたというのが本音で、ファミコンの方は友人に「エンディングを教えてよ~」とお願いされてクリアしたという想い出があります。
アーケードの方は設置された日にすぐにプレーしたのですが、初代よりも難易度がいやらしい感じで上っており(やたらゾシーとかテラジとか出てました)、「これって、悪質なデッドコピー?」とか思ってしまう程でした。なにより今まで覚えたソルの位置が丸で違うっ!エリアマップ画面は同じでも、ソルが出せないゼビウスなんて、全然面白くないっ!そして、エリア8のカブトムシみたいな戦車を撃った後、ふとスコアを見て愕然としました。私はあまりスコアは気にしないタチではありますが、流石にスコアのリセットってどーいう事?…と急にやる気が失せました。それ以来このゲームはプレーしていません。
一方ファミコンの方は、そーいう悪質なフィーチャーはなく、自機もパワーアップするという、割と悪くないゲームだったのですが、「条件付きクリア」という、アーケードとはタチの悪さが違ったフィーチャーが私を萎えさせてくれました。しかも運の悪い事に、そこで条件を模索しながら、イライラしている最中によく分らない悪戯電話が何度も掛ってきており、私が「はい、OKIです。」と言うと、ガチャッ!と切る始末。俗に言う無言電話です。
何も言わないと、ずっと無言で切ってこなかったので、「よし、これは向こうが切るまで、電話代を使わせてやる。根気比べや。」と思い、電話をスピーカーモードにしてTVの前に受話器を置き、「ガンプの謎のプレー中は、俺の実況付きでコイツにずっとBGMを聴かせてやるっ!」という事で、数時間聴かせ続けてやりました。
とまぁプレー中、無味乾燥なBGMを聴かせていたのですが、ファミコン版はステージによりBGMがあったりします。「へぇ~、今回はBGMがあるんだなぁ」なんて、ボソっと独り言を言いながら、途中で「要塞のような背景に宇宙のような…深海のような…静かなBGMが鳴るステージ」があるのですが、気がついたらこの曲に合わせて「イタ電の人間がこのBGMを鼻歌で歌っているではありませんか!」
「よくわかんねーヤツだなぁ~」と思いながらも声を聴くと、男性の声。…ですが知っている人間の声ではない…「一体誰なんだよ~」と思いながらも、カセットを託された友人にクリア報告をしたいので、黙々と2時間位プレーしてクリアをし、「やったー!解いたぞっ!」とよく分らない伏線のあるエンディングを見て、「なんだかよく分らないエンディングだったなぁ~」とボソッと言ったら、イタ電が切れました。
「私のプレーを(文字通り)ご静聴ありがとうございました。」ってなものでしたが、それ以来イタ電は来ませんでした。俺のプレーに満足して昇天したに違いない…と思う事にしました。
…とまぁ、どちらのスーパーゼビウスにも、あんまり楽しかったという想い出がないので、この程度で。
【タイニーゼビウス】
ある意味伝説的なゼビウスの移植作品。PC-6001…当時はパピコンと呼ばれているマイコン上で移植されました。
開発元のナムコはおろか、ファンの間ではこれを「ゼビウスとは呼ばない」とか雑誌で書いてありましたが、私は立派にゼビウスと思いました。なんせバキュラが出るのですから!w
初めてこれを見たのは、「コンピュータも扱う行きつけのおもちゃ屋」(なんかおもちゃ屋に行きつけがあるなんて、今考えると嫌なヤツっぽいw)で、タイニーゼビウスはデモとして遊ぶ事ができました。
全体的に画面は黄色いし、プレー感覚からして、とてもゼビウスからは程遠いのですが、ある程度進めていると…でました!バキュラが! ザッパーを撃ち、打ち返し音を聴くと、その音はまさに「風鈴」。
「チリンチリン(本当に風鈴ぽいテンポ)」と、ある意味心地良いサウンドとして鳴っていました。私の中では、「タイニーゼビウス→バキュラ→チリンチリン→風鈴」てな具合ですw
【X1版ゼビウス】
ベーマガの広告を見ながら、数あるゼビウスの移植を見ていると、X1版のゼビウスが群を抜いてスクリーンショットが美しいと感じました。
当時近所でX1を持っていたのは、一番仲の悪い先輩(イガミ合うというよりも、接点が限りなく少ないというレベル)一人で、しかもコイツはゼビウスを持っているという話。なんとかしてコイツからX1版のゼビウスを拝ませてもらえないかなぁ~と、かなり色々と媚を売りました… そしてやっとプレーさせてもらえる約束をこぎつけて、いざ約束の日に先輩宅へ! …「見事にドタキャン」されました… 後で親に言われて知ったのですが、どーにもこの家は「私のようなゲームばっかりやっている人間といると馬鹿が伝染る」と思っているらしくて、「宅の○○ちゃんがバカになったら、どーするのザマスか。」位の状況だったとの事で、結局この時期はX1版のゼビウスをプレーすることはできませんでした。
しかしこの数年後、レイドックの彼…改め、ゲーメストライターの彼がX1を購入したので、プレー画面を見たところ… 「なんじゃ、このカクカクスクロールは…orz 色がキデイなだけじゃん!」と、それはもうガッカリしたものです。みんな先輩のヤツがいけないんやっ!(ウソ
【バキュラ】
さて、最後の締めはバキュラです。
256発ザッパーを当てても壊せないのは有名ですが(ついでに256発も当てられませんが)、当時はそれを信じない人も一杯いました。
私がゲームセンターで見た人では、「ハイパーオリンピックのように鉄定規を置いてザッパーを連射していた」という人がいて、ゲームセンター内はもの凄くバキュラが弾を弾く音で響いていました。(凄く綺麗な音色でした… ポワワ~)
一人がレバー操作、一人がザッパー担当…というような感じで、ギャラリーも一杯見守っていました。丁度この最中にカピだかタルケンが飛んできてザッパーに当り、「いまバキュラが壊れたっ!」と叫んだ輩がいて、「えぇっ!?」と思った想い出もwww
バキュラというキャラクターとバキュラの跳ね返し音は本当にスゴイと今でも思っています。そこに破壊できない板があり、それがザッパーを跳ね返している…と、今では当たり前のような敵であり当たり前のような表現も、当時としては無かったものですから、これはもの凄い説得力です。しかもアーケード版はファミリーコンピュータ版とは違い、色数も多いし、かなりの数で飛来してきます。
私の幼馴染のY田くんはアキラという名前なのですが、普段ゲームをやらないようなヤツでさえ、「Y田アキラくん」を「Y田バキュラ」とかいう名前で呼んでいたりする程、皆にインパクトのあるオブジェクトだったみたいです。(つか、お前ゼビウス知っとんのか?と)
◇ ◇ ◇
とまぁ、「ファミリーコンピュータ版の無敵」の話とか、「自機が死んだ瞬間にソルバルウが逆さを向くキャラクターになる話」など、ゼビウス一つで何十杯でもゴハンが行けてしまうので、ここでは一旦終りにしますが、このような名作が私の人生の時間をゴリゴリと削ったのだなぁ~と思うとホント凄い話です。
たった8bitのゲームに夢や物語、ゲームの歴史が詰り過ぎているとしかいいようがないです。

分る人には分る、やっぱり最初はコレですよね(^^)
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