(エンジニアとして)記憶喪失になった
先日木曜日から一部記憶喪失になりました。
◇ ◇ ◇
コロナ禍で日本中にテレワークが根付いてもうすぐ1年。コレに伴い出社する社員が激減した影響で、会社もいよいよ社屋の縮小を始める事になり、"いつもの"フロア整備(移転)を行う流れで、フリースペース対応&使用しているPCの置き場所縮小が走りました。
私の場合、半年~1年毎にフロア整備で座席やPCを移動させられる訳ですが(更に言えば部署自体の名称や人事なども変っているお陰で最近は名刺を作らなくなった程。今の会社に入ってしょっちゅう名刺を作り直すので名刺を使い切った事が無い)、今回はPCを置く場所が確保できなくなったため、現在所属しているロケーションから20km以上離れたロケーションにPCを置いて、今後はこれにリモートでログインする…という事になったのですが、このPCの移動の際に会社のルール「セキュリティ」という強力なジョーカーカードが発動します。
PC移動時に「配置の部屋外からPCが出てしまう際(これは自社の廊下も該当)」には、「機密情報」…この場合は「顧客からデータと渡されている情報(案件に関連する情報なら全て)は、全てPC内から削除し、且つPC内の全ファイルのリストを取ってから、運送会社にて運搬を行う(基本ハンドキャリーはNG)」というルールがあります。
簡単に言うと、「今やっている作業のデータを全部消して、PCを移転先に発送しろ」といってきているので、「言いたい事は分るけど、作業データを削除って、今やっている仕事から手を引け」としか思えないようなルールです。
「お客との案件作業なんかよりも、フロア整備(移転)の方が大事」という価値観を持っている天下りの老害どもの強行に、ある程度従うしかないので、自分が判断した顧客案件に関連するデータは、犬小屋みたいな社内共有のサーバにデータを飛して、PC内の全リストを取っていたのですが、移動前日の朝(正確には前々日の夜にメッセージが来ていて、それを前日の朝に確認した)に、上司に「このリストだと、お客のデータが入ってますよね。」と。
このデータというのは主に音声データだったのですが、このデータはお客様のサーバ上にあり、ローカルの転送に1週間弱かかったものであり、且つこのデータ自体はお客様が独自に産み出したデータかというと、そういう訳でもないものなのですが、かといってお客様から渡されたデータと言えばお客様のデータ… 個人的判定はグレーなのですが、解釈(いちゃもん)次第では「お客さまデータ」に該当するものでした。(特にファイル名から案件を連想させるものではありました。それを上司が機密データと判断した。まぁ、そこは間違っていはいないため、リストを見て指摘をしてきた訳です。数万ファイルの中からピンポイントでサクッと見つけてくる能力に脱帽しました。個人的には「チッ。見つかったか…」と思いました)
上司の解釈に従い(基本理詰めで来る場合は逆らわない)、仕方のない措置として「フロアを移動しないPC(サーバ)にデータを退避して、PC内のデータを空にしてから、移転後に移転先のPCからデータを退避したサーバにリモートでログインし、データを元に戻すという事になりました…が、PC移動の前日にそれを言われ、移動するサイズを調べたら760GB程ありました。
単純計算で移動時間を見積ると、「HDD to HDDの時間と違って数日かかる」という状況という事を説明するも、心の無い発言の仕方で「お客様環境にデータがあるなら消すしか無いですね。」や、データを消さなかった事を責めるように言ってきた上司に対し、私の中で長々眠らせていた牙が出てしまい、「よし、分った。全部データを消す方向にするよ。それでいいよな。そしてお客が急にその作業を急かしてきた場合、再度データを転送するのに1週間くださいとかなってお客が困るようになっても俺は責任取らないからな。つーか、マジでムカつくんで俺はこの仕事から抜けるわ。お客困らせてまで仕事なんてしてられるか。馬鹿馬鹿しい。こんなフロア移転前日に俺に対して四面楚歌みたいな状況作りやがって。」と素が出てしまいました。
上司に対して滅多にこのようなキャラを出さない私に上司も焦ったのか、「急に丁寧な物腰になり、且つ何故こんなにPC内のデータの消去に対してナーバスになっているか」を説明してきました。
なんでも、昨年の末に社内の他部署でセキュリティインシデントをやらかしたばかりなのに(毎年のように何かしら起きるアホ会社です)、その矢先に数日前に私のいる部署でもセキュリティインシデントをやらかしたばかりらしく(まったく無能が…)、そのトバッチリを食らって、「徹底的に中身を確認しろとお達しが来ている。今回の原因はデータの内容に関して上司が部下のデータ内容を見ないでパススルーしたまま、そのデータを紛失した」との事でした。
最初にその経緯を説明してから「PC内のデータにお客の案件に関わるものがあって、万が一PCが紛失した場合にファイルリストを見たら、案件のデータがあったではマズイです。」と丁寧に言ってきたら、「それなら焦る気持ちも分る」ってなものだったのに、頭ごなしに「冷たい言葉でダメ出し」をしてきたので、私の中で「ハイハイ、勉強もしないで東大行けるようなお利口さんには、ミスなんて全く考えられず、俺のような無能にはキツく当りたくもなるよね。」という感覚になりました。
結局、どう足掻いても現時点の全てのデータを他のサーバに転送する事ができないので、一緒に案件をしている他の部署の方と1時間ほど相談&検討し(ブレストし)、この先2週間は耐えられそうなデータのみを残し、これを他サーバに転送し、他は全て消去する対策を練りました。
結果、760GB→8GBまでシュリンクする事ができました。ただし、私的にこれまで詰んだノウハウは全て捨てる事にしました。(特にファイル構成や効率化スクリプトのようなものは私のHDDにのみあったので、これを後々「案件情報だ」とかイチャモン言われるのも嫌だったので全て消した。これを一個一個抜き出すのも時間がかかってバカバカしいと思ってやらなかった)
また、ここ直近でやっていた案件の内容も後々何かの拍子でアレコレ言われるのが嫌なので(というかムカツクだけだと判断したので)、全部HDDから消しました。
◇ ◇ ◇
超性善説的な考えでマジメな話をすると、本来顧客との案件情報というのは、
(1) 契約書(覚書含む)に従って機密保持契約(NDA)を結んで、
その範疇にて情報を扱う。
(2) 情報の保持期間は基本的に契約期間に従う。
(3) (2)を超える場合は、その事を契約書に記載する。
特に検収後の瑕疵期間や保守契約などがある場合は、
納品後にいつまで情報を保持できるかを契約で握る。
という全て「契約」に従って、その期間内"のみ"情報がHDDに残っていて良い事になります。
しかし、これは建前的な話です。業界が長い人には分るタブー…というか、デファクトスタンダードというか、普通開発をしたら、よっぽど開発に関して真面目な人(や開発の仕事に対して思い入れが無い人)でもない限り、産み出したサンプルアルゴリズムや、実際作成したソースコード…ぶっちゃけ案件情報の欠片などは、今後の開発のヒントのために何かしらファイルが残っているものです。
上述の(1)~(3)の内容を鑑みて、「真面目」な人であれば、
【超真面目なエンジニアの考え (松コース)】
(1) 終了したお客の案件情報や著作権に絡まない部分のみ形を変えてファイルに残す。
(2) 全てのファイルを消して脳内に(頑張って)残す。
を実施し、そうでない人は、
【俗っぽいエンジニアの考え (梅コース)】
(1) 外部に絶対に漏れないように、殆どそのままHDDに残す。
という事をしています。(言い切れないですが、まぁまずそうでしょう)
もう少し賢い人になると、
【クレバーなエンジニアの考え (竹コース)】
(1) お客とネゴって納品物に自分の作業データをなどを付録として渡して、
次の仕事が継続したら、そのデータごと渡してもらう。(私はよくこれを行う)
竹コースの場合は、お客のサーバにプロジェクト管理ソフトウェアを構築してもらい、そこに全てを置いておいてもらうもよし、納品物に自分の環境をアーカイブして、付録として入れるもよし、とにかく一時的に自分のHDDから案件データが消えるだけで、継続案件になれば復活です。ただし、お客と縁が切れたら即記憶喪失です。(大抵、3年も持たない事が多い)
と色々なパターンがある訳ですが、梅コースでもない限り、凡人にはやった事が(脳内に全て残らなければ)全てリセットされる訳で、また似たような案件をしても、これまでの情報を再活用できない事になります。
愚直に考えると、本来はこれが正しい行動なのですが、お客との契約には大抵罠があり、営業や管理職からは「このようなスキルを持った人を本案件にアサインします」となると、「まるで即戦力」となり、「それに見当った単価や短い期間などの案件がアサイン」されます。
これをリセットされた状態で見積るとして、類似案件の業務をするのであれば同じ規模の工数を見積るのですが、バカ会社だとそれが分らず、「前にやったから短い時間でできるでしょ?」となります。(私に限っては、この30年近く、いくら会社が違おうとも100%そのような流れになっています)
その様ななか、年々働き方改革が厳しくなるにつれ、ヘビーになる仕事をこなすために(正確には今の糞会社に入って働き方改革とか世の中で言われる前にヘビーな仕事を押し付けられるようになって、私は徐々に梅コースを選択するようなエンジニアになっていたのですが(闇落ち)、今回は初めて松コースの(2)を選ぶ事にしました。
つまり入社して10年位の開発の事は脳内にある経験のみでやってみる事にしました。
ただ、「テレビゲームの事以外は脳内に残らないお子様脳」なので、恐らく「過去にやった仕事なんて何も覚えてましぇ~ん」となるので、大袈裟な言い方をすると、この会社では「気持ちは1年生」になりました。
いい変えると「何もこの会社で1年生をやる必要はありません」とも言えます。
この先、ここ最近こなしていたような仕事をやるとすると、これまでの工数の数倍になる見積を出していく訳ですが、はてさてどうなることやら…です。
◇ ◇ ◇
一昨日辺りから「開発案件情報をGitHubに流す」というニュースを見たりしますが、私からすると「そんなエンジニアの愚行は去年から近くで見ているよ。ニュース記事を書いている人間は知らないかもだけど、何万何十万…いや、何百万のエンジニアが個人のHDDにそういう情報を保持しているんだよ。表に出しているようなバカが氷山の一角で見えただけなんだよ。」と思いました。
(ちなみに私も個人でGitHubのアカウント持っていますが、ステータスは「非公開」で且つ置いてあるコードも「プライベートのプログラムコードのみ」です。当然職場のPCでログインすらしたことないです。する理由が全く思いつきません。会社で使用するGitは社内開発サービスが提供するGitサーバを使っており、案件が終了したら自動的に削除される。ただし保守運用によりexpireを任意に延長可能。この炎上したバカは底辺エンジニアなので、何もかもが公私混合なんだろうなぁ~と)
GitHubにコードを公開すると年収診断されるサイトなんて、例えそのサービスが優良企業が運営しているものだとしても、そのようなものはマユツバもので、アップロードする人間の技量が詐称できる時点で破綻しているとアップロードする側から見て分かるものに、アップロードする時点でアホがカモにされている訳で…
このような底辺の愚行で、エンジニアの事を理解できない企業のシャチョさんが、「ウチもこんな輩がいるかチェックしろ!」と鶴の一声で、来週には私たちエンジニアにくだらない命令が降りてきて、その事務作業は現時点の業務には見積られていない作業で且つ残業は禁止で圧縮工程になるのが容易に想像できます。
◇ ◇ ◇
ということで今後の状況次第ですが、今の糞会社での仕事は記憶喪失になったということで、とにかく今後の見積は「業界経験30数年、案件スキルは全て1年目」というステータスで出していこいうと思いました…とさ。
コロナ禍で日本中にテレワークが根付いてもうすぐ1年。コレに伴い出社する社員が激減した影響で、会社もいよいよ社屋の縮小を始める事になり、"いつもの"フロア整備(移転)を行う流れで、フリースペース対応&使用しているPCの置き場所縮小が走りました。
私の場合、半年~1年毎にフロア整備で座席やPCを移動させられる訳ですが(更に言えば部署自体の名称や人事なども変っているお陰で最近は名刺を作らなくなった程。今の会社に入ってしょっちゅう名刺を作り直すので名刺を使い切った事が無い)、今回はPCを置く場所が確保できなくなったため、現在所属しているロケーションから20km以上離れたロケーションにPCを置いて、今後はこれにリモートでログインする…という事になったのですが、このPCの移動の際に会社のルール「セキュリティ」という強力なジョーカーカードが発動します。
PC移動時に「配置の部屋外からPCが出てしまう際(これは自社の廊下も該当)」には、「機密情報」…この場合は「顧客からデータと渡されている情報(案件に関連する情報なら全て)は、全てPC内から削除し、且つPC内の全ファイルのリストを取ってから、運送会社にて運搬を行う(基本ハンドキャリーはNG)」というルールがあります。
簡単に言うと、「今やっている作業のデータを全部消して、PCを移転先に発送しろ」といってきているので、「言いたい事は分るけど、作業データを削除って、今やっている仕事から手を引け」としか思えないようなルールです。
「お客との案件作業なんかよりも、フロア整備(移転)の方が大事」という価値観を持っている天下りの老害どもの強行に、ある程度従うしかないので、自分が判断した顧客案件に関連するデータは、犬小屋みたいな社内共有のサーバにデータを飛して、PC内の全リストを取っていたのですが、移動前日の朝(正確には前々日の夜にメッセージが来ていて、それを前日の朝に確認した)に、上司に「このリストだと、お客のデータが入ってますよね。」と。
このデータというのは主に音声データだったのですが、このデータはお客様のサーバ上にあり、ローカルの転送に1週間弱かかったものであり、且つこのデータ自体はお客様が独自に産み出したデータかというと、そういう訳でもないものなのですが、かといってお客様から渡されたデータと言えばお客様のデータ… 個人的判定はグレーなのですが、解釈(いちゃもん)次第では「お客さまデータ」に該当するものでした。(特にファイル名から案件を連想させるものではありました。それを上司が機密データと判断した。まぁ、そこは間違っていはいないため、リストを見て指摘をしてきた訳です。数万ファイルの中からピンポイントでサクッと見つけてくる能力に脱帽しました。個人的には「チッ。見つかったか…」と思いました)
上司の解釈に従い(基本理詰めで来る場合は逆らわない)、仕方のない措置として「フロアを移動しないPC(サーバ)にデータを退避して、PC内のデータを空にしてから、移転後に移転先のPCからデータを退避したサーバにリモートでログインし、データを元に戻すという事になりました…が、PC移動の前日にそれを言われ、移動するサイズを調べたら760GB程ありました。
単純計算で移動時間を見積ると、「HDD to HDDの時間と違って数日かかる」という状況という事を説明するも、心の無い発言の仕方で「お客様環境にデータがあるなら消すしか無いですね。」や、データを消さなかった事を責めるように言ってきた上司に対し、私の中で長々眠らせていた牙が出てしまい、「よし、分った。全部データを消す方向にするよ。それでいいよな。そしてお客が急にその作業を急かしてきた場合、再度データを転送するのに1週間くださいとかなってお客が困るようになっても俺は責任取らないからな。つーか、マジでムカつくんで俺はこの仕事から抜けるわ。お客困らせてまで仕事なんてしてられるか。馬鹿馬鹿しい。こんなフロア移転前日に俺に対して四面楚歌みたいな状況作りやがって。」と素が出てしまいました。
上司に対して滅多にこのようなキャラを出さない私に上司も焦ったのか、「急に丁寧な物腰になり、且つ何故こんなにPC内のデータの消去に対してナーバスになっているか」を説明してきました。
なんでも、昨年の末に社内の他部署でセキュリティインシデントをやらかしたばかりなのに(毎年のように何かしら起きるアホ会社です)、その矢先に数日前に私のいる部署でもセキュリティインシデントをやらかしたばかりらしく(まったく無能が…)、そのトバッチリを食らって、「徹底的に中身を確認しろとお達しが来ている。今回の原因はデータの内容に関して上司が部下のデータ内容を見ないでパススルーしたまま、そのデータを紛失した」との事でした。
最初にその経緯を説明してから「PC内のデータにお客の案件に関わるものがあって、万が一PCが紛失した場合にファイルリストを見たら、案件のデータがあったではマズイです。」と丁寧に言ってきたら、「それなら焦る気持ちも分る」ってなものだったのに、頭ごなしに「冷たい言葉でダメ出し」をしてきたので、私の中で「ハイハイ、勉強もしないで東大行けるようなお利口さんには、ミスなんて全く考えられず、俺のような無能にはキツく当りたくもなるよね。」という感覚になりました。
結局、どう足掻いても現時点の全てのデータを他のサーバに転送する事ができないので、一緒に案件をしている他の部署の方と1時間ほど相談&検討し(ブレストし)、この先2週間は耐えられそうなデータのみを残し、これを他サーバに転送し、他は全て消去する対策を練りました。
結果、760GB→8GBまでシュリンクする事ができました。ただし、私的にこれまで詰んだノウハウは全て捨てる事にしました。(特にファイル構成や効率化スクリプトのようなものは私のHDDにのみあったので、これを後々「案件情報だ」とかイチャモン言われるのも嫌だったので全て消した。これを一個一個抜き出すのも時間がかかってバカバカしいと思ってやらなかった)
また、ここ直近でやっていた案件の内容も後々何かの拍子でアレコレ言われるのが嫌なので(というかムカツクだけだと判断したので)、全部HDDから消しました。
超性善説的な考えでマジメな話をすると、本来顧客との案件情報というのは、
(1) 契約書(覚書含む)に従って機密保持契約(NDA)を結んで、
その範疇にて情報を扱う。
(2) 情報の保持期間は基本的に契約期間に従う。
(3) (2)を超える場合は、その事を契約書に記載する。
特に検収後の瑕疵期間や保守契約などがある場合は、
納品後にいつまで情報を保持できるかを契約で握る。
という全て「契約」に従って、その期間内"のみ"情報がHDDに残っていて良い事になります。
しかし、これは建前的な話です。業界が長い人には分るタブー…というか、デファクトスタンダードというか、普通開発をしたら、よっぽど開発に関して真面目な人(や開発の仕事に対して思い入れが無い人)でもない限り、産み出したサンプルアルゴリズムや、実際作成したソースコード…ぶっちゃけ案件情報の欠片などは、今後の開発のヒントのために何かしらファイルが残っているものです。
上述の(1)~(3)の内容を鑑みて、「真面目」な人であれば、
【超真面目なエンジニアの考え (松コース)】
(1) 終了したお客の案件情報や著作権に絡まない部分のみ形を変えてファイルに残す。
(2) 全てのファイルを消して脳内に(頑張って)残す。
を実施し、そうでない人は、
【俗っぽいエンジニアの考え (梅コース)】
(1) 外部に絶対に漏れないように、殆どそのままHDDに残す。
という事をしています。(言い切れないですが、まぁまずそうでしょう)
もう少し賢い人になると、
【クレバーなエンジニアの考え (竹コース)】
(1) お客とネゴって納品物に自分の作業データをなどを付録として渡して、
次の仕事が継続したら、そのデータごと渡してもらう。(私はよくこれを行う)
竹コースの場合は、お客のサーバにプロジェクト管理ソフトウェアを構築してもらい、そこに全てを置いておいてもらうもよし、納品物に自分の環境をアーカイブして、付録として入れるもよし、とにかく一時的に自分のHDDから案件データが消えるだけで、継続案件になれば復活です。ただし、お客と縁が切れたら即記憶喪失です。(大抵、3年も持たない事が多い)
と色々なパターンがある訳ですが、梅コースでもない限り、凡人にはやった事が(脳内に全て残らなければ)全てリセットされる訳で、また似たような案件をしても、これまでの情報を再活用できない事になります。
愚直に考えると、本来はこれが正しい行動なのですが、お客との契約には大抵罠があり、営業や管理職からは「このようなスキルを持った人を本案件にアサインします」となると、「まるで即戦力」となり、「それに見当った単価や短い期間などの案件がアサイン」されます。
これをリセットされた状態で見積るとして、類似案件の業務をするのであれば同じ規模の工数を見積るのですが、バカ会社だとそれが分らず、「前にやったから短い時間でできるでしょ?」となります。(私に限っては、この30年近く、いくら会社が違おうとも100%そのような流れになっています)
その様ななか、年々働き方改革が厳しくなるにつれ、ヘビーになる仕事をこなすために(正確には今の糞会社に入って働き方改革とか世の中で言われる前にヘビーな仕事を押し付けられるようになって、私は徐々に梅コースを選択するようなエンジニアになっていたのですが(闇落ち)、今回は初めて松コースの(2)を選ぶ事にしました。
つまり入社して10年位の開発の事は脳内にある経験のみでやってみる事にしました。
ただ、「テレビゲームの事以外は脳内に残らないお子様脳」なので、恐らく「過去にやった仕事なんて何も覚えてましぇ~ん」となるので、大袈裟な言い方をすると、この会社では「気持ちは1年生」になりました。
いい変えると「何もこの会社で1年生をやる必要はありません」とも言えます。
この先、ここ最近こなしていたような仕事をやるとすると、これまでの工数の数倍になる見積を出していく訳ですが、はてさてどうなることやら…です。
一昨日辺りから「開発案件情報をGitHubに流す」というニュースを見たりしますが、私からすると「そんなエンジニアの愚行は去年から近くで見ているよ。ニュース記事を書いている人間は知らないかもだけど、何万何十万…いや、何百万のエンジニアが個人のHDDにそういう情報を保持しているんだよ。表に出しているようなバカが氷山の一角で見えただけなんだよ。」と思いました。
(ちなみに私も個人でGitHubのアカウント持っていますが、ステータスは「非公開」で且つ置いてあるコードも「プライベートのプログラムコードのみ」です。当然職場のPCでログインすらしたことないです。する理由が全く思いつきません。会社で使用するGitは社内開発サービスが提供するGitサーバを使っており、案件が終了したら自動的に削除される。ただし保守運用によりexpireを任意に延長可能。この炎上したバカは底辺エンジニアなので、何もかもが公私混合なんだろうなぁ~と)
GitHubにコードを公開すると年収診断されるサイトなんて、例えそのサービスが優良企業が運営しているものだとしても、そのようなものはマユツバもので、アップロードする人間の技量が詐称できる時点で破綻しているとアップロードする側から見て分かるものに、アップロードする時点でアホがカモにされている訳で…
このような底辺の愚行で、エンジニアの事を理解できない企業のシャチョさんが、「ウチもこんな輩がいるかチェックしろ!」と鶴の一声で、来週には私たちエンジニアにくだらない命令が降りてきて、その事務作業は現時点の業務には見積られていない作業で且つ残業は禁止で圧縮工程になるのが容易に想像できます。
ということで今後の状況次第ですが、今の糞会社での仕事は記憶喪失になったということで、とにかく今後の見積は「業界経験30数年、案件スキルは全て1年目」というステータスで出していこいうと思いました…とさ。
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