「シャンティと7人のセイレーン」をクリア
先日の「シャンティ ハーフ・ジーニー ヒーロー アルティメット・エディション」のクリアに続いて、こちらもソッコーでクリアに。

前作の時よりも収集率が酷い…(^^;
本作は、前作(ハーフ・ジーニー ヒーロー)と違って前々作(海賊の呪い)のように完全にメトロイドヴァニア系になったので、前作よりも楽しめました…
…といいたいところだったのですが、実際はそーもいかず…(´・ω・`)

前作の時よりも収集率が酷い…(^^;
本作は、前作(ハーフ・ジーニー ヒーロー)と違って前々作(海賊の呪い)のように完全にメトロイドヴァニア系になったので、前作よりも楽しめました…
…といいたいところだったのですが、実際はそーもいかず…(´・ω・`)
いや、面白いことは面白かったのですが、ゲームデザインやユーザインタフェース的な仕様、プログラム技術が、プレーしてて「これ、全然練られていないんじゃね???」みたいに思うところが多くて、終始イライラしながら進めていた感じだったりします。
面白いこととコレとは切り離してプレーしたかったのですが、散々この手の探索ゲーをやっているので、それらをお手本にしていれば、「こーはならないんじゃねーの???」みたいなイライラというのは、結構キツイものです。
では、何が気に食わなかったと言うと… 軽く列挙するだけでも、
01.エリア切り替えのロードがやたらと長い。
(これが一番の元凶、これ一つで以下「02」~「08」の足を引っ張っている)
02.マップに印や書き込みができない。
(かなりアイテムが散っているので分からなくなる)
03.マップに各洞窟の位置など、様々マークがない。
(マークは基本、拠点とセーブポイントとボス程度で、
似たような洞窟がマップ上転々としているが、どこにあるのか分からない)
04.拡大マップがシャンティの位置を追従しない。
(定期的に自分のいる場所にアジャストしないとならないことがしょっちゅう)
05.エリア名が表示されない。
(ゲーム中、以前居た場所に引き返すイベント等がある場合に、「○○○にある」
とか言われても、マップを見ると、「どこのこと言ってんだ?」みたいになる。
お陰で地理が分からず、広大なマップ内をさまようことに…)
06.ダンジョン内から脱出ができない。
(特にラストは戻ることすらできない…=収集不可能?)
07.ノーヒントの隠しはかなりキツイ。
(画面の何もないところで画面全体の攻撃ダンスを使うと出てきたりする箇所が
数十箇所ある)
08.毎画面でスキャンダンス(隠し発見機能)をしないとならないゲームデザイン。
(「07」の仕様故に、各画面でダンスを踊ること数百回…)
09.マップに無駄な行き止まりがある箇所が散見された。
(試行錯誤したが意味が無いっぽい。
スキャンダンスできない部屋(水中)などで何も見つからなかったり、
スキャンダンスをしても無反応で、ただお金の入っている壺があったりと、
「これ、意味あるのか?」みたいな箇所が所々あった)
10.攻撃系ダンスの効果が画面で見えている範囲のみ。
(砂に潜るところなど、地震のダンスで一発で砂と敵を消し飛ばせるのに、
この効果は画面に表示されている箇所のみなので、スクロールしてまた作業を
することになる。「ファミコンのゲームかよ!」と思ってしまった。
11.後半の敵の攻撃力バランスがおかしい。
(前半に比べて5倍位違う。攻撃してこないただ横に移動するだけの敵に
当たっただけでも、ライフがゴリゴリ削られる)
12.隠しでやたらと宝石が出るが、後半は全く意味がないバランス。
(中盤前に店のアイテムを全部買い占められるので、その後は宝石の最大値の
まま進むことに…)
13.ライフがMAXで回復していても回復アイテムを使えてしまい、無意味に消費する。
(こういう雑なところが、日本のゲームとの差を感じる)
とまぁ、揚げ足取りはこれ位でやめておくとして(まだまだ出せるけど、いい出したらキリがない)、この作品の開発陣は「これまでの名作探索ゲーをあまりプレーしてこなかったのかなぁ~?」という所感でいっぱいでした。
少なくとも、「スーパーメトロイド以降は、上述の問題(?)は全部クリアできるものと信じてやまないです。(特許とかの問題があったらNGだけど、他の作品を見る限りでは余りそうとは思えないしなぁ…)
上述「01」に関しては邪推ですが、「もしかしたら開発環境が良すぎて、ロードの時間が読めなかったのでは?」と思うほど、ロードに時間がかかります。エリア切り替えで十数秒オーダです。間違って(もしくは縦に落ちてしまい)隣のエリアに行ったら、戻るまでの作業で往復30秒以上かかる場合があります。
このストレス具合は「MSX/ファミリーコンピュータの版 レリクス」…程まで行かないですが、現代だと感覚はソレでした。シャンティの移動速度がかなり速いので、エリア切り替えでしばらく待たされる感が物凄くてゲームテンポが一気に崩されます。
また、探索ゲーの宿命ですが、アイテム収集(回収)は絶対的なフィーチャーなので、これを如何に気持ちよくプレイヤーにやらせるかが大事なのに、上述「07」が、「砂漠に放り出されて、砂に埋まっている空き缶を探せ。一応金属探知機は渡してあるからシラミ潰しで見つけられるでしょ。」みたいなことになっているのも、「作り手は何を考えてるんだろう…? ドSなのか?」と思ってしまいます。まぁ、そんな面倒な作業を極めるまでする気はなかったので(それでもかなりの画面でやったけど)、本ゲームでは100%収集はパスすることにしましたが…
とまぁ、ゲームの作りの甘さに、キモである「楽しい探索と収集」が相殺されてしまい、佳作以下のゲームになってしまった…という評価になってしまいました。(これだったら実は前作の方が「出来が良かった」のでは…?と思うほどです)

ロード画面。
終始この画面を見せられていたな…
15秒前後も塵積でかなりの時間となっていたという…
◇ ◇ ◇
…と、ここまでボロクソに述べましたが、これらを除けば出来は良いと思います。テンポはいいし、収集にも力を入れなければゲーム全体の難易度も低いし、キャラデザも群を抜いています。(洋ゲーですが、日本のデザイナーも参画しています)
前作から思いましたが、モブキャラまで可愛いデザインなのは見事だと思いました。また、BGMもかなり良いです。
グラフィックとBGMはかなり良い。
そして、クリアしてスタッフロールを見て気がついて驚いたのですが、今作のBGMはジェイク・カウフマンさんじゃなかったという…
最初の方に過去のBGM風のアレンジとかあったので、「お~。」なんて思っていて、全体的にBGMがかなり良かったので、「流石だなぁ~」なんて思いつつも、「なんか今回、やたらとピコピコ音源ばっかり使ってるな… 『それもまるでロックマン2のパクリ的』な… そもそも、この人ってピコピコ音源使った曲とか書くんだ…」なんて思っていたら、「そりゃ別人じゃ、ピコピコ音源にもなるわな。(^^;」と面食らいました。
でもまぁ、曲は全体的に良いので、サントラがあったら欲しい感じな良曲ばかりです。
という感じで、探索ゲーをあまりプレーしたこと無いけど、「初代メトロイドとかプレーしたことある。」って人には、かなり楽しく遊べるかも~、でも、「キャッスルヴァニア系」を「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(PS)」~GBA、それどころか「Bloodstained: Ritual of the Night」までプレーしているコアな探索ゲー好きには、「このゲーム、色々と地雷入っているから気をつけてね♥」としか言えないレベルの出来という見解です。(これらの足元にも及ばない)
結論:「IGAAAAAAAAA」「IGA、愛されています。」
でw (違)
シャンティの過去作のことは置いておいて、「今回、2020年でこのレベルか…」と、ちょっとがっかりしていました…とさ。(´・ω・`)
そう思うと、同探索系のゲームで3DのFPS(TPS)の大量なモデルデータを裏でロードしながらストレスなく進行する、「メトロイドプライム(初代)(GC版)」というのは化け物的なソフトなんだということを痛感します。
Nintendo Switchよりも思いっきり性能の低いハードで動くソフトなのに…((((;゚Д゚))))
面白いこととコレとは切り離してプレーしたかったのですが、散々この手の探索ゲーをやっているので、それらをお手本にしていれば、「こーはならないんじゃねーの???」みたいなイライラというのは、結構キツイものです。
では、何が気に食わなかったと言うと… 軽く列挙するだけでも、
01.エリア切り替えのロードがやたらと長い。
(これが一番の元凶、これ一つで以下「02」~「08」の足を引っ張っている)
02.マップに印や書き込みができない。
(かなりアイテムが散っているので分からなくなる)
03.マップに各洞窟の位置など、様々マークがない。
(マークは基本、拠点とセーブポイントとボス程度で、
似たような洞窟がマップ上転々としているが、どこにあるのか分からない)
04.拡大マップがシャンティの位置を追従しない。
(定期的に自分のいる場所にアジャストしないとならないことがしょっちゅう)
05.エリア名が表示されない。
(ゲーム中、以前居た場所に引き返すイベント等がある場合に、「○○○にある」
とか言われても、マップを見ると、「どこのこと言ってんだ?」みたいになる。
お陰で地理が分からず、広大なマップ内をさまようことに…)
06.ダンジョン内から脱出ができない。
(特にラストは戻ることすらできない…=収集不可能?)
07.ノーヒントの隠しはかなりキツイ。
(画面の何もないところで画面全体の攻撃ダンスを使うと出てきたりする箇所が
数十箇所ある)
08.毎画面でスキャンダンス(隠し発見機能)をしないとならないゲームデザイン。
(「07」の仕様故に、各画面でダンスを踊ること数百回…)
09.マップに無駄な行き止まりがある箇所が散見された。
(試行錯誤したが意味が無いっぽい。
スキャンダンスできない部屋(水中)などで何も見つからなかったり、
スキャンダンスをしても無反応で、ただお金の入っている壺があったりと、
「これ、意味あるのか?」みたいな箇所が所々あった)
10.攻撃系ダンスの効果が画面で見えている範囲のみ。
(砂に潜るところなど、地震のダンスで一発で砂と敵を消し飛ばせるのに、
この効果は画面に表示されている箇所のみなので、スクロールしてまた作業を
することになる。「ファミコンのゲームかよ!」と思ってしまった。
11.後半の敵の攻撃力バランスがおかしい。
(前半に比べて5倍位違う。攻撃してこないただ横に移動するだけの敵に
当たっただけでも、ライフがゴリゴリ削られる)
12.隠しでやたらと宝石が出るが、後半は全く意味がないバランス。
(中盤前に店のアイテムを全部買い占められるので、その後は宝石の最大値の
まま進むことに…)
13.ライフがMAXで回復していても回復アイテムを使えてしまい、無意味に消費する。
(こういう雑なところが、日本のゲームとの差を感じる)
とまぁ、揚げ足取りはこれ位でやめておくとして(まだまだ出せるけど、いい出したらキリがない)、この作品の開発陣は「これまでの名作探索ゲーをあまりプレーしてこなかったのかなぁ~?」という所感でいっぱいでした。
少なくとも、「スーパーメトロイド以降は、上述の問題(?)は全部クリアできるものと信じてやまないです。(特許とかの問題があったらNGだけど、他の作品を見る限りでは余りそうとは思えないしなぁ…)
上述「01」に関しては邪推ですが、「もしかしたら開発環境が良すぎて、ロードの時間が読めなかったのでは?」と思うほど、ロードに時間がかかります。エリア切り替えで十数秒オーダです。間違って(もしくは縦に落ちてしまい)隣のエリアに行ったら、戻るまでの作業で往復30秒以上かかる場合があります。
このストレス具合は「MSX/ファミリーコンピュータの版 レリクス」…程まで行かないですが、現代だと感覚はソレでした。シャンティの移動速度がかなり速いので、エリア切り替えでしばらく待たされる感が物凄くてゲームテンポが一気に崩されます。
また、探索ゲーの宿命ですが、アイテム収集(回収)は絶対的なフィーチャーなので、これを如何に気持ちよくプレイヤーにやらせるかが大事なのに、上述「07」が、「砂漠に放り出されて、砂に埋まっている空き缶を探せ。一応金属探知機は渡してあるからシラミ潰しで見つけられるでしょ。」みたいなことになっているのも、「作り手は何を考えてるんだろう…? ドSなのか?」と思ってしまいます。まぁ、そんな面倒な作業を極めるまでする気はなかったので(それでもかなりの画面でやったけど)、本ゲームでは100%収集はパスすることにしましたが…
とまぁ、ゲームの作りの甘さに、キモである「楽しい探索と収集」が相殺されてしまい、佳作以下のゲームになってしまった…という評価になってしまいました。(これだったら実は前作の方が「出来が良かった」のでは…?と思うほどです)

ロード画面。
終始この画面を見せられていたな…
15秒前後も塵積でかなりの時間となっていたという…
…と、ここまでボロクソに述べましたが、これらを除けば出来は良いと思います。テンポはいいし、収集にも力を入れなければゲーム全体の難易度も低いし、キャラデザも群を抜いています。(洋ゲーですが、日本のデザイナーも参画しています)
前作から思いましたが、モブキャラまで可愛いデザインなのは見事だと思いました。また、BGMもかなり良いです。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
そして、クリアしてスタッフロールを見て気がついて驚いたのですが、今作のBGMはジェイク・カウフマンさんじゃなかったという…
最初の方に過去のBGM風のアレンジとかあったので、「お~。」なんて思っていて、全体的にBGMがかなり良かったので、「流石だなぁ~」なんて思いつつも、「なんか今回、やたらとピコピコ音源ばっかり使ってるな… 『それもまるでロックマン2のパクリ的』な… そもそも、この人ってピコピコ音源使った曲とか書くんだ…」なんて思っていたら、「そりゃ別人じゃ、ピコピコ音源にもなるわな。(^^;」と面食らいました。
でもまぁ、曲は全体的に良いので、サントラがあったら欲しい感じな良曲ばかりです。
という感じで、探索ゲーをあまりプレーしたこと無いけど、「初代メトロイドとかプレーしたことある。」って人には、かなり楽しく遊べるかも~、でも、「キャッスルヴァニア系」を「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(PS)」~GBA、それどころか「Bloodstained: Ritual of the Night」までプレーしているコアな探索ゲー好きには、「このゲーム、色々と地雷入っているから気をつけてね♥」としか言えないレベルの出来という見解です。(これらの足元にも及ばない)
でw (違)
シャンティの過去作のことは置いておいて、「今回、2020年でこのレベルか…」と、ちょっとがっかりしていました…とさ。(´・ω・`)
そう思うと、同探索系のゲームで3DのFPS(TPS)の大量なモデルデータを裏でロードしながらストレスなく進行する、「メトロイドプライム(初代)(GC版)」というのは化け物的なソフトなんだということを痛感します。
Nintendo Switchよりも思いっきり性能の低いハードで動くソフトなのに…((((;゚Д゚))))
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