猫の餌やりさんの素性
最近は18時台、23時台、25時台のどこかにウォーキング&ランニングをしており、大半が定時後の18時台にしている感じです。
時間ごとに走るコースを変えているのですが、18時台のコースは懐っこい野良猫&カラスに会うコースで、このコースの場合、猫の餌やりさんと出会う確率が80%位となり(出会わなくても遠くで見かけたりする)、餌やりさんと挨拶をする仲になりました。
そして何回も挨拶や会話をするようになると、徐々に餌やりさんの素性が分ってきて、「へぇ~」と思うようになりました。
時間ごとに走るコースを変えているのですが、18時台のコースは懐っこい野良猫&カラスに会うコースで、このコースの場合、猫の餌やりさんと出会う確率が80%位となり(出会わなくても遠くで見かけたりする)、餌やりさんと挨拶をする仲になりました。
そして何回も挨拶や会話をするようになると、徐々に餌やりさんの素性が分ってきて、「へぇ~」と思うようになりました。
【餌やりさんのステータス (向こうから話してくれた事)】
[外見]
(1) 年齢50~60歳台位の男性。
(2) 身長180cm位の細身。
(3) スポーツ刈りで白髪がまだらにある。
(4) メガネをかけている。
[その他]
(1) 私の家の近所の団地に住んでいる。
(2) 奥さんがいる。奥さんも餌やりをしている。
(3) 昼間に仕事をしている。
(4) NPO法人の方ではなく、ボランティアでやっている。
[猫の餌やりについて]
(1) ほぼ365日餌をあげに行っていて、今年で13年となる。
(2) 餌やり時間は17時台に始まり、21時台位まで行なっている。
21時台はあげた餌の皿の回収に回っている。
日の入りが早くなってくると、1時間位時間を早める。
(3) 他の場所の猫達にも餌をあげに行っている。
(4) 餌やりポイントは3個所位あるらしい。聴いている限りでは半径5km位が圏内。
(5) 餌にかかる費用は1回分が2000円位。全て自費。
(6) 野良猫を捕えては去勢・避妊をしている。全て自費。
ただし猫の数が多い場合はNPOに相談している。
(7) 近所には猫友が沢山いて、コミュニティができている。
性別・年齢層はバラバラで、80歳位の人もいるらしい。
餌やりが出来ない日が事前に分かっている場合は、コミュニティに周知している。
(8) 何匹か引き取って育てていたらしい。
ただし団地では猫を飼うのはNGらしいので内緒だったとのこと。
(9) 野良猫に餌だけをあげ、去勢・避妊などのケアをしない人を良くないと思っている。
という感じで、野良猫に対する情熱が凄い人だと思いました。
まさに「猫の餌やりはライフワーク」ってなものです。
最初は「毎日18時台の時点で猫に餌をあげられるステータスなら、定年過ぎていて日中に時間があって趣味でやっているか、実はNPOでやっているのかな?」なんて思っていましたが、働きにも出ていて且つボランティアという事に驚きました。
また、餌にかかる費用や去勢・避妊を自腹というのに驚きました。餌代の1回が「1回の買い出し」でなのか「毎日」でなのかで違ってきますが、最大で毎月約6万位かかります。(野良猫も10匹位を相手していると思うと毎日での費用なのかもしれない)
野良猫の数も減っているとはいえ、去勢・避妊も約2万前後と考えると結構な額です。これをボランティアでやっていると思うと頭が下ります。
そして猫友コミュニティも凄いと思いました。ある日、餌やりさんと野良猫(トラが足元で寝転んでいる状態)を挟んで10分以上立ち話をしていた時に、側を原チャリに乗った若い男性が通ったのですが、しばらくしたら、その原チャリの人が戻ってきて、餌やりさんに向って「どうしました? 何か揉め事ですか?」と聴いてきて、「えぇっ!?」となりました。
餌やりさんが、「違う違う。猫の世間話だよ。」と原チャリの人に言うと、「良かった~。そういやあれから2匹、子猫を引き取りましたよ。」と餌やりさんに言ってその場を去ったのですが、こういうコミュニティがある事を目の当たりにしました。
この話の流れから私が、「これまで猫に餌をやっていて、とおりすがりの方から文句とか言われるようなトラブルとかあったりしたんですか?」と聴くと、「過去かぁ…沢山あったよ~ それはもう、ね。」という感じで、色々なトラブルの話を教えてくれました。
悲惨なものになると新聞沙汰レベルのもので、猫嫌いが近所の公園にいた野良猫を10数匹毒殺した話とか(餌やりに行ったら悲惨な光景で、最後は警察も出てきたとか)、「餌をやるなら、外であげないで自分で引き取れ!無責任だ!」と言われたとの事で、野良猫に餌をあげる事が嫌いな人からは「この言葉が一番の常套句なんだよね。」で、「こっちだって引き取れるなら全て引き取りたいよ。ただ、それができない。だけどそこに命があるなら、できるなら救ってあげたいという思いしかない。去勢・避妊だって、数が多い場合はNPOに相談してやっている位だし。」という言葉が印象的でした。
この手厚いサポートがあるためか、野良猫の寿命は3、4年、長くて5年と言われているのが、長くて10年以上生きているそうです。野良猫を差しては、「あれは○年、あれは○年、あれは僕がここに来て餌をあげ始めてから、母猫と一緒にここに来て居ついて、母親はこの間亡くなったけど、子供の方はまだ生きてて12年。」みたいな感じで、かなりの長寿となっている模様です。
私は以前、ウチに遊びに来ていたトラ猫に餌をあげていましたが、ここまでの気概は持っておらず、「遊びに来たならご飯食べて行きな。」と軽い気持ちであげていました(去勢されていたから増えないという考えもあったけど)。
そして咲良が天国に行った1年後に里親募集のサイトとかなんとなく見た事があり、「条件が厳しすぎる。これならブリーダーから買うか、野良猫を拾ってきた方が早い。」なんて思った事もありますが、咲良が存命していた頃からヲタ活動が大変だったので、一旦動物を飼うのはやめておこう…と思い、「野良猫に餌をあげる程度でいいや。」なんて気軽に思っていたのですが、この度の餌やりさんの情熱で打ち消されました。(^^ゞ
(今なら2ヶ月前に実家にやってきた小雪に会えるし)
ということで、「世の中には色々な人がいるなぁ~」と思う今日この頃で〆ます。
[外見]
(1) 年齢50~60歳台位の男性。
(2) 身長180cm位の細身。
(3) スポーツ刈りで白髪がまだらにある。
(4) メガネをかけている。
[その他]
(1) 私の家の近所の団地に住んでいる。
(2) 奥さんがいる。奥さんも餌やりをしている。
(3) 昼間に仕事をしている。
(4) NPO法人の方ではなく、ボランティアでやっている。
[猫の餌やりについて]
(1) ほぼ365日餌をあげに行っていて、今年で13年となる。
(2) 餌やり時間は17時台に始まり、21時台位まで行なっている。
21時台はあげた餌の皿の回収に回っている。
日の入りが早くなってくると、1時間位時間を早める。
(3) 他の場所の猫達にも餌をあげに行っている。
(4) 餌やりポイントは3個所位あるらしい。聴いている限りでは半径5km位が圏内。
(5) 餌にかかる費用は1回分が2000円位。全て自費。
(6) 野良猫を捕えては去勢・避妊をしている。全て自費。
ただし猫の数が多い場合はNPOに相談している。
(7) 近所には猫友が沢山いて、コミュニティができている。
性別・年齢層はバラバラで、80歳位の人もいるらしい。
餌やりが出来ない日が事前に分かっている場合は、コミュニティに周知している。
(8) 何匹か引き取って育てていたらしい。
ただし団地では猫を飼うのはNGらしいので内緒だったとのこと。
(9) 野良猫に餌だけをあげ、去勢・避妊などのケアをしない人を良くないと思っている。
という感じで、野良猫に対する情熱が凄い人だと思いました。
まさに「猫の餌やりはライフワーク」ってなものです。
最初は「毎日18時台の時点で猫に餌をあげられるステータスなら、定年過ぎていて日中に時間があって趣味でやっているか、実はNPOでやっているのかな?」なんて思っていましたが、働きにも出ていて且つボランティアという事に驚きました。
また、餌にかかる費用や去勢・避妊を自腹というのに驚きました。餌代の1回が「1回の買い出し」でなのか「毎日」でなのかで違ってきますが、最大で毎月約6万位かかります。(野良猫も10匹位を相手していると思うと毎日での費用なのかもしれない)
野良猫の数も減っているとはいえ、去勢・避妊も約2万前後と考えると結構な額です。これをボランティアでやっていると思うと頭が下ります。
そして猫友コミュニティも凄いと思いました。ある日、餌やりさんと野良猫(トラが足元で寝転んでいる状態)を挟んで10分以上立ち話をしていた時に、側を原チャリに乗った若い男性が通ったのですが、しばらくしたら、その原チャリの人が戻ってきて、餌やりさんに向って「どうしました? 何か揉め事ですか?」と聴いてきて、「えぇっ!?」となりました。
餌やりさんが、「違う違う。猫の世間話だよ。」と原チャリの人に言うと、「良かった~。そういやあれから2匹、子猫を引き取りましたよ。」と餌やりさんに言ってその場を去ったのですが、こういうコミュニティがある事を目の当たりにしました。
この話の流れから私が、「これまで猫に餌をやっていて、とおりすがりの方から文句とか言われるようなトラブルとかあったりしたんですか?」と聴くと、「過去かぁ…沢山あったよ~ それはもう、ね。」という感じで、色々なトラブルの話を教えてくれました。
悲惨なものになると新聞沙汰レベルのもので、猫嫌いが近所の公園にいた野良猫を10数匹毒殺した話とか(餌やりに行ったら悲惨な光景で、最後は警察も出てきたとか)、「餌をやるなら、外であげないで自分で引き取れ!無責任だ!」と言われたとの事で、野良猫に餌をあげる事が嫌いな人からは「この言葉が一番の常套句なんだよね。」で、「こっちだって引き取れるなら全て引き取りたいよ。ただ、それができない。だけどそこに命があるなら、できるなら救ってあげたいという思いしかない。去勢・避妊だって、数が多い場合はNPOに相談してやっている位だし。」という言葉が印象的でした。
この手厚いサポートがあるためか、野良猫の寿命は3、4年、長くて5年と言われているのが、長くて10年以上生きているそうです。野良猫を差しては、「あれは○年、あれは○年、あれは僕がここに来て餌をあげ始めてから、母猫と一緒にここに来て居ついて、母親はこの間亡くなったけど、子供の方はまだ生きてて12年。」みたいな感じで、かなりの長寿となっている模様です。
私は以前、ウチに遊びに来ていたトラ猫に餌をあげていましたが、ここまでの気概は持っておらず、「遊びに来たならご飯食べて行きな。」と軽い気持ちであげていました(去勢されていたから増えないという考えもあったけど)。
そして咲良が天国に行った1年後に里親募集のサイトとかなんとなく見た事があり、「条件が厳しすぎる。これならブリーダーから買うか、野良猫を拾ってきた方が早い。」なんて思った事もありますが、咲良が存命していた頃からヲタ活動が大変だったので、一旦動物を飼うのはやめておこう…と思い、「野良猫に餌をあげる程度でいいや。」なんて気軽に思っていたのですが、この度の餌やりさんの情熱で打ち消されました。(^^ゞ
(今なら2ヶ月前に実家にやってきた小雪に会えるし)
ということで、「世の中には色々な人がいるなぁ~」と思う今日この頃で〆ます。
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