昔のゲームの想い出 (番外編) [0029]
《テレビゲームの発売日》
一つ前の「タイムパイロット」の記事を書いている時に、「あれっ?そうなんだ…」と思って、鵜呑みにして書いた内容があったのですが、その後、どうにもモヤモヤが取れなかったので、私の持っている資料(書籍などの紙媒体やゲームソフト)を引っ張り出しつつ、検証してみて、「う~ん、当てにならない… アーケードゲームの発売日って曖昧だよなぁ~」なんて思ったので、テレビゲームの発売日の想い出を書いてみたくなりました。
一つ前の「タイムパイロット」の記事を書いている時に、「あれっ?そうなんだ…」と思って、鵜呑みにして書いた内容があったのですが、その後、どうにもモヤモヤが取れなかったので、私の持っている資料(書籍などの紙媒体やゲームソフト)を引っ張り出しつつ、検証してみて、「う~ん、当てにならない… アーケードゲームの発売日って曖昧だよなぁ~」なんて思ったので、テレビゲームの発売日の想い出を書いてみたくなりました。
まずは事の発端となった流れについて。
タイムパイロットの情報をインターネット検索して確認すると、「1982年リリース」が大半の情報なのですが、現時点(2020/05/30)のWikipediaを確認すると「1983年1月 (タイトル画面のクレジット表記は1982年。)」となっており、この情報ソースがどこから来たのかが分かりませんでした。
確かにプレーしていた時期を思い出すと、1983年なのは当たりに感じるのですが、何分「この情報のソースが不明」なのと「肝心なゲーム内のタイトルでクレジットが『1982』と謳っている」のであれば、1982年にリリースされたと思う方が一般的です。
ただし、超有名な「ゼビウス」のような「ロケテストが1982年で年を跨いで1982年3月に正式にリリース。(ゲームタイトルでは1982年となっている)」といった有名な情報のような話であれば、「タイムパイロットも同じように1983年がリリース」となるのですが、時代的に一番信頼性の高い紙媒体(書籍やチラシ)などで、これを謳っているものが皆無という感じになっているように見えました。

Wikipediaを確認すると編集した方はこの方のようですが、
アカウントは現存していないようですね…う~ん…

タイムパイロットの取扱説明書(コピー)を
くまなく調べてもリリース年が書いてなかった…
インストラクションカードによっては年が書いてあるものもあるのですが…
「ハイパーオリンピック'84」のように「1984 All rights reserved.」とか書いてあれば、「もうリリース年はこれっきゃないっしょ!」とか言いたいのですが、タイムパイロットにはそれも見当たらず…

移植が最強に強まっているM2さんのソフトの資料でも1982年…
こうなると私の中で最強な資料、「アーケードTVゲームリスト」で確認となるのですが(実際、私的には最初からこれなのですが、今回はWikipediaが邪魔をした…(^^;)

アーケードゲーム好きなら持ってないとモグリと思えるような書籍です。
ただのリストと思うなかれ、ゲームマニアならこれを見るだけでニヤけられる書籍という…
同じアミューズメント通信社関連としては、おにたまさんのココからも情報を引っ張り出せますが、1983年1月の記事の時点で、タイムパイロットが市場に出ているように見受けられました。
他にも同人誌の「究極ビデオゲームリスト」も所有しているのですが、ちょっと取り出し辛いところにあったので、今回は割愛しました。
結論:「Wikipediaのタイムパイロットの記事のリリース情報は
ソース不明&編集者失踪のため、今回はスルー」
で。(^^;
いやはや、アーケードゲームは歴史があるものの、歴史的な流れ、日本の文明的な流れから、記録が曖昧になっているのが残念ですね。なんちゃら保存協会さんの方で、こういう情報がしっかり管理されているとありがたいとは思いますが…
(かといって会員にならないと情報がクローズドなところのようなので、私個人は入会する気にはならないのですが。(^^;)
ちなみにこういうところなどにも情報があって凄いなぁ~なんて思ったりしました。
(なんせ「スパーキー」が書いてある位なのでw でも、国内のみのタイトルだと思っているので、メリケンさんの方がしっかりしているのが残念とは思いました…)
◇ ◇ ◇
という事で、やっと本題の発売日の事が書けます。
【発売日の情報源】
当時の私はコンピュータ雑誌(という名のテレビゲーム雑誌)を毎月10~20冊程買っていたのですが(週刊や隔週刊などもあったので、同じ雑誌を月に2~4冊買っているものもあった)、コンシューマにおけるテレビゲームの発売日(リリース日)は手に取るように把握していました。
一方、アーケードの方は大半が雑誌(一番しっかりしていたのはゲーメスト)には具体的なリリース日書いておらず、アミューズメントマシンショー(AMショー)の記事が先行して書かれて、その1~3ヶ月間後にゲームセンターにお目見えするといった形となります。(非常にアバウト)
しかしショーとは別にロケテストの流れもある上に、別段ショーに出ないものはリリースされないというものでもなかったので、雑誌よりも先に知る事ができる…うえに先行してプレーした事のあるタイトルなどもありました。
ただ、ロケテスト地は私の住んでいる近所のゲームセンターなどではなかったため、たまに遠出をしに聖地のようなゲームセンター(例えば有名所ではナムコ系列のプレイシティキャロット)で体験できる事が大半でした。
このため具体的なリリース日が結局曖昧でよく分からないという状況でした。(また、雑誌で見ても実際にいきつけのゲームセンターに置かれなくて、「あれ?このゲーム結局リリースされたの…?といったタイトルなどもありました)
こういうこともあり、冒頭のような私にとって事件(?)が発生する訳です。
雑誌が当てにならない分、アーケードゲームの方は友人が学校、または電話にて「OKIくん、こんなゲームが○○○(ゲームセンター名)に入ったぞ!」という話を聞いて、そのゲームセンターにかけつけて行く流れもありました。(もちろん1年のかなりの日数を様々なゲームセンターで過ごしていたので、私が友人達に発信をする事の方が多かったのですが)
そして、まだコンシューマ向けのゲーム雑誌が登場する前は、学研の折込み記事や、おもちゃ屋で配布されていたチラシ、カタログが情報源となり、大半が家庭のボーナス商戦時期(盆暮れ正月)の月が発売日となっていたので、夏休み前かクリスマス前が発売日となっていました。(他にも入学前のお祝い向けなのか、3~4月なども結構ありました)
【発売日は「おもちゃへ行こう!」】
ピンポンパンの締めの言葉じゃないですが、気になったゲームの発売日は買う買わない関係なしに、そのゲームが発売されているか、おもちゃ屋に行って確認をしていました。
目的は「その箱のパッケージがどのようなものかを見る」「あわよくばフリープレー(試遊)をする」ためです。
特にゲーム&ウオッチとぴゅう太のソフトは、発売日関係なしに定期的にチェックを行い、店のおじさんに「○○○って、いつ発売されるの?」とか聴いていた「嫌なガキ」でした。
(とっても、その後ぴゅう太のソフト購入に関しては、私は店にとって良いお得意様にはなったとは思っているけど)
「かなり想い出のある発売日に買いに行った(もしくは確認した)ソフト」を思い出すと、「ヘルメット (1981)(発売日に箱だけ確認)」「クレイジークライミング (LSI版1981)」「ミッキーアスレチックランド (1983)」「マリオブラザーズ(FC版1983)(発売日に箱だけ確認)」「ポパイの英語遊び(1983)(発売日に箱だけ確認)」「闘いの挽歌(FC版1986)」「うっでぃぽこ(FC版1987)」「ドラゴンクエストIII そして伝説へ… (1988)」「バイオミラクル ぼくってウパ(1988)」「忍者龍剣伝 (1988)」「クインティ (1989)」 「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち (1990)」といった感じです。
この中の特に衝撃(事件)だったものは「闘いの挽歌」「うっでぃぽこ」「ドラゴンクエストIII」「バイオミラクル ぼくってウパ」「ドラゴンクエストIV」ですが、まだ記事として書いていないものは想い出を書く時に事件の内容を書く事にします。そして既に記事にしてあるものは「発売日になにかしら事件が起きている」訳で、やっぱり…というかキチンと記録に残してある感じですw
そして発売日に購入できなくてもパッケージを見ると、「どんな感じで動くのだろう…」や、「気に入った!努力して手に入れるぞ!」というモチベーション向上にも一役買う事になりました。
例えばゲーム&ウオッチのヘルメットなどは、このゲームのパッケージを見たお陰で珠算検定の○級に合格し(級はご想像にお任せ)、ご褒美に買ってもらいました。
他にも、

発売日の放課後にジャスコのおもちゃ売り場のショーケースで何度も眺めた想い出の箱…
(それ以前に「オレたちひょうきん族」のCMで何度も何度も凝視していたゲームだったりw)
ちなみにマリオブラザーズ(FC版)は発売日(1983/9/9)に買えず、その翌月(1983/10)に父親との"とある賭け"に勝って、少し遅れて買ってもらいました。(そしてファミリーコンピュータ本体は1983/12に購入。(^^;)
このような感じで、私にとってテレビゲームの発売日というのは「非常に大きなイベント」として位置付けされていました。
…いや、現在もビッグタイトルや想い出のゲームの移植日などは発売日が気になっているので、過去形ではないですね。(´▽`)
タイムパイロットの情報をインターネット検索して確認すると、「1982年リリース」が大半の情報なのですが、現時点(2020/05/30)のWikipediaを確認すると「1983年1月 (タイトル画面のクレジット表記は1982年。)」となっており、この情報ソースがどこから来たのかが分かりませんでした。
確かにプレーしていた時期を思い出すと、1983年なのは当たりに感じるのですが、何分「この情報のソースが不明」なのと「肝心なゲーム内のタイトルでクレジットが『1982』と謳っている」のであれば、1982年にリリースされたと思う方が一般的です。
ただし、超有名な「ゼビウス」のような「ロケテストが1982年で年を跨いで1982年3月に正式にリリース。(ゲームタイトルでは1982年となっている)」といった有名な情報のような話であれば、「タイムパイロットも同じように1983年がリリース」となるのですが、時代的に一番信頼性の高い紙媒体(書籍やチラシ)などで、これを謳っているものが皆無という感じになっているように見えました。

Wikipediaを確認すると編集した方はこの方のようですが、
アカウントは現存していないようですね…う~ん…

タイムパイロットの取扱説明書(コピー)を
くまなく調べてもリリース年が書いてなかった…
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「ハイパーオリンピック'84」のように「1984 All rights reserved.」とか書いてあれば、「もうリリース年はこれっきゃないっしょ!」とか言いたいのですが、タイムパイロットにはそれも見当たらず…

移植が最強に強まっているM2さんのソフトの資料でも1982年…
こうなると私の中で最強な資料、「アーケードTVゲームリスト」で確認となるのですが(実際、私的には最初からこれなのですが、今回はWikipediaが邪魔をした…(^^;)

アーケードゲーム好きなら持ってないとモグリと思えるような書籍です。
ただのリストと思うなかれ、ゲームマニアならこれを見るだけでニヤけられる書籍という…
同じアミューズメント通信社関連としては、おにたまさんのココからも情報を引っ張り出せますが、1983年1月の記事の時点で、タイムパイロットが市場に出ているように見受けられました。
他にも同人誌の「究極ビデオゲームリスト」も所有しているのですが、ちょっと取り出し辛いところにあったので、今回は割愛しました。
ソース不明&編集者失踪のため、今回はスルー」
で。(^^;
いやはや、アーケードゲームは歴史があるものの、歴史的な流れ、日本の文明的な流れから、記録が曖昧になっているのが残念ですね。なんちゃら保存協会さんの方で、こういう情報がしっかり管理されているとありがたいとは思いますが…
(かといって会員にならないと情報がクローズドなところのようなので、私個人は入会する気にはならないのですが。(^^;)
ちなみにこういうところなどにも情報があって凄いなぁ~なんて思ったりしました。
(なんせ「スパーキー」が書いてある位なのでw でも、国内のみのタイトルだと思っているので、メリケンさんの方がしっかりしているのが残念とは思いました…)
という事で、やっと本題の発売日の事が書けます。
【発売日の情報源】
当時の私はコンピュータ雑誌(という名のテレビゲーム雑誌)を毎月10~20冊程買っていたのですが(週刊や隔週刊などもあったので、同じ雑誌を月に2~4冊買っているものもあった)、コンシューマにおけるテレビゲームの発売日(リリース日)は手に取るように把握していました。
一方、アーケードの方は大半が雑誌(一番しっかりしていたのはゲーメスト)には具体的なリリース日書いておらず、アミューズメントマシンショー(AMショー)の記事が先行して書かれて、その1~3ヶ月間後にゲームセンターにお目見えするといった形となります。(非常にアバウト)
しかしショーとは別にロケテストの流れもある上に、別段ショーに出ないものはリリースされないというものでもなかったので、雑誌よりも先に知る事ができる…うえに先行してプレーした事のあるタイトルなどもありました。
ただ、ロケテスト地は私の住んでいる近所のゲームセンターなどではなかったため、たまに遠出をしに聖地のようなゲームセンター(例えば有名所ではナムコ系列のプレイシティキャロット)で体験できる事が大半でした。
このため具体的なリリース日が結局曖昧でよく分からないという状況でした。(また、雑誌で見ても実際にいきつけのゲームセンターに置かれなくて、「あれ?このゲーム結局リリースされたの…?といったタイトルなどもありました)
こういうこともあり、冒頭のような私にとって事件(?)が発生する訳です。
雑誌が当てにならない分、アーケードゲームの方は友人が学校、または電話にて「OKIくん、こんなゲームが○○○(ゲームセンター名)に入ったぞ!」という話を聞いて、そのゲームセンターにかけつけて行く流れもありました。(もちろん1年のかなりの日数を様々なゲームセンターで過ごしていたので、私が友人達に発信をする事の方が多かったのですが)
そして、まだコンシューマ向けのゲーム雑誌が登場する前は、学研の折込み記事や、おもちゃ屋で配布されていたチラシ、カタログが情報源となり、大半が家庭のボーナス商戦時期(盆暮れ正月)の月が発売日となっていたので、夏休み前かクリスマス前が発売日となっていました。(他にも入学前のお祝い向けなのか、3~4月なども結構ありました)
【発売日は「おもちゃへ行こう!」】
ピンポンパンの締めの言葉じゃないですが、気になったゲームの発売日は買う買わない関係なしに、そのゲームが発売されているか、おもちゃ屋に行って確認をしていました。
目的は「その箱のパッケージがどのようなものかを見る」「あわよくばフリープレー(試遊)をする」ためです。
特にゲーム&ウオッチとぴゅう太のソフトは、発売日関係なしに定期的にチェックを行い、店のおじさんに「○○○って、いつ発売されるの?」とか聴いていた「嫌なガキ」でした。
(とっても、その後ぴゅう太のソフト購入に関しては、私は店にとって良いお得意様にはなったとは思っているけど)
「かなり想い出のある発売日に買いに行った(もしくは確認した)ソフト」を思い出すと、「ヘルメット (1981)(発売日に箱だけ確認)」「クレイジークライミング (LSI版1981)」「ミッキーアスレチックランド (1983)」「マリオブラザーズ(FC版1983)(発売日に箱だけ確認)」「ポパイの英語遊び(1983)(発売日に箱だけ確認)」「闘いの挽歌(FC版1986)」「うっでぃぽこ(FC版1987)」「ドラゴンクエストIII そして伝説へ… (1988)」「バイオミラクル ぼくってウパ(1988)」「忍者龍剣伝 (1988)」「クインティ (1989)」 「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち (1990)」といった感じです。
この中の特に衝撃(事件)だったものは「闘いの挽歌」「うっでぃぽこ」「ドラゴンクエストIII」「バイオミラクル ぼくってウパ」「ドラゴンクエストIV」ですが、まだ記事として書いていないものは想い出を書く時に事件の内容を書く事にします。そして既に記事にしてあるものは「発売日になにかしら事件が起きている」訳で、やっぱり…というかキチンと記録に残してある感じですw
そして発売日に購入できなくてもパッケージを見ると、「どんな感じで動くのだろう…」や、「気に入った!努力して手に入れるぞ!」というモチベーション向上にも一役買う事になりました。
例えばゲーム&ウオッチのヘルメットなどは、このゲームのパッケージを見たお陰で珠算検定の○級に合格し(級はご想像にお任せ)、ご褒美に買ってもらいました。
他にも、

発売日の放課後にジャスコのおもちゃ売り場のショーケースで何度も眺めた想い出の箱…
(それ以前に「オレたちひょうきん族」のCMで何度も何度も凝視していたゲームだったりw)
ちなみにマリオブラザーズ(FC版)は発売日(1983/9/9)に買えず、その翌月(1983/10)に父親との"とある賭け"に勝って、少し遅れて買ってもらいました。(そしてファミリーコンピュータ本体は1983/12に購入。(^^;)
このような感じで、私にとってテレビゲームの発売日というのは「非常に大きなイベント」として位置付けされていました。
…いや、現在もビッグタイトルや想い出のゲームの移植日などは発売日が気になっているので、過去形ではないですね。(´▽`)
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