SSD詐欺じゃねーのか?コレ…
先日(9/30)の日曜日、4年前に買ったポータブルHDDが突如逝ってしまい、現時点でメインデータを記録していたものだったので、慌ててバックアップストレージからリストアするための別のポータブルHDDを購入することに。
しかし、台風の影響のせいか、Amazonのお急ぎ便が「最低3日」と、いつにない遅さだったので、近所のヤマダ電機で買うことにしました。
故障したポータブルHDDは磁気ディスクだったので、今度はある程度故障に強い、高速なポータブルSSDにしようと、売り場に行ったところ、あったのは1メーカーのシリーズ品のみで、「背に腹は代えられない。」ということで、それを選択することにしました。

ELECOM SSD「ESD-ED0240GBK」。
帰宅して、バックアップサーバ(Linux)から1週間前までのデータを(約100GB)をコピーし始めたところ、最初は見積が20分と出て、「おぉ~。やっぱ、SSDは速いな…」と思っていたところ、徐々に延びに延びて4時間、そして1日…、コピー見積詐欺に遭うハメに。
「いやいやいや! 幾らなんても、この速度は嘘だろ!? USB2.0でも悪くて半日オーダだぞ?」と、焦りましたが、「買ってしまったものだし…」と諦めて、コピーを放置しました。
USB接続でさえなければ、HDDクローン機が使えるのに…ギギギ…
結果は最終見積どおりの「丸1日」かかりました。
余りにも凄まじい遅さだったので、「故障してるんじゃねーのか?」と思いつつ、以下の検証をすることに。
(1) 全ファイルが正しくコピーできているかファイルサイズ(1バイト単位まで)を確認。
(2) スクリプトを書いて、ランダムでファイルを数百個程取り出して、
バックアップ元とのファイルの内容に問題がないか確認。
どちらも問題ありませんでした。どうにも問題あるのは読み込みよりも、書き込み速度のようで(それでも読み込み速度は納得の行くものではない)、平日は仕事があるので、これに費やす時間が少ないため、仕方なくリストアしたメールをThunderbirdからメールが読めるように設定し、読もうとしたら、HDDランプがピカピカ光りっぱなしの状態に。
ずっと点灯しているというより、ピカピカ光っているので、ヘビーに触っている感じでないな…と、リソースアクセスを確認したところ、確かにThunderbirdのプロセスが触っているわけではなさそう… しかし、Thunderbirdに触れるだけで、Thunderbirdが直ぐにフリーズ→ちょっと動かせる→またフリーズ→繰り返し…時折、Thunderbirdがクラッシュ x10回以上、とほぼ使い物にならない。(ランプは光りっぱなし)
「なんじゃ、こりゃ??? これじゃ、メール書けねーじゃん。(-_-;;;;;」と、カーネルの状態を見るとカーネルの負荷もそれなりに高いという事から、これはディスクドライバに問題もあるのか?(というよりSSDのアクセス時にはカーネルの時間になるので、アトミックに何かされたらOS自体が重くなる)と思いつつ、このSSDのディスクドライバにメモリキャッシュの設定をしても同様の結果に。
その後Thunderbirdを終了させてもピカピカしているので、「もしかしてWindowsのウィルススキャンでも走ってるのかな…」と思ったのですが、どうもそうではない模様。
これを鑑みて、「これは明らかにSSDの性能が悪い。デバイスドライバと相性も悪い。(Windows, Linux、ついでにMac OSも試した)」と判断し、会社の昼休みにこのSSDについて調べることに。
結果、本製品の詳細は掴めなかったものの、ここ数年のELECOMのSSDの品質の悪さがポロポロと見つかりました。
特に2017年にベンチマークを測っているサイトでは、ELECOMのSSDのスペックは底辺な結果となっており、トップクラスのものと、かなりかけ離れた結果となっていました。ポイントなのは、「各SSDは価格帯がそれほど違わない」「公表値と結果が大きく違う」ということで、ELECOMが詐欺公表値を出しているとしか思えない…というものでした。
ここで「もし別のポータブルSSDを購入して結果が大きく違ったら、Thunderbirdもこれまでどおりに使えるのか試してみたい… というか、このままではマジ困る。」となり、次はAmazonで超好評で且つAmazon Choiceにも選ばれているSamsungのSSDを購入することにしました。
嗚呼、背に腹は代えられないと、Konozamaを使わなかったバチが当たったのか…(´・ω・`)と、「慌てる乞食は貰いが少ない」という気分に…

Samsung SSD「T5 MU-PA250B/IT」。
台風も過ぎてAmazonお急ぎ便も翌日届けてくれるとのことで、昼休みにポチりました。
すぐ来てくれるお急ぎ便(・∀・)イイ!!
ドン亀のELECOM SSDからデータをコピーすると、下手すると1週間とかになりそうなので、再びLinuxのバックアップデータからリストアすることにしたところ、最初の見積もりは同じように20分となり、その後50分→1時間となり、「やっぱりこっちもダメか…」と思ったところ、1時間から見積もりどおりの状態になり、「1時間程」でコピーできました。
ファイルは25万ファイル程度だったので、1GBを30秒として100GBを単純計算で50分と、かなり想定通りのコピー結果に。
「おおぉ!これなら期待できるかも!」と、メインのノートに接続し、Thunderbirdを使ったところ、「ピカピカしない!しかも、全然重くならない!(゜∀゜)イイ!!」という結果に。
ここまで来たら、本腰入れてベンチマークだ!と、元々ポータブルHDDに入ってた(=バックアップしていた)、いつものベンチマークソフトで測定をする事に。
まずは、ノートPCに入っているSSD(mSATA)から。

mSATA SSDの結果。
続いて、Samsung SSD T5。ちなみにUSBインタフェースはUSB 3.0(Gen1)です。

Samsung SSD T5の結果。
内蔵とUSB 3.0では、性能差があるのは仕方がないとはいえ、十分高性能な結果です。流石評価が最も高いポータブルSSDです。
そして、底辺のELECOM SSDの結果は…

ELECOM SSD ESD-ED0240GBKの結果。
「んんんんんんんんっ!?」 Writeの数値に目を疑いました。
一番良くてT5の約1/100、一番悪くて、約1/10000… 悪夢のような結果です。
こんなポンコツパフォーマンスなら「1時間で終わるコピーが24時間かかる」訳だ。
「もし故障でないようであれば、これってSSD詐欺なんじゃね?」というのが正直な感想です。
測定しているサイトの方で、底辺の方に具体的な数値が殆ど書いてなかった(「-」になってた)のはこういう事だったのか…
数字を出せる「レベルじゃねーぞ!」って事…?
本日、この日記を書いている時点で、「ELECOM SSD」をGoogle検索にかけると、サジェストで「遅い」が追加されるのは、皆同じ事を考えているという証拠なんだな…と、今更ながら知りました。
逆にT5は凄いです。
私のノートは5年前の古いものなので、今回の測定はUSB 3.0(Gen1)ですが、USB 3.1(Gen2)が対応しているパソコンであれば、T5は恐らく内蔵のHDDを上回れるのでは…?と思います。
マジ☆オススメです!(≧∇≦)
ELECOMはOAサプライでは良いメーカーだとは思いますが、こんな事があるなんて… と高い授業料を出すことになりました。
…とさ。
お し ま い 。 (´;ω;`)
しかし、台風の影響のせいか、Amazonのお急ぎ便が「最低3日」と、いつにない遅さだったので、近所のヤマダ電機で買うことにしました。
故障したポータブルHDDは磁気ディスクだったので、今度はある程度故障に強い、高速なポータブルSSDにしようと、売り場に行ったところ、あったのは1メーカーのシリーズ品のみで、「背に腹は代えられない。」ということで、それを選択することにしました。

ELECOM SSD「ESD-ED0240GBK」。
帰宅して、バックアップサーバ(Linux)から1週間前までのデータを(約100GB)をコピーし始めたところ、最初は見積が20分と出て、「おぉ~。やっぱ、SSDは速いな…」と思っていたところ、徐々に延びに延びて4時間、そして1日…、コピー見積詐欺に遭うハメに。
「いやいやいや! 幾らなんても、この速度は嘘だろ!? USB2.0でも悪くて半日オーダだぞ?」と、焦りましたが、「買ってしまったものだし…」と諦めて、コピーを放置しました。
USB接続でさえなければ、HDDクローン機が使えるのに…ギギギ…
結果は最終見積どおりの「丸1日」かかりました。
余りにも凄まじい遅さだったので、「故障してるんじゃねーのか?」と思いつつ、以下の検証をすることに。
(1) 全ファイルが正しくコピーできているかファイルサイズ(1バイト単位まで)を確認。
(2) スクリプトを書いて、ランダムでファイルを数百個程取り出して、
バックアップ元とのファイルの内容に問題がないか確認。
どちらも問題ありませんでした。どうにも問題あるのは読み込みよりも、書き込み速度のようで(それでも読み込み速度は納得の行くものではない)、平日は仕事があるので、これに費やす時間が少ないため、仕方なくリストアしたメールをThunderbirdからメールが読めるように設定し、読もうとしたら、HDDランプがピカピカ光りっぱなしの状態に。
ずっと点灯しているというより、ピカピカ光っているので、ヘビーに触っている感じでないな…と、リソースアクセスを確認したところ、確かにThunderbirdのプロセスが触っているわけではなさそう… しかし、Thunderbirdに触れるだけで、Thunderbirdが直ぐにフリーズ→ちょっと動かせる→またフリーズ→繰り返し…時折、Thunderbirdがクラッシュ x10回以上、とほぼ使い物にならない。(ランプは光りっぱなし)
「なんじゃ、こりゃ??? これじゃ、メール書けねーじゃん。(-_-;;;;;」と、カーネルの状態を見るとカーネルの負荷もそれなりに高いという事から、これはディスクドライバに問題もあるのか?(というよりSSDのアクセス時にはカーネルの時間になるので、アトミックに何かされたらOS自体が重くなる)と思いつつ、このSSDのディスクドライバにメモリキャッシュの設定をしても同様の結果に。
その後Thunderbirdを終了させてもピカピカしているので、「もしかしてWindowsのウィルススキャンでも走ってるのかな…」と思ったのですが、どうもそうではない模様。
これを鑑みて、「これは明らかにSSDの性能が悪い。デバイスドライバと相性も悪い。(Windows, Linux、ついでにMac OSも試した)」と判断し、会社の昼休みにこのSSDについて調べることに。
結果、本製品の詳細は掴めなかったものの、ここ数年のELECOMのSSDの品質の悪さがポロポロと見つかりました。
特に2017年にベンチマークを測っているサイトでは、ELECOMのSSDのスペックは底辺な結果となっており、トップクラスのものと、かなりかけ離れた結果となっていました。ポイントなのは、「各SSDは価格帯がそれほど違わない」「公表値と結果が大きく違う」ということで、ELECOMが詐欺公表値を出しているとしか思えない…というものでした。
ここで「もし別のポータブルSSDを購入して結果が大きく違ったら、Thunderbirdもこれまでどおりに使えるのか試してみたい… というか、このままではマジ困る。」となり、次はAmazonで超好評で且つAmazon Choiceにも選ばれているSamsungのSSDを購入することにしました。
嗚呼、背に腹は代えられないと、Konozamaを使わなかったバチが当たったのか…(´・ω・`)と、「慌てる乞食は貰いが少ない」という気分に…

Samsung SSD「T5 MU-PA250B/IT」。
台風も過ぎてAmazonお急ぎ便も翌日届けてくれるとのことで、昼休みにポチりました。
すぐ来てくれるお急ぎ便(・∀・)イイ!!
ドン亀のELECOM SSDからデータをコピーすると、下手すると1週間とかになりそうなので、再びLinuxのバックアップデータからリストアすることにしたところ、最初の見積もりは同じように20分となり、その後50分→1時間となり、「やっぱりこっちもダメか…」と思ったところ、1時間から見積もりどおりの状態になり、「1時間程」でコピーできました。
ファイルは25万ファイル程度だったので、1GBを30秒として100GBを単純計算で50分と、かなり想定通りのコピー結果に。
「おおぉ!これなら期待できるかも!」と、メインのノートに接続し、Thunderbirdを使ったところ、「ピカピカしない!しかも、全然重くならない!(゜∀゜)イイ!!」という結果に。
ここまで来たら、本腰入れてベンチマークだ!と、元々ポータブルHDDに入ってた(=バックアップしていた)、いつものベンチマークソフトで測定をする事に。
まずは、ノートPCに入っているSSD(mSATA)から。

mSATA SSDの結果。
続いて、Samsung SSD T5。ちなみにUSBインタフェースはUSB 3.0(Gen1)です。

Samsung SSD T5の結果。
内蔵とUSB 3.0では、性能差があるのは仕方がないとはいえ、十分高性能な結果です。流石評価が最も高いポータブルSSDです。
そして、底辺のELECOM SSDの結果は…

ELECOM SSD ESD-ED0240GBKの結果。
「んんんんんんんんっ!?」 Writeの数値に目を疑いました。
一番良くてT5の約1/100、一番悪くて、約1/10000… 悪夢のような結果です。
こんなポンコツパフォーマンスなら「1時間で終わるコピーが24時間かかる」訳だ。
「もし故障でないようであれば、これってSSD詐欺なんじゃね?」というのが正直な感想です。
測定しているサイトの方で、底辺の方に具体的な数値が殆ど書いてなかった(「-」になってた)のはこういう事だったのか…
数字を出せる「レベルじゃねーぞ!」って事…?
本日、この日記を書いている時点で、「ELECOM SSD」をGoogle検索にかけると、サジェストで「遅い」が追加されるのは、皆同じ事を考えているという証拠なんだな…と、今更ながら知りました。
逆にT5は凄いです。
私のノートは5年前の古いものなので、今回の測定はUSB 3.0(Gen1)ですが、USB 3.1(Gen2)が対応しているパソコンであれば、T5は恐らく内蔵のHDDを上回れるのでは…?と思います。
マジ☆オススメです!(≧∇≦)
ELECOMはOAサプライでは良いメーカーだとは思いますが、こんな事があるなんて… と高い授業料を出すことになりました。
…とさ。
お し ま い 。 (´;ω;`)
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