HDDクローン
4TB HDDのファイルコピーをしようとバルクHDDをUSB接続し、何も考えずにLinux上からrsyncをかけたところ、2日位経過したらOSの挙動が激重(マウスの移動が1~3秒位の単位でコマ送りのような状態)&ファイルのコピーが一向に終わらないような状態になったのでキャンセルする事に。(キャンセルしたら普通に動いた)
仕方が無いので単純にcpコマンドで同様にコピーを始めたところ、こちらは重くならないものの、dfで進捗を確認してみるとファイルのコピーがrsync同様に「2週間位かけても終わらないのでは?」みたいな状態になったので、「まるでUSB 1.0でコピーしているみたいだ…」と首を傾げる事に。(結局こちらもキャンセルした)
lsusbで状態を確認したところ、接続したHDDはUSB 3.0(5000M)転送となっているのと、1GB程の動画ファイルのコピーをする分には遅さは感じない… 「1ファイルコピーするのと数百万ファイルのコピーをするのだと、例え総ファイル使用サイズが同じでも差が出るのは当然っちゃ当然だけど、ここまでファイル数が多いと、コピーするのは絶望的なのか…?」と、素人のような感覚に陥ったのですが、詳細を調べて計算するのが非常に億劫になったので、金を出してHDDのコピーをするデバイスを買う事にしました。(^^;
玄人志向「KURO-DACHI/CLONE+ERASE/ESKP」
このデバイスだとPCに接続しないで完結するので楽チンです♪
おおよそ8時間程でコピーが完了しました。Linux上でのファイルコピーの遅さは一体なんだったんだろう…(´・ω・`)
そして側にあったノートPC(Windows 7)に繋いで、ディスクの状態を確認しようとしたところ…

あれっ?
コピー先のディスクがドライブとして認識しない… (この場合、ドライブEがアサインされていない)
「デバイスとして認識はしているので変だな?」と思いつつ、ドライブを交換したら、コピー先のディスクを認識し、逆にコピー元のディスクが認識しなくなりました。
そしてその瞬間、「あっ!」って意味が分ったので、以下はその後の作業の備忘録です。
【備忘録】
この手のディスククローンはセクターを丸ごとコピーするので、「ディスク署名」までそのままコピーされる。(当たり前だし、それが望ましい)
しかし、この状態だとOSのファイルシステムが認識するディスクの管理が重複する。(この署名情報はプラグアンドプレイなど、色々な目的で利用されている)
Windows系OSの場合、「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」画面内の「ディスクの管理」(上述の画面)の「ディスク *」の個所の「オフライン」を「オンライン」にすれば、重複してても使用する事ができる。
しかし、これは「重複してて色々と問題が発生するけどいいの?」と、ユーザーに承諾をさせてから使う事になる。(色々と問題が発生する可能性を秘めているので好ましくない)
そこで今回は「ディスク署名」を書き換える事を実施した。
(1) コマンドプロンプト(cmd.exe)を実行。
(2) diskpartコマンドを実行。本コマンドの入力モードに切り替わる。
(3) 「SELECT DISK <ディスク番号>」にて署名を変更するディスクを選択。
ディスク番号は上述の画面の「ディスク 2」の"2"となる。
ディスクの一覧は「LIST DISK」で表示可能。
(4) 「UNIQUEID DISK ID=<任意の署名ID>」にて署名(ID)を変更。
現在の署名を確認するには「UNIQUEID DISK」で表示される。
この署名IDは16進数形式で4バイトの値、もしくはGUIDを指定できる。
ありがちな設定であるならGUIDがまず被らないので、任意のGUIDを
生成して設定する。
PowerShellであるなら「powershell -Command "[Guid]::NewGuid()"」
で生成可能。
それかネット検索で「GUID 生成」などで、オンラインでGUIDを
生成するサイトで生成する。
これでユニーク(唯一)なディスク署名が設定されたので、クローンしたHDDがオリジナルとは別のディスクとして認識される。
ちなみにLinux(Ubuntu)でもディスク署名が同一だと認識を行わず、macOS(Sierra)だと同一でも別々のディスクとして認識してくれる(ただしディスクの使用方法を別の事で使おうと警告が出る)。
完璧なディスククローン作成って滅多に行わないので(USBメモリをddコマンドでやってた位)、このような落とし穴に落ると「製品バグ?」とか思ってしまいそうで怖いです。
実はこの問題を解決した後にネット検索したところ、数年前にこの問題に直面して価格.comに質問をしている人がいて、そのスレッドの中で詳しい方がこの原因とアドバイスをしていて、最後に「仕様です。無理です。」と書いてしまって、質問者が諦めてしまっている状況を見てしまい、(´・ω・`)となりました。(アドバイスした方も情強っぽい情弱というか…)
この手の技術には「正しい理解」というのが本筋なのですが、この手の事って知らないとキッカケも掴めないし、掴むまでの労力(時間)も要るので大変なんですよね。(まぁ、「運用でカバー」できるのであれば、ソレはソレって思っていますが)
【結論】
この製品は非常に良いです。特に進捗LEDが良いです。TBクラスのコピーになると、「一体いつまでかかるんや!」って、なりますし。(特に私はせっかちでおっちょこちょいなので、後ろが見えない事に不安を感じるタイプ)
12TBまで行けるので、今後もキッチリ働いてもらいます。(^^)
仕方が無いので単純にcpコマンドで同様にコピーを始めたところ、こちらは重くならないものの、dfで進捗を確認してみるとファイルのコピーがrsync同様に「2週間位かけても終わらないのでは?」みたいな状態になったので、「まるでUSB 1.0でコピーしているみたいだ…」と首を傾げる事に。(結局こちらもキャンセルした)
lsusbで状態を確認したところ、接続したHDDはUSB 3.0(5000M)転送となっているのと、1GB程の動画ファイルのコピーをする分には遅さは感じない… 「1ファイルコピーするのと数百万ファイルのコピーをするのだと、例え総ファイル使用サイズが同じでも差が出るのは当然っちゃ当然だけど、ここまでファイル数が多いと、コピーするのは絶望的なのか…?」と、素人のような感覚に陥ったのですが、詳細を調べて計算するのが非常に億劫になったので、金を出してHDDのコピーをするデバイスを買う事にしました。(^^;
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このデバイスだとPCに接続しないで完結するので楽チンです♪
おおよそ8時間程でコピーが完了しました。Linux上でのファイルコピーの遅さは一体なんだったんだろう…(´・ω・`)
そして側にあったノートPC(Windows 7)に繋いで、ディスクの状態を確認しようとしたところ…

あれっ?
コピー先のディスクがドライブとして認識しない… (この場合、ドライブEがアサインされていない)
「デバイスとして認識はしているので変だな?」と思いつつ、ドライブを交換したら、コピー先のディスクを認識し、逆にコピー元のディスクが認識しなくなりました。
そしてその瞬間、「あっ!」って意味が分ったので、以下はその後の作業の備忘録です。
【備忘録】
この手のディスククローンはセクターを丸ごとコピーするので、「ディスク署名」までそのままコピーされる。(当たり前だし、それが望ましい)
しかし、この状態だとOSのファイルシステムが認識するディスクの管理が重複する。(この署名情報はプラグアンドプレイなど、色々な目的で利用されている)
Windows系OSの場合、「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」画面内の「ディスクの管理」(上述の画面)の「ディスク *」の個所の「オフライン」を「オンライン」にすれば、重複してても使用する事ができる。
しかし、これは「重複してて色々と問題が発生するけどいいの?」と、ユーザーに承諾をさせてから使う事になる。(色々と問題が発生する可能性を秘めているので好ましくない)
そこで今回は「ディスク署名」を書き換える事を実施した。
(1) コマンドプロンプト(cmd.exe)を実行。
(2) diskpartコマンドを実行。本コマンドの入力モードに切り替わる。
(3) 「SELECT DISK <ディスク番号>」にて署名を変更するディスクを選択。
ディスク番号は上述の画面の「ディスク 2」の"2"となる。
ディスクの一覧は「LIST DISK」で表示可能。
(4) 「UNIQUEID DISK ID=<任意の署名ID>」にて署名(ID)を変更。
現在の署名を確認するには「UNIQUEID DISK」で表示される。
この署名IDは16進数形式で4バイトの値、もしくはGUIDを指定できる。
ありがちな設定であるならGUIDがまず被らないので、任意のGUIDを
生成して設定する。
PowerShellであるなら「powershell -Command "[Guid]::NewGuid()"」
で生成可能。
それかネット検索で「GUID 生成」などで、オンラインでGUIDを
生成するサイトで生成する。
これでユニーク(唯一)なディスク署名が設定されたので、クローンしたHDDがオリジナルとは別のディスクとして認識される。
ちなみにLinux(Ubuntu)でもディスク署名が同一だと認識を行わず、macOS(Sierra)だと同一でも別々のディスクとして認識してくれる(ただしディスクの使用方法を別の事で使おうと警告が出る)。
完璧なディスククローン作成って滅多に行わないので(USBメモリをddコマンドでやってた位)、このような落とし穴に落ると「製品バグ?」とか思ってしまいそうで怖いです。
実はこの問題を解決した後にネット検索したところ、数年前にこの問題に直面して価格.comに質問をしている人がいて、そのスレッドの中で詳しい方がこの原因とアドバイスをしていて、最後に「仕様です。無理です。」と書いてしまって、質問者が諦めてしまっている状況を見てしまい、(´・ω・`)となりました。(アドバイスした方も情強っぽい情弱というか…)
この手の技術には「正しい理解」というのが本筋なのですが、この手の事って知らないとキッカケも掴めないし、掴むまでの労力(時間)も要るので大変なんですよね。(まぁ、「運用でカバー」できるのであれば、ソレはソレって思っていますが)
【結論】
この製品は非常に良いです。特に進捗LEDが良いです。TBクラスのコピーになると、「一体いつまでかかるんや!」って、なりますし。(特に私はせっかちでおっちょこちょいなので、後ろが見えない事に不安を感じるタイプ)
12TBまで行けるので、今後もキッチリ働いてもらいます。(^^)
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