RAID導入
先日RAW化したHDDに対して「TestDisk」を実行したのですが、丸2日放置しても10数パーセントしか進行しないため、待ちきれず他のソフトを試す事に。
完全フリーというものが殆んど存在しないなか、トライアルでできるものを片っぱしから試してみました。色々と試してみましたが、ドライブすら認識しないものや、UIがイケてないものまで、色々とあるんだなぁ~って感じです。
結果として、個人的見解では「EaseUS Data Recovery Wizard」「DiskDigger」がかなり出来が良いという感じでした。
EaseUS Data Recovery Wizardは日本語対応しており、UIのセンスが良く、ディスクスキャンも10.5時間程度で完了し(予測時間が出てくれて助かりました)、検出されたファイル名も日本語で表示されました。トライアルではトータル500MBまで復旧でき、確かに400MB程のビデオファイルを1つ復元したら、完全に復元できました(2つ目は500MBの制限を超えて途中で切れたw)。これを「1台PC制限なし」にするには8,900円(キャンペーン価格)でアクティベーションすれば検出されたファイルを全て復元できそうという感じです。

これはよく出来たソフトです。
しかし、ここでキモなのは「検出されたファイル」という事で、検出されたファイルが私の希望する数の10%にも満たなかったという事です。全然足りません。
DiskDiggerは日本語対応していないのですが、こちらもEaseUS Data Recovery Wizard同様にUIのセンスが良く(しかしEaseUS Data Recovery Wizardの方が上と思った)、ディスクスキャンも10.5時間程度で完了しました。
こちらの良いところは、復元できるデータサイズには制限がなく、「1ファイル毎に5秒のウェイトと、復元するボタンの表示個所が所定位置に表示されない」…という、昔のWinZipの無料使用時を思い出すようなUIがあるだけで、実質無制限で検出されたファイルが復元できるといったものでした。
しかし、ここでキモなのは「検出されたファイル」(ry
…このソフトでも検出されたものは、EaseUS Data Recovery Wizardとほぼ同様、正確にはEaseUS Data Recovery Wizardよりも若干少ない結果となりました。しかもファイル名は日本語でない上に、シリンダ値がファイル名になっていました。
とりあえず復元できるもの(50個弱)を全て復元してみましたが、復元できたものは全て正しい内容であったのと、重複したものが検出されていました。
結論として「ソフトは違えど復旧の方法はある程度同じ(これが限界)=使い物にならない」という所感です。
私はNTFSのファイルシステムの勉強をしていたので、「幾らRAW化がパーティション情報の故障からくるものとはいえ、仕組み上はこれが限界だろうな…」という見解です。(FAT時代からLinuxのext位までは勉強しているので、「ファイルシステムはどのように設計されている」位の説明はできる知識は持っている)
言い換えると、小さいファイルサイズのものは割と復元できるけど、動画のような最低100MB以上の巨大なファイルの復元は厳しいという見解です。(常にデフラグのような事をしていたら、もっと違った結果になっていたかもしれないですが、今の時代そんな事は普通しない)
かなり古い知識ではあるけど、NTFSのフォーマットは多少明るい。
かといって、私はこのRAW化という現象には初めて遭遇したので、勉強(痛い経験)になりました。(これまではHDD内の機械的な部分で壊れるか、致命的なセクタ不良頻発のどちらか)
個人的な見解ではRAW化はHDDの故障というよりも、OSの方がやっちまった感が強いので、フォーマットすればディスクはそのまま普通に使えると思っています。
◇ ◇ ◇
このところのHDDの故障率とダメージ率が高くなってきた事から、そろそろディスクアクセスが高いものにはRAIDを組むしかないかな…と思い、重い腰を上げて、久々にRAIDを組む事にしました。実に10数年振りです。(この日記書くよりも昔にRAID1を組んでいた)
過去にRAIDを止めた理由が「購入するディスク1つ1つのサイズが常に変化するようになった(メディア単価が下り始めて容量の増加が一気に加速した)」「ディスクをカセットのように交換するような運用に切り替えた」ためで、一つのケースにRAID用に同じサイズのHDDを入れておく事がなくなり(ケースに入り切らない程のHDDの数になった)、且つ重要なデータはバックアップを月一程度で行う、容量の少ない重要なデータはクラウドサービス上に置くなどの運用になりました。
今回は一番ディスクアクセスとファイルの作成/削除が頻発するビデオサーバのHDDのみをRAID1にする事にしました。

ラトックシステムのRAIDケース。
協力会社のガジェット大好きな方から、実績のあるケースを紹介してもらいました。やっぱり経験則をご教示いただくのが確実です。(といっても、私のいつもの引きの悪さから「私の場合だけ直ぐに故障する」とかありそうだけどw)
1つはRAW化したHDDをフォーマットして人柱的に入れました。もう一つは新規購入したものです。これでRAW化した方が本当にHDDの不調ですぐに故障したとしたら、ブザーが鳴って新規の方のみで動くハズです。(実験成功となり即新品と交換予定。用意はしてある)
これでこの製品で上手く運用できたら、Linuxサーバの方も8TB RAIDとか組むものありかな。
完全フリーというものが殆んど存在しないなか、トライアルでできるものを片っぱしから試してみました。色々と試してみましたが、ドライブすら認識しないものや、UIがイケてないものまで、色々とあるんだなぁ~って感じです。
結果として、個人的見解では「EaseUS Data Recovery Wizard」「DiskDigger」がかなり出来が良いという感じでした。
EaseUS Data Recovery Wizardは日本語対応しており、UIのセンスが良く、ディスクスキャンも10.5時間程度で完了し(予測時間が出てくれて助かりました)、検出されたファイル名も日本語で表示されました。トライアルではトータル500MBまで復旧でき、確かに400MB程のビデオファイルを1つ復元したら、完全に復元できました(2つ目は500MBの制限を超えて途中で切れたw)。これを「1台PC制限なし」にするには8,900円(キャンペーン価格)でアクティベーションすれば検出されたファイルを全て復元できそうという感じです。

これはよく出来たソフトです。
しかし、ここでキモなのは「検出されたファイル」という事で、検出されたファイルが私の希望する数の10%にも満たなかったという事です。全然足りません。
DiskDiggerは日本語対応していないのですが、こちらもEaseUS Data Recovery Wizard同様にUIのセンスが良く(しかしEaseUS Data Recovery Wizardの方が上と思った)、ディスクスキャンも10.5時間程度で完了しました。
こちらの良いところは、復元できるデータサイズには制限がなく、「1ファイル毎に5秒のウェイトと、復元するボタンの表示個所が所定位置に表示されない」…という、昔のWinZipの無料使用時を思い出すようなUIがあるだけで、実質無制限で検出されたファイルが復元できるといったものでした。
しかし、ここでキモなのは「検出されたファイル」(ry
…このソフトでも検出されたものは、EaseUS Data Recovery Wizardとほぼ同様、正確にはEaseUS Data Recovery Wizardよりも若干少ない結果となりました。しかもファイル名は日本語でない上に、シリンダ値がファイル名になっていました。
とりあえず復元できるもの(50個弱)を全て復元してみましたが、復元できたものは全て正しい内容であったのと、重複したものが検出されていました。
結論として「ソフトは違えど復旧の方法はある程度同じ(これが限界)=使い物にならない」という所感です。
私はNTFSのファイルシステムの勉強をしていたので、「幾らRAW化がパーティション情報の故障からくるものとはいえ、仕組み上はこれが限界だろうな…」という見解です。(FAT時代からLinuxのext位までは勉強しているので、「ファイルシステムはどのように設計されている」位の説明はできる知識は持っている)
言い換えると、小さいファイルサイズのものは割と復元できるけど、動画のような最低100MB以上の巨大なファイルの復元は厳しいという見解です。(常にデフラグのような事をしていたら、もっと違った結果になっていたかもしれないですが、今の時代そんな事は普通しない)
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かといって、私はこのRAW化という現象には初めて遭遇したので、勉強(痛い経験)になりました。(これまではHDD内の機械的な部分で壊れるか、致命的なセクタ不良頻発のどちらか)
個人的な見解ではRAW化はHDDの故障というよりも、OSの方がやっちまった感が強いので、フォーマットすればディスクはそのまま普通に使えると思っています。
このところのHDDの故障率とダメージ率が高くなってきた事から、そろそろディスクアクセスが高いものにはRAIDを組むしかないかな…と思い、重い腰を上げて、久々にRAIDを組む事にしました。実に10数年振りです。(この日記書くよりも昔にRAID1を組んでいた)
過去にRAIDを止めた理由が「購入するディスク1つ1つのサイズが常に変化するようになった(メディア単価が下り始めて容量の増加が一気に加速した)」「ディスクをカセットのように交換するような運用に切り替えた」ためで、一つのケースにRAID用に同じサイズのHDDを入れておく事がなくなり(ケースに入り切らない程のHDDの数になった)、且つ重要なデータはバックアップを月一程度で行う、容量の少ない重要なデータはクラウドサービス上に置くなどの運用になりました。
今回は一番ディスクアクセスとファイルの作成/削除が頻発するビデオサーバのHDDのみをRAID1にする事にしました。

ラトックシステムのRAIDケース。
協力会社のガジェット大好きな方から、実績のあるケースを紹介してもらいました。やっぱり経験則をご教示いただくのが確実です。(といっても、私のいつもの引きの悪さから「私の場合だけ直ぐに故障する」とかありそうだけどw)
1つはRAW化したHDDをフォーマットして人柱的に入れました。もう一つは新規購入したものです。これでRAW化した方が本当にHDDの不調ですぐに故障したとしたら、ブザーが鳴って新規の方のみで動くハズです。(実験成功となり即新品と交換予定。用意はしてある)
これでこの製品で上手く運用できたら、Linuxサーバの方も8TB RAIDとか組むものありかな。
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