昔のゲームの想い出 [0005] 「マリオブラザーズ」 [任天堂] [1983] [アーケード]
《オリジナル最強!》
ファミリーコンピュータで有名、主人公も世界的に有名なマリオ、ルイージを操作して、出現する敵をひっくり返して画面下の水路に落す面クリアタイプのアクションゲームです。
私の中では「マリオブラザーズ」といえば、スーパーマリオブラザーズはもとより、ファミリーコンピュータの方でもなく、「アーケードのマリオブラザーズ」が一番に思い浮びます。
ファミリーコンピュータで有名、主人公も世界的に有名なマリオ、ルイージを操作して、出現する敵をひっくり返して画面下の水路に落す面クリアタイプのアクションゲームです。
私の中では「マリオブラザーズ」といえば、スーパーマリオブラザーズはもとより、ファミリーコンピュータの方でもなく、「アーケードのマリオブラザーズ」が一番に思い浮びます。
このゲームは様々なプラットフォーム(もしくはミニゲーム等)に移植されているのですが、現時点ではアーケードの質に近いものが殆ど皆無という状態で、私の中ではかなり「???」な気分になっています。(ちなみに昔のパソコンでは「パンチボールマリオ」等の異色(?)な物もありましたが、善し悪しは置いておいて、あれは別物という認識でいます)
何故ここまでそう思うかというと、移植された全てにおいて、アーケード版はそれらの頂点に立つクオリティを持っているからと感じているからです。
当時のファミリーコンピュータ(以下ファミコン)では配色やスプライト、プログラムサイズといったハードウェア的制約があったとしても、アーケード版との質(特にプレー感覚)はかなり別物となった移植となり、プレー感覚はかなり別物に感じることができます。
こーいっちゃなんですが、コイツは偽物としか…
という訳で、どの辺りがアーケード版は「素晴らしい」のか私なりに列挙してみました。
1.チュートリアル
ゲーム開始時にアイネ・クライネ・ナハトムジークで始まるチュートリアルデモは
当時斬新で、初回デモの最後にコインが出る時の丸まった矢印表示は凄くセンスが
いいと感じます。これはアーケード版のみにしかありません。
2.ゲームバランス
最も重要な所です。
ステージ(PHASE)1~23まで徐々に難易度が上るのですが、絶妙な難易度の
上り方をします。
(30面以降で"KO"と表示されるので、ここまでが公式の構成と考えられます)
ステージ17より氷柱が出現、この辺りではグリーンのファイアボールが
ステージ開始より出現し、画面上がかなり賑やかになり、色合いも綺麗になります。
3.敵キャラクターのビットマップやアニメーション
ステージ1のカメ(シェルクリーパー)に始まり、カニ(サイドステッパー)、
ハエ(ファイターフライ)等、移植されたものが全て敵わない程、アーケードは
綺麗なビットマップになっています。特にカメがひっくり返った際に、
復帰する脱着アニメーションはアーケード版が一番素晴らしく、
始めてコレをゲームセンターで見た時には「これを考えた人は凄い想像力を
実現するものだ!」と感動したものです。
(帰ってきたマリオブラザーズがカメアニメーションを頑張っているのですが、
やはりアーケード版には敵いません)
また、土管から敵やコインが出現する時のアニメーションは、ちょっとした
演出に加え、「あ、こっちから出てくるんだな。」と先手を打てるゲーム戦略を
かもし出すことができます。
4.配色
ファミコン版ではある程度しかたの無い話ですが、アーケード版はかなり
綺麗な配色、光源を持ちます。特にカニが一段階怒った状態の青色は
宝石のようです。(言いすぎ(^^ゞ)
5.ジャンプの質
ファミコン版をプレーした時に最も違和感を覚えた個所でした。
アーケード版はかなり裏技的な操作をしなければできなかった、低速移動ジャンプが、
ファミコンでは簡単にできます (まるで元々2種類のジャンプがあるみたいです)。
また、当時のゲームセンターのゲームというのは独特なウェイトがかかる
「重みのあるジャンプ」をするものが多いのですが、アーケード版はこれに準拠
しています。
(今考察すると、アーケード版はかなり重力加速がかかるのに対して、ファミコン版の
重力加速は軽い感じがします。
また、移植がアーケードに近かった、帰ってきたマリオブラザーズに関してはもう別物で、
かなりガッカリしました)
6.マリオの死に方
これもちょっとした表現ではあるのですが、ミスをした時のマリオが、
噛みつかれた、燃えた、凍った等、色が変るだけではなく、若干表情が違った
演出があります。
噛みつかれた時と、凍った時はパレットの違いだけかもしれませんが、
燃えた時は頭がチリチリになっており、この表現をしただけで「温度」が伝わる
という効果をバツグンに演出しています。
このように「移植」というだけを求めると枚挙がないですが、これだけの特徴がある・なしで、クオリティや「場合によりゲーム性までもが変ってしまう」事が発生してしまうので、アーケード版のプログラミングにはものすごく愛情や拘りを感じてしまいます。
このゲームは基板が比較的安価になってから15,000円位で購入したのですが、これをプレーしてしまうとファミコン版のものがプレーできなくなってしまう程のクオリティと中毒性があります。
またwiiのバーチャルコンソールにてファミコン版を採用しているのですが、「何故ファミコン版だけ…」と悲しい所感を持っています。

マニュアルとインストラクションカード

基板

まだルイージさんがパレットの違いだけの時代ですw

このカメのアニメーションは、私の中では伝説級の処理です(^^)

マリオブラザーズといえば「殺し合い」。 私はコレで…
(いずれ想い出として書くと思います…)
【2009/10/13 追記】
「殺し合い」で起きた想い出について書きました。
何故ここまでそう思うかというと、移植された全てにおいて、アーケード版はそれらの頂点に立つクオリティを持っているからと感じているからです。
当時のファミリーコンピュータ(以下ファミコン)では配色やスプライト、プログラムサイズといったハードウェア的制約があったとしても、アーケード版との質(特にプレー感覚)はかなり別物となった移植となり、プレー感覚はかなり別物に感じることができます。
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という訳で、どの辺りがアーケード版は「素晴らしい」のか私なりに列挙してみました。
1.チュートリアル
ゲーム開始時にアイネ・クライネ・ナハトムジークで始まるチュートリアルデモは
当時斬新で、初回デモの最後にコインが出る時の丸まった矢印表示は凄くセンスが
いいと感じます。これはアーケード版のみにしかありません。
2.ゲームバランス
最も重要な所です。
ステージ(PHASE)1~23まで徐々に難易度が上るのですが、絶妙な難易度の
上り方をします。
(30面以降で"KO"と表示されるので、ここまでが公式の構成と考えられます)
ステージ17より氷柱が出現、この辺りではグリーンのファイアボールが
ステージ開始より出現し、画面上がかなり賑やかになり、色合いも綺麗になります。
3.敵キャラクターのビットマップやアニメーション
ステージ1のカメ(シェルクリーパー)に始まり、カニ(サイドステッパー)、
ハエ(ファイターフライ)等、移植されたものが全て敵わない程、アーケードは
綺麗なビットマップになっています。特にカメがひっくり返った際に、
復帰する脱着アニメーションはアーケード版が一番素晴らしく、
始めてコレをゲームセンターで見た時には「これを考えた人は凄い想像力を
実現するものだ!」と感動したものです。
(帰ってきたマリオブラザーズがカメアニメーションを頑張っているのですが、
やはりアーケード版には敵いません)
また、土管から敵やコインが出現する時のアニメーションは、ちょっとした
演出に加え、「あ、こっちから出てくるんだな。」と先手を打てるゲーム戦略を
かもし出すことができます。
4.配色
ファミコン版ではある程度しかたの無い話ですが、アーケード版はかなり
綺麗な配色、光源を持ちます。特にカニが一段階怒った状態の青色は
宝石のようです。(言いすぎ(^^ゞ)
5.ジャンプの質
ファミコン版をプレーした時に最も違和感を覚えた個所でした。
アーケード版はかなり裏技的な操作をしなければできなかった、低速移動ジャンプが、
ファミコンでは簡単にできます (まるで元々2種類のジャンプがあるみたいです)。
また、当時のゲームセンターのゲームというのは独特なウェイトがかかる
「重みのあるジャンプ」をするものが多いのですが、アーケード版はこれに準拠
しています。
(今考察すると、アーケード版はかなり重力加速がかかるのに対して、ファミコン版の
重力加速は軽い感じがします。
また、移植がアーケードに近かった、帰ってきたマリオブラザーズに関してはもう別物で、
かなりガッカリしました)
6.マリオの死に方
これもちょっとした表現ではあるのですが、ミスをした時のマリオが、
噛みつかれた、燃えた、凍った等、色が変るだけではなく、若干表情が違った
演出があります。
噛みつかれた時と、凍った時はパレットの違いだけかもしれませんが、
燃えた時は頭がチリチリになっており、この表現をしただけで「温度」が伝わる
という効果をバツグンに演出しています。
このように「移植」というだけを求めると枚挙がないですが、これだけの特徴がある・なしで、クオリティや「場合によりゲーム性までもが変ってしまう」事が発生してしまうので、アーケード版のプログラミングにはものすごく愛情や拘りを感じてしまいます。
このゲームは基板が比較的安価になってから15,000円位で購入したのですが、これをプレーしてしまうとファミコン版のものがプレーできなくなってしまう程のクオリティと中毒性があります。
またwiiのバーチャルコンソールにてファミコン版を採用しているのですが、「何故ファミコン版だけ…」と悲しい所感を持っています。

マニュアルとインストラクションカード

基板

まだルイージさんがパレットの違いだけの時代ですw

このカメのアニメーションは、私の中では伝説級の処理です(^^)

マリオブラザーズといえば「殺し合い」。 私はコレで…
(いずれ想い出として書くと思います…)
【2009/10/13 追記】
「殺し合い」で起きた想い出について書きました。
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もしよければどこで購入されたか教えていただいてもよろしいでしょうか