昔のゲームの想い出 [0048] 「凄ノ王伝説」 [ハドソン] [1989] [PCエンジン]
《絶妙なバランスとイベント盛り沢山RPG!》
このゲームの購入のきっかけは、発売してまだ2ヶ月も経過していないというのに、量販店のゲームコーナーで2,500円で売っており(ちなみに定価は6,825円だった模様です)、「なんだこの安さは! ハドソンなのにそんなにクソゲーなのかっ!(私はこの時期のハドソンのPCエンジンのゲームを高く評価していました)」という疑問と興味から購入を決意した…というものでした。

名作なのにあっという間にワゴンセールのような価格に…
このゲームの購入のきっかけは、発売してまだ2ヶ月も経過していないというのに、量販店のゲームコーナーで2,500円で売っており(ちなみに定価は6,825円だった模様です)、「なんだこの安さは! ハドソンなのにそんなにクソゲーなのかっ!(私はこの時期のハドソンのPCエンジンのゲームを高く評価していました)」という疑問と興味から購入を決意した…というものでした。

名作なのにあっという間にワゴンセールのような価格に…
私にはこのゲームに関してそれ程事前知識がないまま「永井豪の原作」というのだけは、なんとなく知っている(パッケージや広告の絵からして永井豪ですしね)程度だったので、どんなものかと始めた訳ですが、最初のデモシーンの説明に「???」だらけになり、「え、やっぱりヤバイソフトを購入してしまったか!?」と思ったのですが、最初のお婆さんの説明で、とりあえず自分が何をすべきか判り、街をウロついただけで、初っ端から女の子に「目的の方角付きでお使いを依頼された」ので、「まぁ、いいか…」という感じで始めました。
しかし、それからというもの、特に経験値稼ぎをするまでもなく、イベントが次から次へと発生し(もしくは、街や村の人達が向うべき場所を指示してくれる)、気がついたら最初のボスである、魔獣王という敵の城に到達しました。そこでオープニング以来のデモが始まったのですが、「おれだよ。青沼だよ。」とか言われて「誰だよ?青沼。」状態に…
「これは原作を読んでいれば意味が判るのかなぁ~」とか思いつつ、コイツをなんなく倒して、またまたその先の街で次のイベントが発生…という感じで、気がついたらオープニングのキャラクターも仲間にしてエンディングを迎えた…という想い出があります。
ファーストインプレッションでは「とても簡単に終った」というイメージでしたが、後から色々と振り返ると、以下のような事が脳裏を過りました。
1.経験値稼ぎを殆んどしてない。
2.殆んど死んでいない。
3.マップ上の同じ個所を余り行ったり来たりしていない。
4.あっちいけこっちいけとイベントで移動し続けたがその数が凄かった。
5.BGMが頭に鳴り続けた(特に普通の戦闘シーンの曲とフィールドの曲)
簡単にまとめると「飽きさせないまま(ストレスを溜めないまま)エンディングに連れていってもらい、且つそこそこのボリュームを持っているゲームだった」という事です。
これは今の大容量化の時代では、比較的実現しやすいと思うのですが、この時代の容量でこのような絶妙なバランスとボリュームを実現していた…というのが素晴らしいと思いました。
特にイベントをクリアすると経験値(とお金)が取得できるゲームというのは斬新で(お金が貰えるのはよくありますが)、これにより経験値稼ぎのために同じフィールドを何時間もウロウロする事無く、次のイベントに向う事ができました。
そして、これは個人的な好みなのですが、グラフィックに関しては人の顔やデモが表示されない個所以外は全て「硬派(=リアルな質感がある)」な描画となり、これは「邪聖剣ネクロマンサー」にも匹敵する程のものと感じており、「これで殆んど3色構成の顔のイラストがウィンドウに表示されなければ、カッコイイのになぁ~」なんて残念がっていた程です。
これは永井豪のイラストがNGと思っている訳ではないのですが、画面とはミスマッチに感じていました。なにせ街のフィールドにいる槍を持っている原始人のようなゴツイNPCと会話すると、永井豪イラストの少年の顔がウィンドウに表示されて「こんにちは、おにいちゃん!」みたいな会話をしてくるのは如何がなものかと思いました(せめてゴツイ濃ゆいイラストで「やぁ、お兄さん!」位に…w)。
また、このゲームのBGMはとても大人な雰囲気を持っており、特に戦闘の曲に至っては少しジャズ調入っている感じで非常に好みとなっています。(作曲をしている方はかなり有名な凄腕ミュージックコンポーサーの方なので、「あー、なるほどなぁ~」と頷いてしまうばかりです)
ちなみに私はこの漫画の原作をこのゲームクリアから、かなり後から読んだクチなのですが、あまりの話の違いとその表現に卒倒しました。流石色々と「伝説になっている」だけある原作と思います。
◇ ◇ ◇
このように、「安価だったから」という単純な理由で購入したゲームですが、かなりの掘り出し物(といっても別に普通に売っていて、発売されて間もなく、そして新品でしたが(^^;)に出会えた感があり、私の中の大好きなRPGの1つとなっています。
RPGというのは制作にはかなりシビアなバランス調整が必要となる…というイメージがあるのですが、このようなイベントを盛り沢山にしたシナリオ展開を行い、主人公の経験値のインフラを上げてサクサク進めるようにするというのは1つのテクニックとして参考になりました。
(この手のバランスを持っているここ最近の作品では「ファイナルファンタジーX」がコレに近い気がしています。まぁ、これも7年も昔のゲームですが…)
しかし、それからというもの、特に経験値稼ぎをするまでもなく、イベントが次から次へと発生し(もしくは、街や村の人達が向うべき場所を指示してくれる)、気がついたら最初のボスである、魔獣王という敵の城に到達しました。そこでオープニング以来のデモが始まったのですが、「おれだよ。青沼だよ。」とか言われて「誰だよ?青沼。」状態に…
「これは原作を読んでいれば意味が判るのかなぁ~」とか思いつつ、コイツをなんなく倒して、またまたその先の街で次のイベントが発生…という感じで、気がついたらオープニングのキャラクターも仲間にしてエンディングを迎えた…という想い出があります。
ファーストインプレッションでは「とても簡単に終った」というイメージでしたが、後から色々と振り返ると、以下のような事が脳裏を過りました。
1.経験値稼ぎを殆んどしてない。
2.殆んど死んでいない。
3.マップ上の同じ個所を余り行ったり来たりしていない。
4.あっちいけこっちいけとイベントで移動し続けたがその数が凄かった。
5.BGMが頭に鳴り続けた(特に普通の戦闘シーンの曲とフィールドの曲)
簡単にまとめると「飽きさせないまま(ストレスを溜めないまま)エンディングに連れていってもらい、且つそこそこのボリュームを持っているゲームだった」という事です。
これは今の大容量化の時代では、比較的実現しやすいと思うのですが、この時代の容量でこのような絶妙なバランスとボリュームを実現していた…というのが素晴らしいと思いました。
特にイベントをクリアすると経験値(とお金)が取得できるゲームというのは斬新で(お金が貰えるのはよくありますが)、これにより経験値稼ぎのために同じフィールドを何時間もウロウロする事無く、次のイベントに向う事ができました。
そして、これは個人的な好みなのですが、グラフィックに関しては人の顔やデモが表示されない個所以外は全て「硬派(=リアルな質感がある)」な描画となり、これは「邪聖剣ネクロマンサー」にも匹敵する程のものと感じており、「これで殆んど3色構成の顔のイラストがウィンドウに表示されなければ、カッコイイのになぁ~」なんて残念がっていた程です。
これは永井豪のイラストがNGと思っている訳ではないのですが、画面とはミスマッチに感じていました。なにせ街のフィールドにいる槍を持っている原始人のようなゴツイNPCと会話すると、永井豪イラストの少年の顔がウィンドウに表示されて「こんにちは、おにいちゃん!」みたいな会話をしてくるのは如何がなものかと思いました(せめてゴツイ濃ゆいイラストで「やぁ、お兄さん!」位に…w)。
また、このゲームのBGMはとても大人な雰囲気を持っており、特に戦闘の曲に至っては少しジャズ調入っている感じで非常に好みとなっています。(作曲をしている方はかなり有名な凄腕ミュージックコンポーサーの方なので、「あー、なるほどなぁ~」と頷いてしまうばかりです)
ちなみに私はこの漫画の原作をこのゲームクリアから、かなり後から読んだクチなのですが、あまりの話の違いとその表現に卒倒しました。流石色々と「伝説になっている」だけある原作と思います。
このように、「安価だったから」という単純な理由で購入したゲームですが、かなりの掘り出し物(といっても別に普通に売っていて、発売されて間もなく、そして新品でしたが(^^;)に出会えた感があり、私の中の大好きなRPGの1つとなっています。
RPGというのは制作にはかなりシビアなバランス調整が必要となる…というイメージがあるのですが、このようなイベントを盛り沢山にしたシナリオ展開を行い、主人公の経験値のインフラを上げてサクサク進めるようにするというのは1つのテクニックとして参考になりました。
(この手のバランスを持っているここ最近の作品では「ファイナルファンタジーX」がコレに近い気がしています。まぁ、これも7年も昔のゲームですが…)
コメント
コメントの投稿
« Sample Action Gameの紹介 [2周目の紹介(その4)] l Home l サウンドの設計 (音情報管理設計) »