昔のゲームの想い出 [0018] 「A-JAX」 [コナミ] [1987] [アーケード]
《最強のBGM!…しかし!? (その2)》
前回、ザ・スキームの想い出話をしたので、その連鎖でこのゲームを語りたいと思います。
A-JAXはヘリコプターとジェット戦闘機を操作して、ステージのボスを倒す面クリア型のシューティングゲームです。
ステージによりトップビューや3Dビューの視点を持つこのゲームは、当時では先端を行く拡大・縮小/回転処理をハードウェアで実現し、これを画面の表現に生かしたゲームデザインを持っていました。
最初にこのゲームを見たのはゲームセンターではなく、リリース前に深夜に放送していたテレビ番組で、ベータ版だったせいか構成やBGMが違っていました。その際、ステージ2の急降下爆撃のシーンで表現される背景の拡大は、「本当に急降下爆撃をしている」ように見え、「あ、あ、あっ、当たるっ!」とテレビの前で卒倒しそうになりました。
このテレビ番組は録画していたので、この表現の凄さを周りもに伝えようと、仲間が部屋に来る度に見せて回っていたもので、「早くゲームセンターでプレーしたい!」と息巻いていました。
そして、ゲームセンターでこのゲームをプレーしたところ、非常に美しい画面と辛口の難易度を楽しむことができました。
徐々に慣れてくると、BGMの方にも気が回り、ステージ2の急降下時のBGMやステージクリア音等が判るようになり、BGMからやたらオーケストラヒットの音が聴こえてくること等が判るようになってきました。
当時はゲームセンターのゲーム台にイヤホンジャックが付いているというのは、ハイスコアラーが集まるような直営店などだけであり、普通のゲームセンターにはこのような装置は付いていないため、サウンドトラックでも買わなければ(もしくは雑誌BEEPの付録ソノシートでも無い限り)、ゲームのBGMの詳細なんて各ゲームが大音響で鳴っているゲームセンターでは確認する術がありませんでした。
そこで、このサウンドトラックを購入して聴いたところ、まだ進んでいない後半のステージ(と当初思っている)のBGMがもの凄くカッコイイと感じ、「なにこの曲!?スゴくノリがイイ!オケヒもガンガン使っているし、一体どんなステージなんだろう!?」と胸を躍らせて、期待していました。
そして、その曲がかかるステージに到達して、いざゲームが進むと…
「なんだ!? なんか曲とゲーム展開がまるで同期取れてなくない???」
という感じに襲われ、かなり違和感を覚えました。
そこで私なりに考えたところ、
1.曲がアップテンポなのにスクロールが遅い & 敵の攻撃が曲と合わずにガンガン出てくる。
2.曲が元気 & 明るい(特にステージ6)のに背景が渋い。
と、シューティングゲームとしても、曲としても全く問題無いのに、これらが融合してしまったがために何故かチグハグ感が強くなってきました。
幸いなことに、ゲーム中はそれ程BGMが聴こえないので、ザ・スキーム程の違和感は無かったのですが、それはある意味ゲームセンターという環境だっただけの話で、もしも自宅でこのゲームをプレーしていたら、同じ事が発生したに違いないと感じました。
(そしてこの数年後に、X68000に移植された本ゲームをプレーして、やはりそうなってしまいました…)
ステージにより、BGMと同調しているところがあるので(特に3Dステージ)、ザ・スキーム程ではないにしろ、やはりこのゲームも(良い意味で)BGMの存在がとても強く、バックグランドミュージックというよりも、フォアグランドに来てしまった感が強く感じました。
逆にそれだけ凄いと感じてしまったので、このゲームのサウンドトラックも私の中の殿堂入りを果すことになりました。(ザ・スキーム同様、今でも聴き続けています)
「ザ・スキーム」と、「A-JAX」… 私の中のゲームのBGMとしては存在が強すぎた、2大最強ゲームミュージックの想い出話でした。

スーパー魂斗羅とA-JAXの神曲収録アルバム
◇ ◇ ◇
ちなみに、Web2.0の技術の中の一つと言われる「Ajax」がありますが、このゲームの影響で、初見から迷わず「エージャックス」と呼んでいます。
前回、ザ・スキームの想い出話をしたので、その連鎖でこのゲームを語りたいと思います。
A-JAXはヘリコプターとジェット戦闘機を操作して、ステージのボスを倒す面クリア型のシューティングゲームです。
ステージによりトップビューや3Dビューの視点を持つこのゲームは、当時では先端を行く拡大・縮小/回転処理をハードウェアで実現し、これを画面の表現に生かしたゲームデザインを持っていました。
最初にこのゲームを見たのはゲームセンターではなく、リリース前に深夜に放送していたテレビ番組で、ベータ版だったせいか構成やBGMが違っていました。その際、ステージ2の急降下爆撃のシーンで表現される背景の拡大は、「本当に急降下爆撃をしている」ように見え、「あ、あ、あっ、当たるっ!」とテレビの前で卒倒しそうになりました。
このテレビ番組は録画していたので、この表現の凄さを周りもに伝えようと、仲間が部屋に来る度に見せて回っていたもので、「早くゲームセンターでプレーしたい!」と息巻いていました。
そして、ゲームセンターでこのゲームをプレーしたところ、非常に美しい画面と辛口の難易度を楽しむことができました。
徐々に慣れてくると、BGMの方にも気が回り、ステージ2の急降下時のBGMやステージクリア音等が判るようになり、BGMからやたらオーケストラヒットの音が聴こえてくること等が判るようになってきました。
当時はゲームセンターのゲーム台にイヤホンジャックが付いているというのは、ハイスコアラーが集まるような直営店などだけであり、普通のゲームセンターにはこのような装置は付いていないため、サウンドトラックでも買わなければ(もしくは雑誌BEEPの付録ソノシートでも無い限り)、ゲームのBGMの詳細なんて各ゲームが大音響で鳴っているゲームセンターでは確認する術がありませんでした。
そこで、このサウンドトラックを購入して聴いたところ、まだ進んでいない後半のステージ(と当初思っている)のBGMがもの凄くカッコイイと感じ、「なにこの曲!?スゴくノリがイイ!オケヒもガンガン使っているし、一体どんなステージなんだろう!?」と胸を躍らせて、期待していました。
そして、その曲がかかるステージに到達して、いざゲームが進むと…
「なんだ!? なんか曲とゲーム展開がまるで同期取れてなくない???」
という感じに襲われ、かなり違和感を覚えました。
そこで私なりに考えたところ、
1.曲がアップテンポなのにスクロールが遅い & 敵の攻撃が曲と合わずにガンガン出てくる。
2.曲が元気 & 明るい(特にステージ6)のに背景が渋い。
と、シューティングゲームとしても、曲としても全く問題無いのに、これらが融合してしまったがために何故かチグハグ感が強くなってきました。
幸いなことに、ゲーム中はそれ程BGMが聴こえないので、ザ・スキーム程の違和感は無かったのですが、それはある意味ゲームセンターという環境だっただけの話で、もしも自宅でこのゲームをプレーしていたら、同じ事が発生したに違いないと感じました。
(そしてこの数年後に、X68000に移植された本ゲームをプレーして、やはりそうなってしまいました…)
ステージにより、BGMと同調しているところがあるので(特に3Dステージ)、ザ・スキーム程ではないにしろ、やはりこのゲームも(良い意味で)BGMの存在がとても強く、バックグランドミュージックというよりも、フォアグランドに来てしまった感が強く感じました。
逆にそれだけ凄いと感じてしまったので、このゲームのサウンドトラックも私の中の殿堂入りを果すことになりました。(ザ・スキーム同様、今でも聴き続けています)
「ザ・スキーム」と、「A-JAX」… 私の中のゲームのBGMとしては存在が強すぎた、2大最強ゲームミュージックの想い出話でした。

スーパー魂斗羅とA-JAXの神曲収録アルバム
ちなみに、Web2.0の技術の中の一つと言われる「Ajax」がありますが、このゲームの影響で、初見から迷わず「エージャックス」と呼んでいます。
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