昔のゲームの想い出 [0017] 「ザ・スキーム」 [ボーステック] [1988] [PC-8801mkIISR]
《最強のBGM!…しかし!?》
ザ・スキームは広大なマップの中をアイテムを探し出してパワーアップし、ボスを倒していくサイドビュー形式のアクションゲームです。
ゲームデザインは雰囲気「メトロイド」に近いゲームですが、このゲームデザインよりも特筆すべきことは「サウンド(BGM)」にあります。
リリース当時、私はこのゲームは持っておらず、友人の家でプレーさせてもらったのですが、そのサウンドに鳥肌が立ち、「な、なんだこの音は!? コレ、本当にこのマシンから音が出ているの?」位、感動と動揺が噴き上りました。
友人の家のPC-8801mkIIはサウンドボードIIを載せており、このハードウェア状態での本ゲームのサウンドは、それはもう今迄聴き慣れていたコンピュータゲームのピコピコ音の域を超越したもので、このBGMが聴きたいがために、先のステージを進めた感が強かったゲームでした。
しかし、ゲームをプレーすればする程、画面(やゲームの動作)とBGMがマッチしていないように感じ、「ゲームのスピーカーを切って、カッコイイCDを別に流している」ように感じてなりませんでした…
(※これはあくまで個人的に感じた事です)
ハードウェア的にスプライト機能を持っていないこのコンピュータで作成されるソフトウェアは、大抵8ドット単位によるカクカクキャラクター移動が主な時代、このゲームは自機などが比較的滑らかに動いてはいたのですが、やはり画面構成や自機のショットがカクカクしており、サウンドの技術が先を行ってしまった…という感は否めませんでした。
結局私はサウンドトラックCDを購入し、人生で5本の指に入る程のヘビーローテーションで、これを聴きまくりました。(今でも聴いている位です)
そして、曲は常に脳内で再生できても、ゲーム内容の方はまるで記憶に残っておらず今に至る…という悲しい結果となっています。
当時コンピュータ雑誌に「曲の方が売れた」と皮肉のような文章を見かけ、「それは言いすぎだろう…」とは思いましたが、実際私のようなゲームは購入せずにCDのみを購入した者がいる時点で、それを否定できない事に悲しみを感じてしまいます。

神曲満載のサウンドトラック
このようにゲームを構成する内容で何かが秀ですぎると、ゲームのバランスが崩れてしまうことを切に感じさせることをこの時に知ることができました。
ザ・スキームは広大なマップの中をアイテムを探し出してパワーアップし、ボスを倒していくサイドビュー形式のアクションゲームです。
ゲームデザインは雰囲気「メトロイド」に近いゲームですが、このゲームデザインよりも特筆すべきことは「サウンド(BGM)」にあります。
リリース当時、私はこのゲームは持っておらず、友人の家でプレーさせてもらったのですが、そのサウンドに鳥肌が立ち、「な、なんだこの音は!? コレ、本当にこのマシンから音が出ているの?」位、感動と動揺が噴き上りました。
友人の家のPC-8801mkIIはサウンドボードIIを載せており、このハードウェア状態での本ゲームのサウンドは、それはもう今迄聴き慣れていたコンピュータゲームのピコピコ音の域を超越したもので、このBGMが聴きたいがために、先のステージを進めた感が強かったゲームでした。
しかし、ゲームをプレーすればする程、画面(やゲームの動作)とBGMがマッチしていないように感じ、「ゲームのスピーカーを切って、カッコイイCDを別に流している」ように感じてなりませんでした…
(※これはあくまで個人的に感じた事です)
ハードウェア的にスプライト機能を持っていないこのコンピュータで作成されるソフトウェアは、大抵8ドット単位によるカクカクキャラクター移動が主な時代、このゲームは自機などが比較的滑らかに動いてはいたのですが、やはり画面構成や自機のショットがカクカクしており、サウンドの技術が先を行ってしまった…という感は否めませんでした。
結局私はサウンドトラックCDを購入し、人生で5本の指に入る程のヘビーローテーションで、これを聴きまくりました。(今でも聴いている位です)
そして、曲は常に脳内で再生できても、ゲーム内容の方はまるで記憶に残っておらず今に至る…という悲しい結果となっています。
当時コンピュータ雑誌に「曲の方が売れた」と皮肉のような文章を見かけ、「それは言いすぎだろう…」とは思いましたが、実際私のようなゲームは購入せずにCDのみを購入した者がいる時点で、それを否定できない事に悲しみを感じてしまいます。

神曲満載のサウンドトラック
このようにゲームを構成する内容で何かが秀ですぎると、ゲームのバランスが崩れてしまうことを切に感じさせることをこの時に知ることができました。
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